モバイル決済にブーム到来? 様々な企業が市場に参入!【今週の英字新聞】

中国大手通販サイトのアリババグループも市場に参入

英文読解は、仕事で英語を使ってメールのやり取りをする人や、語学試験を受験する人にとって必要なスキルです。効果的に読解力を身につけるには、英字新聞を読むという方法があります。英字新聞を読み解けば、英語力も最新トピックも身につけることができます。どうせ英語を勉強するなら一石二鳥の方法がおすすめ。でも、和訳がないと自分の訳が合っているのかどうか不安になってしまいます。そこで編集部では毎週ひと記事、海外の英語サイトから毎週厳選してニュースを和訳してお届けしています。

今週ピックアップしたテーマは「モバイル決済」についての話題です。ソフトバンクとヤフーによって立ち上げられたPayPay(ペイペイ)やLINE Payなど、徐々にQRコードを使ったモバイル決済が広まってきています。Fintechnewsから今後も争いが激化するモバイル決済についての記事をご紹介します。

MoneyTap is a blockchain-based mobile payments application that launched in Japan in October 2018. The MoneyTap system is powered by Ripple’s blockchain technology and allows users to make real-time domestic payments with instant settlement, and only requires a bank account, phone number, or QR code.

MoneyTap is a product of the Japan Bank Consortium, a partnership effort between several major Japanese banks and SBI Ripple Asia. The Japan Bank Consortium comprises of 61 banks covering more than 80% of all banking assets in Japan.

China’s tech giants Tencent, the operator of WeChat, the world’s largest standalone mobile apps by monthly active users with over 1 billion, and Alibaba, China’s e-commerce giant and one of the biggest companies in the world, are also entering the market.

Tencent announced a partnership with Line in November 2018 to offer mobile payment services for small Japanese retailers looking to capitalize on the recent influx of Chinese tourists. The service is scheduled to start this year.

The move followed Ant Financial’s partnership announcement with Yahoo Japan and regional banks in Japan to promote its Alipay payment platform, which allows mobile phone users to pay by scanning QR codes.

【日本語訳】

「マネータップ」は、2018年10月に日本で発売されたブロックチェーンに基づいたモバイル決済アプリです。マネータップのシステムは、「リップル(支払いシステム)」のブロックチェーン技術を採用していて、ユーザーは即時決済で国内支払いを行うことができ、銀行口座、電話番号、QRコードのみ要求されます。

「マネータップ」は、いくつかの日本の主要銀行とSBI Ripple Asiaの間でパートナーシップを結んでいる日本銀行協会の取り組みです。日本銀行協会は、日本における銀行資産の80%以上をカバーしている61の銀行で構成されています。

毎月、10億人のアクティブユーザーがいる世界最大のモバイルアプリ「WeChat」を運営する中国の技術系大手企業テンセントと、世界で最も大きいネット通販会社アリババも市場に参入しています。

2018年11月にテンセントとLINEが提携して、近年殺到している中国人旅行者を活用するために、日本の小売店へモバイル決済サービスの提供をすると発表しました。このサービスは予定通りに行けば今年中にも開始されます。

この動きは、アント・フィナンシャル(アリババグループの金融会社)がヤフージャパン、地方銀行と携帯電話でQRコードをスキャンして決済ができる「アリペイ」を日本で開始するという共同声明に続きました。

訳と照らし合わせて読む (1〜3文ごとに訳が書かれています)

MoneyTap is a blockchain-based mobile payments application that launched in Japan in October 2018. The MoneyTap system is powered by Ripple’s blockchain technology and allows users to make real-time domestic payments with instant settlement, and only requires a bank account, phone number, or QR code.

「マネータップ」は、2018年10月に日本で発売されたブロックチェーンに基づいたモバイル決済アプリです。マネータップのシステムは、「リップル(支払いシステム)」のブロックチェーン技術を採用していて、ユーザーは即時決済で国内支払いを行うことができ、銀行口座、電話番号、QRコードのみ要求されます。

MoneyTap is a product of the Japan Bank Consortium, a partnership effort between several major Japanese banks and SBI Ripple Asia. The Japan Bank Consortium comprises of 61 banks covering more than 80% of all banking assets in Japan.

「マネータップ」は、いくつかの日本の主要銀行とSBI Ripple Asiaの間でパートナーシップを結んでいる日本銀行協会の取り組みです。日本銀行協会は、日本における銀行資産の80%以上をカバーしている61の銀行で構成されています。

China’s tech giants Tencent, the operator of WeChat, the world’s largest standalone mobile apps by monthly active users with over 1 billion, and Alibaba, China’s e-commerce giant and one of the biggest companies in the world, are also entering the market.

毎月、10億人のアクティブユーザーがいる世界最大のモバイルアプリ「WeChat」を運営する中国の技術系大手企業テンセントと、世界で最も大きいネット通販会社アリババも市場に参入しています。

Tencent announced a partnership with Line in November 2018 to offer mobile payment services for small Japanese retailers looking to capitalize on the recent influx of Chinese tourists. The service is scheduled to start this year.

2018年11月にテンセントとLINEが提携して、近年殺到している中国人旅行者を活用するために、日本の小売店へモバイル決済サービスの提供をすると発表しました。このサービスは予定通りに行けば今年中にも開始されます。

The move followed Ant Financial’s partnership announcement with Yahoo Japan and regional banks in Japan to promote its Alipay payment platform, which allows mobile phone users to pay by scanning QR codes.

この動きは、アント・フィナンシャル(アリババグループの金融会社)がヤフージャパン、地方銀行と携帯電話でQRコードをスキャンして決済ができる「アリペイ」を日本で開始するという共同声明に続きました。

今回、ピックアップしたニュースは合計193字で構成されています。会社名・サービス名など多くでてくるので、読み解くには最新の経済の動向について知っておく必要があります。モバイル決済への参入が次々と発表される中、今後、どういったサービスが出てくるのかにも注目しましょう。下部に重要単語をまとめておくので、少しずつ覚えるとスキルアップが早くなります。来週のニュースもお楽しみに!

【重要単語・用語】

powered by:~によって動力を与えられた
instant settlement:即時決済
effort:取り組み、試み
monthly:毎月の
retailers:小売店
capitalize:〜を利用する
influx:流入、殺到