英語でメールを作成するのは必要なスキル
グローバル化が進んだことで日本だけではなく、世界中の人々と交流する機会が増えています。業務の中でも海外とのやり取りをする機会が増えたことで、英語を使用する頻度が高くなったと思います。特に英語を使用して行う仕事に、顧客に送るメールや文章などがあります。しかし、例え英語をある程度を学習していたとしてもメールを作成するには、ある程度作法を理解しておく必要があります。
そこで今回は、ビジネスシーンに役立つメールスキルを身につけるための通信講座をご紹介します。少ない回数で効果的にメーススキルを習得できますが、自分のスタイルに合うかどうかは体験談や利用した感想などを読んで判断しましょう。
英文ビジネスEメール(Z会)
【受講料】テキスト付き:28,800円(税込)、テキスト無:26,700円(税込)、【提出課題】10回、【申込・支払い方法】公式サイトより申し込み
小・中学生を対象にした通信教育でお馴染みのZ会が開講する英文ビジネスEメール講座です。Z会が発行する書籍である『英文ビジネスEメール 実例・表現1200[改訂版]』を使用して自身で学習します。チャプターごとのテーマについてのメール課題を提出します。また、提出した課題の添削方法をネイティブによる英語か日本人による日本語か選ぶことができます。課題は全部で10回ありますが、毎回「場面設定タイプ」と「自由タイプ」の2種類から選択することができます。
「シーン設定」タイプは、目的、指示、結論などが日本語で指定されており、与えられたテーマに沿って文章を作成していきます。もう1つの「自由タイプ」は契約、支払い、社会的な挨拶など、自由にメールの文章を書くものです。テーマが指定されているため、慣れていない場合は「シーン設定」タイプからスタートするのが良いでしょう。テーマにとらわれず自由な発想や、フォーカスしたいテーマ、幅を利かすような取り組み方をしたい場合は、「自由タイプ」を選択する方が良いでしょう。
英文ビジネスEメールの書き方(日経ビジネススクール)
【受講料】19,440円(税込)、【課題】確認テスト:Lecture(1~5)に各1回、最終確認テスト: 1回、【申込・支払い方法】公式サイトより申し込み
日経グループが運営する日経ビジネススクールの講座です。このコースでは、様々な状況に適した英語の使い方、誤解されない英語の表現、豊富なフレーズの例を織り交ぜながら電子メールのマナーを学びます。Z会とは異なり、使用するテキストは指定ではありません。また、全部で5回の確認テストがレクチャー後にあります。書く前の心得、英語で正確に書くことへの理解、基礎・中級・上級と徐々にステップアップしていきます。
日経ビジネススクールの講座は、じっくり腰を据えてインプットすることに重点をおいているようです。ですので、すぐに業務で使用するのか、とりあえず準備だけでもしておきたいのかを考えてから判断することをおすすめします。
実際に利用した感想
編集部では実際に利用してみました。値段は日経ビジネススクールの方がZ会よりも安いですが、Z会は添削が10回もあるので、メールの作成能力を高めることができます。実際にテーマに沿ってメールを作成することで、定着させることができるので、アウトプットをメインに行いたい人に向いています。
一方、日経ビジネススクールの講座は、上記の通り、腰を据えてインプットを重視したい人に向いています。まずは英語でのメール作法を学んでから、実際に作成をしたいと考えている人はこちらを受講しましょう。どちらの講座も特徴がわかりやすいです。すぐに業務で英語のメールを使うか、これから英語でやり取りが増えることを見越して学ぶかを考えて選択しましょう。