オンライン英会話の効果的な使い方は? 各社の特徴を比較して選ぼう

英会話を始めようとするとき、オンライン英会話を選択肢に入れている人も多いだろう。そこで、オンライン英会話の効果的な使い方と選び方を知るために、元大手オンライン英会話教室で勤務をしていた中野大河さんに解説してもらおう。

オンライン英会話はたくさん失敗して失敗から学ぶ場所

英会話をしようと考えるとき、通学型の英会話教室の他にオンライン英会話が選択肢に入ると思います。私自身、オンライン英会話を運営しているレアジョブに1年間勤務していた経験があるのと同時にユーザーとしてもオンライン英会話を2年間受講していました。おそらく皆さんよりもオンライン英会話について精通している私が、オンライン英会話が英会話の上達に有効であるかを伝えていこうと思います。また、有効な活用法も紹介します。

オンライン英会話を利用したことのない人のために、オンライン英会話について軽く触れておきます。オンライン英会話はスマートフォンやパソコンを使って、英語が話せる外国人講師と英会話をするサービスです。英会話スクールと同じことが家にいてもできると思ってくれて構いません。毎日25分間のレッスンを受講できるのがスタンダードなプランで、だいたい月額6,000〜10,000円程度です。対象レベルも英会話ができるようになりたいという人から留学経験のある上級者まで、幅広いレベルや対応した教材を揃えています。

英語を話せるようになりたいという人に伝えたいのは、オンライン英会話を使い、たくさん話して失敗して、失敗から学んで欲しいということです。失敗から学ぶことで徐々に英会話ができるようになるでしょう。私自身が海外で働いたり、オンライン英会話で様々な国の人を見たり、と英語を学ぶ多くの人に関わってきましたが、日本人は失敗を恐れる傾向があります。

日本は書店には英語関連の書籍が多く置かれており、巷には多くの英会話スクールが存在します。それにも関わらず、日本人に英語が話せる人が多くいない(IELTSで日本人の平均点が低い)のは、日本人の典型的な失敗を恐れる性格が英会話の上達を妨げているのではないかと感じます。

どうやってオンライン英会話のサービスを選べばいい?

今のところ、日本にはメジャーなオンライン英会話スクールが約10社あります。私自身、サービスの利用経験があるのは、レアジョブとDMM英会話、ネイティブキャンプの大手3社です。現在、業界を牽引している3社の特徴を簡単に説明すると、レアジョブは初心者に定評があり、価格の低いプランを提案しています。月8回プランなど初心者が英会話を始める敷居が高くないというのが特徴です。

続いて、DMM英会話の特徴は、世界中の講師からレッスンを受けられるということです。
レアジョブの講師が全てフィリピン人であるのに対して、DMM英会話は欧州に在住している講師のレッスンも受けることができるため、バラエティーに富んでいます。

最後にネイティブキャンプは、無制限にレッスンを受講できることが特徴的です。レアジョブとDMM英会話はレッスン時間の予約が必要なのに対して、ネイティブキャンプでは手の空いている講師とすぐに英会話を始めることができます。予約が埋まっていて空いている時間にレッスンが受けられないということがないので、沢山レッスンを受けたい人にオススメです。

各社無料体験レッスンを受けることができるので、体験レッスンを受けてから自分に合うサービスを選ぶと良いでしょう。

また、英語学習上級者になってからもオンライン英会話の利用はオススメできます。私自身、ニュージーランドに来てから外国人とシェアハウスで住み始めたので、オンライン英会話の利用を停止しました。

しかし、ホテルの仕事に就いてからはホテルで住むようになり、英語で会話する時間が減ったため、オンライン英会話を再開しました。ニュージーランドという英語圏に住みながらも、オンライン英会話を続けている理由がコレです。毎日25分間、英語で話すことができるというのがオンライン英会話の魅力です。もし、英会話を目標としているのであれば、オンライン英会話を検討しても良いのではないかと思います。