【おすすめ】医療病院での英語本 – 医師・看護師・医療事務向け書籍を紹介

 


 

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医師、看護師、医療事務、誰もが使えるテキスト

外国人労働者の割合が年々増えており、これからも増加する見込みがあります。それに合わせて医療の現場でも英語で診察をする医療機関が出てくるなど、日本語がわからない外国人でも医療機関の受診ができるようになりつつあります。医療関係者、特に医師にとって英語で診療することができることは、今後スタンダードになるかもしれません。もちろん、看護師や医療事務員なども英語での受け答えが要求される場面が増えることが予想されます。今回、編集部では他に遅れを取らない医療スタッフのための英語書籍をご紹介します。

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出典:出版社HP

実践! 医療英語 こんなとき、英語で何と言う?

医療現場で直接聞いた!

本書は、現役の看護師に聞いた医療現場で必要になる英語フレーズを紹介しています。日本に来る外国人が増えていることで、医療現場でも外国の患者さんが急増しています。その患者さんときちんとしたコミュニケーション取るために、受付から検査、入院時のフレーズまで86の場面を想定しています。

看護師を対象とした医療英語が収録されています。受付、検査だけではなく、診療科ごとの対応方法が書いてあるのが特徴です。巻末にテストがあるので、アウトプットまで1冊で可能です。本の構成は、見開き左ページに会話の例文があり、右ページに重要な用語の解説がされています。章の末には、単語がまとめられているので、覚えやすい仕様になっています。フレーズごとに覚えれば、現場ですぐに活用することができます。
グローバル化により、医療現場でも英語を使わなければならない場面が少しずつ増えてきています。医師や看護師、医療事務では問われる英語スキルも異なります。自分がどの職種についているかで、選択するべきテキストが異なりますので、書店で中身を確認するなどして注意しながら選択しましょう。

(財)グローバルヘルスケア財団 (監修)
出版社、出典:出版社HP

はじめに

国の調査によれば、居住または観光で訪問される外国人の方々は3000万人を超えています。その6%が医療機関を受診しているという実態があります。迎える医療機の体制は、どのようになっているでしょう。言語や異文化について、対応しておられるでしょうか。患者と医師や医療スタッフとのコミュニケーションにおいて、誤解が生じていないでしょうか。
こうした状況を改善する試みは、21世紀が始まった頃よりなされてきたものの、20年経た今も、道半ばと言えます。

(財)グローバルヘルスケア財団は、先端医療推進機構と共同で、医療分野における外国語運用能力に関する研究開発を行っています。その具体的な取り組みとして、 2011年より、セミナーおよび認定試験(CBMS) を実施し、医療機関で働く方々や 将来医療分野をめざす方々、通訳という専門領域の方も含めて、これまで4000人以上に受講、受験いただいております。

本書は、医療従事者を対象にしたWEBサイト「日経メディカルAナーシング」に おいて2016年5月より連載を開始した「実践! 医療英語 このフレーズ、英語で何と言う?」をまとめたものです。再掲に当たっては、掲載されたフレーズやダイヤログをもとに、大幅に加筆・編集をいたしました。医療現場で必要な英語の内容について、医師、看護師の皆様に幅広く助言をいただきました。英文チェックをJonathan Wilderさんにお願いし、全体の取りまとめをCBMSプロジェクトの石井睦さんに担っていただきました。

医療分野におけるコミュニケーションの重要性については、多くの研究がなされて います。私自身も、ロンドン大学において、ヘルスケア分野のMedical Humanities に関する研究に携わっています。同大学のDr. Brian Hurwitzによれば、ヘルスケア分野の重要な点は、医療技術の進歩のみならず、Humanity (人間と人間とのよりよい関係性の構築)であると、試論されます。
本書を通して、医療分野で働く方々全てが、心を開き、言葉の壁を超えられること を願っております。
2018年9月
(財)グローバルヘルスケア財団 CBMSプロジェクト代表
林 依里子

(財)グローバルヘルスケア財団 (監修)
出版社、出典:出版社HP

実践!医療英語
こんなとき 英語で何と言う?
How do you say this in English?

CONTENTS

はじめに
Chapter 1 受付編
Chapter 2 病歴聴取編
現病歷
既往歷
家族歴
Chapter 3 検査編
Chapter 4 病棟編
案内
術前
術後
面会・外泊
退院指導
Chanter 5 各診療科編
呼吸器科
循環器科
消化器科
耳鼻咽喉科
泌尿器科
脳神経外科
整形外科
内分泌科
皮膚科
小児科
精神科
産婦人科
眼科
リハビリテーション
熱中症
知っておきたい用語
人体部位の名称
病室、病院の備品や設備の名称
手術室の備品や設備の名称
FINAL TEST 解答と解説(別冊)

のアイコンが付いている文章の音声は、以下のサイトにアクセスして聞くことができます。
(日経メディカル Onlineへの登録が必要です。ログイン画面が表示されますので、登録したIDとパスワードを入力して下さい)
https://nkbp.jp/2xffTct
声:Dan Molden、Jennifer McGee

Chapter1 受付編
Scene01 こちらを受診されるのは初めてですか?
Scene02 まず登録が必要になりますので、2番カウンターで受け付けをしてください。
Scene03 問診票に記入をお願いします。
Scene04お名前が呼ばれるまで待合室でお待ちください。
Scene05前に5人の方がお待ちなので、30分以上はかかると思います。
Scene06 ご気分が悪いようでしたら、おっしゃってください。
Scene07 お待たせしました。カルテの準備ができましたので、内科外来へご案内します。 Scene08先生が診察します。ベッドに仰向けになってください。
Scene09 3日後にもう一度受診してください。
Scene10 会計の窓口でお名前をお呼びしますので、しばらくお待ちください。
Scene11 次回の診察までお薬は足りていますか。

Chapter2病歷肺取編
Scene 12 他に症状はありますか。
Scene13 いつ頃から痛みを感じましたか。
Scene14 頭の痛みはいつごろからありますか。
Scene15 息苦しさはどんな時にありますか。
Scene16下痢はいつから始まりましたか。
Scene17 何か思い当たる原因はありますか。
Scene18 それは大変でしたね。水分は十分に摂れていますか。
Scene19 今までに何か大きな病気をしたことがありますか。
Scene20 今までに手術を受けたことがありますか。
Scene21 何かアレルギーはありますか。
Scene22 家族でがんにかかった方はいらっしゃいますか。

Chapter3 核查編
Scene23 まず超音波検査を行うので、2階の待合室に行ってください。
Scene24先に2階の生理機能検査室で、心電図検査を受けてきていただけますか。
Scene25 心電図検査を行います。ついてきてください。
Scene26 検査中に気分が悪くなったらお知らせください。
Scene27採血をします。どちらの腕がよろしいですか。
Scene28 軽くこぶしをにぎってください。
Scene29 カップ全体の3分の1のところまで(尿を)採ってください。
Scene30尿路感染がないかどうか調べます。
Scene31次の診察時に検査結果をお伝えします。

chapter4 病棟編
Scene32 私の名前は田中です。あなたの受け持ち看護師です。
Scene33 携帯電話は、指定された場所で使ってください。
Scene34 血圧を測ります。リラックスしてください。
Scene35今週の手術について少しお話をしますね。
Scene36手術前夜9時以降は飲食を避けてください。
Scene37気分はどうですか。今から体温と血圧を測りますね。
Scene38いよいよ手術当日となりましたね。昨夜はよく眠れましたか。
Scene39 点滴をするので、袖をまくってください。
Scene40点滴は30分ほどで終わります。先にお手洗いに行かれますか。
Scene41手術は無事終わりました。傷の痛みはありますか。
Scene42 麻酔が切れたら自分で動けるようになりますよ。
Scene43身体の向きを右向きに変えましょうか。
Scene44他に何かご要望はありますか。
Scene45薬で症状は落ち着きましたか。

Chapte4病棟編
Scene46 朝食をどうぞ。食欲はありますか。
Scene47 朝食をお持ちしました。今朝の気分はどうですか。
Scene48 起き上がってベッドサイドに座れますか。
Scene49 今日からシャワーを浴びてもらってかまいません。
Scene50 明日はご主人に会いに来られますか。
Scene51 どなたをお見舞いされますか。
Scene52 面会時間は3時からです。あと15分ほどお待ちいただけますか。
Scene53 外泊できますよ。いつがご都合よろしいですか。
Scene54明日退院できますよ。すっかり良くなりましたね。
Scene55 この薬は、1日3回食後に内服してください。
Scene56 処方された1週間分は飲み切ってください。
Scene57 いつも通りで大丈夫ですよ。あまり無理をしないようにしてくださいね。

Chapter5 各診療科
Scene58 一日の中で特に咳がひどいときはありますか。
Scene59 運動時に苦しくなるそうですが、タバコは吸いますか。
Scene60 これから胸のレントゲンを撮ります。妊娠していますか。
Scene61 バンドを巻き付けます。少しきつく感じますよ。
Scene62 症状が出始めたのはいつからですか。
Scene63 心臓の動きに問題がないかを調べる検査です。
Scene64いつ頃から痛み始めましたか。他に症状はありますか。
Scene65 旅行先で暴飲、暴食をされましたか。
Scene66 ご自分で何か原因について思い当たることがありませんか。
Scene67 めまいの起こるきっかけは何かありますか?
Scene68 昨年も花粉症のお薬は飲んでいましたか?
Scene69耳鳴りが始まるきっかけで何か心当たりはありますか。

Scene70寝ている間に何回ほどトイレにいきますか。
Scene71以前よりトイレの回数は増えていますか?
Scene72 痛みはどんな時に始まりますか。
Scene73 上腕部が腫れて少し変形していますね。
Scene74.2、3日は腫れて痛みが続くと思いますが、徐々に治まりますよ。
Scene75 2日前から腰が痛いのですね。他に気になる症状はありますか。
Scene76 普段、食事には気を付けていますか。
Scene77 空腹時に激しい運動をするのは控えた方がよいでしょう。
Scene 78 発疹がかなり広範囲に広がっていますね。何か心当たりはありますか。
Scene 79 それは大変でしたね。何で火傷をしましたか。
Scene80 お子さんのミルクの飲みや、ご機嫌はいかがでしょう。
Scene81 大変でしたね。今も吐き気がありますか。
Scene82嘔吐やけいれんなどがあると心配ですのでよく見ていてあげてください。
Scene83 入眠後、夜中に何度も目が覚めますか。
Scene84 一日の中で特に調子が悪くなるのは、どの時間帯ですか?
Scene85 お子さんが日常生活で困るシーンはありますか。
Scene86 最終月経の開始日はいつか分かりますか?
Scene87 妊娠週数により、健診の頻度や内容は変わります。
Scene88生理の周期や症状に変化はありますか?
Scene89丸の切れ目の方向を教えてください。
Scane90 足をもう少し高く上げて、反対の足に体重をかけてください。
Scene91 少し反応が鈍いですね。体温もかなり上がっています。

(財)グローバルヘルスケア財団 (監修)
出版社、出典:出版社HP

やさしい英語で外来診療〜聞きもらしのない問診のコツ

診療英語がわかる

近年、外国人受診者が増えていますが、スマートに英語で対応するのはなかなか難しいでしょう。本書では、基本的な応対のフレーズを学ぶことができます。一般医の方は、基本のおさらいとしても使えるので手元に置いておくと何かと役に立つかもしれません。

医療従事者の中の医師向けに作られたテキストです。問診から診察の際の会話、診断の説明まで一連の流れで必要な英語スキルを身につけられます。また、診療科ごとにチャートが分かれているため、自分の専門分野で使われている単語や例文を確認することができます。会話の例文には音声CDが付属されているため、聴きながら耳で覚えることも可能です。現役の医師が監修しているのもポイントが高いです。

安藤 克利 (著), 大山 優 (監修), Jason F. Hardy (その他), 遠藤 玲奈 (その他)
出版社: 羊土社 (2012/9/5)、出典:出版社HP

謹告

本書に記載されている診断法・治療法に関しては、発行時点における最新の情報に基づき,正確を期するよう、著者ならびに出版社はそれぞれ最善の努力を払っております。しかし,医学、医療の進歩により、記載された内容が正確かつ完全ではなくなる場合もございます。

したがって、実際の診断法・治療法で,熟知していない,あるいは汎用されていない新薬をはじめとする医薬品の使用,検査の実施および判読にあたっては、まず医薬品添付文書や機器および試薬の説明書で確認され、また診療技術に関しては十分考慮されたうえで、常に細心の注意を払われるようお願いいたします。
本書記載の診断法・治療法・医薬品・検査法・疾患への適応などが、その後の医学研究ならびに医療の進歩により本書発行後に変更された場合,その診断法・治療法・医薬品・検査法・疾患への適応などによる不測の事故に対して,著者ならびに出版社はその責を負いかねますのでご了承ください。

監修のことば

安藤先生とは彼が亀田総合病院呼吸器内科で後期研修医をしているときに出会った、呼吸器内科と腫瘍内科は胸部キャンサーボードやコンサルテーションを通じて交流が深く日頃から接触する機会が多い安藤先生は真面目な努力家で、腫瘍内科にもローテーションし活躍してくれた。

本書に書かれている内容は,私が米国で臨床研修と診療をしている最中に実際に使用した会話内容とほぼ一致する。また初学者にわかりやすいように場面ごとにやさしく書かれ、使用頻度の高い言い回しは繰り返し出てくるので通読すると次第に表現に慣れると思う。また表現内容は文法が教科書的なものではなく,現場で話されている実践英語(口語)である.そのため患者さんと会話する直前に読んで内容を大まかに暗記するだけで、いままでとは違った会話ができると思う。

私も実際英語に慣れるまでは,一緒に診療してくれたアメリカ人医師が使用していた表現を自らノートに手書きして暗記し,その後覚えた表現を使用して徐々に会話を上達させたが、本書はその手書きのノートがそのまま本になった感じである。医療の中での会話内容は膨大であるが,本書はその入り口としてとてもわかりやすくなっており,医療英語初学者にはお薦めの一冊である、留学や日本で英語で診療する医師には本書を活用していただきたい。

2012年8月
亀田総合病院腫瘍内科部長
大山優

はじめに

「やさしい英語で外来診療」は,日常診療で外国人患者を診察する機会のある医師や英会話力の向上を望む医療者,さらに米国の医師免許取得(USMLE)を目標に勉強している医学生などを対象に執筆しました。医療現場で実際に使用可能なフレーズを発音しやすく覚えやすいものになるよう心がけて執筆したため、実際にどのような場面で使用するか想像しやすいものになっていると思います。本書を用いて、大学や病院など身近な場所で日本人同士でも英会話の練習が可能になると思います。

筆者は,元々英語が苦手であり、学生時代の英語の成績は散々たるものでした。しかし,米国臨床留学に興味をもち英語の勉強をしたところ,USMLEに合格でき自分の自信や苦手意識の克服につなげることができました。英語が苦手な筆者がUSMLEを受験するにあたり最も苦労したこと,それは日常診療で使用可能な表現方法を知ることでした。このため,日本にいながら医療英会話を勉強し,練習可能な本があれば!と思い、本書を企画,執筆するに至りました。

本書を執筆するにあたっては,亀田総合病院腫瘍内科大山優先生に多大なる協力と助言をいただきました、筆者が大山先生に出会いご指導いただく機会をもてたのは後期研修医時代のことですが,グローバルな視点で診療・教育されている姿に衝撃を受けたのを今でも覚えています。その経験は糧となり,現在でも学んだことを生かせるように日々努力しています.また,大学時代からの仲で英会話教師であるJason,現在の研究グループに属したことで知り合うことのできた遠藤さん,本書の出版趣旨に賛同していただいたいた羊土社と細かい編集に至るまでご尽力いただいた編集部の溝井レナ氏,鈴木美奈子氏に心より深謝申し上げます。

2012年8月
安藤克利

安藤 克利 (著), 大山 優 (監修), Jason F. Hardy (その他), 遠藤 玲奈 (その他)
出版社: 羊土社 (2012/9/5)、出典:出版社HP

CONTENTS

監修のことば…大山優
はじめに…安藤克利

part1 診察のキホン
S1 問診
1. あいさつ
1 名前の確認
2 あいさつと自己紹介
3 Draping Technique
4 開放型質問
16
2. 現病歴(疼痛に対する問診)
1 痛みの部位(site)
2 痛みの強さ(intensity)
3 痛みの質(quality)
4 痛みのはじまり(onset)
5 放散痛の有無(radiation)
6 痛みの持続期間や変化(duration)
7 痛みの増悪・軽快因子 (aggravating and alleviating factors)
8 関連症状(associated symptoms)
3. 現病歴以外の問診
1 導入
2 同様症状の有無 (previous episodes of chief complaint)
3 アレルギー歴(allergy)
4 既往歴/入院歴 (past medical history / hospitalization)
5 内服歴 (medication)
6 家族歴 (family history)
7 産婦人科の既往歴 (obstetrical history)
8 喫煙歴(smoking history)
9 生活歴(social history)
10 問診のまとめ
11 診察の前に

S2 診察の進め方
1. 心血管系の診察
1 胸部の診察
2 四肢の診察
3 頸部の診察
2. 呼吸器系の診察
1 前胸部,背部の診察
2 爪の診察
3. 腹部の診察
1 腹部の視診
2 腹部の聴診
3 腹部の打診
4 腹部の触診
4. 頭頸部の診察
1 頭部・副鼻腔の診察
2 眼の診察
3 鼻の診察
4 耳の診察
5 口の診察
6 甲状腺の診察
7 リンパ節の触診
5. 神経学的診察
1 脳神経の診察
2 深部腱反射
3 感覚
4 運動機能
5 小脳症状
6 歩行障害
7 高次脳機能
6. 四肢・整形外科的診察
1 四肢の診察

S3 カウンセリング
1. 説明とカウンセリング
1 患者への説明
2 カウンセリング
2. 質問への対応のしかた
1 病気に対する質問
2 その他

part2 シーンにあわせた診察
S1 疼痛
1 頭痛 (headache)
2 胸痛 (chest pain)
3 腹痛 (abdominal pain)
4 腰痛 (back pain)
5 関節痛 (joint pain)

S2 全身症状
1 疼痛以外の症状に対する共通のアプローチ
2 全身倦怠感 (fatigue)
3 体重減少 (weight loss)

S3 循環器・呼吸器症状
1 動悸 (palpitation)
2 呼吸困難 (dyspnea)
3 咳・痰 (cough/sputum)

S4 消化器症状
1 嘔気・嘔吐 (nausea / vomiting)
2 下痢・便秘 (diarrhea / constipation)
3 下血・血便 (blood in stool)
4 嚥下困難 (dysphagia)

S5 泌尿器症状
1 尿閉 (urinary retention)
2 男性性機能障害(male sexual dysfunction)

S6 神経筋症状
1 麻痺 (paralysis)
2 めまい (vertigo/dizziness)

S7 精神・皮膚症状ほか
1 睡眠障害 (sleep disorder)
2 皮膚症状 (skin manifestation)
3 ドメステックバイオレンス (domestic violence)

S8 小児科診察
1 小児の問診
2 乳児健診 (health checkups)
3 発熱 (fever)
4 遺尿症 (enuresis)
5 小児外傷 (pediatric trauma)

S9 産婦人科診察
1 産婦人科の問診
2 月経異常 (abnormal bleeding patterns)
3 帯下 (vaginal discharge)
4 子宮収縮(contraction)
5 胎動減少(decreased fetal movement)

付録 Let’s Try 英会話
付録1:会話例19 咳が止まらない
付録2:会話例20 最近寝付けないんです…実は
付録3:会話例21 子どもが急に熱を出した!
索引

会話例
1 はじめまして
2 現病歴の問診
3 アレルギー歴
4 家族歴
5 婦人科既往歴
6 飲酒歴
7 薬物使用歴
8 性交歴
9 記憶障害、計算障害のテスト
10 突然、激しい頭痛が!
11 最近、疲れやすいんです
12 突然、動悸がした
13 昨日から下痢がひどくて、お腹も痛い
14 近ごろ尿が出にくくなった
15 めまいがして気持ち悪い
16 小児科健診
17 産婦の診察
18 陣痛が始まった?
19 咳が止まらない
20 最近寝付けないんです…実は…
21 子どもが急に熱を出した!

付属CDについて

付属CDで会話例の音声を聴くことができます。 本文中のCDマーク上の番号はCDのトラック番号と対応しています。
※付属CDはオーディオCDです。音楽CDプレーヤー、音楽CDに対応したパソコンで再生することが可能です
※スピーカーやイヤホンの性能によって音質に多少差が出る可能性があります
※付属CDは本書の一部です。複製・配信等は本書に準じて禁じます

Vocabularyの見かた


同じ意味の専門用語や類語があるときはここに示します。
口語 一般的に会話で用いられる用語
専用 専門用語,一般には通じないこともある
名 名詞 動 動詞 形 形容詞 副 副詞

安藤 克利 (著), 大山 優 (監修), Jason F. Hardy (その他), 遠藤 玲奈 (その他)
出版社: 羊土社 (2012/9/5)、出典:出版社HP

医療スタッフのための英会話ハンドブック [改訂版]

日米の医師が協同で作ったホンモノのハンドブック

左ページに日本語、右ページに英語があり、どちらからでも勉強しやすいです。インターネットで音源もダウンロードできて発音の確認ができます。日本国内での外国人向け医療や海外派遣・医療ボランティア等の際に「威力」を発揮します。

医師を含めた医療従事者の英会話テキストです。本書の構成は見開き左ページに日本語の会話、左ページに英訳が載っているというものです。また、巻末に数ページ専門用語の英単語が載っています。しかし、パートごとの区切りが曖昧であるため、どのページがどの職種に向けた内容なのかがわかりづらいです。音声はCDではなくダウンロードなので、スマートフォンや携帯音楽プレーヤーに入れての学習が容易になっています。

ルーサー・リンク (著), カート・リンク (著), 村瀬 忠 (著)
出版社: 研究社; 改訂版 (2015/11/19)、出典:出版社HP

音声データ (MP3) は、研究社ホームページ(http://www.kenkyusha.co.jp/) から無料でダウンロードできます。

目次

はじめに

基本的な共通の形式
システムレビュー
検査
身体所見
検査室にて
処置
腹痛
下痢
発熱
頭痛
神経障害
問診票(Medical History Form)
医療関連用語小辞典
単位換算表

ルーサー・リンク (著), カート・リンク (著), 村瀬 忠 (著)
出版社: 研究社; 改訂版 (2015/11/19)、出典:出版社HP

は じ め に

診療において正確な診断をくだすことは生命にかかわるもっとも重要なことである。そして、それは医師と患者とのしっかりとした意志の疎通がなければ不可能なことである。本書は、外国人患者を診る機会の多い医療関係者を対象にした包括的で実用的使用に十分応える、本格的なハンドブックである。

本書は主として、それぞれの疾患や症状に的を絞り、医師と患者との対話によって構成されている。また、それぞれの章は<初診>の会話、いくつかの検査を行なった後の<再診>時の会話で進行する。 本書にはさらにもう一つの重要な特徴がある。医療関係者にとって、正確な専門用語と診断時の表現がただ調べられるというだけでは不十分のはずで、これらのことが実際に身につくようになること、つまり容易に学習できることが最重要であると考えた。

したがって、できるかぎり会話は平易で、比較的限られたパターンに沿って行なうこととした。 たとえば、X線の検査結果の説明を例に取ると、“Your X-ray shows…”とか、“Examining the X-ray we can see…”とか、”Your left lung has a hole according to the X-ray.”とか、“According to the X-ray…”といったようにさまざまな表現が考えられる。しかし、それらの表現をすべて学ぶ必要はない。

そういうことをすると、かえってくだらない間違いをおかしてしまうだろう。正しくて明解な表現を一つだけ学ぶことの方がはるかに実用的である。読者の学習負担を軽く、容易にするために、本書では可能なかぎり同じような状況では、同一の表現を用いることにした。さらに症状やその説明においては、いたずらに難解な医学用語を用いることなく、日常用いられる英語で行なうことにした。

正確な診断と治療を行なうために、医者と患者とが効果的に会話をすることを第一の目的とするならば、本書は十分に有効な書であると自負している。 近年、社会の国際化に伴い、多数の外国人が、日本に滞在するようになった。このような状況で、日本人の医師は、日本語がほとんど駐目、あるいは不十分にしか話せない患者との診療をスムーズに行なう必要が生じてきている。

医療行為を有効に行なうためには、医師と患者とのあいだの適切なコミュニケーションが必要である。両者の良好な関係をつくり、適切な医療行為を行なうためには、患者それぞれの生活習慣や文化の違い、病気へ理解や医療への期待を十分に理解しなければならない。特にこれまで日本はどちらがといえば閉鎖社会であり、日本人医師は日本人以外の患者を診療する機会があまりなかったために、この問題がにわかに浮上してきたといえる。

しかし、日本社会の国際化とともに状況は変わり、これからいっそう多くの外国人が、日本で働き、生活するであろうことは明らかである。我々が経験した阪神大震災、東日本大震災のような緊急災害時だけでなく、海外での医療支援などでも日本人医療スタッフは、日本人以外の患者と意思の疎通をはかる能力が要求されるであろう。 最低限必要な条件として、医師は患者の話す英語をある程度理解することができ、そして患者が理解できる程度の英語を話すことができる、ということがある。

実際問題として、英語を母語としない外国人が多数いて、その中には英語をほとんど、あるいはまったく理解することができない人もいることが、問題をいっそう複雑にしている。しかし、だからといって日本人医師が何か国語をも習熟することは、現実的に不可能である。ある程度以上の規模の病院では、少なくともひとりは、アジアとヨーロッパの主要な言語を話せることが、妥当な解決策かもしれない。

しかし、現実には国際共通語としての英語の普及とともに、日本で生活する外国人も程度の差こそあれ、英語を話すことができる人たちが大多数であり、本書は、そういった想定に基づいて企画された。 さらに文化・習慣という点になると、それぞれの民族、国家について個別に対応して医療のスタイルを変えることは不可能である。最善の方法は、医師が日本の医療の場での暗黙の了解となっている事柄や医療のやり方について十分認識し、そのことをはっきりと患者に伝えることである。

適切な医療を行なうためには、医師は医学的な要素だけでなく、人間的な、もしくは文化的な要素も考慮しなければならない。たとえば、患者は何らかの問題を抱えて病院を訪れるわけであるから、当然不安をいだいている。したがって、最初のステップは、医師が患者に十分な説明を行ない、安心させることによって、患者と医師との信頼関係を築くことである。これは、日本人同士でも簡単なことではない。

ましてや、日本人以外の患者とでは、実際には大変にむずかしいことである。 患者はだれでも不安であり、外国で医療を受ける患者はなおさらそうである。日本に長年住んでいて、日本語をうまく話せるにもかかわらず、母語を話す外国人医師をわざわざ探して診てもらう外国人はめずらしくない。これは、理屈に合わないように思えるかもしれないが、不安から生じた当然の結果である。

このようなことをふまえて、日本人医師は患者の不安というものを特に考慮しなければならない。 文化の違いの一例として、プライバシーの問題をあげることができる。これには少なくとも、「個人的」なものと、「公共」のものとの2つがある。個人的なものでは、たとえば、患者は病気の内容を家族のだれであっても話すことを望まないということがある。

したがって、医師は本人の承諾がなければ、患者の病気について、夫や妻、兄弟であっても話すことは許されない。また公共のプライバシーの例として、西欧の一般的クリニックや病院を知っている人には、日本の病院はプライバシーがまったく欠如している、ということがある。保険制度や医療行政の違いにも原因があるが、多くの日本の病院でみられるように、数名の患者が、間仕切りを設けられただけの同じ部屋にいて、その中から看護師が次々に患者に支度をさせ、医師の診療の手伝いをするというやり方に、ひどく驚く外国人患者が多い。

それでは医師と治療中の患者とのやりとりは、診察を待っているほかの患者にも筒抜けになってしまう。また診療所によっては、患者を長時間待たせる理由をきちんと説明しなければならないだろう。患者が記載する問診票 (Medical History Form) は、正しい診断をくだすためには必須のものだが、外国人でこれをちゃんと記入できる人はほとんどいない。実際の場面では、問診票はごくいいかげんに記入されるか、あるいは全く記入されないかのどちらかである。

どちらの場合も、医師は、 行なうために必要不可欠な情報を得られなくなってしまう。英語が話せる看護師または医師が、問診票の項目を英語で話し、患者から聴きとってもよいが、やはり英語で書かれた問診票を作ることが効率的であろう。参考になるように、本書巻末(p.184)に英語で書いた「問診票」の一例を示した。 医師は患者の名前を正確に言えるようにすることも大切である。

発音が正しいかどうか、またどれが姓 (family name) であり、どれが名 (first name) であるかをためらわずに聞いて確かめることも必要である。日本人医師にとって、外国人の姓と名は、混同してしまう場合がめずらしくない。同時に、医師も患者に自分の名前を伝えることが重要である。ローマ字で名前を紙に書くことから始めるのは、よい関係を築くのに適切なやり方だと思われる。患者に好感を持ってもらえれば、それだけ医師は患者の協力を得られやすくなり、より効果的に診察することができるだろう。

それから、日本人の中には、相手と目を合わせて話すことを嫌う人もいるが、西欧人と話すときには、目と目を合わせて話すことが要求される。これも大切なポイントである。 もう一つの文化的な相違点は、患者の医師に対する態度の問題である。どの社会でも医師は権威ある存在であるが、必ずしも「絶対的存在」ではない。しばしば絶対君主のようにふるまう日本人医師を見かけることがあるが、どんな患者でも病気について十分な説明を受け、質問をする権利があるのは当然のことである。これは、インフォームド・コンセント(告知に基づく同意) の考え方に結びつくものである。

コミュニケーションの問題が起こりうる外国人患者とでは、このことを特に気をつけなければならない。たとえば、薬を処方するときにも、それがいかなる薬であって、どんな作用があるのかを 医師は患者にきちんと説明しなければならない。これに類することは数多くあると思われる。

以上、これまで述べたいろいろな問題点を解決することを目的とした本書が、みなさんのお役に立って、十分に機能してくれることを切に願うばかりである。

ルーサー・リンク
カート・リンク
村瀬 忠

改訂にあたって
今回の改訂版では、細部の見直しと共に、「下痢」と「頭痛」の章を新たに加えた。本書の初版を刊行した時(2007年7月)からすると、現在はさらに医療の現場で外国人と英語でコミュニケーションをとる場面やその重要性が増している。東日本大震災のような国際的な協力が必要な場合は言うまでもなく、日本人が海外で医療活動に従事する機会も数段多くなっている。日本国内だけでなく、国外での医療活動に際しても、本書が役立つことを切に願っている。

著者一同

ルーサー・リンク (著), カート・リンク (著), 村瀬 忠 (著)
出版社: 研究社; 改訂版 (2015/11/19)、出典:出版社HP

◎基本的な共通の形式

専門用語を使っているということを除けば、患者と医師との会話は、言語学的な見地からは平易なものである。通常、質問と返答は短くて簡潔である。しかし、会話を複雑にする要素もいくつかある。その一つは、通常患者が不安感を抱いているということである。それは特に患者の国籍と言語置の国籍と言語運用力が、診察する医師と異なっているときに顕著である。

二つ目は、世界中どの国に限らず、医師というものは表現としては正確であっても、患者にとってはなじみのうすい言葉をよく使う傾向にあるということである。このことはすでに言語の違い自体が問題となっているときにはなおさらである。したがって医師は病気や症状を説明するのに、できるかぎり一般的に用いられる簡単な言葉で説明するよう努力しなければならない。

作り手である私たちは、この本でできるだけこのことを意識した。 どんな言語でも同じことを表現するのに、さまざまなバリエーションがあるが、ネイティブ・スピーカーでない人たちに多数のバリエーションを示すのは混乱を招くだけでなく、学習しなければならない量を増やしてしまうと思われる。

こうした理由から、この本では英語の表現とパターンのバリエーションをできるだけ少なくした。ここにあるパターンを完全に習得すれば、読者はほとんどの状況に十分対応できるはずである。手術をする方法をテキストを注意深く読んで学ぶことは重要であるが、ただ読んだだけで実際に技術を習得しなければ期待する結果は得られないであろう。

同様に、この本に書かれているパターンを理解するだけでは十分ではない。実際、パターンはどれも簡単なものばかりである。重要なことは正しい発音とイントネーションを練習することである。目的は会話によってコミュニケートすることであって、試験に合格することではない。

BASIC UNIVERSAL PATTERNS
FOR DIAGNOSIS

Despite the use of specialized vocabulary, the dialogue between patient and doctor is on an elementary level from a linguistic point of view. Questions and replies are typically short and simple. There are a few complicating factors,

however. One is that the patient typically feels insecure and this is particularly true when the patient’s nationality and language ability are different from those of the doctor. The other problem is that doctors, the world over, sometimes use terminology which, though accurate, is unfamiliar to the patient. This problem is particularly acute when language itself is an issue. Therefore the doctor must make every effort to explain the disease or symptoms in normal and simple language.

We have tried to do that in this book. Every language has an enormous variety of alternative forms but to present many alternatives to a non-native speaker may be confusing and it definitely increases the learning load. For these reasons, you will find natural English expressions and patterns with very little variation, Learn these patterns perfectly and you should be able to handle most situations with competence.

Carefully studying a textbook on how to perform an operation is important but unless you have practice, the results may leave much to be desired. It is not enough to understand the patterns in this book – they are not complex in any case. What is important is that you practice the proper intonation and pronunciation. Your purpose is to communicate, not to pass an examination.

また、このハンドブック中の日本語と英語が一致していない、という読者もいるかも知れないが、異なった言語の表現が同一でなくても間違いではなく、むしろ当然である。英語でよく用いられる表現が日本語では、決して使われることがなかったり、またその逆もありうる。それぞれの言語で同じ意味に相当する表現が使われており、これは必ずしも逐語的に同一であるとは限らない。

このハンドブックで用いている会話の構造は、一定で論理的なものであると同時に、日本で行なわれる一般的な医療に合わせたものとした。以下の各章で共通して用いられる簡単な基本パターンを示した。これに習熟すれば会話をうまく進行することがほとんど保証されたようなものである。

そしてこのことで、会話を通じて得られた診断がより正確なものとなり、患者を助 け、治療するという医師の役目が十分に果たされるであろうことを確信する。

〈初診〉 (D=医師、P=患者)

患者への挨拶
D: こんにちは、ジョーンズさん。どうぞおかけください。私は内科の渡辺といいます。 (名前を紙に書いて患者に渡す) 主訴を尋ねる
D:今日はどうなさいましたか?
P: 皮膚にできものができたんです。

ルーサー・リンク (著), カート・リンク (著), 村瀬 忠 (著)
出版社: 研究社; 改訂版 (2015/11/19)、出典:出版社HP

東大病院発 医療スタッフのための英会話 MP3 CD-ROM付き

読む前より確実に語彙が増える!

イラストが多く親しみやすい。「これ、言いたかった!」というフレーズばかりです。簡単な表現の集まりですが、初歩から中級者までをカバーする書籍は貴重な存在です。
これを使って、情報を伝達しようという目的であれば、十分に機能します。

医療事務、薬剤師、看護師など医師以外の医療従事者向けの英会話テキストです。職種別に実際に行われる会話を想定したフレーズが収録されています。英語を基礎から勉強している時間がない場合でも、フレーズごと覚えてしまえばすぐに現場で使用することができます。本書は、東京大学附属病院で実際に使用されている英語フレーズなので、どの医療機関でも使うことができる英語力が身につけられます。

東京大学医学部附属病院英語マニュアル出版プロジェクトチーム (著)
出版社: ベレ出版 (2016/6/20)、出典:出版社HP

 

はじめに

昨今、日本全国どこの病院でも外国人の患者さんが来院されていることと思います。 その時、「外国人の患者さんの対応はできれば避けたい」「誰か代わりにやってもらえないだろうか」と、ほとんどの皆さんが感じておられるのではないでしょうか。

とはいえ、それでも避けることができない時は、知っている単語を並べて身振り手振りで説明することになります。日本語ならすぐに終わる説明も時間がかかり、非常にストレスのたまる仕事になってくると思います。 しかし、それは外国人の患者さんにとっても同じことです。言葉のほとんど通じない国に来て、病気になってしまった、どうしたらよいのか、病気だけでも大変ですが言葉も非常にストレスのたまる問題です。

この本は、そのような病院内での状況を救うために作成されました。病院内では初診の外来受付からはじまり、各場所への案内、病状の聴取、採血の説明、X線撮影の説明、薬剤の説明、会計の説明など、場面に応じて多くの職種が患者さんとかかわり、説明を行っています。 私たちは平成 26 年度より多職種による共同のプロジェクトを立ち上げ、自部署で日々行われている上記のようなシーン、そこで話されている内容を抽出したうえで、それらを英語へ変換し、同じ内容を英語で伝えることができる環境を整えました。

参加職種は、看護師、薬剤師、臨床検査技師、診療放射線技師、理学療法士、歯科衛生士、窓口事務職員であり、英語文の監修はサイマル・アカデミー法人事業部に依頼し内容を精査しました。 そして、このマニュアルを使用して英会話講習を実施し、ロールプレイを重ねることで、日々の業務を英語でも実践できる環境を整えました。

結果、このプロジェクトを通して、参加者が自信を持って外国人の患者さんに接することができるようになり、また、患者さんにとってもわかりやすくスムーズな応対ができるようになってきました。 まだまだ発展途上ではありますが、東大病院でのこの取り組みを皆さんと共有することで、日本全国の医療現場での英語応対を救いたいと考え、このたびの出版に至りました。

いつも日本語で同じ説明をしているのに英語ではできない、こんな時にどう言えばよいのか、日々のそういった悩みに答えられる本にすべく、プロジェクトメンバーをはじめ、院内の職員が知恵を出し合い作成された本書が、皆さんと外国人の患者さんとの接点で生じる様々な悩みを解決できれば、これほどうれしいことはありません。 それでは私たちとともに準備していきましょう。

英語マニュアル出版 プロジェクトチームリーダー 岡 陽介(事務)

東京大学医学部附属病院英語マニュアル出版プロジェクトチーム (著)
出版社: ベレ出版 (2016/6/20)、出典:出版社HP

contents

はじめに
この本の構成
この本の利用法

第1章 地震・火災時にも使える緊急対応時の必須フレーズ
1.倒れている・状態の悪い患者さんに声を掛ける
2.災害時に患者さんを誘導する

第2章 伝わることが実感できる全職種対応・厳選フレーズ
1.患者さんと話す
2.患者さんに伝える・確認する
3.患者さんに依頼する

第3章 すぐ使いたいフレーズが満載 職種別シーンマニュアル

Ⅰ受付事務
1.総合案内窓口
初診案内・道案内
2.外来電話予約
3.外来窓口 ○東大病院の診療科名称
4.入院窓口
①入院手続き案内
②入院時
③退院時
5.検診窓口
①来所時・受付時・ロッカー案内
②終了時 ○東大病院の主な施設・設備名称

Ⅱ 看護師
1.外来
①問診
②遅延案内
③注射処置
④呼吸訓練·
2.入院
①入院時案内・リストバンド装着案内・入院時
情報聴取 ○病室、病棟の設備・備品名称
②入院中の会話 ○一般的な症状一覧
③退院時案内 ○時間・単位・回数の表現
3.手術
①術前訪問
②入室・退室 ○手術室の設備・備品名称

III 薬剤師
1.お薬窓口
○現場での服薬指導に役立つ表現
2.持参薬確認
○外国人旅行者に処方頻度の高い薬剤一覧

IV 臨床検査技師
採血・心電図・呼吸機能検査・腹部エコー

Ⅴ 診療放射線技師
胸部撮影・骨撮影・ CT撮影・MRI撮影(腹部)

Ⅵ リハビリテーション療法士
PT・OT・ST
○病院内職種一覧

Ⅶ 歯科衛生士
抜歯後の口腔ケア・周術期オーラルマネジメント
○歯の名称

第4章 話せなくても理解しあえる 指さしイラスト
1 コミュニケーション項目一覧
2 人体部位の名称一覧
3 症状一覧
4 痛み一覧
5 アレルギー項目一覧
6 入院生活のルール一覧
7 持ち込み禁止品一覧(手術前)
8 手術時体位一覧
9 持ち込み禁止品・確認項目一覧(MRI撮影)
10 薬剤の剤形と使用方法一覧
11 リハビリで用いる自主トレーニング例

東京大学医学部附属病院英語マニュアル出版プロジェクトチーム (著)
出版社: ベレ出版 (2016/6/20)、出典:出版社HP

この本の構成

この本は、次の全4章で構成されています。

第1章 | 地震・火災時にも使える 緊急対応時の必須フレーズ
災害が発生した際、すべての患者さんを正しく誘導することが求められます。ここでのフレーズを習得することで、有事の際に乱せず落ちついて対応できるようにしました。

第2章 | 伝わることが実感できる 全職種対応・厳選フレーズ
いくらマニュアルを丸暗記しても、状況が少し違ってしまうと対応できない、ということはよく起こります。ここでは病院内で使用する頻度の高いフレーズを列挙し、そのフレーズ内の単語を入れ替えることでコミュニケーションがとれるようにしました。

第3章 | すぐ使いたいフレーズが満載 職種別シーンマニュアル
いつも同じように説明していることでも、英語になると困ってしまう、ということはよく起こります。ここでは職種ごとに頻度の高いシーンを、実際の東大病院の内容・説明手順に基づき掲載することで、皆さんの日々の業務に活用できるようにしました。

第4章 | 話せなくても理解しあえる 指さしイラスト
外国人の患者さんとうまくコミュニケーションがとれない時、イラストを利用することでスムーズに対応できることがあります。ここでは言葉が話せなくても患者さん・職員が互いにイラストを指さしすることでコミュニケーションをとれるようにしました。

この本の利用法

この本は読者の皆さんがご自身の職場で「すぐ実践できる」ことを目指しています。
とはいえ、皆さんの英語レベルは様々です。それぞれの英語レベルで業務を完遂できるよう、次のような利用法をおすすめします。

英語に自信がない、ほとんど話すことができない…という方
⇒まずは、第2章「全職種対応・厳選フレーズ」を重点的に練習してください。 この第2章を理解し暗記して、さらに第4章のイラスト集を利用することで、かなりのコミュニケーションが可能となります。

①基本的なあいさつのフレーズ
⇒第一声は非常に大切です。ここで笑顔であいさつができると、その後の会話をスムーズに進めることができます。

②単純なフレーズ
⇒道案内の際の”Over there.”(あちらです)、動作を依頼する際の “Like this.”“Do this.”(同じようにやってください)というようなフレーズが言えるだけでも、様々な業務を進めることができます。

③困った時のフレーズ
⇒患者さんが何を言っているか理解できない時に何と言えばよいか理解しておくことは非常に重要であり、わからないまま安易に回答することは、特に医療の現場では絶対に避けなければなりません。困った時に代わりに対応してもらえるスタッフを事前に見つけておくこともポイントです。

英語にはある程度自信がある、そこそこのコミュニケーションはすでにできる、という方
⇒第3章「職種別シーンマニュアル」でご自身の職種部分をどんどん実践してください。一部の職種では各シーン冒頭にあるヒアリングテストを用いて、ご自身の聞き取り能力を知ることができます。
⇒他職種のシーンを実践することで、ご自身の職種にはない様々なま 現を知り、表現の幅を広げることができます。

職場で使える英語を勉強しようと考えて、いわゆる日常英会話集を使うのは、日々時間に追われながら業務をこなす私たちには非常に非効率です。本書は、他の類書とは異なり、当院で働く各職種の担当者が現時点で実際に使用している会話内容をベースに作成していますので、本書を活用して、フレーズを覚え、実際に業務の中で繰り返し使用することで、自信をつけながら使える英語の幅を少しずつ広げていくような学習方法を取ることが理想的です。

この本の音声について

本書に付属しているディスクの音声は、file.01 から file.43 までが、【練習用のゆっくり バージョン】、そして file.44 から file・86 までは、ネイティブスピードに近い、【聞き流し・ 耳慣らし用のスピードUPバージョン】です。

まずは file01 から43までの、聞きたい箇所の音声を丁寧に聞いて、時には一文ずつ音声を止めながら、実際に声に出す練習を繰り返してください。 そして、file.44 から86まではスピードUPバージョンです。

普段、ネイティブはこれぐらいの速さで英語を話しています。これぐらいの速さの英語に耳が慣れてくると、外国人の患者さんの話す英語が、グッと聞き取りやすく感じられるでしょう。

東京大学医学部附属病院英語マニュアル出版プロジェクトチーム (著)
出版社: ベレ出版 (2016/6/20)、出典:出版社HP

実例による英文診断書・医療書類の書き方

まさに実用的

正しい英文診断書・医療書類の書き方がシンプルかつ丁寧に説明されています。いろいろなシチュエーションを想定した豊富な例文が載っています。かなり充実した内容となっています。

篠塚 規 (著)
出版社: メジカルビュー社; 改訂第2版 (2011/9/26)、出典:出版社HP

 

序文

『実例に基づく英文診断書・医療書類の書き方』は、幸い多くの先生方に活用していただきました。初版は、日本人が旅行,留学,海外赴任などで海外に出かけ病院にかかることを主眼として書かれました。この10年は日本社会の国際化も益々進み、日本国内において,外国人の患者さんを扱うケースが増加しています。

私の勤務する120床の東京近郊の外科系病院においても,この1年に,訪日中に下血で来院した中国人女性の大腸癌の手術,やはり夏季セミナーで来日中の米国の医科大学教授の緊急入院,激しい腹痛で大学病院より転院してきたイタリア人カメラマンの脊椎手術などがありました。

これらの患者さんの入院中の病歴管理や支払い関係での書類作成,そして帰国後のフォローをしてくれる医師への紹介状など英文診断書をはじめ,英文医療書類作成のニーズは、確実に増加しています。

また,2010年にはスイス登山鉄道の脱線事故やラスベガスでのバス横転事故など、多数の日本人が同時に重症事故で入院するケースも発生し,その医療搬送に関して、主にE-メールで現地の医師とやり取りすることがありました。

今回,これらのニーズにマッチした内容にするために改訂版を発行することになりました。このように多様化した医療文書においても,その基本は,”accuracy”, “brevity”, “clarity”を基本として, international Englishで文書を書くという初版での原則はまったく同じです。

本書がもっとも力点を置いている“旅行用英文診断書”の必要性は,海外での言葉の壁の克服に加えて,次の理由からも益々高まっています。

1. 一人暮らしの人口の増加(若い人も老人も)
2. 救急では、口もきけない状態で受診することが多い
3. 国内でも必要である上記のコメントは、私の尊敬する国際的にも著名な心臓外科医から数年前の会議で御指摘いただいたものです。

また,日々臨床に忙しい先生方のために,その手間と時間を大幅に短縮できる“自己記入式安全カルテ”(日本旅行医学会監修)が,1成人用 2 学生用 3小児用と3種類発行されています。その記入の補助にも,本書の原則が適応されます。本書が,多くの患者さんの安全・安心に役立つことを切に願います。

2011年8月
篠塚規

篠塚 規 (著)
出版社: メジカルビュー社; 改訂第2版 (2011/9/26)、出典:出版社HP

第1版 序文

本書は,海外旅行、海外出張,駐在,そして留学などで海外に出かける人のための英文診断書・医療書類の作成法について解説したものです。今や海外旅行や海外勤務は特別のことではなく、持病をもつ高齢の海外旅行者や生活習慣病の危険因子をもつ海外勤務者が増えています。それに伴い,旅先で具合が悪くなったときのために持参したり渡航先で継続治療を受けるために持参する英文診断書の需要が増えてきていますが,英文での診断書の書き方自体は意外に知られていないようです。英文での診断書の書き方には独自のルールと書式があり、その書式に則っていないと正式の診断書とは認めてもらえません。そのルールと書式を、実例を交えながらご紹介しようというのが本書の狙いです。

そのルールや書式は、原則を理解していれば決して難しいものでないのですが、そのためには日本と海外との医療環境の違いを知っていただかなくてはなりません。日本では医師の「応召義務」という特殊な医療制度のため、誰もが病院に行きさえすれば、診断・治療をしてもらえると思っています。しかし,一歩海外に出れば、医療においても契約社会,つまり“ルール”文化であり,一定のルールを守らなければ治療はおろか診断をも拒否される社会です。

例えば、米国では子供がサマーキャンプに参加する際は、本文でも紹介しているような親の承諾書も兼ねた、いわば国内旅行用の診断書を持たせます。これは、米国では18歳以下の子供の治療については、親の承諾がなければ医師・病院は治療を拒否できる権利を持っているからです。

ヨーロッパでも、医師-患者関係は“契約”に基づく診療・治療であり、その原則はInformed Consentです。このInformed Consentは、日本においては医師・病院側が患者に十分説明すること、つまり“患者の権利”のみがすべてであるかのような風潮が広まっています。しかし、海外では同時に、患者が自分の医療情報を包み隠さず、医師・病院に伝えるという義務もうたわれています。つまり、自分の医療情報を提供できなければ海外では治療を拒否されることもあるということです。そしてこのような状況から,医療情報を確実に伝えるための旅行用診断書というシステムが発展してきました。

旅行用に持参する医療情報には大きく分けて3種類―1短期旅行用,2長期滞在者用,3治療を目的として行く場合―があります。

短期旅行用は、かぜや腹痛で病院にかかる場合から脳卒中や交通事故の場合までを含めて,緊急用として使われます。そのため旅行用の場合は特に”accuracy””brevity”“clarity”が求められています。その書式にはrigid ruleはありませんが,basic ruleと標準書式が存在しています。例えば「International Englishで書かれていること。American EnglishでもBritish Englishでもなく,ましてやJapanese Englishは論外です。また2略語は原則として使用しません。例えばMSは脳神経学ではmultiple sclerosis(多発性硬化症)の略語として使われますが,循環器学ではmitral stenosis(僧帽弁狭窄症)を意味します。その他にも、「ステッドマン医学略語辞典』では32種類の略し方が掲載されています。さらには5箇条書きで書き,A4用紙1枚に収めること等,緊急時に素早く的確に情報を伝えるための約束事ができあがっています。また長期滞在用や治療用の診断書にも,それぞれ特有のbasic ruleが存在しています。

本書ではこれらのルールを,著者がこれまでに手がけてきた実例に基づいてさまざまなケースについてご紹介し,実際に診断書を作成するにあたっての原則を解説するように心がけました。英文での診断書や医療書類の作成を依頼された際に、本書がいささかなりとも読者の皆さんのお役に立てば,著者としてこれにまさる喜びはありません。

2002年4月
篠塚規

篠塚 規 (著)
出版社: メジカルビュー社; 改訂第2版 (2011/9/26)、出典:出版社HP

Contents

第1章 総論
1 なぜ英文診断書が必要か
増加する海外旅行人口
応召義務とInformed Consent
言葉のハンデを補う英文診断書
2 英文診断書の分類
短期旅行用の英文診断書
緊急時を想定して書く
緊急時に役に立つ情報
一目で内容を把握できる書き方
Frontline Information Background Information
長期旅行用の英文診断書
治療を目的とする英文診断書
3 英文診断書を作成する際の原則
International Englishで書く
International Englishとは
主治医の連絡先を明記する
判型はA4判 法的に有効な書式で書く(手書きは不可!)
病名は国際的に通用する表記で書く
Current Medical Diagnosis and Treatmentを参考に
日本独自の病名・分類に注意
保険病名は書かない
薬剤は成分名で記載する

第2章 短期旅行用英文診断書
1 記載の原則 必要な情報を厳選し,A4用紙1枚にまとめる
記載する医療情報の選択基準
略語やあいまいな表現は避ける
診断名・既往歴は重要度の順に書く
アレルギー情報は必須
薬剤は診断名に対応させて書く
患者本人が作成した場合は?
2 既往歴の書き方
重要度順に書く
アレルギー・喘息の情報は必須
アレルギー情報がないと治療を拒否されることも
3 薬剤欄の書き方.
診断名と対応させて書く
Essential MedicationとSupplemental Medicationを分ける
成分名で記載する
成分名の検索には「医療薬日本医薬品集」を使用
投与量・使用目的も記載する
4 症状・治療経過の書き方
診断名と対応させてコメント欄に記載する
高血圧
高脂血症・糖尿病
心筋梗塞
脳梗塞

5 画像などの添付書類
画像診断技術の進歩を反映して、必要に応じて添付する
脳卒中
ペースメーカー
透析
心電図
COLUMN:「手帳」の落とし穴
6 アラートカード
情報をさらに厳選して,常時携帯するためのカード
アラートカードは原則としてオーダーメイド
7 薬剤,医療器具を携行するための証明書
注射器所持の標準ルール
薬剤所持の標準ルール
8 体内医療用金属製品の証明書
空港ゲートでの金属探知機検査を免除してもらうために必要
提示する相手が空港係員という点を考慮する

第3章 長期旅行用英文診断書
1 長期旅行用英文診断書の書き方
長期旅行用診断書のサンプルはCase Records
画像が多い場合はCDに収める

第4章 治療目的での英文診断書
1 治療目的で渡航する場合の診断書
透析治療
在宅酸素療法
リハビリ/転地療法,不妊治療を目的とする患者さんの場合

第5章 健康診断書・その他の医療書類
1 治療中の疾患がない場合の診断書
「治療中の疾患がない」ことも大事な情報
交通事故を想定した輸血を避ける指示の書き方
Advance Directiveの示し方
COLUMN:輸血を拒否する患者さんへの対応
2 健康診断書(問診表)と予防接種記録
就学時の健康診断書(問診表)
就学時の予防接種証明書
小児用の健康診断書
予防接種の証明書
未成年者が短期留学する際に必要な治療承諾書
COLUMN:国によって異なる視力の表記
3 航空機内で医療サービスを受けるための書類(MEDIF)
航空機搭乗のガイドライン
条件を満たせばMEDIFを提出して搭乗可能
4 出生証明書・死亡証明書
5 海外の医療保険会社に提出する医療費明細書
6海外の医療機関へ情報提供を求めるための書類
7 自己記入式安全カルテ
成人用安全カルテ
学生用安全カルテ
小児用安全カルテ
持病がない人には特に有用
8 諸外国のシステムの実例
ペンダント,ブレスレット方式
手帳方式
USBメモリー,メモリーカード方式
9 終論 英文診断書作成後のサポート
記載内容の照会への対応

参考文献
英文診断書作成に役立つインターネット・サイト
著者紹介

本書のダウンロードサービスについて

本書に掲載した英文診断書や医療書類のテンプレート(雛形)を,小社ホームページからダウンロードすることができます。テンプレートはWord2004形式(拡張子は.doc)で作成されています。
下記のホームページ(本書の紹介ページ)にアクセス後,「ダウンロードサービス」の文字をクリックしてお進みください。
なお,ダウンロードページにアクセスするにはユーザー名とパスワードが必要です
本書の紹介ページ(メジカルビュー社)http://www.medicalview.co.jp/catalog/ISBN4-7583-0429-7.html
ユーザー名:mvshindansho
パスワード:75830429

篠塚 規 (著)
出版社: メジカルビュー社; 改訂第2版 (2011/9/26)、出典:出版社HP

そのまま使える 病院英語表現5000 第2版

スグに使えて、実践的

様々な症状がカバーされており、多科で使える内容です。主に問診に使う質問文や診察・検査のときの指示文の表現を扱っています。また、英語の紹介状のサンプルもついています。実践的ですぐに使えるフレーズばかりなので、手元に1冊あると便利です。

森島 祐子 (著)
出版社: 医学書院; 第2版 (2013/10/15)、出典:出版社HP

著者略歴

森島祐子(もりしまゆうこ):
米国生まれ。筑波大学医学専門学群在学中、カナダのマギル大学,マックマスター大学にてClinical Clerkshipを行う、医学博士、米国内科学会フェロー(FACP).現在,筑波大学医学医療系呼吸器内科准教授
仁木久恵(にきひさえ)
津田塾大学卒業後,テキサス大学大学院にてMA取得,津田塾大学大学院博士課程修了聖路加国際大学教授,明海大学教授を経て,現在、聖路加国際大学名誉教授.
Nancy Sharts-Hopko(ナンシー・シャーツ・ホプコ)
米国インディアナ大学卒業後,ニューヨーク大学大学院にてPhD取得聖路加国際大学客員講師を経て,現在,ヴィラノヴァ大学看護学部教授.
執筆協力者:F.Miyamasu仁木淳

 

第2版 はじめに

病気になると誰しも不安や迷いに揺れますが,そんな時,外国人の患者さんは言葉の壁にはばまれて心細い思いをします.一方,医療サイドからみると,十分なコミュニケーションがとれないため治療やケアに支障をきたす事態が起こるでしょう.

本書は、医師やナースをはじめ病院スタッフの方々が,問診・診察・検査を行い,そしてよりよい治療やケアを目指すために編まれた実用的な英会話マニュアルです。病院内で起こりうる様々な状況を想定して、臨床の現場ですぐに使える基本的な英語表現を収録しました。

改訂するにあたり,最新情報を取り入れるとともに,病院英会話のヒントとなるコラムの充実をはかりました.特に,医療コミュニケーションの中でもとりわけ慎重さを要するデリケートな話題,例えば,「悪い知らせの伝え方」,「臨終の場面での言葉かけ」,あるいは「訊きにくい性生活についての質問」などの英語表現例を提示しました。外国人の患者さんは文化背景・個性・知識レベルが一人ひとり異なることから,あくまでも参考として,個別の状況に対応してご活用下されば幸いです.また,新たに「リハビリテーション」と「医療福祉相談」の2章を追加し、巻末には患者満足度のアンケートを入れました。インフォームド・コンセントや紹介状のサンプルなどと合わせて資料として使うことができます。本書を活用して,外国人の患者さんと積極的にコミュニケーションをとっていただくことを期待します.

最後に,出版に際してお世話になった阪本稔・志澤真理子両氏ほか医学書院の皆さんにお礼申し上げます.

2013年9月
著者

初版はじめに

病気になると誰しも不安や迷いに揺れますが、そんな時,外国人の患者さんはことばの壁にはばまれて心細い思いをします.一方,医療サイドからみると,十分なコミュニケーションがとれないため治療やケアに支障をきたす事態が起こるでしょう!

本書は、医師やナースが,問診により正確な病歴をとり、診察や検査を行い、そしてよりよい治療やケアを目指すために編まれた実用的な英会話マニュアルです。病院内で起こりうる様々な状況を想定して、臨床の現場ですぐに使える基本的な英語表現を収録しました。また,病院英会話のヒントなども入れてあります。巻末には、インフォームド・コンセントの例文,紹介状のサンプル,駐日大使館リストが収録してあり、資料としても使うことができます.

医学生,看護学生,医療通訳を目指す方々は,病院英会話の学習用テキストとして本書を役立てることができるでしょう.また,医師やナースばかりでなく,薬剤師,検査技師,その他の病院スタッフの方々も,本書を活用して、英語を話す患者さんと積極的にコミュニケーションをとっていただくことを期待します.

なお,本書の作成にあたっては、内容全般にわたってお世話くださいました医学書院の方々にこの紙面を借りて心よりお礼申し上げます。

2006年7月
著者

本書の特色と使い方

1.基本的かつ平易な英語
病院内でコミュニケーションをとる上で必要と思われる基本的な表現を,状況ごとに収録してある。患者さんにはわかりにくい専門医学用語や特殊な表現は避け、できるだけ日常会話で用いられる平易なものとした

2.Yes/Noで答えてもらえる、具体的な表現
患者さんから正確なデータを得るためには,自由形式の質問(open-ended questions)をすることが望ましいが、返答がまちまちになって、英語の聞き取りに慣れない医療従事者には、ポイントがつかみにくかったり、患者さんとの間に誤解が生じたりする恐れがある。そのため本書では、一般的な質問のあとに、Yes/Noで答えられる具体的な質問をして、正確な情報を引き出せるように工夫した。

3.1つ1つチェックしやすい
質問および説明は活用しやすいように、同じページの左側に日本語,右側に英語を並べて対訳形式にしてあるまた,自分が使う頻度の多い項目には、英文の前にある四角のマス目(□)に印をつけておいて復習ができる。時には、その質問および説明箇所を見せて、患者さん自身に(口)に印をつけてもらうこともできる.

4.コラムの充実
「病院会話のヒント」「痛みの表現」「頻度の表現」「悪い知らせの伝え方」などの囲み項目をもうけて、臨床の現場で役立つようにした。

5.標準的なアメリカ英語-用例は,原則として標準的なアメリカ英語を収録してある.

6.それぞれの活用を!
日進月歩なので,新しい表現が次々に生まれて医療現場に入り込んでくる、個々の医療従事者はそれぞれの状況に応じ、本書の内容及び表現を取捨選択しながらお使いいただきたい。

なお医療の現場で使われる英語表現を繰り返し練習し、身につけるにあたっては、実践編となる「そのまま使える医療英会話【CD付】(医学書院)を本書と合わせてご活用いただければ幸いである。

1.[]に入っている語(句)は,その直前の語(句)と入れ替えて用いることが可能であることを示す.
例:アメリカ人カナダ人]ですか.□Are you American[Canadian]?
→語を入れ替えることで,色々な表現にすることができる.
2.[]に入っている語(句)は、その直前の語(句)と置き換え可能であることを示す.
例:お名前をお聞かせ下さい。□May I have [ask] your name?
→May I have your name?あるいはMay I ask your name?と言ってよい.
3.()に入っている語(句)は、省略可能であることを示す.
例:住所はどちらですか.□What’s your (home) address?
→What’s your home address?あるいはWhat’s your address?と言ってよい。

外国人の患者さんとの効果的なコミュニケーション10か条

1.初診時には自己紹介し,患者さんの名前を言って確かめる。
2.患者さんと目を合わせながら話す。コンピュータ画面やカルテからできるだけ目を離す。
3.自分のほうから声をかけて笑顔で接する.患者さんの気持ちを和らげるように努力する.
4.ゆっくり,そしてはっきり話す。患者さんの母語が英語であるとはかぎらない、
5.平易な英語で話し,専門用語はなるべく使わない.
6.必要に応じてジェスチャーを使う、イラストや資料を用いて説明する.また病名などの単語は文字で示すとわかりやすい。
7.重要な情報は再確認する。患者さんが話す内容を正確に把握する。
8.診察や検査を行う前にはきちんと説明する。
9.自分が話した内容を患者さんに繰り返し言ってもらう、情報が正確に伝わったかを確認する.
10.患者さんが退出するときには目を合わせて挨拶する.
最後に、患者さんとの信頼関係を築くために医療従事者も忍耐強い姿勢が大切である.
Be patient!

森島 祐子 (著)
出版社: 医学書院; 第2版 (2013/10/15)、出典:出版社HP

目次

Chapter1患者さんのプロフィール
■個人に関する一般情報
●名前・年齢
●出生地・国籍
●住所・電話番号・Eメールアドレス
●日本語能力
■婚姻歴・家族
●同居人
●婚姻歴
●子供・両親

■学歴・職歴
●最終学歴
●職業
●仕事の環境
●家族の仕事
■宗教
■健康保険・支払い
●保険
●支払い

Chapter2診察室に患者さんを迎える
■受付で
■診察室でのあいさつ
●初診のあいさつ
●再診のあいさつ
■主訴を訊くと

Chapter3病歷を聞く
■現病歷
●主要症状
発熱
痛み(頭痛,胸痛,腹痛,腰背部痛)
全身倦怠感
めまい
浮腫
腫瘤・腫脹・リンパ節腫大
外傷
●系統別レビュー
1.眼
一般的公質問
視力·視野
目の痛み
目のかゆみ・目やに・涙
目の中の異物
その他の症状
既往歴・家族歴
2.耳鼻咽喉・頭部
一般的な質問


咽喉頭
頸部
3.歯・口腔
一般的な質問
歯痛・炎症
顎の痛み
口腔
その他

4.呼吸器
一般的去質問
咳·療
息切れ
いびき·睡眠時無呼吸
環往歷,生活習慣,家族歷
5.心血管
一般的空間
動悸
四肢の冷感,疼痛·腫脹
既往歷
家族歷
6.消化器
一般的な質問
礁下障害
消化不良
吐き気
嘔吐
便通異常(血便・便秘・下痢)
食欲
体重变化
黄疸
既往歷,家族歷
7.腎·泌尿器
一般的な質問
尿の性状
排尿回数·尿量
尿失禁
排尿困難
排尿痛
既往歴·生活習慣·家族歷
8.男性生殖器
一般的な賓間
痛み
分泌物,精液
隨伴症状
性機能
性生活
既往歴
9.乳房·女性生殖器
一般的な質問
乳房变化
月释
不正围血
带下(おりもの)
更年期症状
性生活
既往壓·家族魅
10.代謝·内分泌
一般的な實間
体重变化
口渴,多飲,多尿
前部腫瘤
类他
既往歷·家族楼
11.血液
134一般的な質問
14貧血
出血倾同

12.筋・骨格
一般的女質問
痛み
運動制限
こわばり・突っ張り
腫れ
随伴症状
生活歷·既往歷·家族歷
13.神経
一般的な質問
意識障害·失在
痙攣
認知障害
腦神經障害
運動障害
感覚障害
自律神経障害
随伴症状
既往歷·家族歷
14.皮膚
一般的な質問
発疹
ほくろ
頭髮・体毛
15.精神·心理
一般的質問
睡眠障害
ストレス
不安·恐怖
抑うつ狀態
躁狀態
アルコール依存
摂食障害
妄想
幻覺,性格变化
職歴・学壓·既往歷·家族歷
●健診異常

■既往歴
●これまでの健康状態
●かかりつけの医師
●既往症
●事故・怪我
●入院
●血液型,輸血歴
●補完代替医療
●薬歴
●アレルギー
●妊娠・授乳
●予防接種
●健診・人間ドック
●海外渡航歷
■家族歴
●家族構成
●家族の病気
■生活習慣·活動·
●睡眠
●食習慣
●便通
●喫煙・飲酒・麻薬
喫煙
飲酒
麻薬
●趣味·運動
趣味
運動
ペット
■問診の最後に

Chapter4身体の診察
■診察前
■身体計測・バイタルサイン
身体計測
バイタルサイン
■系統別診察
●頭頸部(頭頸・眼・耳鼻咽喉)の診
頭頸

耳鼻咽喉
●胸背部・乳房の診察
胸背部
乳房
●腹部(消化器・鼠径)の診察
消化器
鼠径
●直腸診·生殖器の診察
直腸診
生殖器
●骨格(上肢・下肢・脊柱)の診察
上肢
下肢
脊柱
●神経の診察
意識狀態·大脑高次機能
脑神経
運動機能
感觉機能
小脑機能
題膜刺激症状
■診察の終了

Chapter5診察が終わって
■検査の説明
●検査の必要がないとき
●検査が必要なとき
当日検査
予約検査
■診断の説明
●検査結果の説明
●診断内容
異常がないとき
一般的な説明
深刻な説明
■治療の説明
●治療の必要がないとき
●治療が必要なとき
投薬・注射
外科的処置
リハビリテーション
入院
手術
■専門医への紹介
■次回の診察予約

Chapter6検査
■検査一般
●インフォームド・コンセント
●検査前に
検査日以前
検査当日
●検査後に
■各種検査
●血液検査
●尿検査
●心電図検査
●トレッドミル負荷心電図検査
検査日以前
検査当日
●ホルター心電図檢查
検査日以前
検査当日
●X線検查
●CT/MRI検査
●超音波檢查(エコー)
●內視鏡檢查
●會呼吸機能檢查
●看了王子檢查
●乳房の自己検診
●視力檢查
●聽力檢查

Chapter7薬剤投与
■薬の処方箋
■薬剤の服用歴
●使用中の薬
●補完代替医薬品(サプリメント)
●処方する薬について
●アレルギーについて
■用法・用量
●一般的な説明
●内服薬
●舌下錠
●うがい薬
●吸入業
●点眼・点耳・点鼻薬
●坐薬
●軟膏・クリームローション
●湿布業
●注射薬
■服薬・使用上の注意
●一般的な注意
●飲み忘れ・飲みすぎ
●妊娠・授乳
●医師・看護師への相談
●緊急用カード・携行品
■保管上の注意
■副作用
●緊急を要する場合
●副作用の一般的な症状

Chapter8手術
■インフォームド・コンセントリー
■手術の説明
■麻酔の説明
■手術当日
●手術直前
●手術直後
■手術後
■自宅ケア

Chapter9入院
■入院前
■入院当日
●あいさつ
●病室・病棟案内
●病院生活
■患者さんへの指示(安静度・移動)
■患者さんへの対応
●投薬・処置
●患者さんのケア
●患者さんから呼ばれて
■退院

Chapter10妊娠・分娩
■妊娠歴、分娩歴・その他の病歴
●妊娠歴
●分娩歴
●その他の病歴
■妊娠
●問診・
●検査
●診察
●診察が終わって
■分娩
●診察室で
●陣痛室で
●分娩室で
●出産後

Chapter11
■子供のプロフィール
●年齡
●家族
●現在の健康状態
■現病歷
●主訴
●機嫌・意識
●食欲・体重
●系統别病歷
皮膚
耳・鼻

呼吸器
心血管
消化器
泌尿器·生殖器
筋,骨格
感染症
事故
■栄養
■成長凳達
●運動,動作,生活習慣
●言語
●社会性
●個人特性

■既往歷
●出生前,出生時情報
●既往症
●薬歴
■家族歴・ペット
■予防接種・健診
●予防接種
●健診

Chapter12リハビリテーション
■リハビリテーションの案内
■リハビリテーション専門医の診察
■理学療法
●平行棒を使った歩行訓練
■作業療法
●ペグボードを使った機能回復訓練
■言語聴覚療法
●顏面筋肉訓練

Chapter13医療福祉相談
■相談室の案内
■相談当日
■相談内容
●受診
●入院生活
●退院後の生活
インフォームド・コンセントのサンプル
問い合わせ手紙文のサンプル
退院後の転出先
退院後の存在
介護
社会復帰
その他
●経済問題
医療費
生活費
●その他の心配事
紹介状サンプル(1)
紹介状サンプル(2)
患者満足度アンケート(例)
参考文献

索引

コラム
●宗教を尋ねる意味
●名前につける敬称
●訊きにくい/尋ねにくい質問
●悪い知らせの伝え方
●視力の測り方の違い
●死の伝え方
●妊娠週数・月数の数え方

用語・表現ファイル
患者さんの話を聞き取るためのヒ
■病歴をとるためのヒント
■痛みの表現
■診療部門
■病院関係者
■病名その1主要な病気
■数字の読み方
単位の換算表(概算)
■病院会話のヒントその1
診察中に安心感を与える表現
■病院会話のヒントその2
確認,励まし、慰め,慰労
■専門医
■日常生活への指示
■病院会話のヒントその3
場所の表現

■検査項目
■頻度の表現
■病院会話のヒントその4
相づち
■病院会話のヒントその5
入院患者さんへのあいさつ
■病院案内
■病院会話のヒントその6
一般的な話題(患者さんの気持ちを和らげるために)
病名その2小児に多い病気
■予防接種
■呼吸法

名句・ことわざ
◆Do (to others) as you would be done by
◆Practice makes perfect.
◆The Hospital is the only proper College in which to rear a true disciple of Aesculapius.
◆While there’s life, there’s hope
◆In the case of our habits we are only masters of the beginning, their growth by gradual stages being imperceptible, like the growth of disease.

森島 祐子 (著)
出版社: 医学書院; 第2版 (2013/10/15)、出典:出版社HP

『トシ、1週間であなたの医療英単語を100倍にしなさい。できなければ解雇よ。』

小説を読みながら英単語を覚える!

日本に来る外国人が増えていることで、医療現場でも外国の患者さんが急増しています。そのため、医療関係者にも英語力が必要になってきています。本書は、覚えにくいとされている医療英語がわかりやすく紹介されています。短期間でマスターできるようになっているため、時間のない人におすすめです。

田淵 アントニオ (著)
出版社: SCICUS;  版 (2009/6/29)、出典:出版社HP

はじめに

教科書も小説みたいに読めたらいいなと思いませんか? 本書は、そんな単純な思いつきから企画されました。
専門用語に限らず、基本暗記が必須になる単語の記憶法は星の数ほど出版されています。それこそ、さまざまな創意工夫を凝らして….。
これをお読みのあなたはおわかりかと思いますが、本書は医療英単 語を効率的に覚えることを目指しています。 そのやり方は、まさに王道そのものです。 運動も食事制限もしないで健康的にダイエットなんてできないように、楽して覚えられる方法なんかはありません。

そういう意味で、どんな学習法でも最後までやり抜くことさえできれば、必ず力が身につくのです。
本書では、何千という接頭辞や接尾辞、語根などを解説しながら、ひたすら専門用語の問題をあなたにぶつけていきます。
本書は、正直分厚いです。もちろん、医療英単語の知識を身につけたいと思っている人には、役立つ知識が満載です。逆を言えば、普通の日常生活では役に立たない知識で満たされています。「普通なら、容赦ない医療英単語のパンチの雨あられにKOされてしまうかもしれません。

しかし、ご安心ください。本書には、あなたが最後までやり遂げるためのさまざまな仕掛けが 用意されています。
7日間の学習スケジュールを実現するための魅力的な主人公トシとソフィーが織りなすストーリー。
医療英単語の知識を効率よく身につけるための単語構成システムの解説。「疲れた心と頭をリフレッシュさせるオリジナルハーブティーレシピ。 文字を消せる赤いセロファン、美しい解剖図や挿絵のアートワークに、栞としても使えるおかしな取扱説明書。その他にも、思わずニヤリとしてしまう雑学知識など、気がつけば、あなたはトシとソフィーに導かれるまま、本書を読破してしまっていることでしょう。

ここで、本書をやり遂げるためのおまじないをひとつ。
医療の専門職の方もそうでない方も、英語の専門用語の知識を深めたい方も、学生の方も、生涯学習に英語を選んだ方も、本書をやり遂げた後にかなえたい願いごとをひとつ考えてみてください。
そして、次のページに、七夕の短冊のようにその願いごとを書き記しておきましょう。本書を読破するまで、決して誰にも見られないように気をつけること。
想像してください。この分厚い学習書を読破したら、知識が100倍になる以上に、あなたの身に何か素敵な出来事が起こるような気がしませんか?

t
そう、本書には、頑張った後のあなたの「ささやかな願いごと」をかなえてくれる力がきっとあります。
まずは本書を信じてください。 私がこの本と出会ったあなたの力を信じているように。
最後に、本書の単語選定に多大なる協力をいただいたコロラド大学の鈴木繁氏に心からの謝意を込めて。
2009年6月 リスボンにて
田淵 アントニオ

田淵 アントニオ (著)
出版社: SCICUS;  版 (2009/6/29)、出典:出版社HP

本書をやり遂げたら、きっとかなう!
私の願いごと

登場人物紹介

トシ (トシユキ・オオハシ)
腫瘍免疫学が専門の日本人医師。32歳独身。 ポスドクとして、ニューヨークに留学中。 ふとしたことから、医療英単語の知識を 100倍にする羽目に…。

ソフィー
トシの先輩ポスドク。フランス出身。33歳独身。トシに医療英単語の知識を100倍にする方法を伝授する。

ボス
トシとソフィーが所属するラボのボス。47歳。 トシに医療英単語の知識を100倍にする指令を出す。

ヘンドリック
ラボの中ボス。ドイツ出身。 優秀な研究者でハンサムで好人物。

その他の登場人物
ラジュ
インド出身のポスドク。
クリスティアン
ポーランド出身

目次

Prologue
1日目「とりあえず光あれ!!」
頭とお尻に気をつけて!!
2日目 「神は空を作り、僕は空っぽな胸を満たす。」
モチベーション維持の方法を考えて!!
3日目 「神は大地を作ったが、僕の足は地につかない。」
単語の構成要素を意識して発音しましょう。
4日目 「神は太陽と月と星を、僕はハーブティーを作る。」
ここからは五感を総動員!!
5日目 「神は魚と鳥を作り、僕はぐうの音を出す。」
体調管理に気をつけて。
6日目「神はついに人を作り、僕は人として決意する。」
やり遂げた人間だけが頂きを見られるのよ。
7日目「神は休むが、僕は休日を返上する。」
最後は自分を信じること。
Epilogue
Index

Prologue

Prologue 1

僕の名前はトシユキ・オオハシ。 ニューヨークでポスドクリをやっている。年齢は32歳。日本人 血液型はO型。ちなみに独身。誕生日は…やめておこう 300 の独身男の誕生日なんて本人も覚えていたくない。
日本では腫瘍免疫学 (cancer immunology) が専門の医北だったけれど、ご多分にもれず、雑用に追われるのが目に見えていた 目の前の就職と、どっぷりと研究三昧の日々を天秤にかけて、異国 でのポスドクの道を選んだクチである。
別に臨床が嫌いなわけではなかったけれど、やはり研究の方が 好きだったのだ。
ちなみに、僕は今、ラボから程近い喫茶店の隅の席でひとり途方に暮れているところだ。
こちんまりとした今のラボはまるで多国籍軍で、ポーランド、ドイツ、 フランス、インドとさまざまな国からのフェローが肩を並べている。
残念ながらどんな研究をしているか教えることはできない。地味 な研究成果は時として莫大な成果につながる。それでなくとも、アメリカのバイオラボの情報流出対策の厳密さは、日本の比ではない ことは知っての通りだ。
日本の研究室の先輩から、アメリカじゃ上司との付き合い方も身 の振り方に大きく影響するらしいぞと散々脅かされての渡米から早半年。
夢と不安と希望が失敗したプースカフェ2)みたいに混じり合って いた留学当初から比べれば、僕も大分こなれたニューヨーカーに なりつつあったと思う。
ラボでたった一人の東洋人である僕は、下手なりに英語を駆使し て、多国籍軍内での実験器具の争奪戦にも慣れてきた頃だったの に、こんなことになるなんて。
先ほど、僕はボスのオフィスに呼び出され、そして、途方に暮れ るような状況に陥ったのだった。
話は数時間前にさかのぼる。 僕がボスのオフィスをノックすると、いつもよりもさらにとげとげした声が聞こえてきた。
ここしばらく細胞もご機嫌斜めで、なかなか彼女(ボス)の望むようなキレイなデータを出せないでいたのは事実だったけれど、まさか、それほど不興を買っていたとは想像もしていなかった。
「トシ、あなたとプロジェクトを共有する上で、コミュニケーション に不安を感じるという声があがっているの。あなたの意見は?」
「冗談でしょう、うまくやっていると思いますけど。アハハハハ… あれ。」
確かに、このコミュニケーションには不安を感じる。 たった一人のエイジアンの陽気な受け答えはお気に召さなかった らしい。ミセス・ティングル3)に似たボスの目は、残念ながら笑ってはくれなかった。
「トシ、1週間以内に、あなたの医療英単語の知識を100倍にし なさい。できなければ解雇よ。」
この国で黙るのは敗北と同義だが、残念ながら日本人(僕は…と言った方がいいか)はこういう押しにはめっぽう弱い。 Oh! 恐るべき競争の国アメリカ! 格差と平等の国の厳しい現実。確かに、同僚たちと比べて僕の英語はうまくはない。しかし、業務にはほとんど支障はなかったはずだ。
そもそも面接の時点で、僕の語学力については認識していたはず。専門知識に関しては、他のフェローに比べて正直僕の方が上のような
気もするし、実験だって僕の方が緻密だと思う。少なくとも無菌室じゃなくても実験の前に手は洗う。
変だと思う。少なくとも、僕は、
「いいこと、トシ。1週間後にテストをするわ。それにパスしなかったら…。」
かくして、僕は1週間で、自分の医療英単語の知識を100倍になくてはいけなくなったのである。
100倍なんていう恣意的な数字といい、こんな無茶苦茶な言いがかりは、日本でいうリストラ部屋行きと同じことじゃないか!!
こんな小さいラボだと、「キャリアセンター」とか「人材開発セン ター」とかいうスペースもないってことか。
100倍っていっても、僕だって日本では立派な医者をやっていたのだ、専門用語の知識は人並み以上にある。まぁ確かに、英語の論文が“それなりに”読めるけど、日常的に自由自在に使いこなせるってほどじゃない。
そもそも、医療英単語なんて、アメリカ人だってわからないじゃないか!! こんな理不尽が許されていいのか!!
ぶつけたい言葉は頭から爪先まで駆け巡っているけれど、ぶつける相手がいないのだ。 そんなこんなで、僕は途方に暮れていたのである。

Prologue 2

「どうしたの?トシ。浮かない顔して。」
ふと顔を上げると、白衣の上からでも相像できる、まるでケルダールフラスコを逆さにしたような魅惑のプロポーションがそこあった。
「まるで滅菌処理し忘れて、死滅した細胞みたいよ。」
「そっちの方が、まだマシかもしれないよ。」
頭上で存外無造作に束ねられたブロンドが小刻みにゆれている。ラボの先輩ポスドク、ソフィーだった。フランス出身の彼女とは、 好きな歌手がゲッシュ・パティ4)ということで意気投合して以来 たまにランチを一緒に食べる仲ではある。
とはいっても、彼女が僕の手製弁当のライスボールを時折かすめ 取っていくだけだったりするのだが。
思った以上に深刻な僕の表情に、彼女は黒縁の眼鏡の奥から大きな瞳を見開いて見せた。
「どうしたのよ、本当にデータ消しちゃったりでもしたの?」
僕がボスに呼び出され、1週間で医療英単語の知識を100倍に しなければならなくなった状況の顛末を話し終えるまでにかかった時間は、5分程度だったろうか。
泣き言に聞こえないように気を配っていたつもりだが、やはり、 話を聞いてもらえるだけでも気持ちの整理ができる。 「黙って聞いていたソフィーは最後のフレンチフライをつまみあげ ると、小さいため息と一緒に言葉を吐き出した。
「そういや、クリスティアンが言ってたわ。あなた、先週、ボスの データの間違いを指摘したでしょ。ボス、えらくプライドを傷つけられたって当たり散らしてたって。」
クリスティアンはポーランド人の技術者だ。僕にはそんなこと一戸 も言ってなかったくせに。
確かにデータの誤りは指摘した。でも、間違ったデータのままである方がよかったはずもない。というより、研究技術者として当然 の職務だと思う。
「間違ったことしてないって顔ね。」
「いや、僕の出したデータが彼女の期待していたデータと違うって言われたんだ。イライラしてたせいか、彼女、僕の機械の使い方 が適切じゃないんじゃないかって言ってね。僕は同タイプの装置は日本でも使っていたので、間違っていないと答えたよ。そしたら、私が見本を見せてやるって話になってね。」
「で、彼女の操作方法が適切じゃないって指摘したわけね。トシ、 あなたの前任者のドイツ人フェローが、同じようによかれと思った 進言をして解雇されたのを知らなかったの?」
まったくもって初耳だ。そもそも、希望するデータが出ないなんてことでイライラしてたら 研究なんてできるもんじゃない。 半ば呆然としている僕に、ソフィーはさらに追い討ちをかけた。
「前任者のドイツ人は、肘の高さまで積まれた過去のデータ10万件を、1週間以内にデータベースに打ち込めって言われたらしいけど、あなたは?」

Prologue 3

「トシ、あなたは優秀よ。こんなことで解雇されるのなんて馬鹿 げてる。でも、私も立場は同じ、ボスに意見することはできないわ。 要するに、あなたに残された時間は1週間しかない。この1週間で 医療英単語を100倍マスターしなくちゃいけないってこと。」
「無理だよ。100倍だぞ。そもそも100倍なんて数字に もないじゃないか。リストラの口実に過ぎないよ。そある! ポスドクで採用されるぐらいの専門知識は持っているんだね
10倍なんて数字になんの根拠
ないよ。そもそも僕だって、
「最初から無理だなんて思ってたら、実験なんてできないんじゃない?」
ソフィーは父親がアメリカ人、母親がフランス人のハーフで、フランス人特有の英語のフランス語読みがまったくないネイティブだ。
「トシ、あなたは日本で医師の免許を取った時、日本語の専門 用語ってどう覚えたの?」
「それはもう、一所懸命に覚えたよ。まるで、英語の試験対策みたいにね。」
「あなたは、日本人なのに、日本語の専門用語をまるで英語の試 験のように覚えたわけよね?」 。
彼女が何を言いたいのかがいまひとつ理解できない。確かにそうだが、それは日本語だからできたことだし、100倍の英語の専門 用語を丸暗記するなんて、それこそあり得ない話だ。
「私は、もちろん英語はトシよりも上手よ。でも、専門用語なんて、 まったく知らなかったの。私だって、覚えなきゃいけなかった。専門 用語はネイティブでも自然に獲得できる言葉じゃないでしょ。」
「僕の困惑した表情を見て取ったのか、ソフィーは、コーヒーを一口飲むと意味深な微笑を浮かべた。
「トシ、私、自分の英語の専門用語を簡単に100倍にする方法知っているのよ。」
なんだって!! 専門用語を100倍にする方法だって!?
「そう、私の家に伝わる父さん直伝の専門用語を覚える方法。トシ、あなたにそれをマスターするという覚悟があれば、道は開ける かもしれないわ。」
僕は一瞬考え込んでしまった。 数時間前に、医療英単語の知識を100倍にしろという無茶振りをされ、さもないと解雇という理不尽な宣告を受けた。
そして、その数時間後、今度は同僚の美人ポスドクは、それを可能にする秘密の方法があるという。
僕はうつむいていた顔を上げると、目の前のソフィーの顔を見つめた。1週間後に、この美人と会えなくなるのもつらい。
「どうすればいい?7日しかないんだよ。」
ジャック・バウアー5なら7倍の時間があるじゃないかと怒鳴りそうだ。
正直、僕も生きるか死ぬかだ、こんなことで異国の地でまで、路頭に迷いたくはない。
「研究だって、やってもやらなくても結果が同じなんてことはないでしょ。何万回もの失敗のデータの上にしか、期待していた結果なんて現れないのよ。」
うん、そうだ。わずか1週間でも、無理な話じゃないかもしれない。本当に100倍 にできたかどうかのテストなんてできっこないはずだ。 それに、このソフィーが個人授業をしてくれるというのだから…。

1)ポスドク (postdoctoral fellow)
ポストドクター。博士号取得してすぐの任期付きの研究者のこと。英語圏では省略してPostdoc と呼ばれることが多く日本でもポスドクが通称である。文部科学省が1996年からの5カ年計画で策定した「ポストドクター等一万人支援計画」により急激に人数が増加したが、ポスドク後の アカデミックポストがあまりに少なく、35歳を過ぎても恒久的な就職先がないといういわゆる “高齢ポスドク”の問題が指摘されている。2009年文部科学省がポスドクを採用した企業へ1人 につき500万円を支給する施策を打ち出したが、正直なところ決定打になるとは思えない。
2)プース・カフェ (Pousse-cafe)
比重の異なるリキュールを利用し、比重の大きいものから順に積み重ねて色の層を作るカクテ ル。扱う酒に制限はなく、特に7つの層になるものをレインボーと呼ぶ。作成にはかなりの手間と 根気が必要である。Pousse-cafeはフランス語。意訳すれば“コーヒーの後で”。食後のコーヒーを飲んだ後に楽しむという意味らしいが、それじゃ食後の酒はほとんどがプース・カフェじゃないかとも思う。グチャグチャに混ぜて飲んでしまう方法と、層ごとにストローを差し込み、色を崩さないように飲むという2つの飲み方があるが、個人的には、美しく作りをあげたものをうち崩す快感を 味わえる前者の飲み方がおすすめ。当然、単なるリキュールの積み重ねであり美味ではない。
3) ミセス・ティングル(Mrs. Tingle)
映画「スクリーム』シリーズを手がけたケヴィン・ウィリアムスン初監督の心理サスペンスコメ ディ、邦題「鬼教師ミセス・ティングル』(1999年)の主人公。ハーバード大学への奨学金獲得を 目指す優等生と、それを阻もうとする鬼教師との壮絶な戦いを描く。特に、ミセス・ティングルの生徒の心を切り刻み、夢も希望も与えない言葉の暴力は必見である(『フルメタル・ジャケット』の ハートマン軍曹には遠く及ばないが…)。正直、あえて紹介するほど目立った実績をあげた映画で はないが、主演のケイティ・ホームズ(生徒の方でミセス・ティングルではない)はトム・クルーズの 再婚相手である。
4)ゲッシュ・パティ(Guesch Patti)
本名パトリシア・ポラス。1946年4月19日パリ生まれ。フランスの舞踊家・歌手・女優である。 日本では一般的にはまず無名の存在といっていい。フランスでは80年代後半から90年代にかけて活躍したが、ソフィーとトシがお互いにファンであったのは非常にレアな偶然だ。ちなみに、ピーター・グリーナウェイ監督が清少納言の随筆『枕草子」をモチーフに映画化した『The Pillow Book」に出演、彼女の曲もサウンドトラックに使われている。この映画のあまりのとんでもジャパネスクな耽美展開は、ある意味必見である。
5)ジャック・バウアー(Jack Bauer)
アメリカのテレビドラマシリーズ「24 -TWENTY FOUR-」の主人公。演ずるのはキーファー・サザーランド。最終的にどんな過酷な任務でも達成することがことができる。学習に詰 まった時は、ジャック・バウアーのように頑張れば必ず達成できるはずだ。ただし、ジャックはルールをよく破るが、本書の学習のルールは破らない方がいい。

田淵 アントニオ (著)
出版社: SCICUS;  版 (2009/6/29)、出典:出版社HP

医師のための医療面接の英語 (医学英語ハンドブックシリーズ)

診断別で分かりやすい

日本に来る外国人が増えていることで、医療現場でも外国の患者さんが急増しています。そのため、医療面接をする際にも英語力が必要になることがあるのです。本書は、英語表現として自然でネイティブスピーカーがよく使用する表現を集めたフレーズ集になっています。実践的な表現なので、読んですぐ使うことができます。

James C. Thomas (著), 高橋 良子 (著), 川名 京 (イラスト), 千葉 一裕 (寄稿)
出版社: アスク出版; 1版 (2016/5/26)、出典:出版社HP

 

はじめに

本書は、医療面接で使用するさまざまな英語のフレーズを紹介していま す。掲載されているフレーズだけが正しいというわけではありませんが、 英語表現として自然で、簡潔で、英語圏の医師がもっとも頻繁に使用する ような、患者さん(たとえその患者さんが英語のネイティブスピーカーでないとしても)に誤解を与えにくい表現を集めました。ここに紹介されて いるフレーズに慣れてきましたら、どんどんご自身のアレンジを加えてい ただきたいと思います。

本書を手に取られたら、まずは医療面接の基礎的なフレーズを紹介した Part 1をざっとご確認ください。その後、診療科ごとのより詳細な医療 面接に対応しているPart 2に進まれると、医療面接の開始から終了までに 必要なフレーズが数多く見つかります。フレーズによっては、英語表現に ついて、または英語圏と日本との医療文化の差異などについてのコメント もついています。また、英語のネイティブスピーカーによる音声もダウン ロードしてご利用ください。

必要なフレーズが自然と口をついて出てくるようになるまで、声を出しながら繰り返し練習していただければと思 います。
同僚の医師に、「医療面接とは、ことばの力を使って患者さんの病気を診断し、治療するために必要なすべての情報を集める行為のこと」と教えて もらったことがあります。本書が、外国人の患者さんを日本人の患者さん と同じようにスムーズに治療してあげたい、と考えておられる先生方のお役に立つことを祈っています。
高橋良子

Preface
The medical history is an essential component of the doctorpatient encounter. Health care professionals can obtain a significant amount of clinical information from the medical history and, in comparison to some investigations, the history is usually inexpensive, painless, and safe to perform. A good medical history can provide vital clues when making a differential diagnosis in addition to promoting a sense of rapport between the physician and the patient.

We developed this book with the aim of providing Japanese health care professionals and students with important phrases for both general and focused clinical histories. The examples used in this book were chosen to reflect the most common symptoms, diseases, and risk factors and use phrases that can be understood by patients from a wide range of English-speaking countries. We have included cultural, linguistic, and clinical comments whenever possible to provide further context and clarification.

We hope that you will find this book useful in complementing your own medical history taking style and improve your confidence when communicating with English-speaking patients.
James C. Thomas

James C. Thomas (著), 高橋 良子 (著), 川名 京 (イラスト), 千葉 一裕 (寄稿)
出版社: アスク出版; 1版 (2016/5/26)、出典:出版社HP

本書の特長と使い方

本書は医療面接で使われる英語表現を、必要なときにすぐに参照できるようにしました。Part 1(Chapter 1) で医療面接の基本表現を、Part 2 (Chapter2-15)でご専門の科のより詳しい表現を見つけられます。
●本書の特長
1 現場ですぐに使える正確でシンプル、自然な英語表現
2英語表現の使い分けや文化の違いによる注意点を解説
3 効果的な言い換え表現
4 ネイティブスピーカーの吹込みによる、無料ダウンロード音声
5患者さんの使う表現など、実践的な内容のコラム
6 巻末に、本書に収録された表現がすぐに引ける「医療面接の英語和英小辞典」を収録
ダウンロード音声について
1「医療面接の英語」の例文音声を、日本語→英語の順に収録。移動中などに音声のみでもお使いになれます。
2コラムの例文も英文音声を収録しています。
※同じ意味の言い換え表現を表す[]内の表現については、音声を収録しておりません。また、he/sheなど、/を使って併記されている表現は一部を除き、どちらかを収録しています。
音声ダウンロードは下記まで。 http://www.ask-support.com/english/

・本文ページ
1音声番号:mp3音声のファイル番号を表します。
2表現解説:日マークのあとに、単語のニュアンスや使い方など、英語表現 に関する解説が書かれています。英文の該当箇所には線が引かれています。
3言い換え表現:文の一部をさし替えることで、いろいろな場合に使えます。
4文化についての解説:マークのところでは、英語圏と日本の医療面接の違いや注意点が書かれています
・巻末和英小辞典
本書に掲載されている表現を、日本語から引くことができます。
5日本語
6英語表現
7本文該当ページ
※本文該当ページはChapter 1を中心に、代表的なページのみを掲載しています。

医師のための医療面接の英語
Practical Handbook for Doctors Essential Phrases for the Medical History

CONTENTS

はじめに
本書の特長と使い方
Part 1 一般的な医療面接
Chapter 1 医療面接の基本
i患者に会う
a挨拶
b自己紹介
c医療面接の目的
d傾聴と共感
e相手の言ったことを確認する
f医療面接の前振り
g患者情報
h主訴
ii現病歴を聴取する
a詳細
b 痛み
・発症 ・増悪因子と緩和因子 ・質 ・部位と放散痛 ・程度 ・時間経過 ・過去の症状
cよくある症状
iii追加情報を聴取する
a現在の健康問題
b 過去の健康問題
c過去に受けた手術と麻酔
d薬とアレルギー
e 家族歴
f性行為に関する病歴
g産婦人科歴
h社会歴
●喫煙●職業●快楽を得るための麻薬使用●飲酒●海外旅行●社会状況
iv面接の内容をまとめる
v医療面接を終了する

Part2 部位別・診療科別の医療面接
Chapter 2 心血管系の医療面接
i 心血管系の症状
a 身体労作時の胸痛
b発汗・多汗
cげっぷ
d呼吸困難
e起座呼吸
f動悸
g失神
h浮腫
iチアノーゼ
jめまい
k跛行と安静時痛
11心血管系の疾患.
a心臓疾患(一般)
b狭心症
c心筋梗塞
d心不全
e心膜炎
f解離性大動脈瘤
g弁膜症
h不整脈
iii心血管系の疾患に関連する危険因子
a体を動かすことの少ない生活スタイル
b糖尿病
c高血圧
d高脂血症
e 脳血管疾患
f喫煙
g家族歴

Chapter3 呼吸器系の医療面接 i呼吸器系の症状・・54
a呼吸困難
b胸痛
c度
d鼻漏
e鼻づまり
f咽頭痛
gくしゃみ
h喘鳴
i熱
ii呼吸器系の疾患
a日肺に関する病気(一般)
b肺炎と結核
c喘息
d慢性閉塞性肺疾患
e肺塞栓と深部静脈血栓症
f肺がん
g気胸
iii呼吸器系の疾患に関連する危険因子
a喫煙
bペット
c職業
d旅行
e家族歴

Chapter4 消化器系の医療面接
i 消化器系の症状
a腹痛
b肛門直腸の痛み
c腹部の腫れ
d女性化乳房
e吐き気
f嘔吐と吐血
g体重の増減
h 食欲亢進・低下
i嚥下困難
j消化不良、胸やけ、胃酸逆流
k排尿習慣の変化と排尿痛
l排便習慣の変化、便秘、下痢
m タール状便と直腸出血
n脂肪便
o腸内ガス・おなら
p大便失禁
q疲労
r黄疸
s掻痒
t腔内潰瘍
ii消化器系の疾患
a消化器系の疾患(一般)
b胃潰瘍と十二指腸潰瘍
c胆石
d肝臓疾患(一般)
e膵臓疾患(一般)
fセリアック病、過敏性腸症候群、食物不耐症
g炎症性腸疾患 (潰瘍性大腸炎またはクローン病)
iii消化器系の疾患に関連する危険因子
a飲酒と麻薬使用
b食事
c旅行
d家族歴

Chapter5 神経系の医療面接
i神経系の症状
a頭痛
b視力の変化
c聴力の変化
d日話し方の変化
e日嗅覚・味覚の変化
f嚥下の異常
gめまい
h失神
i日感覚の変化
j筋力低下
k歩行困難
l便失禁・尿失禁
m熱
n疲労
o発疹
p発作、痙攣
q不随意運動、震え
r記憶
s混乱、人格の変化、気分
t首のこり
u吐き気、嘔吐
ii神経系の疾患
a 神経疾患(一般)
b脳卒中、くも膜下出血、脳血管障害
c神経系感染症
d片頭痛、緊張性頭痛、群発性頭痛
e 高血
fてんかん
iii神経系の疾患に関連する危険因子
a薬
b感染症
c社会状況、社会的機能、可動性
d外傷
e家族歴

Chapter6 内分泌系の医療面接
i内分泌系の症状
a甲状腺疾患
・甲状腺腫●体重の変化●排便習慣の変化●月経の変化●温度不耐性・発汗・皮膚・髪の変化・動悸・頻脈・不安感・気分の変化●震●声の変化●目・視力の変化●筋肉低下
b糖尿病
・体重減少●多尿症●多渇症・多食症・神経障害●腎症●網膜症・末梢血管障害・冠動脈疾患
c副腎疾患
・倦怠感・嘔気・嘔吐●体重の変化●皮膚の変化
d下垂体疾患
●疲労●食欲不振・発汗●巻怠感・性欲減退・顔貌の変化・手足の肥大●頭痛●視覚の変化
ii内分泌系の疾患
a内分泌疾患(一般)
b甲状腺疾患
c副腎疾患
d下垂体疾患
e糖尿病
iii内分泌系の疾患に関連する危険因子
a薬
b悪性腫瘍
c手術、放射線療法
d家族歴

Chapter 7 筋骨格系の医療面接
i筋骨格系の症状
a 関節痛・筋肉痛
bこわばり
cロッキング
d腫れ
e変形
f脱力
g機能喪失
h 感覚障害
i関節外症状
j便失禁・尿失禁
ii筋骨格系の疾患
a筋骨格系の疾患(一般)
b変形性関節症
c関節リウマチ・
d骨折
e脱臼
f日腱炎、滑液包炎
g筋挫傷
h靭帯捻挫
iii筋骨格系の疾患に関連する危険因子
a薬
b姿勢と反復運動
c社会状況、機能、可動性
d外傷
e家族歴

James C. Thomas (著), 高橋 良子 (著), 川名 京 (イラスト), 千葉 一裕 (寄稿)
出版社: アスク出版; 1版 (2016/5/26)、出典:出版社HP

Chapter 8泌尿生殖器系の医療面接
i泌尿生殖器系の症状
a骨盤痛と腹痛
b排尿障害
c尿の回数と量の変化
d夜間頻尿
e 尿意切迫
f尿流に関する問題
g尿失禁
h血尿
i尿中の空気
j掻痒、黄疸、腹部膨満
k尿道分泌物
l生殖器病変
m睾丸の痛みと腫れ
n性行為に関する病歴
ii泌尿生殖器系の疾患
a腎臓と尿路の疾患(一般)
b糖尿病
c腎臓結石
d尿路感染症(膀胱炎)
e腎不全
f性感染症
g泌尿生殖器系と腎臓のがん
h 泌尿生殖器系の手術
iii泌尿生殖器系の疾患に関連する危険因子
a薬
b食事と飲み物
c外傷
d家族歴

Chapter 9 精神科の医療面接
i精神科の症状
a来院の理由と紹介
b病前性格
c気分
d睡眠
e興味
f罪悪感
g活力
h 集中力
iストレス
j不安
k食欲と体重
l躁状態
m 強迫観念と衝動強迫
n妄想
o幻覚
p自殺念慮と自傷行為
q病識
r精神科の既往歴
s精神科の治療
ii精神科の疾患
a一般的な精神衛生上の問題
bうつ病
c不安神経症
d統合失調症
e強迫神経症
f摂食障害
g双極性障害/躁うつ病
h認知症
iii精神衛生状態の評価
a導入
b時間に対する見当識
c場所に対する見当識
d人物に対する見当識
e記憶と想起
f日数を逆に数える

Chapter 10 小児科の医療面接
i 小児科特有のフレーズ
a親に対する自己紹介
b子供に対する自己紹介
cスモールトーク
d励ましの表現
e妊娠について
f分娩/出産について
g産後について
h成長
i発達
j予防接種
k 乳児の食事
l子供の食事
m睡眠
n泣くこと
o遊び
p行動
q学校と学校での成績
r兄弟姉妹
sトイレの習慣
ii小児科の疾患
a喘息
b湿疹
cウイルス感染
d呼吸器感染症
eてんかん
f中耳炎
iii小児科の疾患に関連する危険因子
a アレルギー
b親の職業
cタバコ
d家族歴
e病人との接触

Chapter 11 産婦人科の医療面接
i産婦人科の症状
a 骨盤痛と腹痛
b泌尿器系の症状
c月経困難症
d月経過多
e頻発月経、希発月経、無月経
f中間期出血
g性交疼痛
h 性交後出血
i膣分泌物
j乳房組織の変化
ii産婦人科の疾患・・・190
a子宮内膜症
b子宮筋腫
c多嚢胞性卵巣
d婦人科がん
e妊娠中の母体の健康に関する問題
f流産と中絶
g子宮外妊娠
iii追加情報
a初経、閉経、最終月経
b性行為に関する病歴
c避妊
d過去の妊娠
eホルモン補充療法
fスクリーニング検査
g産婦人科の手術
h妊娠について
i分娩/出産について
j産後について

Chapter 12 麻酔科の医療面接
i麻酔を受ける患者さんに対する質問
a歯、義歯、口、あご
b過去の手術と麻酔
c薬とアレルギー
d家族歴・
e社会歴
f心血管系の疾患
g呼吸器疾患
h 肝臓疾患と血液疾患
i脳血管疾患
j内分泌系疾患
k首と背中
l腎臓疾患
Chapter 13 皮膚科の医療面接
i皮膚科の症状
a皮膚損傷と発疹
b痒み
c痛み
d分泌物
e打撲傷
f爪の変化
g髪の変化
h全身症状
ii皮膚科の疾患
a皮膚の一般的な疾患
b湿疹
c乾癬
dほくろ
e皮膚腫瘍
iii皮膚科の疾患に関連する危険因子
a薬とアレルギー
b家族歴
c予防接種
d社会歴

Chapter 14 耳鼻咽喉科の医療面接
i 耳鼻咽喉科の症状・・ 218
a聴力損失
b耳鳴り
c耳痛
d耳漏
eめまい
f嗅覚の変化
g鼻閉塞
hくしゃみ
i鼻汁と鼻出血
j腔内疼痛
k咽頭痛
l咳
m嚥下障害
n発声困難
ii耳鼻咽喉科の疾患
a耳鼻咽喉科の一般的な疾患
b中耳炎
c副鼻腔炎
d扁桃腺炎
e喉頭炎と咽頭炎
f頭部腫瘍と頸部腫瘍
iii耳鼻咽喉科の疾患に関連する危険因子
a薬とアレルギー
b家族歴
c外傷
d社会歴

Chapter 15 眼科の医療面接
i眼科の症状
a視力低下
b視野のぼやけ、かすみ、ゆがみ
c目の充血
d眼痛
e目の分泌物と涙目
f目のかわき、ざらつき、痒み
g閃光と飛蚊症
h複視
i頭痛
j羞明
ii眼科の疾患
a一般的な目の疾患
b結膜炎
c緑内障
d斜視
e白内障
fブドウ膜炎
iii眼科の疾患に関連する危険因子
a 現病歴と既往歴
b目の手術
c家族歴
d外傷
e社会歴

コラム:
病院でよく使われる同意語
医療面接前の英語表現
痛みの種類を表す形容詞
痛みの程度と期間、範囲を表す形容詞
産婦人科の患者さんがよく使う英語表現
皮膚科の患者さんがよく使う英語表現
眼科の患者さんがよく使う英語表現

巻末
医療面接の英語和英小辞典

Part 1

一般的な医療面接
General History Taking
Part1では、もっとも一般的または基礎的な医療面接で必要となる英語表 現を紹介しています。患者さんが英語のネイティブスピーカーである場合 もそうでない場合も理解してもらえる、簡潔でわかりやすいフレーズです。 患者さんを安心させるために使えるフレーズなども含まれています。 診療科ごとのより詳細な医療面接で使用するフレーズについてはPart 2 をご覧ください。

James C. Thomas (著), 高橋 良子 (著), 川名 京 (イラスト), 千葉 一裕 (寄稿)
出版社: アスク出版; 1版 (2016/5/26)、出典:出版社HP

CD付き 正しく診断するための 医師の診療英会話

筆者が現場で働く英語ネイティブスピーカー。

この本の特徴は何と言ってもPart 2。です。
各診療科の様々な病状について、メインの会話文と関連表現が紹介されているため、
類似品と比較しても例文が多く、ボリュームがあります。

バーマン・シャーリー・J (著), バリー・ブラム (監修)
出版社: ナツメ社 (2016/6/16)、出典:出版社HP

はじめに

読者の皆様へ、
本書を選んでいただきありがとうございます。本書の PART 1 と PART 2は全くなった観点で構成されています。

PART 1は、典型的な日本の病院で繰り広げられる日常のやりとりを日本人の視点から提供しています。新規の外国人の患者さんと何か会話をするときに参照するのと PART 1は格好の入門書です。録音された日本語と英語の会話を交互に聞くことで、曲型的な病院でのやりとりに精通されることでしょう。

PART 2は、各診療科で日々繰り広げられる数多くの病状に関わる英語表現を、異文化の観点で紹介しています。PART 2によって、医療の専門家と患者さんとの間で取り交わされる他に類を見ない実践的な会話を習得されることでしょう。

本書に登場する外国人の患者さんは、日本在住の平均的な外国人で、多くが病状に精通しています。医療従事者の中には留学や海外勤務の経験を持つ人も多いので、日本人を対象とする患者のケアとの文化的な相違点は想像に難くないでしょうが、こうした外国人の患者さんが、本編を通じて随所で使っているのは、英語の医療書で扱われている用語ではなく「lay terms (一般用語)」です。

lay terms (一般用語) は日本の医療専門家にとって注目すべき有益な分野です。興味深いのは、英語で使われているlay termsの多くの状況が、日本語でも lay terms として用いられていることです。たとえば、日本人は一般に、「肩関節周囲炎(専門用語)」ではなく「四十肩(一般用語)が普及しています。同じ症状については、英語でも専門用語ではなく、「frozen shoulder (凍結肩)」という一般用語が普及しています。

そうかと思うと、日本ではアレルギーの症状を説明するとき、「アレルギー鼻炎(専門用語)を用います。英語でも一般の患者さんが専門用語で病状を説明することがあります。つまり普及している専門用語もあれば、普及していない専門用語もあるわけです。

本書では、英語圏の患者さんと医師との間で今日よく用いられる会話例を多数掲載しています。「私は弘前大学医学部医学科の医療英語コースにおいて、こうした用語を教材として作成しましたが、学生たちは一般用語と専門用語の対に触れたいに刺激を受けています。本書を通じてより多くの読者の皆様に教材を提供できることをうれしく思います。本書が皆様のより発展的な学習の手助けとなれば幸いです。

本書の執筆にあたり、監修を快諾し的確なアドバイスをくださったバリー・ブラム先生、そして編集のコーディネーションや助言をいただいた(有)ジャパン・ランゲージ・フォーラムの小林裕子さん、(株)シー・レップスの飯尾美子さん、ナツメ出版企画(株)の遠藤やよいさんにこの場を借りて御礼申し上げます。

2016年5月1日 バーマン・シャーリー・J

監修のことば

I am honored to serve as Editorial Supervisor for this medical conversation book. The author, Shari Berman, has been a colleague and friend for many years. She is a brilliant linguist who has mastered many languages out of sheer interest in effective communication.

I was profoundly impressed by the scope, the depth and the accuracy of her dialogs. Bridging the communication gap between a patient and a doctor coming from different backgrounds is critically important. Ms. Berman’s book is designed precisely for this purpose. Her skillful preparation of the material here should enable the Japanese medical professional to communicate with his or her English speaking patients accurately and comfortably, even with patients who speak idiomatically and not just according to the dictionaries. Aloha,
Barry Blum, MD

本書に監修として参画できたことを光栄に思います。著者のシャーリー・バーマンは、私の長年にわたる仕事仲間であり友人です。彼女は才能ある言語学者で、効果的なコミュニケーションへの純粋な興味から多言語を習得してきました。

私は彼女が執筆した本書の会話が持つ幅広さ・奥深さに深く感銘を受けました。さまざまな経歴を持った患者と医師の間のコミュニケーションギャップを埋めることは極めて重要です。本書はまさしくこうした目的で作られています。長年の経験に基づいて構想された本書を学習すれば、日本人の医療従事者が英語圏の患者と、たとえ彼らが一般的な話し言葉を使ったとしても、正確かつ無理なく意思疎通ができるようになるに違いありません。

バリー・ブラム医学博士

バーマン・シャーリー・J (著), バリー・ブラム (監修)
出版社: ナツメ社 (2016/6/16)、出典:出版社HP

Contents

本書の構成と使い方
音声 CD の活用法

PART 1 基礎編
Chapter O- 病院概要
1院内組織
2受診の手順
3院内順路案内

Chapter 1- 総合受付
1初診患者
2初診受付
3再診受付
4初診受付(一般診療所)
5 診療科受付

Chapter 2- 問診
1症状をたずねる
2症状を詳しくたずねる
3日常の習慣をたずねる
4既往歴・家族歴をたずねる

Chapter 3- 身体診察
1視診・聴診触診を行う
2バイタルサインの評価を行う

Chapter 4- 検査
1検査を指示する
2採血・尿検査をする
3さまざまな検査をする

Chapter 5- 診断・処置・処方
1検査結果を伝える
2処方箋を出す
3次の予約を入れる

Chapter 6- 手術・入院
1必要性・注意事項を説明する
2麻酔について質問・説明する

Chapter 7- 会計
1会計口

Chapter 8- ER(救急治療室)
1救急措置 –

PART 2 応用編
内科系

Chapter 1- 神経内科
1神経痛
2頭痛

Chapter 2- 消化器内科
1潰瘍性大腸炎
2胃潰瘍

Chapter 3- 腎臓内科
1腎臓病

Chapter 4- 呼吸器内科
1慢性閉塞性肺疾患
2閉塞性睡眠時無呼吸

Chapter 5- 循環器内科
1心臓疾患(1)
2心臓疾患(2)
3高血圧症
4 動脈硬化

Chapter 6- 血液内科
1リンパ腫
2悪性貧血

Chapter 7- 糖尿病代謝内科
1糖尿病

Chapter 8- 精神科
1摂食障害
2うつ病
3双極性障害

Chapter 9- リウマチ科
1関節リウマチ

外科系
Chapter 10- 一般外科
1虫垂炎
2胆石
3腰痛・背痛

Chapter 11- 整形外科
1捻挫・骨折
2傷
3ヘルニア
4手根管症候群

Chapter 12- 心臓血管外科
1虚血性心疾患

Chapter 13- 脳神経外科
1てんかん
2脳卒中
3アルツハイマー病

Chapter 14- 乳腺外科
1乳腺腫瘍

その他
Chapter 15- 小児科
1ぜんそく・インフルエンザ

Chapter 16- 肛門科
1核

Chapter 17- 産婦人科
1子宮筋腫
2分娩

Chapter 18- 泌尿器科
1膀胱炎
2前立腺肥大

Chapter 19- 形成外科
1顔面神経麻痺

Chapter 20- 皮膚科
1皮膚アレルギー
2できもの
3抜け毛

Chapter 21- 眼科
1ドライアイ
2白内障

Chapter 22- 耳鼻咽喉科
1めまい・耳鳴り
2メニエール病
3鼻炎・副鼻腔炎
4耳感染症

Chapter 23- 歯科・口腔外科
1歯根管

医療用語リスト

バーマン・シャーリー・J (著), バリー・ブラム (監修)
出版社: ナツメ社 (2016/6/16)、出典:出版社HP

◎本書の構成と使い方

本書は PART 1 『基礎編』と PART 2『応用編』の2つのパートで構成されています。
PART 1で基本表現をマスターし、PART 2では PART 1で学習した基本フレーズをふまえて、各診療科に特化した専門性の高い診療会話を身につけていきます

(PART 1)
患者さんが病院の門をくぐってから、診察を受け、会計を済ませるまでの流れ沿って、病院内で医師をはじめとする病院スタッフが外国人患者に応対する抗話表現が掲載されています。

イラスト(IMG_0693.JPG)省略

(PART 2)
各診療科での会話例です。ここでは、南弘前病院という架空の病院の診療科で日常繰り広げられる会話で構成されています。

イラスト(IMG_0694.JPG)省略

◎音声CDの活用法

CD1にPART 1の会話例、CD2に PART 2の会話が収録されています。会話にトラックを分けて収録されていますので、必要なところから開始することができます。

●CD 1(PART 1)の活用法
CD 1には日本語での会話も収録されています。英語を聞いたあと、意味を確認することで、しっかりと基本表現を定着させることができます。

●CD 2(PART 2)の活用法
CD 2は診療科別のより専門性の高い会話が収録されています。実際の医療場面に使われるナチュラルスピードになっていますので、繰り返し聞くことで実践で役立つ診療英語を身につけることができます。

トラック一覧

Chapter 0 …. 病院概要
Chapter 1… 総合受付
Chapter 2 … 問診
Chapter 3… 身体診察
Chapter 4…. 検査
Chapter 5 … 診断・処置・処方
Chapter 6 … 手術・入院
Chapter 7… 会計
Chapter 8 … ER(救急治療室)

Chapter 1 … 神経内科
Chapter 2… 消化器内科
Chapter 3… 腎臓内科
Chapter 4… 呼吸器内科
Chapter 5… 循環器内科
Chapter 6 … 血液内科
Chapter7… 糖尿病代謝内科
Chapter 8 … 精神科
Chapter 9 … リウマチ科
Chapter 10…一般外科
Chapter 11…整形外科
Chapter 12…心臓血管外科
Chapter 13… 脳神経外科
Chapter 14… 乳腺外科
Chapter 15…小児科
Chapter 16… 肛門科
Chapter 17…産婦人科
Chapter 18…泌尿器科
Chapter 19…形成外科
Chapter 20…皮膚科
Chapter 21…眼科
Chapter 22…耳鼻咽喉科
Chapter 23…歯科・口腔外科

バーマン・シャーリー・J (著), バリー・ブラム (監修)
出版社: ナツメ社 (2016/6/16)、出典:出版社HP