ビジネス英語本・英会話勉強法 – フレーズ一覧、おすすめ書籍を確認する

ビジネス英語を身に着けよう

初めての海外出張や、海外転勤だけでなく、今では電話やメールでも海外とのやり取りをこれまで以上に増えてきました。また海外法人の会社に入った場合などは、社内でのフランクなビジネス会話なども必要になってきます。また、クライアントへの配慮を表すフレーズは、英語のビジネスでよく使用されます。 今回は状況や伝えたいことに応じて、これらのビジネス会話の英語のフレーズを習得できる書籍を紹介します。

目次 – 外資系1年目のための英語の教科書

フレーズとマナー両方学べる!

ビジネスに適した英語の使い方とシーンにふさわしいマナーの両方が書かれている教材というのはとても少ないです。本書は、著者が外資系企業で働きながら学んだ美しく丁寧な英語とスマートなマナーをまとめてあります。ビジネスで英語を使う人には非常に役立つおすすめの一冊です。

フレーズだけ覚えただけでは、ビジネスシーンで実際に使うことはなかなか難しいのですが本書では、状況や相手に合った英語の言い回しと同時にマナーを学ぶことができます。ビジネスで様々な場面に出くわしても、どこへ行っても通用するための英語力を身につけましょう。

 

マヤ・バーダマン (著)
出版社: KADOKAWA (2020/3/14)、出典:出版社HP

はじめに

アメリカ人の父と日本人の母のもとに生まれた私は、日常的に英語を聞く環境で育ち、小学校から大学まで英語で教育を受けました。高校ではア メリカのボストン近郊にあるボーディングスクールへ、大学ではハワイ大 学への留学も経験し、まさに「英語漬け」の毎日でした。

ですので私は、社会人1年目も「これまでの環境の延長でスムーズに進めるだろう」と、英語を話すことについてはほとんど不安がありませんでした。
ところが実際に外資系企業で働き始めると、そこで使われる英語は、それまで私が使っていた英語とは少し違うことに気づきました。飛び交う単語は馴染みのあるものばかりなのに、その選び方や組み合わせによって、 全く印象が変わるのです。

例えば何かを依頼するとき、ビジネスの現場では、
Could you kindly get back to us by tomorrow?
というようなフレーズが頻繁に使われていました。 英語漬けの環境で育った私でさえ、この”kindly”(親切に、優しく)と いう単語を添えるだけで、相手への思いやりが伝わることを初めて知り、とても洗練された印象を受けたのを今でもよく覚えています。

加えて、立ち居振る舞いについても、社会に出てからは全くの別世界でした。先輩や上司が、海外のオフィスから来た社員や役員と握手をしながら自己紹介をし、食事会が始まる前のスモールトークでとても和やかな雰 囲気を作りあげていく姿に、ただ惚れ惚れするばかりでした。

どうすれば、こんなふうに美しく丁寧な英語を使えるようになるんだろう? どうすれば、あんなに洗練された、スマートなマナーを身につけることができるんだろう?
私は書店を巡り、その答えを教えてくれる本を探しました。ビジネス英単語やフレーズ集、英文メールの書き方などの本はたくさん ありましたが、私がほしかったのは、 ビジネスに適した英語の使い方とそのシーンにふさわしいマナー を1冊にまとめた本でした。 どちらか1つだけでは足りないことを私は現場で痛いほど感じていたからです。けれども残念なことに、そのような本は見つかりませんでした。

頼るものがなかった私は、気まずい場面も失敗もたくさん経験し、まさに悪戦苦闘の日々でした。周りで活躍する人たちの表現や立ち居振る舞い をお手本に、ひとつずつ学んでいくしかありませんでした。

一方それは、見方を変えれば、自分の働く環境が唯一の「生きた英語の教材」ということでした。
私は丁寧でプロフェッショナルな言い回しに出会うたびに書き留めるようにし、オリジナルのテンプレート集を作りました。そして、そうしたフ レーズがどのようなマナーと共に使われているかを頭に焼きつけるようにしました。それらを現場で実践していくうちに、コミュニケーションもだんだんとスムーズになり、自信がついていきました。 そのとき私は思ったのです。 「これから英語を使って仕事をしなければいけない人たちが、私と同じような苦労をするかもしれない。自分の経験や学びを通して何か役に立て ないだろうか」と。

もし今、あの頃の私が必要としていたような本があれば、仕事で使う英 語に悩んでいる人が1人でも多く救われる。もっと「省エネ」でビジネス に必要な英語やマナーを武器にでき、皆さんが持つ本来の能力を発揮でき るはずだ、と。
この本を書いたのは、そんな思いからです。

マヤ・バーダマン (著)
出版社: KADOKAWA (2020/3/14)、出典:出版社HP

本書を読む上での3つの基本

「日常会話すらおぼつかないのに、英語で仕事をするなんて自信がない」 「文法が間違っていたらどうしよう」という不安はよく耳にします。
でも実は、ビジネスで頻繁に使われるフレーズは限られています。ある 意味、日常会話や雑談より簡単で、中学までで教わる英語でも十分通用し ます。越えるべきハードルは、難しい単語やフレーズの丸暗記ではなく、 単語の組み合わせと、状況に合った適切な言葉、それらを使う際に必要に なるマナーなのです。

さらに、世界がボーダレス化している今、様々な国、文化、言語の人が 一緒に働いているため、コミュニケーションの相手が必ずしも英語のネイ ティブスピーカーとは限りません。彼らの英語は発音やアクセントにクセがあったり、文法が間違っていることも少なくありません。けれども彼ら はその英語でコミュニケーションカを大いに発揮し、世界を舞台に活躍しているのです。

つまり、これからの時代、ビジネスでは「完璧な英語」「ネイティブ並 みの発音」を目指すよりも、きちんと要点が伝わり、それを丁寧な表現と 適切なマナーで伝えられる能力のほうがますます重要になってくると言えるでしょう。
では改めて、そうした英語とマナーの基本とはいったい何なのか。 本文に入る前に、この点を整理しておきたいと思います。

基本の「英語には敬語がない」は誤りだと認識する

「完璧な英語じゃなくて良い」というと、「英語は伝われば良い」「英語は言いたいことをストレートに言えば良い」「英語は敬語がなくフラットな言語だ」と解釈されてしまうことがあるのですが、これはよくある誤解です。

英語圏の友人が「日本人は日本語では丁寧で礼儀正しいのに、英語で話すといきなり失礼になる」とこぼしていたことがあるほどで、実際にもこうした思い込みが原因で、信頼関係に影響が出ることがあります。

帰国子女や留学経験者など、英語にある程度自信のある人でも注意が必 要です。学生時代のように目上の人に声をかけると、カジュアルすぎて失礼に聞こえてしまう可能性があるからです。

基本2丁寧な英語とマナーを組み合わせる とはいえ英語には、日本語のように、「ございます」「存じあげます」「御 社(貴社)・弊社」といった敬語そのものにあたる言葉やルールは存在しません。では英語はどうすれば丁寧に聞こえるのでしょう。それは、単語のチョイスや組み合わせ、言いたいことを言う前にクッションのようにつけ加える言葉、声のトーンなどで「調整」することによって 表現します。また、それらをどのタイミングで使うのか、どのような立ち 居振る舞いと共に相手に伝えるのか。この英語とマナーの両輪が揃うこと で、プロフェッショナルな英語が完成するのです。

基本3シーンに合わせて「適切な表現のパターン」を選ぶ

直接的で不躾な表現や曖昧な表現を使ったり、日本語の表現をそのまま 英語に直訳したりしてしまうと、相手との間に誤解や混乱、不安を生じさせてしまうことがあります。「伝われば良い」という考え方ではなく、英 語独特のニュアンスを意識し、それにふさわしいシーンと一緒に、できる だけ「英語の感覚のまま」覚えることが重要です。

本書を読む際には、これらの3つの基本を頭の片隅に置いておいてくと、 様々な学びが結びついていくはずです。 難しいことはありません。 忘れたらまた読み返せばいいのです。 そうやって確かめながら繰り返し使っていくうちに、そのフレーズがいつの間にかあなたのものになり、そのシーンにふさわしいマナーが自然に 身につき、自信を持ってコミュニケーションが取れるようになっているでしょう。

この本が、英語を使って仕事をするあなたにとって、デスクの引き出し にしまっておく「お守り」になってくれたら、これに勝る喜びはありません。
肩の力を抜き、自分が生き生きと振る舞い、英語で会話しているシーンを思い浮かべながら、本書を読み進めていただけたらと思います。

The best of luck to you!
(うまくいきますように!)
マヤ・バーダマン

本書の使い方 3 Steps

Step1 The Essentials をおさえる
ビジネスシーンで英語を使うときは、「挨拶で使う英語」を丸暗記して も通用しません。使う際にどんなことを心がけるのかを理解した上で、フレーズを使う必要があります。そうした基本的なマナーをThe Essentials にまとめているので、まずはこのマナーをおさえることを優先しましょう。

また、英語初学者の方でフレーズを覚えるのが難しく感じる場合は、まずはこのThe Essentialsだけを読み進め、マナーをさらうだけでも構いません。

The Essentialsー本当の基本一
1おうむ返しを避ける
2完全なセンテンスで話す
3挨拶にプラスαを

Step 2 英語フレーズは使う場面をイメージしながら音読する
Step 1でマナーが理解できたら、次はそのマナーに基づいて英語フレーズを学びます。本書では紹介しているフレーズの音声を無料でダウンロー ドできるので、音声に合わせ、実際に使う場面をイメージしながら音読し ましょう。このとき、The Essentialsのマナーも頭に入れながら使うと、 プロフェッショナルな英語が身につくようになります。

3挨拶にプラスαを Track 1-3
どの言語でも同じですが、挨拶がその後の様々なやりとりのきっかけに なるので、次につながるようにプラスaの表現をひとこと添えると良いで しょう。自分のことをより知ってもらい、または相手についてより知るきっかけとなり、信頼関係を築くことにつながるでしょう。

プラスαの表現
It’s a pleasure to meet you. お会いできて嬉しいです。
名前と部署を伝える
My name is Sayaka Komatsu. I’m an Associate in the Finance department. ファイナンス部門のアソシエイトの小松沙也加と申します。

Step3 Review Dialogue で総仕上げ
各Chapter の最後には、Review Dialogue を設けています。これは、それぞれのChapterで紹介した主なマナーや英語をDialogueの形で収録したものです。この Review Dialogueを音声に合わせて音読することで、実 際にどのような会話の中でマナーやフレーズが使われるのかを確認することができます。ここで各 Chapter のおさらいをして、それぞれのChapter で学んだことを記憶に定着させましょう。

Review Dialogue 1-1 復習ダイアローグ 1-1
• Scene:浅間さんが、同じ会社のマイクさん(部下)を取引先会社のCEOの内藤さん()
に紹介しています。
●A=浅間圭吾(紹介)B-Mike Brown
C= 内藤翔太 (ABCテック・ホールディングスCEO)
A: Hello, Mr. Naito. I’d like to introduce to you Mike Brown from our IT
Department. Mr. Shota Naito is the CEO of ABC Tech Holdings. B: It’s a pleasure to meet you, O.Mr. Naito.0 C: I’m pleased to meet you, O Mr. Brown. I heard from Mr. Asama that
you were involved in developing the popular English translation application for smartphones. I use that app on my phone regularly and it’s very convenient, particularly when I’m traveling.

マヤ・バーダマン (著)
出版社: KADOKAWA (2020/3/14)、出典:出版社HP

目次

はじめに
本書の使い方 3 Steps
音声ダウンロードについて
Chapter1
挨拶の基本
01 丁寧な挨拶をする
02 丁寧な自己紹介で良好な関係を築く
03 上司や同僚をスムーズに紹介する
04 はじめましての挨拶で大事な「坂手」
05 スマートに名刺を渡す
06 サッと毎日の挨拶をする
07 丁寧な挨拶をする
08再会の挨拶は相手と状況にカスタマイズする
Review Dialogue 1-1
Review Dialogue 1-2

Chapter2
依頼の基本
01 気遣いの感じられる依頼をする
02 頼みづらいことを依頼する
03 角を立てずに催促する
04 フォローアップで結果につなげる
05 効率よくスケジュールを立てる
Review Dialogue 2-1
Review Dialogue 2-2

Chapter3
メールと電話の基本
01 コミュニケーションツールをうまく使い分ける
02 プロフェッショナルなメールを書く.
03 スムーズな電話応対
04 電話をかけるときも自信を持ってスムーズに
Review Dialogue 3-1
Review Dialogue 3-2

Chapter4
会議とプレゼンの基本
01 自信を持って発言する
02 ミニッツ (議事録)の効果とポイント
03 質問も価値がある。
04 細かいニュアンスを含めて賛成・反対を表明する
05会議を効率よく進める
06会議を円滑に進めるファシリテーション
07 プレゼンは相手目線で.
08 プレゼンをスマートにスタートする
09 プレゼンのロードマップを示す
10 スムーズにプレゼンを進めてメッセージを伝える
Review Dialogue 4-1
Review Dialogue 4-2
Review Dialogue 4-3

Chapter5
謝罪と感謝の基本
01 状況に応じて謝罪の表現を変える
02 深刻な場合は4ステップに沿って謝罪する
03 状況に応じて感謝の表現をカスタマイズする
Review Dialogue 5-1.
Review Dialogue 5-2
Review Dialogue 5-3
Review Dialogue 5-4

Chapter 1

挨拶の基本
The Basics of Greetings

01
丁寧な挨拶をする
初対面の挨拶はあなたの first impression(第一印象)を決定づける大きな要素です。実際、第一印象は7秒、あるいは30秒で決まる、といった説をForbesやBusiness Insider などの記事でよく目にします。たったそれだけの時間でどう振る舞うべきか悩むかもしれませんが、以下の点を意識すれば丁寧でありながら形式的ではない挨拶ができ、良い第一印象で相 手との関係をスタートできるでしょう。

The Essentials-本当の基本一
1おうむ返しを避ける
2完全なセンテンスで話す
3挨拶にプラスaを

1おうむ返しを避ける Nice to meet you. Pleasure to meet you. Pleased to meet you.
(Better > It’s nice to meet you. It’s a pleasure to meet you. I’m pleased to meet you.

Best Practices ―現場からのヒントー
Chapter1 | snow

ワンパターンにならないように
ここでご紹介したフレーズを積極的に使うのは良いことなのです が、その際に、The Essentialsの○で紹介した、おうむ返しを避けるということを念頭に置くようにしましょう。外資系の企業で働く と、外国人の同僚、初めて会うクライアント、アメリカの本社から 日本を訪問する役員など、様々な方と挨拶をする機会があります。 こういったシーンを英語で切り抜けるとなると、日本語のときより も緊張してしまうでしょう。慣れないうちは相手が言った言葉を操り返したり、決まった表現に頼ったりと、機械的な挨拶になりがち です。なるべく相手と違う挨拶を返し、自分から挨拶をする場合に も表現のバリエーションを意識すると良いでしょう。

表現は現場で覚えていく
ここでご紹介したフレーズはあくまでも基本として覚えておき、 挨拶をする場面で、相手がどんな返事をするかを聞き、ご自身のボ キャブラリーに加えていくことをおすすめします。ストックが増えれば臨機応変に対応でき、相手によってカスタマイズできるように なります。こうした心がけで毎日の挨拶をすると、様々な相手や場 面でも自信を持って気持ちよく挨拶ができるようになるはずです。
英語を使う現場こそが皆さんの「生きた英語の教材」です。挨拶 に限らず、現場の中でフレキシブルに学んでいき、アウトプットを していくことが、語彙を増やして、使う表現ややりとりの幅を広げることにつながります。

挨拶にプラスαをTrack 1-3)
どの言語でも同じですが、挨拶がその後の様々なやりとりのきっかけになるので、次につながるようにプラスの表現をひとこと添えると良いで しょう。自分のことをより知ってもらい、または相手についてより知るきっかけとなり、信頼関係を築くことにつながるでしょう。
ブラスαの表現
It’s a pleasure to meet you. お会いできて嬉しいです。
名前と部署を伝える
My name is Sayaka Komatsu. I’m an Associate in the Finance department, ファイナンス部門のアソシエイトの小松沙也加と申します。
「今後ともよろしくお願いいたします」のひとことを添える
I look forward to working with you.
一緒にお仕事ができるのを楽しみにしております(「今後ともよろしくお 願いいたします」のニュアンスで使える)。
※「よろしくお願いいたします」の直訳がないので、場面によって適した表現を使います。
相手についてひとこと述べる
I’ve heard your name often from my coworkers. 同僚があなたの話をしているのをよく開きます。 ポジティブなニュアンスです。

メールのやりとりが続いたあと、実際に会うのが初めてのとき
Chapter 1
I’m happy to finally be able to meet you in person. やっとお会いできて嬉しいです。
プラスαの要素
以上のような表現に笑顔を添えるとより良い印象になります。「演技でも良いので、笑顔で自信があるように見せるだけで印象が変わる」。これは筆者自身が緊張する場面で上司から受けたアドバイスです。このように、 言葉遣い以外の要素にも気を配ることをおすすめします。

02丁寧な自己紹介で 良好な関係を築く
実は、自己紹介で使うフレーズはバリエーションが多くはありません。 ビジネスの場面では自分の名前を伝えるときに、言葉遣い以外にも注意すべき点があります。
The Essentials-本当の基本一
1 最初からファーストネームやニックネームを押しつけない
2日本語名の発音が外国人にとって難しいときは、ゆっくり発音するか、ニックネームで呼んでもらう

1最初からファーストネームやニックネームを押しつけない
[ Track 1-41 My name is Shota. Call me Sho! などと、初対面の際に「ファーストネー ムで呼んで」と言う方がいます。「英語圏ではファーストネームで呼び合うもの」「ファーストネームで呼び合えると距離が縮まる」というイメー ジがあるのかもしれませんが、これは誤ったものです。
ファーストネームというと、中曽根康弘元首相とレーガン元大統領の 「ロンヤス」外交(同盟)を思い出す方がいるかもしれません。お互いにファーストネームで呼び合う仲というアピールになり、日米同盟の強化につながった象徴的な外交として知られています。しかし、通常のビジネ スシーンでは、初対面の人にファーストネームを強要すると、場合によっては軽く表面的な印象や、カジュアルでTPOに合わない印象を与えてしまいます。 また、ファーストネームで呼び合うからといって距離が一気に縮まるわけではありません。それは、あくまでも相手とある程度関係を築いてから のことで、一方的にファーストネームで呼んだり、呼んで良いかと聞いたり、自分も呼んでもらうように要求するのは避けましょう。
ただし、同僚の場合はファーストネームが一般的で、自然です。企業や 組織によっては、上司やシニアマネジメントの方々もファーストネームで 呼び、プレジデントやCEOの場合は Mr. [Clark], Ms. [Johnson] などと呼 ぶことがあります。周りがどのような呼び方をしているのかをお手本にす るか、上司の方に聞くのも良いでしょう。
さらに、目上の人が自分のことをファーストネームで呼ぶように言う場 合は、自分からも同様にファーストネームで呼んでもらうよう伝えるのが 自然です。具体的に次のような会話が交わされます。

A: It’s nice to meet you. I’m Simon Clark from Corner River Incorporated. はじめまして。コーナーリバー株式会社のサイモン・クラークです。
B: It’s a pleasure to meet you, Mr. Clark. I’m Toshiya Matsui from Hoshino Corporation. お会いできて嬉しいです、クラークさん。星野コーポレーションの松井 俊也です。
A: Please call me Simon. サイモンと呼んでください。
B: Certainly, Simon. And please call me Toshi. 承知しました、サイモン。私のことはトシと呼んでください。

2日本語名の発音が外国人にとって難しいときは、ゆっくり発音
するか、ニックネームで呼んでもらう(Track 1-5 自分の名前が外国人にとって馴染みがない、または発音が難しい名前で ある場合はゆっくり発音します。もしくは、こちらから名前の短縮形やニッ クネームを伝えると親切です。「ニックネームは押しつけない」と説明し ましたが、このような場合では適切です。以下は、外国人にとって発音が 難しい名前の例と、そのニックネームの例です。
Fumihito/Fumihiko = Fumi
Kazutoshi = Kaz, Kazu, Toshi
Kenichi = Ken
Kazuhiro = Kaz, Kazu, Hiro
Junichi = Jun
Junko = Jun, June
Kyoko = Kyo
Masahiro = Masa
Mariko = Mari
Natsumi – Natsu
Yukihito, Yusaku, Yudai = Yu

次のようにニックネームを紹介すると丁寧です。
My name is Kazutoshi Matsumoto. You are welcome to call me Toshi for short. That’s easier to remember.
松本和寿と申します。トシのほうが覚えやすいかと思うので、よかったら、 そう呼んでください。
in you are welcome to… は、「どうぞお気軽に「よかったら」ご自由に」の意味で、相手に選択肢を与えている丁寧なニュアンスです。

Best Practices ―現場からのヒントー

ニックネームはTPOに合わせて
相手をニックネームで呼ぶことは、状況によっては失礼に当たる 場合があるので注意してください。普段はニックネームで呼び合う 同僚でも、クライアントや役員クラスの上司が同席する場では ファーストネームかフルネームで呼ぶようにしましょう。
また、日本では「~さん」と呼び合うことを知っている外国の方 もいるので、例えば田中さんに対しては”Hello, Tanaka san.” と言うこともあり、メールでも Tanaka san や Tanaka-san とすることが あります。日本語の場合、名字で呼び合うことがあり、カジュアル なシーンでは「よっ、田中」「おう、佐藤、お疲れ」などと言いま すが、英語では同じような感覚でラストネームでは呼び合いません。 ファーストネームまたは「ラストネーム+さん」で呼びます(ただ し、仲のよい人同士(特に男性)が少しユーモアを交えて“Hey Vardaman!”、”Hi Bryant.” という会話は聞くことがありますが、これはよっぽど仲が良くカジュアルな場面に限られます)。

The Stepping Up -一歩上を行く
回よくある外国人のニックネームを知っておく
よくある英語の名前の短縮形やニックネームの中には、Wiliam がBillになるなど、元々の名前とは綴りや発音が違うものもありま す。中には、短縮形の名前をビジネスでも使う方もいます。社内の ディレクトリー(オンラインの電話帳)やメールアドレスの名前の 部分には Bilなどの短縮形、名刺にはWilliam などフルで書き出した名前を使うケースもあるのです。以下のようなパターンもあることを知っておくと便利でしょう。
Christine = Chris
Alexander = Alex
Andrew = Andy
Anthony = Tony
Benjamin = Ben
Charles = Chuck
Christine = Chris
Cynthia = Cindy
Daniel = Dan, Danny
David = Dave
Donald = Don
Edward = Ed, Ted
Elizabeth = Beth, Liz
Jacqueline = Jackie
James = Jim, Jimmy
Jennifer = Jen, Jenny
John = Jack, Johnny
Jonathan = Jon
Joseph = Jo, Joe
Kathryn = Kathy, Kate, Katy
Margaret = Maggie, Peggy, Daisy
Matthew = Matt
Mary = Polly
Megan = Meg
Michael = Mike, Mikey
Patrick = Pat
Philip = Phil
Rebecca = Becky
Robert = Robby, Bob
Susan = Sue
Theresa = Tracy
Thomas = Tom, Tommy
Tiffany = Tiff
William = Bill, Will

03 上司や同僚をスムーズに紹介する
他の人を紹介するときのフレーズも基本的には限られているので、それらを覚えつつ、親切な紹介をするように意識しましょう。

The Essentials-本当の基本一
1紹介役は相手が聞き取りやすいように名前を発音する
2紹介された人は相手の名前を呼ぶ
3話題を広げるためのトピックを投げかける

1紹介役は相手が聞き取りやすいように名前を発音するTrack 1-7
初対面の2人がお互いの名前を覚えやすいように、紹介役は名前をはっ きりと述べて強調します。
Mr. Woods, allow me to introduce my colleague, Mike Steele We work together in the accounting division at ABG Company. Mike, I’d like you to meet Mr. Collin Woods, COQ of Woods Corporation, one of our important clients. ウッズさん、私の同僚をご紹介させてください。ABC社のアカウンティング部門で一緒に働いております、マイク・スティールです。マイク、こちらはいつもお世話になっているウッズコーポレーション COOのコリ ン・ウッズさんです。

2紹介された人は相手の名前を呼ぶ a Track 1-3
初対面の2人がお互いの名前を言うことで、相手の名前を聞き取ったことを示し、やりとりに親しみも加わります。自分で声に出すと、覚えやすくなる効果もあります。また、名前の部分は特にはっきりと言います。も し聞き取れなかったり、忘れてしまったりしたら、I’m sorry, could I have your name again?(もう一度お名前を教えていただけますか?)と聞い ても全く問題ないです。むしろ、その場で名前を確認して記憶できた方が 良いですし、相手に「この方はきちんと名前を覚えようとしてくれている」 という印象が残るでしょう。 例えば、次のように相手の名前を呼ぶようにします。

A = 川崎健(紹介役) B = 佐藤恵美 C = Sarah Lim
A: Hello, Ms. Lim. I’d like to introduce to you Emi Sato from our Finance Department. Ms. Lim is the new Director of the Risk Management Department at ABC Company. リムさん、ご紹介させてください。弊社ファイナンス部門の佐藤恵美です。 【佐藤さんのほうを向いて]リムさんはABC会社のリスクマネジメント部 の新ディレクターです。
B: It’s a pleasure to meet you, Ms. Lim. リムさん、はじめまして。
C: I’m very happy to meet you, Ms. Sato. 佐藤さん、こちらこそ、お会いできて嬉しいです。

カジュアルな場面での場合
A = 月島美希(紹介役) B = 霧島栄治 C = Scott Newburg
A: Eiji Kirishima, I’d like to introduce Scott Newburg, my colleague. Eiji is an analyst in the Research Department. 霧島栄治さん、私の同僚のスコット・ニューバーグさんをご紹介します。 [スコットさんのほうを向いて] 栄治さんはリサーチ部のアナリストです。
B: Nice to meet you, Scott. スコットさん、はじめまして。
C: Glad to meet you, Eiji. お会いできて嬉しいです、栄治さん。

Stepping Up -一歩上を行く一
Track 1.9
人を紹介するときによくある「名前を忘れてしまった」「相手の名前が聞き取れなかった」といった場面は、次のような表現でスマートに乗り切ることができます。

相手の名前を忘れてしまったとき
I’m sorry, but I just can’t remember your name. Could you please remind me of your name? 申し訳ございません、どうしてもお名前が思い出せません。お名前を教えていただけますでしょうか?
Could you please repeat your name? もう一度お名前をおっしゃっていただけますか?

相手の名前が聞き取れなかったとき
I’m sorry, but I’m afraid I didn’t catch your name. 申し訳ございませんが、お名前を聞き取れませんでした。
I’m sorry, but I couldn’t catch your name. 申し訳ございませんが、お名前を聞き取れませんでした。
※上記の場合、catchは「聞き取る」という意味になります。
Could you please repeat that? もう一度おっしゃっていただけますか?

相手の名前の発音がわからないとき
I’m afraid I’m not sure how to pronounce your name correctly. Could you please tell me the proper way to say your name? 申し訳ないのですが、お名前の正しい発音がわかりません。正しい発音を教えていただけますか?

相手が自分の名前を間違えたとき・名前の発音を間違えたときに丁寧に教える
My name’s a bit difficult to pronounce. The correct way is… 私の名前の発音はちょっと難しいのですが、正しくは・・・です。

4話題を広げるためのトピックを投げかけるTrack 1-10
紹介の場では軽く挨拶をするだけで終わることもありますが、話が広がると、お互いのことをもっと知ることができ、印象に残るでしょう。そのきっかけになるような質問の例を参考にしてみてください。

How long have you been at the firm? この会社で働いてどれくらいになりますか?
I heard that you play on the company’s basketball team. 会社のバスケのチームで活躍していると伺いましたよ。
Ken told me that you transferred from the London office. I actually worked there for a six-month assignment in 2016. We might have passed by each other in the hallway! ケン(紹介役)から、スコットさんはロンドン・オフィスからトランスファー (異動)で来たと伺いました。実は、私は2016年に半年間そこで働いていました。もしかして廊下ですれ違っていたかもしれませんね!」

※「Best Practices ―現場からのヒントー
声のトーンや大きさは相手に合わせる
会話が続く際、声のトーンや大きさを相手と合わせることも心が けるとよいでしょう。英語では常に全力で大声、自信満々にジョー クを交えながら元気よく話すと印象がよい、というイメージを持っている方にお会いすることがありますが、これは誤解です。会話は 言葉のキャッチボールなので、スムーズにいくようにお互いに話を 投げかけるときの姿勢や雰囲気、声の大きさやトーンなどの言葉以 外のところにも意識を向けて合わせていくとよいでしょう。

マヤ・バーダマン (著)
出版社: KADOKAWA (2020/3/14)、出典:出版社HP

目次 – 世界のエリートを唸らせる 話すビジネス英語

相性動詞を使おう

ビジネスで頻繁に使う50個の名詞ごとに、相性動詞が紹介されています。「相性動詞」とは、動詞+名詞の適切な組み合わせのことです。適切な表現を使いこなすことで、ビジネスで信頼を得ることができます。会話だけでなく、メールのやりとりにも役に立ちます。

塚本 亮 (著)
出版社: 三修社 (2018/9/30)、出典:出版社HP

はじめに

■あなたは「基本名詞」を使いこなせているか?
本書ではビジネスの現場でネイティブが頻繁に使う名詞を50個厳選して紹介しています。突然ですが、目次をざっと見てください。50個の名詞を見てどう感じられますか?「target, benefit, successなど、どれも簡単な単語ばかりで、仕事場で使っているものばかりだ」と感じられたかもしれません。
確かに厳選した名詞の中には基本的なものが多く含まれます。でも、本当に「これらの基本名詞を適切な形で使いこなしている」と自信を持って言えますか?
英語は「組み合わせ」が大好きな言語ここでこれらの名詞がどう使われるのか、少し考えてみましょう。センテンスの中で使われるとき、Offerserviceのように大抵は「動詞+名詞」の組み合わせで使われますね。この「組み合わせ」が英語では特に重要で、ネイティブスピーカーの英語は「組み合わせ」だらけで

■自己流の「組み合わせ」は危険である
義務教育や英会話学校の教育では見落とされがちなのですが、実のところ「組み合わせ」を作る時に、やみくもに知っている動詞と名詞を組み合わせているのであれば、その英語はネイティブにとって不自然な可能性が高いです。まったく意味をなさずにネイティブが固まってしまう「組み合わせ」はもちろん問題です。でも僕がもっと怖いと感じるのは、「何となく通じてしまっている自己流の「組み合わせ」」。ランダムに組み合わせてとりあえず通じているかもしれませんが、実は、相手に失礼なニュアンスを伝えていたり、ちぐはぐな印象を与えている場合が多々あるのです。

■「相性動詞」とは何なのか?「相性動詞+名詞」をどんどん使おう
では、どうすればいいのか?名詞には、相性のいい動詞がいくつか存在し、ネイティブは会話の中で「動詞+名詞」の形で自然に組み合わせて使っています。この名詞と相性がいい動詞を本書では「相性動詞」と命名しています。ネイティブであれば経験から「相性動詞+名詞」を自由自在に使いこなせますが、私たち非ネイティブがネイティブの自然なパターンを使いこなせるようになるには、方法はただひとつ。「相性動詞+名詞」のパターンを大量にインプットしたうえで、アウトプットする練習をするしかありません。
「相性動詞」を使えば、あなたの英語とビジネス
が変わる「相性動詞+名詞」のパターンを身につけていくと、

■どういうメリットがあるでしょうか?
メリット
1信頼を得られ、ビジネスが加速する
まず、相手からの信頼感が得られやすく、結果、ビジネスを円滑に進めやすくなります。適当な組み合わせで話すのと、ネイティブが使いこなしている相性動詞の「組み合わせ」で話すのでは差は歴然です。ネイティブや他のネイティブレベルの英語話者から「この人はわかっているな、話が通じるな、信頼できそうだ」と思ってもらえます。ビジネスの一線で活躍する英語話者は「相手の話す英語のレベルや単語の取捨選択」で信頼度合いを判断することは珍しくありません。これは僕の経験からも断言できることです。
2微妙なニュアンスの違いを表現できて「伝わる英語」が手に入る
例えば、No.3productに出てくる相性動詞を紹介しましょう。「市場に商品を出す、売り出す」という時に、こういったパターンが考えられます。

一般的な表現→sell a product
相性動詞+product→ market a product
このときsellを使ってももちろん間違いではありません。ただsellだと、「お金と商品を交換する」という単純な行為を表しているので、ビジネスシーンで商品にかけたプロセスや意気込みも表現したい場合は、他の動詞を使えると効果的です。一方で相性動詞のmarketを使うと、「製品を市場に出すにあたり、ネーミングを決め、ターゲットを決めて、そして市場に出す」という、ビジネスシーンにおいて周到なプロセスが含まれます。market1語で、ここまで広いニュアンスを盛り込めるのです。商品開発の社内会議やプレゼンの場で、こういった相性動詞を盛り込むことができたらご自身の伝えたい思いやニュアンスをより生き生きと相手に伝えることができるでしょう。
塚本亮

塚本 亮 (著)
出版社: 三修社 (2018/9/30)、出典:出版社HP

CONTENTS

はじめに
音声ファイルダウンロード
How to Use this Book
重要な相性動詞
塚本4methods
ビジネス英語で話す力を加速させる重要[相性動詞+名詞]50
No.1Standard
PICK-UP相性動詞「基準を作る」
establish/draw up/layd own etc
No.2Advice
PICK-UP相性動詞「アドバイスをする」
proffer/passon/hand out etc
No.3Product
PICK-UP相性動詞「製品を売る」
launch/market/bring etc
No.4Success
PICK-UP相性動詞「成功を収める」
win/relish in/enjoy etc
No.5Customer
PICK-UP相性動詞「客を獲得する」
reelin/woo/drumup etc
No.6Strategy
PICK-UP相性動詞「戦略を立てる」
chart map out/hammer out/elaborate etc
No.7Market
PICK-UP相性動詞「マーケットに参入する」
break into/tap into/invent[create]) etc
No.8Progress
PICK-UP相性動詞「進歩する」
facilitate/further/yield etc
No.9Information
PICK-UP相性動詞「情報を集める」
aggregate/compile/glean etc

No.10Competition
PICK-UP相性動詞「競争へ参加する」
enter into/participate in/encounter etc
No.11Perspective
PICK-UP相性動詞「視点「見解]を提供する」
suggest/express/share etc
No.12Benefit
PICK-UP相性動詞「利益「恩恵]を得る」
enjoy/reap/obtain etc
No.13Priority
PICK-UP相性動詞「優先する」
place/put/assign etc
No.14Plan
PICK-UP相性動詞「計画を作成する」
prepare/workout/drawup etc
No.15Attempt
PICK-UP相性動詞「~する試みをやめる」
abandon/undermine/shatter etc
No.16Conclusion
PICK-UP相性動詞「結論を出す」
arrive at come to/reach/jump(leap)to/derive etc
No.17Attention
PICK-UP相性動詞「注意を集める/引く」
draw/win/garner etc
No.18Efficiency
PICK-UP相性動詞「効率を高める」
promote/raise/boost[enhance etc] No.19Expertise
PICK-UP相性動詞「専門知識[技術]を持つ/身につける」
build/build on/accumulate etc
No.20Measure
PICK-UP相性動詞「策を講じる」
carryout/implement/adopt etc

No.21Responsibility
PICK-UP相性動詞「責任を負う/持っている」
shoulder/bear/undertake etc
No.22Awareness
PICK-UP相性動詞「認識を高める」
heighten/boost/propagatespread) etc
No.23Decision
PICK-UP相性動詞「決断を受け入れる」
reinforce/justify/back etc
No.24Profit
PICK-UP相性動詞「利益を出す」
eke out/reap/wring etc
No.25Risk
PICK-UP相性動詞「リスクを負う」
incur/take on/bear etc
No.26Task
PICK-UP相性動詞「仕事をやり抜く」
handle/get through accomplish]/pull off etc
No.27Service
PICK-UP相性動詞「サービスを提供する」
offer/perform/sell etc
No.28Knowledge
PICK-UP相性動詞「知識を得る」
acquire/absorb/extract etc
No.29Ability
PICK-UP相性動詞「能力を高める」
cultivate/bolster boost]/foster etc
No.30Future
PICK-UP相性動詞「未来を予見する」
envision/foresee/anticipate etc

No.31Value
PICK-UP相性動詞「~の価値を高める」
enhance/reinforce/enrich etc
No.32Contract
PICK-UP相性動詞「契約を結ぶ/とる」
enter into/sign seal/closes/conclude etc
No.33Partnership
PICK-UP相性動詞「パートナーシップを築く」
forge/golenter/into/establish[setup] etc
No.34Expectation
PICK-UP相性動詞「期待に応える」
live up to/satisfy/address etc
No.35Negotiation
PICK-UP相性動詞「交渉を開始する」
initiate/launch/enterinto etc
No.36Consequence
PICK-UP相性動詞「結果を評価する/考える」
evaluate/assess/analyze etc
No.37Investment
PICK-UP相性動詞「投資を増やす、減らす」
beef up/pare/curb etc
No.38Project
PICK-UP相性動詞「プロジェクトに着手する」
embarkon/tackle/undertake etc
No.39Reputation
PICK-UP相性動詞「評判を高める」
consolidate/cultivate/polish etc
No.40Strength
PICK-UP相性動詞「強みを生かす/頼る」
harness/depend[relyon)/leverage etc

No.41Company
PICK-UP相性動詞「会社を経営する」
administer/manage/lead etc…
No.42Opportunity
PICK-UP相性動詞「機会を得る」
capture/grab/exploit etc…
No.43Target
PICK-UP相性動詞「目標を達成する」
reach/meet/hit etc…
No.44Budget
PICK-UP相性動詞「予算を作成する/編成する」
set a side/draft(draw up]/workout etc
No.45Impression
PICK-UP相性動詞「印象を与える」
convey/provides give off/create generate/ etc
No.46Proposal
PICK-UP相性動詞「提案する」
present/submit/put forward[bring forward) etc
No.47Effort
PICK-UP相性動詞「努力を払う」
exert/put forth/pour etc
No.48Growth
PICK-UP相性動詞「成長を妨げる」
contain/inhibit[curb]/stunt etc
No.49Fact
PICK-UP相性動詞「事実を明らかにする」
disclose/clarify/uncover etc
No.50Relationship
PICK-UP相性動詞「関係を築く」
form/forge/cement etc
おわりに

付属CDと同内容の「音声ファイル」が無料でダウンロードできます!
1PC・スマートフォンで音声ダウンロード用のサイトにアクセスします。
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QRコードが読み取れない方はブラウザから「http://audiobook.jp/exchange/sanshusha」にアクセスしてください。
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※URLは「www」等の文字を含めず、正確にご入力ください。
2色表示されたページから、audiobook.jpへの会員登録ページに進みます。
※音声のダウンロードには、audiobook.jpへの会員登録(無料)が必要です。
※既にアカウントをお持ちの方はログインしてください。
3会員登録後のページに再度アクセスし、シリアルコードの入力欄に「81087」を入力して「送信」をクリックします。
4「ライブラリに追加」のボタンをクリックします。
5スマートフォンの場合はアプリ「audiobook.jp」をインストールしてご利用ください。PCの場合は、「ライブラリ」から音声ファイルをダウンロードしてご利用ください。

<ご注意>
・ダウンロードには、audiobook.jpへの会員登録(無料)が必要です。
・PCからでも、iPhoneやAndroidのスマートフォンからでも音声を再生いただけます。
・音声は何度でもダウンロード・再生いただくことができます。
・書籍に表示されているURL以外からアクセスされますと、音声をご利用いただけません。URLの入力間違いにご注意ください。
・ダウンロードについてのお問い合わせ先:info@febe.jp(受付時間:平日の10-20時)

How to Use this Book

Aビジネスで信頼され、伝わる英語になるための50の「相性動詞+名詞」を紹介しています。左上にあるmethodは1~4まであります。(→参照。)で紹介しているより身につく学習ステップ4つの「塚本4methods」に則って本書もページが続いています。
B「短文スピーキング」です。10通りの「相性動詞+名詞」のセンテンスをインプットしていきます。またCDには4か国語で(アメリカ、イギリス、オーストラリア、カナダ)収録されています。
C特に重要な3つの「相性動詞+名詞」の組み合わせについて、イラスト付きで解説しています。文字情報だけではなく、視覚情報を加えることで五感が刺激されていくと、人間の脳は記憶が定着しやすくなります。イラストを最大限に活用してください。

DCで紹介した組み合わせ以外でも重要な組み合わせを紹介しています。ページによっては「相性形容詞」も掲載しています。より使いやすくイメージを持てるように解説も加えています。
EF「長文スピーキング」です。ここではスピーチ(モノローグ)と会話の2パターンを掲載し、実際のビジネス現場で「相性動詞+名詞」がどう使われるのか掴めるようになっています。声に出してトレーニングを繰り返せば、自然な組み合わせ表現が口をついて出るようになってきます。また本書に出てくるすべての英文は、ネイティブ校閲者と塚本氏が話し合いを何度も重ね完成させたものです。ネイティブ校閲者のブルック氏は、企業内で英語研修や文書のコンサルを行っていた経験を活かし、本書の英文制作に協力してくださいました。したがって、本書の英文は「アメリカやヨーロッパ、中国など、グローバルな現場でアウトプットするのに遜色ない良質な英語」です。ネットやYouTubeからいくらでも英文を引き出せる時代です。

そういった時代にわざわざ本を買って勉強してくださる皆さんのモチベーションに答えるべく「英文の質」にもこだわり抜きました。全部で50ユニットですので、「短文スピーキング」500センテンスと「長文スピーキング」100本がそろっています。これ1冊を継続して取り組めば、世界のどこに行っても相手を唸らせる英語のスピーキングスキルが身につくはずです!

塚本 亮 (著)
出版社: 三修社 (2018/9/30)、出典:出版社HP

目次 – 英会話ペラペラビジネス100 - ビジネスコミュニケーションを成功させる知的な大人の会話術

必要十分な英会話力が身に付く

内容はシンプルで実践的、すぐに使える表現ばかりです。ビジネスで失礼にならない言い回し、話し方を身につけることができます。ビジネス英語初心者~中級者向けではありますが、上級者にも役立つ内容が満載です。

スティーブ ソレイシィ (著), Steve Soresi (著), ロビン ソレイシィ (著), Robin Soresi (著)
出版社: アルク (2002/3/16)、出典:出版社HP

はじめに

日本の「ビジネス英語」の本には、つい苦笑してしまうことがあります中には良い本もありますが、古い英米文学の中でしか見ない言葉や、複雑に入り組んだ表現がずらりと並んでいる本も、いまだにあるのです。そういう本はどう見ても、「外国人と円滑なコミュニケーションをとる」ためのものというより、「へぇ、こういう英語があるんだ」と読者を感心させるための、単なる読み物に過ぎません。いわば「観賞用」のビジネス英語です。本当のビジネス・コミュニケーションでは、小難しい言葉や、複雑な長い文は不要です。ありとあらゆる小難しい単語や、母語でも使わないような言い回しを知る必要はありません。専門用語も、自分の仕事に必要なジャンルのほんの一握りの単語を、ちゃんと基本文の中で生かせることができればOKです。

しかし、ビジネスシーンで絶対に許されないことがあります。それは、難しい英語表現や長文を言おうとして、言葉に詰まってしまうこと。英文を組み立てるのに余計な時間がかかり、相手を長く待たせ、結局、コミュニケーションの能率を悪くしてしまうことです。これでは、世界の人に相手にされなくなってしまいます。まるでキッチンから全く料理が出てこないレストランにいるようなフラストレーションを与えてしまうのです。どんなに高級なことを言おうとしても、結局言葉が出て来なければ本末転倒。この点、日本でいう「ビジネス英語」はビジネス・コミュニケーションを成立させることにほとんど貢献していません。

例えば、I appreciate being afforded the opportunity to put forth our suggestions today, in spite of your jam-packed scheduleのような表現を載せているビジネス英語本があります。でも、僕らの目には、この文が「ビジネスらしく」響いてはきません。流暢かどうかということ以前に、冗長で馬鹿丁寧な、変わった文に聞こえるのです。皆さんもそろそろこうした謎のビジネス英語を熟知するためのお勉強をやめませんか。

世界の人々とのコミュニケーションでは、ごく基本的な表現を使いこなして流暢に話すことが最も重要です。丁寧に、正確に、そしてペラペラに操ること。これが本書でいう大切な「ペラペラ・ビジネス・コミュニケーション」です。実際に世界の人々はビジネスシーンにおいてシンプルな定番フレーズで意思疎通を図っています。例えば前述の文であれば、Thank you so much for your time today.でOK。本書がフォーカスしているのは、こうした、世界のビジネスパーソンが互いの意思疎通に用いている基本的な英語表現です。赤シートを使って練習し、丁寧に、正確に、そして流暢に話す能力、つまり、教養ある一人の大人としての、世界に通用するコミュニケーション能力を育てましょう。それが本書の目的です。

基本的な英語といっても、学校英語を一からやり直す必要は全くありません。本書では、知的な大人の会話を成立させるのに必要な100のパワーワーズ&フレーズを紹介し、基本的な言葉を会話の中で使いこなすための術を伝授します。また本書では、めったにおかさない小さなミスをあげつらうのではなく、学習者が最もおかしやすいミスだけを指摘します。例えばSit down.やI want…. One more please.などの失礼な表現に代わる大人のためのフレーズを紹介します。世界で“Your English is good.”と言われるには、小難しい長文をやっと言うことより、定番のフレーズをペラペラと連続して発し、言いたいことを表現することです。この本でそういうフレーズをゲットして、世界で通用するコミュニケーション能力をつけていきましょう。
2002年3月1日
スティーブ・ソレイシィ

スティーブ ソレイシィ (著), Steve Soresi (著), ロビン ソレイシィ (著), Robin Soresi (著)
出版社: アルク (2002/3/16)、出典:出版社HP

CONTENTS

はじめに
本書の基本的な考え方
本書の構成と使い方
CD収録内容のお知らせ
First Contact
初対面の人との成熟した大人としての接し方
1.Sorry?
何ておっしゃいました?
2.Have a seat.
どうぞ、おかけください。
3.1.Hi.2.I’m○○.3.握手
ビジネス・コミュニケーション自己紹介の3ステップ
4.May I have Sales, please?
営業部をお願いできますか。
5.Would you say that again, please?
もう一度お願いできますか。
6.Just a moment, please
少々お待ちください。
7.I’m sorry, but…
申し訳ありませんが、
8.I’m not sure
それはちょっと、わかりかねますが。
9.It’s crowded, isn’t it?
混んでますねぇ。
10.See you again some time.
では、また、いつか。

Light Contact
たまに会うような人といいrelationshipを築いていくために
11.May I ask how much this is?
おいくらかお伺いしてよろしいですか。
12.I’ll do my best.
頑張ってみます。
13.There’s a problem with
…に問題があるようです、…の調子が悪いです
14.I’m sorry to bother you.
お忙しいところ申し訳ありませんが。
15.I’m sorry about that.
申し訳ありません。
16.Don’t worry about it.
気にしなくていいですよ。
17.Please don’t.
それは困ります。
18.This is a little.
少し…ですね
19.When will it be ready?
いつできあがりますか。
20.I’d like a better price.
価格をもう少し考慮していただきたいのですか。
21.Is that OK?….
それでよろしいですか。
22.Have you ever heard of…?
…をご存じですか。
23.Is that right now…..
~はただ今、…しております。
24.I’m sending it just in case.
念のため、お送りします。
25.This is for….
にお渡しください/…用です/・宛てです
26.How was…?
….はいかがでした?
27.I have a hangover
二日酔いなんです。
28.Would you like a tour?
見学して行かれますか。
29.It’s so nice to see you again
またお世話になります。/お久しぶりです。
30.Thank you so much for your time today
今日は貴重なお時間をありがとうございました。

Regular Contact
いつも会うような人と互いにrespectしあうために
31.How’s…going?
…はどうですか。/うまくいっていますか。
32.Would you… when you have a chance?
お手すきの時に…していただけますか。
33.Can you…?
…は可能ですか。
34.We can’t…
…は禁止です
35.Do you remember…?
…はおわかりですよね。
36.Did you see…?
…をご覧いただけましたか。
37.Why don’t we…?
では、…しましょうか。/そろそろ…….。
38.I’d really appreciate it if…
…していただけると、本当にありがたいのですが
39.I look forward to that…
ぜひ、よろしくお願いいたします。
40.if there’re any…,please let me know
何か…がありましたら、お知らせください。
41.I’ll…
しておきます
42.I hopeS+V.
…していただけると幸いです。…だといいのですが。
43.I wishS+V.
…だったらよかったのですが。
44.I’ve been…all day.
一日中・・・でした。
45.I’m afraid so/not.
残念ながら、そう(ではない)です。
46.Where can I get…?
…はどこに行けばありますか。
47.Do you have…?
御社に…はありますか。
48.What’s…like?
…はどんな感じですか。
49.Do you think S+V?.
…するかな。
50.I think S+V
たぶん…ではないでしょうか。
51.What if S+V?
…だったらどうしますか。/どうしたらいい?
52.I don’t think we should
…しない方がいいと思いますけど
53.That’s a good question.
そうですよね。/確かにね。
54.I’m concerned about…
…が気になります。
55.It’s just a …
…に過ぎませんが
56.I just…
たった今…したところです
57.It’s gotten so…
とても…になってきました
58.I got a…
…されました/…をもらいました
59.We decided to…
弊社は…することになりました
60.We had a….
…がありました…を行いました/…が開かれました
61.for now
とりあえず
62.on time
時間通りに/間に合う
63.transfer
乗り換える/振り込む/転送する/転勤する
64.run
担当する/経営する/運営する
65.organize
整理する/片付ける
66.prioritize
優先順位をつける/優先する
67.miss
…し逃す/不在で申し訳ない
68.chargefor
請求する/課金する
69.alotof
数多くの/いろいろな/かなりの
70.some..なにか(肯定文・疑問文にも)
71.already…
すでに…ですもう…ですか
72.~with…
…のある~/…のついている~
73.主語+said,..
~に…するように言われたのですが
74.not…often
あまり…しない
75.not…really…
それほどでない
76.usually…..
いつもは…/たいていは…
77.Luckily,…/luck.
幸いなことに、…/頑張って
78.latest/lately
最新版の/最近は
79.exactexactly
正確な/その通り
80.have to…/not have to…
….しなければならないです/…しなくていいです
81Should I/we…?….
…した方がいいでしょうか。…すればよろしいでしょうか。
82.About the…
…の件なのですが
83.right?…..
…ということですね?/…しますよね?
84….,again?
…でしたっけ?
85.get+場所の名前
到着する/戻る/たどり着く
86.off…
休む/休みをとる
87.cutbacks/cutback
人員削減/…を削減する
88.important
重要な
89.take advantage of…
…というチャンスを生かす/有効に活用する
90call back
かけ直す
91.negotiate for……
…を交渉する/…できるよう交渉する
92.ask…for~
…に~を頼む
93.prepare for…
…の準備をする
94.look for…
の募集をかける/…を探しているのですが、ご存じですか
95.take care of….
…に対処する/…を片付ける/…にケリをつける
96.deal…
ビジネスチャンス/条件
97.waste….
無駄(にする)
98.recommend…
推薦する/薦める
99.issue.
問題/議題
100.business
経営/経営状態/取引

スティーブ ソレイシィ (著), Steve Soresi (著), ロビン ソレイシィ (著), Robin Soresi (著)
出版社: アルク (2002/3/16)、出典:出版社HP

Business Communication改善講座
First Contact自分の仕事を英語でグローバルに伝えよう
●What do you do?と聞かれたら
right Contact毎日の出来事を話してペラペラをめざそう
●How was work yesterday?と聞かれたら
Regular Contact自分の仕事内容や仕事環境についてのコメントを言えるようにしよう●What do you think about…?と聞かれたら
Heavy Contact世界基準のプレゼンテーションのコツをつかもう
●PRESENTATION
INDEX
逆引きINDEX

本書の基本的な考え方

めざすのは、本物の英会話への近道。
本書は、世界の人々とコミュニケーションをとる力を育てることを目的としています。タイトルには「ビジネス」とありますが、決して小難しい専門用語やイディオムは収載していません。それらは日本製「ビジネス英語」。実際に世界に通用する英語とはかなり違います。そこで、従来の「ビジネス英語」の本とこの「英会話ペラペラビジネス100』とはどれだけ違うのか、以下にまとめてみました。

日本製ビジネス英語の本

方法
消極的な英語鑑賞
ある場面のダイアログや単語のリストを眺めて、「ああ、こういう英語があるんだ」または「これは言ってはいけないんだ」と感動して終わり。構成は必然的に「外国語を見て、母語で理解する」ことに終始するパターン。つまり、受信型の勉強法。名付けて「英語鑑賞」。
目標
厄介なダイアログなどの理解、または丸暗記
「いつか」言われるかも、「いつか」言うかも、の「いつか」に備えるのが目標。
内容
意外性あふれる英語熟語を数多く収載
アメリカやイギリスなど英語圏の一部の人にしか使われない、意外性にあふれる英語熟語がずらり。多くの学習者にとってなじみのない表現を載せることで、「勉強になった」気にさせることができる。おまけに、言いそうもない「NG英語」を“脅し”として載せる。
特徴
数多くの特別なものをリストアップ
1.英語が母語でない人には知られていない言葉。
2.数多くの特殊な言い回しや単語とその和訳を掲載。
3.よく言えば、とても中途半端な英和辞典。

通じる範囲英語圏だけ(人口=約4億人)

本書のビジネス・コミュニケーション
方法
世界基準のペラペラ英会話術
世界が求めている本物の英会話力を育てるため、最も重要な表現を厳選し、各ページで発信型トレーニング。母語サイドで言いたいことをどう英語で言うか、赤いシートを利用して練習。フレーズはその一つの場面だけではなく、本書中のさまざまな場面で繰り返し登場するので、自然に覚えられる方式。
目標
会話に必要なフレーズと会話術を身につけること。世界の人と丁寧に、正確にコミュニケーションする能力を身につけること
内容
実践的なフレーズ&会話の基本技と裏技英語圏だけでなく、グローバルな場面での定番表現、特に表現力をアップさせるもの100を厳選。ありがちな和訳と語注ではなく、意思疎通をスムーズにさせるテクニックとストラテジーをわかりやすく伝授。「NG英語」もつい言ってしまいがちな少数例のみを厳選して紹介。
特徴
実用性100パーセント
1.最も汎用性のあるビジネス英語表現だけを紹介する。
2.学習者がペラペラになるために英文法の規制を緩和する。
3.学習者の致命的な英語の間違いをリサーチし、通じるアドバイスを掲載。
4.失礼に当たるありがちなミスも指摘して、丁寧で教養のある大人言葉に差し替えていく。

通じる範囲
世界中の英語を話す人(人口=約21億人)

本書の基本的な考え方、
日常英会話とビジネス・コミュニーケーションは、どこがどう違う?
日本製の「ビジネス英語」が自分の英会話力にほとんど役立たないとわかってくださった読者のみなさんは、きっと「では、日常会話とビジネス・コミュニケーションは全く同じなのか?」あるいは、「どこが違うのか?」という疑問をもたれることと思います。以下をチェックしてください。

ビジネス・コミュニケーションと日常英会話の共通点
1.めざすのは、たった一つの文をより正しく作ろうとすることではありません。本物の英会話は複数の文を連続して言うこと。ビジネス/日常の別なく、世界基準は「連続した文」を話すこと。
2.リスニングは100%出きるとい
わからなかったら、ためらわずに相手に聞き返してOK。日常的に英語でコミュニケーションをとる人々は世界に約21億。互いに聞き返すことは日常茶飯事。そして、聞き返しこそ、意思疎通を達成するために大切なものともいえます。日常でも、ビジネスでも、有効な聞き返し方はExcuse me.よりSorry?(p.16)、またはWould you say that…?(p.24)。こうして相手に言い換えてもらったり、ゆっくり話してもらったりすることがポイント。
3.英文の大原則は、語順にある
英文は主語・動詞(S+V)から始めることが鉄則。シンプルな会話でも、かしこまった話でも、主語を抜いてはだめ。ありがちなのは、目的語や時間・場所・頻度(Time Place Frequency=TPF)を表す単語から文を始めてしまうミス。いつも、S+Vからスタートして、TPFは文末に。
4.意思疎通の秘訣は文頭か文末に相手の名前をなるべくつけること。
I’ not sure, Tom.のように、相手の名前をつけることが普通。ちなみに現代のグローバルなビジネスワールドでは、名字よりファーストネームで呼ぶ方が一般的。なお、本書ではTomのようなファーストネームの最も適切な訳として、「トムさん」のように「さん付け」を使っています。ファーストネームだけで呼ぶことが、日本語での名前の「呼び捨て」とは異なることを意識していただきたいからです。

ビジネス・コミュニケーションと日常英会話の相違点
1.ビジネスではTime is money.
「時は金なり」。だから、途中で言葉に詰まってしまったり、1分や2分たっても一言しか言えなかったりする人は、ビジネス界では相手にされません。この点は、日常的な「おつきあい」より厳しいです。ビジネスパーソンが、お友達感覚で会話の相手をしてくれるわけではないのはもっともなこと。だから、連続して簡単な英文を発し会話のラリーを続けることが必須です。そこが本書のタイトル「ペラペラビジネス」の背景です。
2.ビジネスシーンで多用する主語はwe
主語は、英語の命。そして、ビジネスシーンでよく使う主語はWe。これは「私たち」ではなく、「弊社」の意。日常会話なら「I」と「You」がメインですが、会社として相手にものを言うときの代名詞はWeと複数形で。「御社は」も複数形のYouかTheyで。
3.無礼な言葉は許されない。
友達との会話と違って、ビジネスシーンでは少しでも失礼な言葉遣いをすると、とても目立ちます。もちろん目上と目下、「ウチ」と「ソト」の使い分けは日本のように厳しくありません。だから、そこには力を入れなくてもOK。でも、ビジネス上は、教養ある大人の言葉がマスト。例えば、I want…は不適切な表現。それよりI’d like…(p.58)で要求します。ほかに、Sit down.よりHave a seat.(p.18)を使うなど。
4.お金の話に触れなければならない。
ビジネスで絶対に必要なのは、値段の丁寧な聞き方。「おいくらでしょうか」と「いくら?」の違いは英語にもあります(p.40)。

本書の構成と使い方

●パワーワード
本書では、知的な大人の英会話を実践するための100のパワーワードとパワーフレーズを4つのContact別に紹介しています。
Contactとはコミュニケーション相手との「接触度」。本書では、first(初対面)、Light(たまに会う)、Regular(よく会う)、Heavy(日常的に会う)の4つのContactを設定し、見開き2ページの中で効果的に100のパワー表現を体得できるよう構成しています。
パワー表現と、それが使われる場面の例を紹介しています。
付属CDでの収録トラック・ナンバーです。
SHORTRALLY
パワー表現が使われる会話ラリーの例です。付属のチェックシートで一行ずつ「日本語→英語」に置き換える練習をしてください。ここには、グローバル・コミュニケーションで実際に用いられている本物の英語のみ収載しています。

POINT
各パワー表現の活用法のポイントをわかりやすく解説しています。知っているけれどなかなか使いこなせない……そんな悩みも解決します。
どの「コンタクト」に属するか、一目でわかります。
Please don’t!
日本人学習者に多い誤用や、コミュニケーション上のマナーを解説しています。
EXPAND
パワー表現をいろいろな場面に応用できる力をつけるためのトレーニングコーナーです。付属のチェックシートで一行ずつ「日本語→英語」に置き換える練習をしましょう。例文によって、→で、用例や文化背景について補足説明もしています。

トレーニング用CDの収録内容と活用法
CONTENTS
CD1本書[1-60のパワーワーズ&フレーズ]収録
トラック#1-#60…パワーワーズ&フレーズ1-60
・トラックナンバーとフレーズナンバーが対応
・SHORTRALLY
(SHORTSPEECH,BUSINESSLETTER)
・EXPAND
CD2本書[61-100のパワーワーズ&フレーズ]を収録
トラック#1-#40…パワーワーズ&フレーズ61-100
[トラックナンバー]=[フレーズ番号-60] ・SHORTRALLY
(E-MAIL, BUSINESS LETTER,etc.)
・EXPAND
トラック#41…Business Communicationの基本1
トラック#42…Business Communicationの基本2
トラック#43…Business Communicationの基本3
トラック#44…Business Communicationの基本4

CDの効果的な活用法
1.SHORT RALLY(1~100)
左ページのSHORT RALLY(SHORT SPEECH. BUSINESS LETTER, E-MAILの場合もあります)では、大人同士の多様な会話場面を収録しています。繰り返し聞いて、ナチュラルな英語コミュニケーションにあなたの耳を慣らしましょう。また、慣れてきたら後について言ってみましょう。英会話の基礎体力「瞬発力をつけるために口慣らし練習」は必須です。2.EXPAND(1-100)
1-100の応用性の高いパワーワーズ&フレーズを、知的な大人が発話することを前提に5つの例文で応用してあります。繰り返し聞くとともに、口慣らし練習も必ず行ってください。CDでは、一文を著者が発音した後に、著者の発話と同式のポーズを入れてあります。初めのうちは、このポーズが短く感じられるかもしれませんが、同じタイミングで言えるようになるために、何度も練習してください。
3.Business Communicationの基本(1-4)
日本人学習者の弱点やおかしがちなミスを指摘し、どのように改善していけばよいのかアドバイスするこのコーナーでは、「いい例」のナレーションを収録しています。20〜50代のビジネスパーソンの魅力的な発話の雰囲気やレトリックなどを学び取ってください。そして、あなた自身のより魅力的な発話に生かしましょう。

<CDについて>
●弊社翻作の音声CDは、CDプレーヤーでの再生を保証する規格品です。
●パソコンでご使用になる場合、CD-ROMドライブとの相性により、ディスクを再生できない場合がございます。ご了承ください。
●パソコンでタイトル・トラック情報を表示させたい場合は、iTunesをご利用ください。iTunesでは、弊社がCDのタイトル・トラック情報を登録しているGracenote社の(DDB(データベース)からインターネットを介してトラック情報を取得することができます。
●CDとして正常に音声が再生できるディスクからパソコンやmp3プレーヤー等への取り込まれ際にトラブルが生じた際は、まず、そのアプリケーションソフトプレーヤーの製作覧へご相談ください。

スティーブ ソレイシィ (著), Steve Soresi (著), ロビン ソレイシィ (著), Robin Soresi (著)
出版社: アルク (2002/3/16)、出典:出版社HP

 

 

目次 – 英会話フレーズ大特訓 ビジネス編

使えるビジネス英語

知識だけの語彙ではなく使える語彙が増えるので、英会話力が向上します。あらゆるビジネスシーンに対応した幅広い表現を扱っているので、覚えたけどあまり使ったことのない単語も復習することができます。TOEICの頻出フレーズも満載で、試験対策にも役立ちます。

Michy里中 (著), 植田 一三 (その他)
出版社: Jリサーチ出版、出典:出版社HP


【かんたん!音声ダウンロードの手順】
STEP1インターネットで「https://audiobook.jp/exchange/jresearch」にアクセス!
※上記URLを入力いただくか、Jリサーチ出版のサイト(http://www.jresearch.co.jp)内の「音声ダウンロードバナーをクリックしてください。
STEP2表示されたページから、audiobook.jpへの会員登録ページへ。
※音声のダウンロードには、オーディオブック配信サービスaudiobook.jpへの会員登録(無料)が必要です。
STEP3登録後、再度STEP1のサイトにアクセスし、シリアルコード「21092」を入力後、[送信]をクリック!
※作品がライブラリに追加されたと案内が出ます。ISTEP4必要な音声ファイルをダウンロード!
※スマートフォンの場合は、アプリ「audiobook.jp」の案内が出ますので、アプリからご利用ください。※PCの場合は、「ライブラリ」から音声ファイルをダウンロードしてご利用ください。
ご注意!
・PCからでも、iPhoneやAndroidのスマートフォンからでも音声を再生いただけます。
・音声は何度でもダウンロード・再生いただくことができます。
・ダウンロードについてのお問い合わせ:info@febe.jp受付時間:平日の10時~20時

はじめに

+ビジネス英会話の「発信力」を身につける
「ビジネス英語は難しい」。「自分の言いたいことが英語でうまく言えない」。これは、グローバル化時代に英語を話す必要に迫られた日本のビジネスパーソンの偽らざる生の声です。
単語や文法、英文読解の知識があり、またTOEIC等の資格試験でハイスコアを所持していても、いざ現場で英語を「話す」となると、とっさにフレーズが出ずにもどかしい思いをしている人が非常に多いのが現状です。
私はビジネス通訳および翻訳業に携わるかたわら、英検1級講座やTOEIC講座の講師もさせていただいておりますが、生徒さんのほとんども、読解や文法はある程度自信があるのに、スピーキングとなると苦手意識が強く、思い通りに話せず悩んでいるのです。
本書は、スピーキングスキルを向上させたいビジネスパーソンが、短期間で「発信力」「即戦力」を確実に身につけることを目的として作成された、まさに画期的な一冊です。

+ビジネスシーン別に「即戦力フレーズ」を特訓する
フレーズはただがむしゃらに頭に詰め込んでも定着率は低く、決して効率の良い方法とは言えません。
本書では、左ページの日本語訳とキーワードを見て、それを瞬時に英語に言い換えて発話する練習をします。このアプローチは、言いたいときにすぐフレーズが出てくるベストのトレーニングです。また、シーンや状況ごとにまとめて学習することで、各フレーズがイメージしやすく、記憶にも定着しやすくなります。とっさに話す必要に迫られた場合も、状況に応じた的確な表現が瞬時に頭に浮かびます。まさに「即戦力」となって力を発揮するのです。
CDは「日本語訳」→「ポーズ」→「英語フレーズ」の順番で録音されています。本で練習した後は、CDを使って実践的な練習を繰り返し行ってください。
実のところ、こうしたシンプルな反復トレーニングこそが、スピーキングに悩む多くの英語学習者に欠けているのです。本書の各シーンを繰り返し音読練習すれば、ビジネス英会話のレベルは飛躍的にアップするでしょう。
例文はすべて、私がこれまで国内外のビジネス経験に基づいて厳選した「生の表現」です。少し難しく感じるものもあるかもしれませんが、これが実際に使われている英語ですので、ぜひトライしてみてください。
皆様が本書を最大限に活用され、グローバルなビジネスの現場でご活躍されることを願ってやみません。
本書の刊行にあたり、監修をいただきました植田一三氏、英文校正でご尽力くださったロサンゼルス在住のFredrick Bell氏、Melanie Moore氏には心より感謝いたします。そして本書を手に取ってくださった読者の皆様に深くお礼申し上げます。
Love and blessing son your life journey!
Michy里中

Michy里中 (著), 植田 一三 (その他)
出版社: Jリサーチ出版、出典:出版社HP

CONTENTS

はじめに
ビジネス英会話を身につける3つの戦略
英会話フレーズ大特訓の練習法
本書の利用法

第1章 ベーシック会話編
SCENE1あいさつの基本
SCENE2あいさつを返す
SCENE3別れ際・帰宅時のあいさつ
SCENE4受付での応対:1基本
SCENE5受付での応対2応用
SCENE6アポイントをとる1基本
SCENE7アポイントをとる2応用
SCENE8電話をかける・受ける
SCENE9電話で社員の不在を伝える
SCENE10電話のさまざまな応対
SCENE11自己紹介する
SCENE12人を紹介する
SCENE13お礼を言う1基本
SCENE14お礼を言う2応用
SCENE15お詫びをする
SCENE16なぐさめる・励ます
SCENE17誘う
SCENE18アドバイスをする
SCENE19気分・調子について話す
SCENE20体調について話す
▶︎心を揺さぶるビジネス名言1

第2章 社内会話編
SCENE21依頼する
SCENE22依頼を受ける
SCENE23依頼を断る・保留する
SCENE24仕事の指示をする
SCENE25ヘルプする
SCENE26進行状況を確認する
SCENE27進行状況を伝える
SCENE28仕事の状況を説明する
SCENE29社内会話のお決まりフレーズ
SCENE30報告・連絡する
SCENE31クレームを伝える
SCENE32クレームに対応する
SCENE33支払いのクレーム
SCENE34パソコン・ネットを使う
SCENE35オフィス用品を使う
SCENE36休憩する
SCENE37残業する
SCENE38会議を始める
SCENE39会議の概略と資料
SCENE40意見を述べる・聞く
SCENE41賛成する
SCENE42反対する
SCENE43会議を締めくくる
SCENE44社内行事・イベント
SCENE45休職・退職・解雇
SCENE46欠勤・遅刻・出張
SCENE47人事異動
SCENE48応募・面接・転職
▶︎心を揺さぶるビジネス名言2

第3章 商談・接待・出張編
SCENE49プレゼンを始める
SCENE50会社を紹介する
SCENE51資料を駆使する
SCENE52商品・サービスを説明する
SCENE53プレゼンを締めくくる
SCENE54商談・交渉1見積り
SCENE55商談・交渉2売り込み
SCENE56商談・交渉3価格
SCENE57商談・交渉4取引条件
SCENE58商談・交渉5納期
SCENE59商談・交渉6支払い
SCENE60商談・交渉7締める
SCENE61マーケティング
SCENE62ゲストを迎える
SCENE63アテンドの予定を決める
SCENE64食事をする
SCENE65パーティーのマナー
SCENE66乾杯する
SCENE67パーティーで会話を楽しむ
SCENE68日本を紹介する1
SCENE69日本を紹介する2
SCENE70海外出張1空港で
SCENE71海外出張2機内にて
SCENE72海外出張3ホテルの予約
SCENE73海外出張4滞在する
SCENE74海外出張5ホテルのトラブル
SCENE75海外出張6道順と交通機関
▶︎心を揺さぶるビジネス名言3

第4章 とっさのお役立ちフレーズ編
SCENE76とっさのショートフレーズ1
SCENE77とっさのショートフレーズ2
SCENE78とっさのショートフレーズ3
SCENE79とっさのショートフレーズ4
SCENE80とっさのショートフレーズ5
SCENE81ビジネス四字語1
SCENE82ビジネス四字語2
SCENE83ビジネス四字語3
SCENE84四字熟語
SCENE85四字熟語2
▶︎心を揺さぶるビジネス名言4

日本語逆引きインデックス

ビジネス英会話を徹底強化する3つの戦略
戦略1ビジネス英語の定番フレーズをマスター
ビジネス英語は決して難しくありません。もし難しそうに感じるのであれば、それは単に慣れていないだけのことです。ビジネスの現場で必要な表現というのは一般の英会話とは異なり、ある程度までは絞り込むことができます。つまり、定番フレーズを繰り返し練習すれば、短期間でも十分に攻略が可能なのです。左ページの日本語訳とキーワードをヒントにして、英語が瞬時に出てくるまで繰り返し音読練習してください。反復することで、即効性のある定番フレーズが確実に身につきます。

戦略2ビジネス現場に必須のフォーマル表現を身につける
ビジネスの現場では、その場の状況を素早く把握し、最適な表現を使う必要に迫られます。英語を話すときは、日本語のように敬語を使い分ける必要はないと思っていませんか。もちろん英語には尊敬語や謙譲語といった明確な分類はないものの、ビジネスシーンやフォーマルな状況で使うべき適切な表現があります。本書の例文にはこうした「フォーマル表現」をあらかじめ組み込んでいますので、例文と一緒に効率よく習得でき、ビジネス英語の感性も自然に養われます。

戦略3シチュエーション別に発信トレーニング
ビジネス英語とひと口に言っても、例えば「電話応対」や「クレーム処理」、「会議」、「商談」など、そのシチュエーションはさまざまなものに分かれます。仕事のシーン・状況別にフレーズを学習すると、イメージによっていくつかのフレーズを覚えることができ、実際のビジネスシーンで遭遇する状況に最適な表現がスムーズに出てくるようになります。本書の例文はすべてシーン別に整理されています。担当部署や仕事の内容、また個人のレベルに合わせて、最優先すべきシーンを選び出し、集中的に学習を進めることもできます。こうした集中練習は即戦力アップにとても効果的です。

英会話フレーズ大特訓の練習法
各SCENEともに、左ページに「日本語訳」、右ページに「英語フレーズ」が9つずつ並んでいます(SCENE76-80は10個ずつ)。STEPを参考にして、練習しましょう。
STEP1
日本語ページの表現のヒントを参考にしながら、まずゆっくりと自カで日本語に合った英語を言ってみましょう。そして、答え合わせをして音読しましょう。
STEP2
日本語を目隠しシートで隠し、英語フレーズを見ながらCDを聞いてみましょう。次に英語フレーズを見ずにCDを聞いてみましょう。
STEP3
英語フレーズを目隠しシートで隠し、日本語を見て英語フレーズを言ってみましょう。忘れていたら、無理をせずに日本語を確認してください。
STEP4
CDを使って、日本語フレーズを聞いて、自分で英語フレーズを言ってみましょう。日本語の後には話すためのポーズがあります。CDだけで繰り返し練習しましょう。

Michy里中 (著), 植田 一三 (その他)
出版社: Jリサーチ出版、出典:出版社HP

目次 – 世界基準のビジネス英会話

ビジネス英語もマスター

ビジネス英語に必要な7つの基本戦略が網羅されており、敬語表現や発音についても対応できるようになっています。あらゆるケーススタディを通して、簡潔かつ丁寧に会話表現がまとめられた良書です。英語交渉力を伸ばすことができます。社会人の方は必携の1冊でしょう。

竹村 和浩 (著), ビル ベンフィールド (著)
出版社: 三修社 (2018/4/20)、出典:出版社HP

Contents

はじめに
How to Use this book
音声ファイルダウンロード
あらゆるビジネスシーンで使える交渉テクニック
Pronunciation trainingで出てくる用語
スマートな印象を与える敬語表現5つのパターン

Chapter 1 交渉
Strategy1
Good Guy / Bad Guy Approach (1)
いい人/ 悪い人役の交渉術 (1)
Good Guy / Bad Guy Approach (2)
いい人/ 悪い人役の交渉術(2)
Strategy2
Highball / Lowball Approach (1)
高めのボール/低めのボールの交渉術 (1)
Highball / Lowball Approach (2)
高めのボール/低めのボールの交渉術 (2)
Strategy3
Chicken Approach (1) チキンゲームの交渉術(1)
Chicken Approach (2) チキンゲームの交渉術
Strategy4
Snow Job Approach (1) 口車に乗せる交渉術
Snow Job Approach (2) 口車に乗せる交渉術(2)
Strategy5
Bogey Approach (1) 「おとり」の交渉術 (1)
Bogey Approach(2) 「おとり」の交渉術 (2)
「ひとかじり」の交
Strategy6
The Nibble Approach (1) 「ひとかじり」の交渉術(1)
The Nibble Approach (2) 「ひとかじり」の交渉術(2)
Strategy7
BATNA Approach (1) 「合意できなかったときの最善策」の交渉術 (1)
BATNA Approach (2) 「合意できなかったときの最善策」の交渉術 (2)

Chapter 2 営業
Strategy8
Shortening the Distance (1) 相手との距離を縮める(1)
Shortening the Distance (2) 相手との距離を縮める(2)
Strategy 9
Clarity and Concision (1) 明快かつ簡潔(1)
Clarity and Concision (2) 明快かつ簡潔(2)
Strategy10
Listening (1) 傾聴(1)
Listening (2) 傾聴(2)

Chapter 3 企画・マーケティング
Strategy11
Product Development (1) 製品開発(1)
Product Development (2) 製品開発 (2)
Strategy12
Sales Promotion (1) 販売促進 (1)
Sales Promotion (2) 販売促進 (2)

Chapter 4 会議
Strategy13
Taking the Initiative (1) イニシアティブをとる(1)
Taking the Initiative (2) イニシアティブをとる(2)
Taking the Initiative (3) イニシアティブをとる(3)

Chapter 5 プレゼン
Strategy Presentations (1) プレゼンテーション (1)
Presentations (2) プレゼンテーション (2)
Presentations (3) プレゼンテーション(3)
Presentations (4) プレゼンテーション
Presentations (5) プレゼンテーション (5)

Chapter6 電話
Strategy 15
Dealing with an Inquiry 問い合わせに対応する
Urgent Situation 緊急の場合

Chapter 7 外国人マネジメント
Strategy16
Dealing with Foreign Management 外国人マネジメントに対応する
Cross-cultural Communication 異文化コミュニケーション
Cross-cultural Communication in the Office 職場での異文化コミュニケーション
Pointing Out a Mistake 間違いを指摘する
Job Evaluation 職務評価
Conference Call 電話会議

竹村 和浩 (著), ビル ベンフィールド (著)
出版社: 三修社 (2018/4/20)、出典:出版社HP

付属CDと同内容の「音声ファイル」が 無料でダウンロードできます!
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・ダウンロードについてのお問い合わせ先:info@febe.jp (受付時間:平日 の10-20時)

はじめに

みなさんは、BATNA 、Snow Job、Chicken、Bogey、 Nibble、Good guy / Bad guy、Highball / Lowball といった言葉を聞いたことがあるでしょうか?これらは、ビジネスで使われる7つの基本戦略の名称です。欧米ではビジネス交渉の基本的な戦略、戦術をビジネススクールなどできちんと学習をし ています。今回、具体的な交渉場面で、どのような英語を使ったらよいのかを具体的な英会話とともにまとめました。 ここでは、世界基準のビジネス英語に必要な7つの基本戦略すべてを網羅しています。さらに、発音、機能表現、敬語表現、 スピーキングを一度に習得できるような工夫と様々な種類の 「英語」にも対応できるよう、4か国音声が収録されていま
す。
本書は、ビジネスエリートとして活躍したいすべての人のため の1冊です。是非、この本を片手に、グローバルリーダーとしてのキャリアをスタートしてください。
2018 2月
シンガポールにて
竹村和浩

There is an overwhelming number of books on the market that aim to help people learn business English. The problem is, however, that business covers such a vast range of activities. From sales and marketing to manufacture and finance, each of these fields has its own specialized vocabulary. This naturally leads us to the idea that engineers should study “engineering English” and bankers should search for a book entitled “English for Banking.”

If the most important aim of studying business English is to learn words and expressions that are particular to your own field, then most people would have no use for general business English books. In that case, we have to ask ourselves if building up a technical vocabulary really is the most important part of learning business English. In a sense, learning technical terms is the “easy” part. Almost all business-specific terms in Japanese will have a direct English equivalent, which can be quickly and effectively checked in a dictionary. People working in a particular business field will generally know which words and expressions are most important for dealing with the technical side of their occupation.

This book certainly contains some useful specific expressions. The situations it contains cover a wide range of business areas, including manufacture, shipping and logistics, consultancy, marketing, and IT as well as dealing with specific skills such as making presentations and dealing with people on the telephone.

The main aim of this book, however, is not simply to provide vocabulary lists, but rather to focus on another extremely important side of business: communication. On a very basic level, business rests solidly on relationships between people, and so a prerequisite of success in business is effective communication. Being a good communicator means having the linguistic skills to deal with both your colleagues and with people from other companies.

That is why we have put such a strong focus on areas such as negotiation strategies, establishing good interpersonal relationships, cross-cultural communication, presentations and in-company discussion. In the dialogues, you will see how people use various expressions to make their points, agree, disagree, defend their arguments, apologize and insist. Careful study of these communication strategies will extend and strengthen your ability to function effectively in all kinds of international business situations so that you can build strong relationships with others and do the best possible job for your organization in today’s globalized
world.
Bill Benfield

How to Use this book
A ビジネスシーン・戦略に沿った40 のビジネス英会話が掲
載されています。 全7のChapterごとに、16のStrategyに則って、会話文 が続きます。270~300語程度の会話が、アメリカ人、 イギリス人、カナダ人、オーストラリア人のナレーター により吹き込まれています(音声トラックは、右上にある表記の通り)。 会話文は、オクスフォード大学で現代語を専攻し、編集 者、ライターとして新聞や雑誌記事、学習教材を多数執筆してきたビル・ベンフィールド氏が担当。「現代英語 のエキスパート」+「日本の学習者のニーズもつかんで いる」著者による洗練されたネイティブ表現を大量にインプットすることで、世界で活躍するための英語表現を 身につけましょう。黒字で太字はBのファンクション フレーズを、緑字で太字は、Fの敬語表現を表しています。

B A の会話文の和訳です。

C A でも先述した通り、本書は16の「戦略」に沿って会話文が書かれています。世界で通用する「戦略」が、各 会話文内でどのように登場しているのか、概略が書いて あります。また内容をイメージしやすいように登場人物 と戦略に合ったイラストがありますので、会話文を読む 時の参考にしてみましょう。

D 会話文中のキーとなるボキャブラリーをまとめています
(ボキャブラリーがない箇所もあります)。

E Aで出てきたキーとなる「ファンクション・フレーズ」を5つ程度挙げ、戦略に沿ったファンクションフ レーズの使い方や「他の表現」を紹介しています。 会話文で学んだ一流の英語表現を、さらに広げて表現力 を身に付けましょう。 エグゼクティブ英語コーチングを得意とし、役員対象個 別指導での実績多数、ビジネス英語のプロコーチである 竹村和浩氏が「一流ビジネスパーソンになるための日本人が覚えておきたいフレーズ」や「戦略知識」などを細かく紹介します。

F Aで出てきたキーとなる「敬語表現」を3つ程度紹介します。
「英語表現」として覚えるべき敬語から「心理的距離感 を縮める表現」まで、幅広い意味での「敬語表現」を紹 介します。また、p.24 で本書で出てきた「敬語表現」の ポイントをまとめていますので、どんどん自分のものに し、今後のビジネスシーンで使いこなせるようになりましょう。英語公用語採用企業、国内外大手企業のグロー バル人材の育成に従事し、多くの日本のビジネスパーソ ンを見てきている竹村氏ならではの視点で、日本人がイ メージしにくい「英語の敬語表現(丁寧な表現)」を、より使いやすくするための解説が満載です。

G A で出てきたポイントとなるフレーズの「発音」を紹介します。 ビジネス英語だけでなく、英語発音矯正 (EVT)を専門 とし、日本人のための独自の指導法で、EVT英語ヴォイ
ストレーニング・GEM英語生成教則による英語研修を行 っている竹村氏が細かく解説します。日本人がより使い やすいように、カタカナ表記と発音記号を併記しています。

H ここで登場する発音用語はこちらにまとめてあるので、 そのページを一読してから、各「Pronunciation training」に進むとよいでしょう。
A の会話文、B「Key function phrases」、F「Key politeness phrases」で登場したキーフレーズを中心に、 使いこなしたい表現をスピーキングトレーニングするページです。聞こえてくる音声を聞き取り、空所に単語を 埋め、キーとなる表現を確認したあと、声に出して発音 を意識しながらスピーキングの練習をしてみましょう。

竹村 和浩 (著), ビル ベンフィールド (著)
出版社: 三修社 (2018/4/20)、出典:出版社HP