TOEFL iBT®のテストの形式と各セクションの学習法を紹介

 


 

TOEFL®テスト前までに行うべき対策とオススメの学習方法

TOEIC®や実用英語技能検定(英検)よりも知名度と受験者数が低いものの、アメリカを中心に留学する際の条件になっていることが多いTOEFL®テスト。しかし、世界レベルで見ると、150ヶ国で実施されており、国際的な英語能力測定試験になっています。TOEFL®は、TOEIC®を管轄しているEducational Testing Service(ETS)が運営しており、英語の4技能全てを測定することができます。ここでは、TOEFL®の各セクションで高得点を取るための方法や対策を含め、試験本番前までに知っておいた方が良いことを説明します。

Writing Section

Writing Sectionには、「Integrated Task」と「Independent Task」の2つがあります。それぞれ、与えられたテーマやトピックに対して、エッセイを作成します。合計50分の制限時間(Integrated Taskが20分、Independent Taskが30分)の中で、PCにタイピングして文章を作成しなければなりません。校閲機能などの機能は搭載されていないので、スペルが間違っていないか注意しましょう。解答は、ETSのオンラインスコアネットワークで2名以上の審査官によって採点されます。各エッセイは0から5のスコアで評価されます。

Integrated Task

「Integrated Task」は、学術関連を題材に250〜300語の文章とトピックに関する2分間の講義・討論で成り立っています。受験者は、与えられたトピックに対する質問がされます。リスニングパッセージの重要ポイントを150〜225語の要約を書き、リーディングパッセージと「どのように関連するのか」を説明します。225語以上で解答すると良いでしょう。

Independent Task

「Independent Task」は、特定のトピックについての意見を提示するタスクです。受験者は、自分自身の知識と経験を用いて、最低でも300語を使ってエッセイを書きます。時間が許すのであれば、300語以上の語彙数でも良いでしょう。解答方法としては、与えられたトピックの意見に賛成であっても、反対意見の方が書きやすい場合は、反対意見で文章を書くことです。

Listening Section

続いては、Listening Sectionについてです。TOEFLのリスニングは41~57分と長いのが特徴です。集中力を切らさないためにも日頃から長めのリスニング時間を確保するようにしましょう。

英語を継続的に聞く

リスニング力をつけるには、「毎日聞く」ことが非常に重要になります。日によって学習する分野を変えるのではなく、全ての分野を満遍なく取り組むことです。中でも口語でのリスニングに注意しましょう。TOEFL用の問題集以外ですと、単語帳のスクリプトよりニュースサイトの動画やポッドキャストなどを利用すると良いでしょう。また、bgmがある音源をチョイスすると良いです。TOEFLの試験でも、意図的にノイズが入れられており、慣れておく必要があります。

本番同様に通しで聞く

TOEFLテストのリスニングは長時間にわたるので、集中力が欠いて聞き逃さないようにしたいところです。練習から本番と同じように、休憩なしでリスニングセクションをやり切るようにしましょう。こうすることで、セクションの長さとペースに慣れます。

メモするクセをつける

たとえ、リスニング力に自信があっても、メモを取ることを忘れないようにしましょう。一文が長いので、聞いているうちに忘れてしまう可能性があるためです。全てをメモする必要はありません。メイントピック、固有名詞、数字、質問に関わりそうなことをメモすると良いです。

異なるアクセントに慣れる

TOEFLのリスニングには、北アメリカのアクセント(アメリカ・カナダ)以外にイギリス・オーストラリア・ニュージーランドなどから、少なくとも1ヶ国・地域のスピーカーが登場します。アメリカのアクセントとは異なるので、普段から様々なアクセントに慣れておく必要があります。

Reading Section

音読の速度を上げる

Reading Sectionに関しては、時間配分が“キモ”となります。Reading Sectionには、「◯◯分以内で読みなさい」というような指示がないからです。Reading Sectionの最大所要時間は80分です。つまり、各テキストを5分以内に読み、R各質問に約1分以内で答える必要があります。そのため、時間配分が大切になるのです。読解スピードを向上させるには、音読の速度を上げることが有効ですので取り組んでみてください。

単語より包括的な理解力

英文では見たことのない単語が頻繁に出てきます。Reading Sectionでは、わからない単語を文脈から推測し、情報を推測するスキルが求められます。とは言っても、新しい単語を随時覚えていきましょう。

常に次の文章・問題に進む姿勢

途中で手が止まってしまわないように、常に先へ進む気持ちを持って試験に臨みましょう。テストには複数のキーとなる箇所がありますが、どちらか一方だけ読めば良いときなどがあります。書き換えの場合は、文章を読み飛ばしつつキーワードを書き留めながら進んでいきましょう。

以下、初心者にありがちな13の質問

Q1. トピックを選択できるのか?
A1. できません。「Integrated Task」では、与えられた文章と講義の情報を使って問題に解答します。「Independent Task」の場合は、開始とともにスクリーンにトピックが表示され、ライティングをします。

Q2. 全受験者が同じトピックを与えられるのか?
A2. いいえ、全ての受験者が同じ問題をしているとは限りません。

Q3. もし、各タスクのトピックが理解できなかったら、どうすれば良いのか?
A3. たとえ、トピックの内容が理解できなかったとしても、テストの担当者・監督官に質問できません。従って、普段から幅広い話題に触れておきましょう。

Q4. 試験会場のPCの操作方法がわからない場合、どうすれば良いのか?
A4. PCの使用に関する質問は、室内または別室にいる監督者に質問可能です。

Q5. 筆記用具は必要か?
A5. ライティング試験に必要なもの(鉛筆やメモ用の紙など)は、全てテストセンターで支給されます。

Q6. 時計を持っていくことはできますか?
A6. 不可。

Q7. メモ帳や用紙を持ってきても良いか?
A7. 不可。スクラッチ用のメモ用紙が配布されます。

Q8. 辞書を持ってきても良いか?
A8. 不可。

Q9. メモを取っても評価に影響はないのか? また、終了後はどうなるのか?
A9. メモは自由に使って良いです。テスト終了後に回収され、採点・評価には影響ありません。

Q10. PCにスペルチェック機能はあるか?
A10. ありません。自分自身で確認する必要があります。しかし、数カ所程度のスペルミスや句読点、文法のミスは大きな減点対象になりません。もし、単語の綴りがわからない場合は、類語を使用する方がベターです。

Q11. 各タスクの文量はどれくらいがベストか?
A11. 「Integrated Task」では、150〜225語が標準と言われています。「Independent Task」では、約300語と言われています。もちろん、時間があるのであれば文量を増やしても良いですが、時間内で基準の文量を目指しましょう。

Q12. 文章構成と文法のどちらの方が重要か?
A12. どちらも重要です。読み手(採点官)がいるので、構成・ロジック・英語語彙力・文法が総合的に必要です。

Q13. それぞれのエッセイが書き終わらない場合は?
A13. 中途半端な文章は避けるべきです。もし、途中で時間が足らないと感じたら、結論をつけて話の着地点を探しましょう。

Educational Testing Service(著)
出版社:McGraw-Hill Education;5版(2017/12/13)