Googleがゲーム業界に参入!? 新サービス「STADIA」は革命となるか?【今週の英文記事】

 


 

ストリーミングゲームサービス「STADIA」とは?

当然のことですが、リーディングのスキルを上げるためには、英語の長文を読む必要があります。多くの人は、専用のテキストで学習すると思いますが、より手軽にできる方法が英字新聞を読むことです。書店などで販売している紙媒体はもちろん、ネットならば毎日読むことができます。また、書籍と異なるのは、最新の世情にも詳しくなることができることです。世界情勢やビジネスニュースを知ることで、英語を学ぶだけではなく、仕事にも活かすことができますよ。

今回ピックアップするニュースは、グーグルが発表したストリーミングゲームサービス「STADIA」についての記事です。グーグルというと検索エンジンや広告のイメージがありますが、ゲーム業界に新たな旋風を巻き起こすかもしれません。ここでは、BBCの報じているニュースの英文と和訳をご紹介します。

It is the search giant which is pouring billions into everything from mobile phones to artificial intelligence and driverless cars.

Now Google wants to transform the video games industry and on this week’s Tech Tent we explore whether its new service Stadia really does mean the death of the console.

The pitch as delivered at the Games Developers Conference in San Francisco on Monday seemed simple but compelling. Google was offering a streaming gaming service which would give you access to all kinds of hot titles on any kind of screen with all the heavy lifting being done in the cloud. Bye bye console, hello a kind of Netflix for games.

But before we consign all those Xboxs, PlayStations and Nintendo Switches to the dustbin of history, there are a few questions to be answered. Will most gamers’ broadband connections be fast enough to make a streaming service an attractive proposition? Will developers all come on board? And is Google the right company to trust with the future of the games industry?

Keza MacDonald, games editor at the Guardian, has her doubts. She makes the point that while Netflix viewers will tolerate occasional buffering of TV programmes, gamers will find that intolerable: “What makes the game nice to play is the instant responsiveness. So even the tiniest little bit of lag or delay, or stuttering or anything like that will ruin it.”

Phil Harrison, the Google executive in charge of Stadia, says the service will use “some very clever compression algorithms inside our data-centres to make sure we deliver the highest quality experience to you at the best possible bandwidth.”

【日本語訳】

携帯電話から人工知能、無人車まで、あらゆるものに何十億ドルもの資金を注ぎ込んでいるのは大手検索エンジンです。

今、グーグルはビデオゲーム業界を変革したがっています。そして今週のテックテント(BBCの企画名)で、私たちは新サービス「STADIA」が、本当にコンソール(据置ゲーム機)の終わりを意味するのかどうかを探ります。

月曜日にサンフランシスコで開催されたゲーム開発者会議(GDG)で発表したプレゼンテーションは、シンプルなものでしたが説得力があります。グーグルは、あらゆるスクリーンで全種類の注目タイトルを入手可能にするストリーミングゲームサービスを紹介しました。さようなら据置機、こんにちはゲーム版のNetflix(ネットフリックス)。

しかし、Xbox、プレイステーション、およびニンテンドースイッチを「歴史のゴミ箱」に放り投げる前に、いくつかの質問に答える必要があります。大多数のゲーマーのネット接続はストリーミングサービスを魅力的だと感じるほど速いと言えるでしょうか? ゲーム開発者全員がビジネステーブルに乗ってくるのでしょうか。そしてグーグルは、ゲーム業界の将来を信用するのにふさわしい会社でしょうか?

ガーディアンのゲーム編集者、ケザ・マクドナルドは疑問を抱いています。彼女は、「Netflixの視聴者はテレビ番組の一時的なバッファリングを我慢するが、ゲーマーは耐えられないものだと感じるだろう」と主張しています。「快適にゲームをプレイするために必要なのは即応性です。そのため、ほんの少しの遅れや遅延、または話す動作の遅さなどが台無しにするでしょう」。

「STADIA」を担当するグーグルの取締役員・フィル・ハリソン氏は、「このサービスでは、確実に最高の伝送速度で最高品質の体験をお客様に提供するために、データセンター内で非常に優れた圧縮アルゴリズムを使用する」と語っています。

訳と照らし合わせて読む (1〜3文ごとに訳が書かれています)
It is the search giant which is pouring billions into everything from mobile phones to artificial intelligence and driverless cars.

携帯電話から人工知能、無人車まで、あらゆるものに何十億ドルもの資金を注ぎ込んでいるのは大手検索エンジンです。

Now Google wants to transform the video games industry and on this week’s Tech Tent we explore whether its new service Stadia really does mean the death of the console.

今、グーグルはビデオゲーム業界を変革したがっています。そして今週のテックテント(BBCの企画名)で、私たちは新サービス「STADIA」が、本当にコンソール(据置ゲーム機)の終わりを意味するのかどうかを探ります。

The pitch as delivered at the Games Developers Conference in San Francisco on Monday seemed simple but compelling. Google was offering a streaming gaming service which would give you access to all kinds of hot titles on any kind of screen with all the heavy lifting being done in the cloud. Bye bye console, hello a kind of Netflix for games.

月曜日にサンフランシスコで開催されたゲーム開発者会議(GDG)で発表したプレゼンテーションは、シンプルなものでしたが説得力があります。グーグルは、あらゆるスクリーンで全種類の注目タイトルを入手可能にするストリーミングゲームサービスを紹介しました。さようなら据置機、こんにちはゲーム版のNetflix(ネットフリックス)。

But before we consign all those Xboxs, PlayStations and Nintendo Switches to the dustbin of history, there are a few questions to be answered. Will most gamers’ broadband connections be fast enough to make a streaming service an attractive proposition? Will developers all come on board? And is Google the right company to trust with the future of the games industry?

しかし、Xbox、プレイステーション、およびニンテンドースイッチを「歴史のゴミ箱」に放り投げる前に、いくつかの質問に答える必要があります。大多数のゲーマーのネット接続はストリーミングサービスを魅力的だと感じるほど速いと言えるでしょうか? ゲーム開発者全員がビジネステーブルに乗ってくるのでしょうか。そしてグーグルは、ゲーム業界の将来を信用するのにふさわしい会社でしょうか?

Keza MacDonald, games editor at the Guardian, has her doubts. She makes the point that while Netflix viewers will tolerate occasional buffering of TV programmes, gamers will find that intolerable: “What makes the game nice to play is the instant responsiveness. So even the tiniest little bit of lag or delay, or stuttering or anything like that will ruin it.”

ガーディアンのゲーム編集者、ケザ・マクドナルドは疑問を抱いています。彼女は、「Netflixの視聴者はテレビ番組の一時的なバッファリングを我慢するが、ゲーマーは耐えられないものだと感じるだろう」と主張しています。「快適にゲームをプレイするために必要なのは即応性です。そのため、ほんの少しの遅れや遅延、または話す動作の遅さなどが台無しにするでしょう」。

Phil Harrison, the Google executive in charge of Stadia, says the service will use “some very clever compression algorithms inside our data-centres to make sure we deliver the highest quality experience to you at the best possible bandwidth.”

「STADIA」を担当するグーグルの取締役員・フィル・ハリソン氏は、「このサービスでは、確実に最高の伝送速度で最高品質の体験をお客様に提供するために、データセンター内で非常に優れた圧縮アルゴリズムを使用する」と語っています。

今回のニュースは270語で構成されています。グーグルがストリーミングサービスを引っ下げてゲーム業界に参入するとのことですが、ニンテンドースイッチなどの据置機が淘汰されてしまうのか、それとも普及しないのか気になるところです。動画サービスに続きゲームのストリーミングサービスが出てきましたが、次にはどんなサービスが生まれるのでしょか。長い文章でしたが、下記の重要単語とともに覚えておきましょう。来週のニュースもお楽しみに!

【重要単語・用語】
The pitch:プレゼンテーション
compelling:強制的な、注目せざるを得ない
tolerate:〜を我慢する、〜を大目に見る
occasional:時折の、一時的な
executive:執行員、役員
in charge of:〜担当の