英文法が身につくオススメの参考書と問題集

参考書と問題集ならどちらを使うべきか?

英語の基礎として単語に並んで大切なのが英文法です。受験生や資格取得を目指している人は、英文法の学習を繰り返し行っていることでしょう。文法は言語においてのルールに当てはまるので、法則を理解していなければ、英作文や並べ替え、英会話をするときなどに障害となります。とはいえ、全ての文法を覚えようとすると時間がかかります。文法を覚えるときは、テキストを使うことが多いと思います。やり方も人それぞれでしょうが、大きく分けて参考書を読んで覚える人と問題集や過去問を解きながら覚える人の2通りだと思います。ここでは、どちらの方法で学ぶ人にも対応できるように参考書形式のテキストと問題集をご紹介します。

「全解説頻出英文法・語法問題1000」(桐原書店)

瓜生 豊(編集)、篠田 重晃(編集)
出版社:桐原書店;増補改訂版(2005/10/1)、出典:amazon.co.jp

大学受験の対策で人気の問題集です。テーマごとに1000問以上の文法問題を収録しています。解説も詳しくされていて、多くの問題を解いて解説を読んで理解を深めるといったやり方が適していると思います。大学受験の範囲で問題が作られているので、英語初心者や深く英文法を身に付けたいという人には向いていません。受験生向けの問題集だと思っていていいでしょう。TOEICや英検を受験する人にも良い教材だと思います。

「英文法解説」(金子書房)

江川 泰一郎(著)
出版社:金子書房;改訂3版(1991/6/1)、出典:amazon.co.jp

英語教師や通訳者など英語を使って仕事をしている人向けの文法書です。500ページとかなり分厚く、用法について詳しく書かれています。参考書というよりはわかりやすい辞書の様に感じます。どこのパートから読んでも違和感なく読むことができることが特徴なので、英語の基礎知識を持っている人が辞典として使うと良いと思います。

「表現のための実践ロイヤル英文法」(旺文社)

綿貫 陽(著)、マーク・ピーターセン(著)
出版社:旺文社(2011/9/10)、出典:amazon.co.jp

一般社会人や高校生以上の学生を対象とした参考書です。受験勉強や資格勉強のために文法をしっかりと学びたいという人に適していると感じます。難しい説明がないので、比較的読みやすいと思います。章の最後に練習問題が付属されているので、すぐにインプットの後にアウトプットをすることができます。問題集の補助的な役割で活用すると効果を発揮してくれそうな書籍と思います。

「English Grammar in Use 5th edition」(Cambridge University Press)

Raymond Murphy(著)
出版社:Cambridge University Press(2019/4/8)、出典:amazon.co.jp

本書は洋書なので全ての説明が英語で書かれています。ただ内容的には英語中級者が文法と読解を同時に学習したいと思ったときに本書は力を発揮してくれます。文法も日本語訳ではなく、英語のままの方が本来の表現が理解できます。中級者がより上のレベルを目指すために本書は役立つと思います。

文法専門の参考書や問題集をご紹介しましたが、勉強方法は人それぞれですので、自らのスタイルに合ったものを選択するといいでしょう。文法書は参考書か問題集のどちらかを使って学習すると定着が早くなると思います。文法が理解できていれば、英作文に活かすことができるので、まずは1冊取り組んでみてください。