語学留学で気をつけることとは? 実際に経験した人に聞いた留学のコツ

留学するなら語学留学? それとも大学の交換留学?

大学生活中に海外留学を考えている学生たちもいると思います。留学と一言にいっても、語学留学や大学のプログラムでの交換留学など様々で、どのような目的で海外留学をするかで変わります。また、留学先も英語圏であれば、多くの国が選択肢に入ります。代表的な国ですと、アメリカ、イギリス、カナダなどでしょう。最近ではフィリピンも多くの留学生が選択しています。物価や学費、生活費など予算、目的を考慮した上で決めるといいでしょう。

それでは、語学留学と大学留学では何が異なるのでしょうか。まず一つに留学先の選択肢があります。大学の留学では、あらかじめ派遣先の大学が決まっており、学校を代表して留学することもあり、留学条件や期間も定まっています。また、留学にかかる費用を学校が負担してくれることもあります。一方、語学留学では留学先を自分で選択することができます。例えば英語を学びたいのなら、全ての英語圏が対象になります。自費留学のため、留学にかかる費用は全て自分で賄わなければなりません。

そして、最も異なることは単位が出るか出ないかということです。大学留学では提携先の大学で講義を学ぶことを目的としています。ですので、英語で授業の内容を理解できることは当然であり、現地の講義内容を学ぶという姿勢が求められます。ですので、所属元の大学でも認定される単位を得ることができます。しかし、語学留学は単位の認定がなく、学校を休学するか、就活後の空いた時間を利用して行く以外ありません。つまり、英語を学びたいなら語学留学、英語ができて現地の大学で最新の講義を受けたい人は大学留学といったところでしょうか。

留学は受動的ではなく能動的に行動すべし

ここでは語学留学について、実際に経験した編集部員に留学するときのポイントを聞いてみました。

「私の場合は、留学エージェントを通してイギリスに留学をしました。語学留学でしたので、大学3年の下半期を休学して渡英しました。履歴書的には『留年』ですが、就活には全く影響なく、留学のことを話したら面接官のウケも良かったです。留学先ではハウスシェアをしていましたが、兎にも角にも『自分から行動を起こさないといけない』と思います。語学学校は、入学と卒業が人それぞれで、基本的にいつでも可能です。その代わりに入れ替わりが激しく、自分からどんどん話しかけないと馴染むことができません。馴染めないと結局日本人同士で固まってしまうので、自分から行動を起こすことが大切です。現に、クラスに馴染めず、日本人ばかりと一緒にいた人もいました」(編集部員)

語学留学する上で大切なことは、自分から行動することだという。語学留学はいつでも入学卒業ができるので、自分がいる期間でも何人も入れ替わることを経験するはず。仲良くなっても翌週には帰国してしまうなんてこともあります。外国人に自分から話しかけるのは勇気が必要ですが、クラスメイトと仲良くできないと日本人ばかりと一緒に行動する様になってしまいます。わざわざ高い費用を出して留学するのであれば、語学はもちろん、異文化と交流するチャンスです。常に自分から周りに話しかける能動的な姿勢を持ちましょう。

「語学学校には色々な国から来ているので、仲良くなってしまえば、色々な文化を知ることができますよ。私はイタリア人やアラブ人などと一緒にいることが多かったです。留学したのは短い期間でしたけど、4年経った今でもたまに連絡とることもありますよ。逆に留学先にいた日本人とは、日本に帰ってきてからの方が仲良くなりました(笑)」(編集部員)

これから留学する人や将来的に留学を目指している人は、受動的ではなく能動的に行動することを頭に入れて、現地に飛び立ちましょう。きっと、日本では味わうことができない経験ができると思います。