LONDON WALK イギリス英語とロンドンの歴史・文化を一緒に学ぶ

 


 

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イギリス英語を味わうことのできる一冊

英語だけでなく、イギリス、ロンドンの観光名所からマニアックな深い部分まで、ロンドンにまつわる文化や歴史などを学ぶことができます。また、アメリカ英語とイギリス英語の発音や文法の違いもわかりやすくまとめてあります。

イギリスの観光地や名所についての長文や会話文が収録されていて、イギリス英語独特の言い回しやアクセントを音声で学ぶことができます。解説らしい解説がないので、文章と和訳を見て、自分で要点となる言い回しを身につける必要があります。イギリスについての雑学がメインですので、旅行で行く方や留学する方にとって英語以外でも役に立ってくれそうです。

目次

音声のダウロンロード方法
はじめに
audiobook.jp音声ダウンロード方法

序 UKは何を意味する?
What does the UK mean?
UKは何を意味する?(イギリスを構成する4つの国とユニオンジャック)
ダイアローグ。UKは何を意味する? (イギリスを構成する4つの国とユニオンジャック)
Words & Phrases

第1章 王室
Royal Family
1. パッキンガム宮殿
ダイアローグパッキンガム宮殿
Words & Phrases 2.その他の王宮」
ダイアローグ ケンジントン宮殿
Words & Phrases 2. ロゼッタストーン
ダイアローグロゼッタストーン
Words & Phrases 3. パルテノン神殿の彫刻群
(ダイアローグパルテノン神殿の彫刻群
Words & Phrases
4. 国立博物館(科学博物館、自然史博物館、国立海事博物館)
ダイアローグ国立博物館
Words & Phrases
5. 小さなユニークな博物館 (フロイト博物館、サー・ジョン・ソーンズ博物館、コートールド・ギャラリー)
ダイアローグ小さなユニークな博物館
Words & Phrases
6. アート・ギャラリー(テート・ギャラリー、ナショナル・ギャラリー、ビクトリア・アンド・アルバート博物館)
ダイアローグ アートギャラリー
Words & Phrases
7. アーツ・アンド・クラフツ運動(リバティ、レッド・ハウス、マートン・アビー・ミルズ、ウィリアム・モリス・ギャラリー)
ダイアローグアーツ・アンド・クラフツ運動
Words & Phrases

第4章 象徴的建造物
Iconic Buildings
1. ビッグベン/国会議事堂 (ダイアローグ ビッグ・ベン/国会議事堂
Words & Phrases
2.タワー・ブリッジ
ダイアローグタワー・ブリッジ
Words & Phrases
3. ロンドンの現代建築 (ザ・シャード、ガーキン、チーズグレイター、ミレニアム・ブリッジ)
ダイアローグロンドンの現代建築
Words & Phrases
4. ブルー・プラーク
(ダイアローグブルー・プラーク(ジミ・ヘンドリックス、ジョージ・フレデリック・ヘンデル)
Words & Phrases

第5章 ロンドンのライフスタイル
Life Style in London
1. ロンドンの風景」
ダイアローグロンドンの風景
Words & Phrases
2. ロンドンの劇場(グローブ座、ウェスト・エンドのミュージカル、一風変わった小さな劇場)
ダイアローグロンドンの劇場
Words & Phrases

付録 アメリカ英語とイギリス英語の違い
画像出典リスト
あとがき
●・・・音声マーク、下の数字はトラック番号

Roy Higgins (原著), ロイ ヒギンズ (著), 小川・ヒギンズ 美穂子 (著), 臼井 俊雄 (著)
出版社: ベレ出版 (2018/5/15)、出典:出版社HP

序章

UKは何を意味する? What does the UK mean?

UKは何を意味する?

What does the UK mean?

If you look at the cover of a British passport, you will see the text stating United Kingdom of Great Britain and Northern Ireland as well as the Royal Coat of Arms. It means that there are four nations covered – England, Scotland, Wales and Northern Ireland.

This concept reflects on our national flag, well known as the Union Jack consisting of the crosses of St George (England), St Andrew (Scotland) and St Patrick (Ireland), although the cross of St David (Wales) is not integrated. Interestingly the official flag for Wales is the red dragon. This is far more well known among the nation compaired with the flag of St David.

The vast majority of people in the UK speak English as their first language, although there are attempts to save both the Gaelic languages (spoken in Scotland) and Welsh (spoken in Wales) from extinction by teaching a certain level of these languages in schools.
Scotland, Northern Ireland and Wales all have forms of devolution where some of the local rules can be handled locally and with good local input and so lessening central government costs and involvement.

Each nation also has its own national flower – in England the rose, in Scotland the thistle, in Wales the daffodil. Finally, in Northern Ireland the shamrock is its national flower.

As you can see now, the word ‘UK’ is a very simplified way of explaining United Kingdom of Great Britain and Northern Ireland. It would be useful for us to understand the diversity of the UK, in order to deepen the knowledge of the United Kingdom of Great Britain and Northern Ireland and English as its first language.

イギリスのパスポート

Public Domain

イギリスパスポートの表紙を見てみると、イギリスの国章とともにグレート・ブリテンおよび北アイルランド連合王国という文字が見てとれますね。これは、イギリスが、イングランド、スコットランド、ウェールズ、北アイルランドの4つの国を含んでいることを意味しています。このことは、イギリス国旗にも反映されています。すなわち、イギリス国旗としてよく知られているユニオン・ジャックは、セント・ジョージ・クロス(イングランド)、セント・アンドリュー・クロス(スコットランド)、セント・パトリック・クロス(アイルランド)からできています。ただし、セント・デイヴィッド・クロス(ウェールズ)は統合されてはいません。面白いことに、ウェールズの正式な旗は赤いドラゴンです。この旗は、セント・デイヴィッド・クロスと比較して、イギリス国内ではずっとよく知られています。

イギリスの圧倒的多数の人は、第一言語として英語を話しますが、ゲール語(スコットランドで話されてdいる言葉)とウェールズ語(ウ ェールズで話されている言葉)が消えてなくならないように、学校で一定レベルまで教えられています。

スコットランド、北アイルランドそしてウェールズ3国では、ある程度それぞれのルールで自治を行なう権限移譲が行なわれており、地元の声をよく反映させ、中央政府の費用と関与を少なくする効果があります。
それぞれの国は、独自の国花を持っています。イングランドはバラ、スコットランドはアザミ、ウェールズはラッパズイセン、最後に北アイルランドはクローバーが国花です。

みなさんもお分かりのように、UKという言葉は、グレート・ブリテンおよび北アイルランド連合王国という国名の説明を非常に単純化したものです。グレート・ブリテンおよび北アイルランド連合王国と第一言語の英語を深く知るためには、イギリスの多様性を理解することがとても役立つでしょう。

ユニオンブックの変遷

Public Domain

Adam●l saw a group of people singing at the airport yesterday. I don’t know who they were, but they seemed to be very good singers.
Ben■Were they showing something to tell who they were?
Adam●l can only remember that the singers were all male and all of them had a daffodil on their lapel.
Ben■Aha! They must be a Welsh male voice choir.
Adam●How can you tell?
Ben■ilt’s easy. The daffodil is the national flower of Wales and in fact tomorrow is St David’s day. St David is the patron saint for Wales so they must be celebrating St David’s day by singing Welsh songs.
Adam●l see. But what has it got to do with singing? I can’t see a connection between Wales and male voice choirs?
Ben■The coal mining industry was once big in Wales and miners had a strong sense of community and togetherness by working and singing together. As a result, there has been a long history of male choirs in Wales.
Adam●l have never heard anyone from Wales with strong and pure voices.
Ben■Are you sure? How about Tom Jones? It’s not unusual!

ウェールズの旗,ウェールズの守護聖人、セント・デイヴィッドの旗

Public Domain

アダム ●昨日、空港で歌を歌っているグループの人たちを見たんだ。どういった人たちか分からなかったけど、歌がとても上手いようだった。
ベン■見て誰だか分かるようなものが何かなかった?
アダム●覚えていることと言えば、全員男性で、みんな服の下襟にはラッパズイセンがあった。
ベン■分かったよ!彼らは、ウェールズの男声合唱団に違いない。
アダム●どうして分かったの?
ベン■簡単だよ。ラッパズイセンはウェールズの国花だし、事実、明日はセント・デイヴィッド・デイだよ。セント・デイヴィッドは、ウェールズの守護聖人だから、彼らはセント・デイヴィッド・デイにウェールズの歌を歌って祝うのに違いない。
アダム●なるほど。でもどうして歌と関係があるの?ウェールズと男声合唱団のつながりが分からない。
ベン■かつてウェールズでは、採炭業が大きな産業で、炭坑作業員たちは一緒に働き、歌うことで強い連帯感と一体感を持っていた。その結果、ウェールズでは男声合唱の長い歴史があるんだよ。
アダム●強く澄んだ声を持つウェールズ出身の人は、今まで聞いたことないな。
ベン■本当?トム・ジョーンズを知らないの?まあ、よくあることかな!
(ウェールズ出身のトム・ジョーンズの代表曲「よくあることさ (It’s Not Unusual)」とかけている)

ステンドグラスに描かれたセント・デイヴィッド(オックスフォード・ジーザスカレッジ付属礼拝堂) By Self/CC BY SA 2.5/2006

Words & Phrases 語彙

(参照)
◇the United Kingdom of Great Britain and Northern Ireland グレートブリテンおよび北アイルランド連合王国(イギリスの正式 名称。イングランド、スコットランド、ウェールズ、北アイルランドの4国で構成される。イングランドによるウェールズの正式併合は1536年、スコットランドの合併は1707年、アイルランドの合併は1801年。ただし、民族的にみると「狭義のイギリス」を意味するイングランドは、主にアングロ・サクソン人で、スコットランド、ウェールズ、アイルランドはケルト人)
◇the Royal Coat of Arms イギリス王室の紋章
◇England イングランド(西暦410年にローマ軍がグレート・ブリテン島から撤退した後の5~6世紀頃に、現在のドイツ、デンマークのユトランド半島付近に住んでいたゲルマン人(アングロ・サクソン人)がグレート・ブリテン島南部にやってきて定住してできた国)
◇Scotland スコットランド(長い間イングランドとの戦いが続いたが、1707年にイングランドと合併した)
◇Wales ウェールズ (1282年にイングランドに支配され、1536年にイングランドに併合された)
◇Welsh ウェールズ語(の)、ウェールズ人(の) Northern Ireland 北アイルランド(1801年にアイルランドがイギリスに合併された後、1922年にアイルランドが分裂した際、北アイルランドはイギリスに残留 した)
◇the Union Jack ユニオンジャック、イギリス国旗
◇the cross of St George セント・ジョージ・クロス (イングランド国旗)
◇the cross of St Andrew セント・アンドリュー・クロス(スコットランド国旗)
◇the cross of St Patrick セントパトリック・クロス(アイルランドを象徴する旗)
◇the cross of St David セント・デイヴィッド・クロス(ウェールズを象徴する旗)
◇Gaelic ゲール語(の)、ゲール人(の)
◇devolution(中央政府から地方への権限などの)移譲
◇lessen 減少させる、少なくする
◇thistle アザミ(スコットランドの国花)
◇daffodil ラッパズイセン(ウェールズを象徴する花)
◇shamrock クローバー(アイルランドを象徴する花)
(参照)
◇lapel 下襟、ラペル(襟や袖口など身返しがついて折り返っている部分)
◇aha 分かった、なるほど
◇st David’s Day セント・デイヴィッド・デイ (3月1日でウェールズの祝日)
◇patron saint (カトリック)守護聖人(国、場所、人などを守り、神とのとりなしを行なうと考えられている聖人)
◇Tom Jones トム・ジョーンズ (1940年~。南ウェールズ出身の人気歌手。代表曲に「よくあることさ (It’s Not Unusual)」などがあり、日本のCMなどにも使用された

Roy Higgins (原著), ロイ ヒギンズ (著), 小川・ヒギンズ 美穂子 (著), 臼井 俊雄 (著)
出版社: ベレ出版 (2018/5/15)、出典:出版社HP