基本の文法からせめる英会話!(下)
本書は、中学レベルの英文法で英会話を学習できる本です。32項目の文法と日常で使用する単語を組み合わせて416の表現が学べます。簡単な構文を使える応用力と素早く正確に話すための瞬発力を身につけられるとしています。音声とテキストを使ったトレーニングを繰り返す手法を採っています。
本書は、究極の英会話シリーズの下巻です。上巻に引き続き、中学レベルの知識を用いて英会話力の定着を図ります。復習にもなるので、英語の学び直しをしたい方にもお勧めの1冊です。
はじめに
中学2~3年の文法32項目×日常で使える単語だけで=大人の会話は自在に操れる!
『究極の英会話(下)』は、アルクが編集した学習語彙リスト「標準語彙水準SVL12000」
(Standard Vocabulary List:略称 SVL12000)をベースとする英会話教材です。
本書は『究極の英会話(上)』に引き続き「もっといろんな表現を英語で話せるようになりたい」という方はもちろん、「今度こそ、英会話をモノにしたい」と再挑戦を目指す方にも最適です。
「英語が話せない」原因の1つは、「練習量が圧倒的に足りない」こと。しかし、そもそも意味の分からない英文をいくら練習しても、身に付くはずはありません。そこで、本書では次の2つの点を基盤に据えて実力を強化していきます。
1英会話に不可欠なもの、それは文法力。本書で学習する英文には、中学2年後半~中学3年で習う英文法を使用しました。
2音声を使った種々のトレーニングで文法知識を活 性化。基本的な構文をきちんと使いこなして、どんどん話せるようになっていきます。
まずは、1つの英文を何度でも口に出してみてください。考え込まずに英語が出てくるようになったら、しめたもの!
簡単な英語を応用すれば、表現の幅はぐんと広がります。本書での練習を通じて、英語を話すための基礎体力を身に付けてください。
本書の内容は『究極の英語スピーキング Vol.2』『究極の英語スピーキング Vol. 3』(いずれも2009年初版発行)のテキストおよび音声を加筆修正・再編集したものです。
目次
はじめに
基礎固めと復習は『究極の英会話(上)』で!
無料ダウンロード音声について
この本の使い方
品詞早分かり一覧
中学2年レベル
休み明けからの本気
Unit
32 比較級
33 最上級
34 as+原級+as
35 比較級/最上級の疑問文
36 疑問詞+比較級/最上級
37 There is と There are
38 不定詞の形容詞的用法
39 不定詞の副詞的用法1(目的)
40 不定詞の副詞的用法2(理由・根拠)
41 不定詞の名詞的用法
42 too ~ to do の形
43 動名詞
44 等位接続詞(and/but/or/so)
45 条件を表す接続詞 if
46 時を限定する接続詞 when
47 理由を表す接続詞 because
48 名詞節を導く接続詞 that
中学3年レベル
49 so+接続詞 that
50 受け身
51受け身の否定文・疑問文
52 現在完了形の継続用法
53 継続用法の疑問文
54 現在完了形の経験用法/完了・結果用法
55 経験用法/完了・結果用法の疑問文
56 現在分詞
57 過去分詞
58 間接疑問
59 関係代名詞の主格
60 関係代名詞の目的格
61 知覚動詞
62 使役動詞
63 感嘆文
まるまる見せます!
会話編
「あいつより勉強してるのにさ」
「エアコンを最強に設定していたよ」
「あなたみたいに上手にはできないわ」
「早く届けてくれるのかな」
「世界で一番大きな都市はどこでしょう」
「踏み台にできるものはある?」
「終わらせなきゃいけない仕事があったんだ」
「娘と一緒にパンダを見に動物園へ行くんだよ」
「非常にうれしく感じております」
「君は危険な生き方が実に好きな んだな!」
「この文字、私には小さ過ぎて読 めないわ!」
「社内で異動するのはどう?」
「メッセージを送ろうとしているんだけど……」
「リストを確認するように言ってもらえる?」
「どうしてそのまま行っちゃったの?」
「バイオリンのレッスンを受けてるからよ」
「難点があるのは確かです」
「あまりにも退屈で、眠りそうになったよ」
「頼まれていたんだけど、忘れてたんだよ」
「生の鶏肉を洗ってはいけません」
「エンジニアとして上海で5年間働いています」
「どれくらい滞在なさっていますか」
「かわいい物に興味があると分かったんです」
「うちの事務所に行ったことはある?」
「ある紳士と話をする機会があったんだ」
「議事録を確認してほしいんだ」
「アダムズさんがいつ戻るか、知っている?」
「資料のコピーをいただけますか」
「上司が話してた車を君が買ったんだって?」
「ちょっと前にオフィスを出て行くのを見たけど」
「上司にコピー取りはさせられませんよ」
「なんて厳しいスケジュールなんだろう!」
Standard Vocabulary List 1 ~ 3 全単語
上巻で言える!お役立ちフレーズ
奥付
基礎固めと復習は『究極の 英会話(上)』で!
上巻では31ユニット分の基本文法を徹底的に学びます。中学入学から中学2年前半に学ぶ文法をカバーしています
中学1年レベル
何事も最初が 肝心
Unit
01 be 動詞の現在形
02 be 動詞の過去形
03 be 動詞の否定文
04 be 動詞の疑問文
05 一般動詞の現在形
06 一般動詞の過去形
07 一般動詞の否定文
08 一般動詞の疑問文
09 疑問詞の What
10 疑問詞の Who
11 疑問詞の Where
12 疑問詞の When
13 疑問詞の How1(状態・手段)
14 疑問詞の How2(程度・数量)
15 疑問詞の Whose
16 疑問詞の Which
17 命令文
18 進行形
19 進行形の疑問文
20 疑問詞+進行形
21 助動詞 can/could (可能)
22 助動詞 can/could を使った疑問文
23 疑問詞+助動詞 can/could
中学2年レベル
夏休みまでの粘り
24 助動詞 may(許可)
25 助動詞 would/could (依頼
26 助動詞 must と have to (義務)
27 助動詞 shall(申し出・勧誘)
28 be going to do (予定)
29 be going to do の疑問文
30 will(意志・未来)
31 will を使った疑問文
無料ダウンロード音声について
本書に対応する音声は、すべて無料でダウンロードしていただけます。下記URLにアクセスし、『究極の英会話(下) 中学2~3年レベル英文法100パーセント攻略』を選択、フォームに必要事項をご記入の上送信いただくと、ダウンロードページURLのご案内メールが届きます。
まずはこちらへアクセス!
ALC Download Center ダウンロードセンター
http://www.alc.co.jp/dl/
(2014年12月時点の情報。今後詳細が 変更になる可能性があります)
ダウンロードした音声には「究極の英会話(下) 001-224」が収録されています。
ダウンロードした音声ファイルはiTunesなどの音声再生ソフトで取りこんでご利用ください。音声再生ソフトでのファイルの取り込み方法や携帯音楽プレーヤーでの利用方法に ついては、ソフトやプレーヤーに付属するマニュアルでご確認ください。
取り込んだ音声ファイルは、音声再生ソフトで次のように表示されます。
出版社名(アーティスト名): 「ALC PRESS INC.」と表示。
書名(アルバム名) : 『究極の英会話(下)』
トラック名(曲名): どの学習に必要な音声なのかがすぐわかるよう、トラック名は、[001_Unit32]のように曲名が表示されます。
本書では、ダウンロードした音声を使用する部分は
DL 001_Unit32のように、ダウンロードした音声と同じトラック名で表示しています。該当のトラックを再生して学習してください。
この本の使い方
本書では、ユニットごとにテーマとなる文法が設定されています。1つの文法を使ってさまざまな文を話す練習を行うとともに、口頭で素早く応答する(クイック・レスポンス)トレーニングを通して、会話の実践力を培います。
Step1 考える
●日本語で書かれた3つの文を、英語でどう言うか考えましょう。太文字で示された箇所には 特に注意。
●すぐにページをめくらず、ヒントを参考に最低1分間はじっくり考えてみましょう。
Step2 確認する
●答え合わせの後で音声を再生し、「日本語⇒(ポーズ)⇒英語⇒(ポーズ)」の(ポーズ)で英語を音読(口に出して読むこ と)しましょう。
DL 001_Unit32
↑ ダウンロードした音声のトラック番号はこのマークを参照
本見てOK!
↑ このマークの付いている箇所はテキストを見て練習します
切り札はココ!
↑ このユニットで学ぶテーマ文法はこのマークをチェック
Step3 文法を理解する
●テーマ文法についての解説を読み、文の仕組みを把握しましょう。「どう使う?」も参考に、文の構造を頭に入れましょう。
Step4 繰り返し音読する
●テーマ文法を使用した10個の文(または短い対話)を取り上げます。
●音声を再生し、「日本語⇒(ポーズ)⇒英語⇒(ポーズ)」の(ポーズ)で英語を音読しましょう。目標回数は1~10を通しで10回です。
■エクセサイズモードで制限時 間内に言えなかったら復習しましょう。
本見ちゃダメ!
↑ 必ず本を伏せ、耳だけを頼りに取り組んでください。
Step5 シャッフルで定着度を試す
●「エクセサイズモード」で音声を再生すると、Step4 の「日本語⇒(ポーズ)⇒英語」がシャッフルされて(順不同に)流れます。
●(ポーズ)で直前の日本語を英語に直して口頭で答えましょう。次の英語が聞こえるまでが制限時間。音声を途中で止めてはいけません。
Step6 会話を音読する
●テーマ文法を含む会話を、まずは通しで聞きましょう。
●次のトラックでは、1文ごとに入っている(ポーズ)で英文を音読しましょう(日本語の音声 はありません)。
※この会話は「会話編」からテーマ文法を含む箇所を引用したものです。「会話編」には会話全文(英語のみ音声あり)が掲載されています。
本見ちゃダメ!
↑ 必ず本を伏せ、耳だけを頼りに取り組んでください
Step7 ロールプレ イで即答する
●音声を再生すると、Step 6の会話音声が流れます。その際、一部が日本語で聞こえます(日本語は会話の冒頭に入ることもあります)。
●日本語をすぐに英語に直して口頭で答えましょう。次の英語が聞こえるまでが制限時間。音 声を途中で止めてはいけません。
品詞早分かり一覧 parts-of-speech
この本には、英語の文の構造を説明する上で品詞について言及した箇所があります。品詞とは、「1つ1つの単語が持つ役割」を基にグループ分けした際の、グループ名に当たります。ここでは、代表的な品詞が持つ役割を、単語の例とともに紹介します。
動詞
[役割] 動作や状態を表す
[例] laugh(笑う)、 order(注文する)、want(欲する)
名詞
[役割]人や物の名前を表す
[例] airport(空港)、 cousin(いとこ)、 Monday(月曜日)
形容詞
[役割]人や物の様子を表す
[例] beautiful (美しい)、 healthy(健康な)、nice(すてきな)
副詞
[役割] 動詞や形容詞、ほかの副詞、あるいは文全体を説明する
[例] here (ここで)、today (今日)、hard(熱心に)
代名詞
[役割]名詞の代わりをする
[例]I(私)、your(あなた の)、that(あれ)
冠詞
[役割] 名詞の前に置かれ、特定性などの意味を加える
[例] a/an, the
前置詞
[役割] 名詞の前に置かれ、時や場所、手段などを表す
[例] at [時刻・地点]、 on [特定日・接触]、by [期 限・近接・手段]
接続詞
[役割] 単語どうし、句どうし、節や文どうし※を結び付ける
[例] and(そして)、 because (なぜなら)、or(あるいは)
※句は2つ以上の単語のまとまりで、品詞に相当する働きを持つ(主語+動詞は含まない)。節は2つ以上の単語のまとまりで、主語+動詞を含む。
助動詞
[役割]動詞に添えて使われ、「~できる」「~だろう」などの意味を加える。
[例] can(~できる)、 will(~でしょう)、may (~してもよい)
疑問詞
[役割]「何?」「誰?」「いつ?」などを尋ねる際に使われ、代名詞・形容詞などの役割を果たす
[例] what(何)、 who (誰)、when(いつ)、 where(どこ)
行け行け 中学2年レベル
休み明けからの本気
上巻からの進級組も、この本からの新入生も本腰を入れて学習スタート。ここからは中学2年の夏以降に習う文法をおさらいしさまざまな表現を身に付けていきましょう。長めの英文にも挑戦します。気持ちも新たに頑張りましょう。