12週間で「話せる」が実感できる魔法のなりきり英語音読

 


 

ネイティブの発音を学ぶ

「リスニングでは全然聞き取れなかった内容が、後からリーディングで確認したらすごく簡単な内容で拍子抜けした…」と言う経験が多々あります。この問題が生じる一つの原因として、ネイティブの発音は単語同士をつなげたり、音が脱落したりしてしまうからです

これによって、単語本来の発音とは異なって聞こえて、聞き取れなくなってしまうのです。この問題を解決するために、この『12週間で「話せる」が実感できる魔法のなりきり英語音読(ICE ENGLISH)』は、ネイティブの発音を聞き、聞いたままを発音することで音の結合・脱落に慣れるトレーニングの教材となっています。

「聞く(Input)→真似する(Practice)→使う(Output)」の3ステップ、12 Chapterのトレーニングで発音をネイティブに近づけることができます。また、本書では各レッスンごとに動画での解説がついていて、英語を話す上で気をつけるべきことを詳しく学ぶことができます。

英語の文章を読むことはできるけど、話すことができないという人は多いのではないでしょうか。話せるようになりたいと思っても、英会話教室に行く時間を取ることは難しいです。本書では、YouTubeでの講義動画で実際の発音を聞くことができるので、飽きることなく、短時間で英会話力をつけることができます。

まえがき

思い起こせば、私の日本語との付き合いは、もう10年以上に及びます。日本語を学び始めたのは高校生の時からですが、あるとき私は、日本語をマスターするためには、実際に日本に行く必要性を感じ、外国で暮らす困難も考えず、日本語を学びたい一心で日本の大学に入ることを決心しました。

日本で過ごした約10年の間、私は、学業の傍ら日本の方を対象に英会話講師をしてきました。そして、そこでの経験が、私の人生に大きな影響を与えたのです。生徒さんたちに分かりやすく、面白くお教えするためには、どのようにしたらよいのかを研究するようになり、たちまち英語教育に夢中になりました。英語を話せるようになりたいと思っている方々のお手伝いをすることに大きなやりがいを感じるようになったのです。そのような経験を経て、現在私は、スタンフォード大学で言語学の研究をしています。

最近では、多くの方から言語習得の秘訣についてのご質問をいただくようになりました。そんな私からみなさんにお伝えできることは、残念ですが、練習せず短期間で外国語を習得する技というものは存在しないということです。とにかく一生懸命練習するしかないのです。日々お忙しい皆さんをがっかりさせてしまったかもしれませんが、まだ諦めないでください。私のこれまでの経験からすると、効率的に学ぶ方法は確かにあります。

私は、日本語の他に、韓国語、中国語、フランス語、スペイン語、ロシア語を学習した経験がありますが、全てを流暢に話せるようになったわけではありません。苦労した言語もあります。そこで、話せるようになった言語とそうでない言語の学び方を比較してみたところ、私は次の5つの重要なポイントに気づくことができました。

1.まずは、基礎文法の土台を固めること
2.意識的にリアルな言語をたくさん聞くこと
3.恥ずかしがらず、聞いた言葉を声に出して真似してみること
4.新しい語をただ暗記するのではなく、自分と関連させて使い、自分のものにすること
5.自分の失敗を許しながら、できる限り伝えてみること

せっかくたくさんの時間と労力を使うのであれば、できるだけ効率の良い学習方法を実践したいものです。そのため私は、本書を上記のポイントをもとに構成しました。「聞いて」「真似して」「使う」という3つのステップはこれらのポイントのエッセンスを抽出したものです。

本書での私の役目は、英語を、ご自身の力のみで、気軽に、継続して学ぶことができる内容をお届けすることだと思っています。お仕事やご家庭の事情など、理由は様々ですが、留学することや、英語を話す友人をつくることは、そう簡単にできることではありませんよね。私は、それらを必要不可欠なものだとは思っていません。

学習の時間が限られてしまう方でも、楽しく、効率よく、実用的な英語を習得していただけるような教材の制作に努めてまいりました。通勤・通学時間や、お休みになる前などの数分間の学習でも、継続していれば、きっと効果は出るはずです。ゆっくりとご自身のペースで大丈夫ですので、とにかく、実際に話せるようになると信じてください。

外国語を学ぶことは一生の取り組みですが、私がいつも感じるのは、語学は、努力しただけ達成感が確実に得られるということです。ご自身の努力が必ず報われると信じて、努力し続けることが、外国語を学ぶ上で最も大切なことだと思います。そして、学ぶことを楽しむことも忘れないでくださいね。応援しています!

サマー・レイン

サマー・レイン (著)
出版社: ICE(インプレス) (2019/7/19)、出典:出版社HP

なりきり英語音読とは?

英語は日本語と違って文章にすると単語と単語の間に区切りがあります。そのためか、日本の英語学習者は単語と単語を区切って発音しがちです。

しかし実際の英語は基本的に単語と単語の間を区切らずに発音します。そのことにより英語らしい発音とリズムが生まれます。

この認識の違いが「ネイティブの英語がさっぱり聞き取れない」ことの問題を引き起こしているようです。

その問題を解決すべく、本書ではネイティブが話す自然な英語を取り入れました。音が脱落したり結合したり、そのようなリアルな英語です。

音が脱落したり結合したりするのは「正しくない英語」として学校の先生に直された経験を持つ方もいらっしゃるかもしれません。しかし日常会話では音声変化するのが自然な英語です。

これまで学習してきた個々の単語の発音はいったん片隅に置き、先入観を持たずにリスニングして下さい。そして聞こえてきた音をできるだけ忠実に真似て音読して下さい。

言語学の研究では、外国語をスムーズに話せるようになるには、その言語が、実際に様々な場面で使われているのをたくさん聞くことが重要であると分かってきています。つまり、リスニングはスピーキングカ向上への第1ステップなのです。

ある単語にいろいろな文脈で触れると、そのニュアンスや、文の中での使い方などが無意識に記憶されます。自然な英語をたくさん聞き、慣れることで、自然とスピーキング力の向上につながり、自信を持って話すことができるようになるはずです。

ネイティブの自然な英語をそのまま真似てほしい。そのような思いを込めてタイトルを「なりきり英語音読」としました。

本書で使用する音声ファイル(MP3)について

本書で使用する音声ファイルはWebサイトからダウンロードしてお使い下さい。

■収録コンテンツ
Webサイト
なりきり音読Lesson1-60
もっと!なりきり音読Chapter1-12

■Webサイトからのダウンロードについて下記サイトからダウンロードして下さい。ZIP形式の圧縮ファイルです。解凍してお使い下さい。
https://narikiri-ondoku.com/

注意事項
・音声ファイルはMP3形式で収録されています。パソコンやMP3プレイヤーでのみ再生ができます。
・音声ファイルは、iTunes等のMP3再生ソフトやハードウエアに取り込んでご利用下さい。ファイルの取込方法や再生方法については、出版社、著者、販売会社、書店ではお答えできかねますので、各種ソフトウェアや製品に付属するマニュアル等をご確認ください。

本書の使い方

この本は次の3つのパートから構成されています。
ここから各パートの内容と使い方を詳しく説明していきます。

1 Lesson(なりきり音読)
本書のベースとなるトレーニングです。Lessonを通じて英語の型を習得していきます。型を習得することによって英語の文章を自在に組み立てるカが身につきます。
基礎文法と基礎ボキャブラリーを習得することの有益さを軽視してはいけません。これらをきちんと習得するだけで、あなたが想像するよりもずっと多くのことが英語で言えるようになります。
Lessonは全部で60です。内容ごとに12のChapterに分類しています(12Chapter×5Lessonの構成)。
例えばChapter1ではbe動詞の使い方を学習します。5つのLessonを通じてbe動詞の現在形(肯定文・否定文)を学習します。

1 動画学習
YouTubeの専用チャンネル「サマー先生のなりきり英語音読」でサマー先生が各レッスンの文法のポイントや発音のコツを動画で解説。本書ではお伝えしきれない内容も盛り込んでいます。
2 文法学習
最初にGrammarの解説を読みます。合わせて動画を見ると理解が深まります。次に英文の日本語訳に目を通し英文の意味を理解しておきます。こうすることによって次に行う音声トレーニングが効率的になります。
3 音声を使った3ステップトレーニング
音声を使ったトレーニングは「聞く」Input/「真似する」Practice /「使う」Outputの3ステップで学習します。

ステップ1
「聞く」Input
注意深くリスニングして下さい。1回や2回ではなく、繰り返し何度も聞いて下さい。何度も聞くことによって自然な英語とそうではない英語が感覚的にわかってくるようになります。
●音声の構成
英語 ⇒ 日本語 ⇒ スロー英語 ⇒ 英語

ステップ2
「真似する」Practiceお手本の英語を忠実に真 似する練習です。発音だけでなくリズムとイントネー ションも真似するようにしましょう。自分の声を録音してお手本の英語と比べてみるのもお勧めです。
●音声の構成
スロー英語 ⇒ ボーズ⇒ 英語 ⇒ ポーズ
お手本の英語を聞いてポー ズの部分で真似して言ってみます。

ステップ3
「使う」Output 日本語のナレーションを聞いて自分で英語を言う練 習です。スムーズに口から出てくるまで何度も練習しましょう。
●音声の構成 日本語 ⇒ ポーズ ⇒ 英語
ポーズの部分で英語を言います。その後に流れるお手本の英語で正解を確認します。

2 Chapterごとの復習(もっと!なりきり音読)
1 クイズ
ページ下の日本語訳を参考に英文の空欄を埋めます。どれもLessonで学習した内容です。学習した内容が理解できているか確認しましょう。解答は次のページに掲載されています。
2 もっと!なりきり音読
更にリスニング力とスピーキング力を高めるトレーニングを行います。音声変化のポイントを読んでリスニングしてみましょう。また自分でも音声変化を意識して何度も音読してみましょう。
*音声はWebサイトからダウンロードしてお使い下さい。詳しくはp.006をご覧下さい。

カタカナ表記について
Lessonで使用している音声も自然なスピードの英語ですが、ここでは更に一段階速い英語を使用しています。実際のネイティブ・同士の会話に近い英語を再現しています。
*本書の音声は北アメリカ英語で収録されています。
音声変化に慣れないうちは、何度聞いてもどう発音されているのかわからないということがあるでしょう。そのようなことへの配慮としてカタカナ表記を取り入れています。
何度も推敲したカタカナ表記です。英語の発音をカタカナで100%再現することはできませんが、正しい発音に近づくためのステップとしては有益であると考えています。

※本書で使われているカタカナ表記の主なルールはp.279を参照して下さい。

3 自分で話そう(習った文法を使ってみる)
ここでは学習した英語の型を使って自分のことを話すトレーニングをします。Exampleの例文を参考に自分のことを話してみましょう。
Lessonで真剣に「聞いて」「真似した」文型を、実際に自分で「使える」かどうかを確認することがこのパートの目的です。
「自分で話そう」の問題は全部には解答例がありません。話しながら間違えても大丈夫です。完璧に言わなくても、基礎文法ができていれば、相手にきっと通じるでしょう。とにかくレッスンで学習したことを練習してみてください。

自分で話そうのポイント
スピーキング力を高める最短の道は自分が実際に使いそうな英語を使って学習することです。このパートでは仕事や学校のこと、朝の習慣、住んでいる場所など様々な実用的なテーマで「自分のこと」を話すトレーニングをします。自分が実際英語を話しているところを想像してみてください。誰と、どんなシチュエーションで会話をしているかを想像しながら練習すると、実際に話す機会が訪れた時、使いやすくなります。
このように英語を自分自身の生活につなげることによって、レッスンで学習した英語の現実性が高まり、覚えやすくなります。

サマー・レイン (著)
出版社: ICE(インプレス) (2019/7/19)、出典:出版社HP

Table of Contents

まえがき
なりきり英語音読とは?
本書で使用する音声ファイル(MP3)について
本書の使い方

Chapter1 be動詞を使ってみよう
Lesson01 I’m ~(私は〜です)
Lesson02 You’re ~(あなたは〜です)
Lesson03 She’s ~(彼女は~です)
Lesson04 It’s 〜(それは〜です)
Lesson05 This is 〜(これは~です)
Chapter1 復習

Chapter2 be動詞で質問してみよう
Lesson06 Are you ~?(あなたは〜ですか?)
Lesson07 What’s 〜?(~は何ですか?)
Lesson08 How ~?(どれくらい~?)
Lesson09 Whose 〜?(誰の~?)
Lesson10 That’s amazing!(すごいね!)
Chapter2 復習

自分で話そう① Chapter1・2 まとめ
column theについて.

Chapter3 「場所」や「時間」を説明してみよう
Lesson11 「時間」を表すフレーズ
Lesson12 「場所」を表すフレーズ
Lesson13 「場所」を表すフレーズ(in編)
Lesson14 「場所」を表すフレーズ(an編)
Lesson15 There’s ~(~があります/います)
Chapter3 復習

Chapter4 一般動詞で「普段していること」を話してみよう.
Lesson16 I do ~(私は普段~します)
Lesson17 She does ~(彼女は普段~します)
Lesson18 I don’t ~(私は~しません)
Lesson19 Do you ~?(あなたは普段~しますか?)
Lesson20 I know him.(私は彼を知っている)、He knows me.(彼は私を知っている)。Chapter4 復習
自分で話そう② Chapter3・4まとめ

Chapter5 一般動詞で質問してみよう/命令文に注意しよう
Lesson21 How often do you ~?(よく〜するのですか?)
Lesson22 How long does it take?(どれくらいかかりますか?)
Lesson23 What time?(何時?)、What country?(どの国?)
Lesson24 Look!(見て!)、Don’t look!(見ないで!)
Lesson25 Go ahead and ~(どうぞ~してください)
Chapter5 復習

Chapter6よく使うフレーズを身につけよう
Lesson26 I love~(~が大好き)
Lesson27 I want~(~がほしい)
Lesson28 ’dliketo~(~したいのですが)・.Lesson29Youshould~(~するといいですよ)Lesson30Thaveto~(~しないといけないのです)Chapter6復
自分で話そう3|Chapter5・6まとめ

TableofContents
Chapter7be動詞で現在と過去を説明してみよう
Lesson31’m~ing(今~しているところです)Lesson32「現在形」と「現在進行形」の使い分けLesson33|was~(~でした)Lesson34Wereyou~?(~でしたか?)Lesson35Iwaswing(~していました).Chapter7復習
Chapter8「過去にしたこと」について話してみよう
Lesson36Iwed(~しました)Lesson37Iwent(行きました)、Iate(食べました).Lesson38Didyou~?(~しましたか?)・Lesson39|usedto~(昔はよく~しました)Lesson40Istartedwing(~し始めました)Chapter8復習
自分で話そう」Chapter7.8まとめ
Chapter9「これからすること」について話してみよう
Lesson41I’mgoingto~(~するつもりです)Lesson42rmwing(~することになっています)Lesson43「II~(私が〜しますよ)。Lesson44Imight~(~するかもしれません)・Lesson45Idecidedto~(~することに決めました)・Chapter9
Chapter10「お願い」や「提案」をできるようになろう
Lesson46Ican~(~できます).Lesson47Couldyou~?(~していただけますか?)Lesson48CouldI〜?(~してもよいでしょうか?)Lesson49Howabout~?(~はどうですか?)・Lesson50Sure.(もちろんいいですよ)・Chapter10復習・
自分で話そう◎Chapter9.10まとめ
column数えられない名詞について
Chapter11表現の幅を広げよう(1)
Lesson51todo~(~をするために),tomeet~(~に会うために)Lesson52Hesaidthat~(彼は~と言いました)Lesson53Heseemshappy.(彼は幸せそう)Lesson54look(見る)とsee(見える)の使い分けLesson55いろいろな意味で使えるgetとhaveChapter11復習.
Chapter12表現の幅を広げよう(2)
Lesson56「たくさん」を表すmuchとmanyLesson57aとtheの使い分けLesson.58get~(~になる)Lesson59more~もっと~),themost~(最も〜)Lesson60quiet(Art),quietly(15).Chapter12復習
自分で話そう◎|Chapter11・12まとめ
カタカナ表記の主なルール・参照セクション・単語リスト
モデル学習スケジュール
12週間、信じて続けてみて下さい。英語が上達するのを必ず実感できるはずです。

サマー・レイン (著)
出版社: ICE(インプレス) (2019/7/19)、出典:出版社HP