確実にバンドスコア6.5以上を
本書は、IELTSのバンドスコア6.5以上を目指す方に向けて書かれた対策本です。リスニング、リーディング、ライティング、スピーキングすべての対策がまとめられています。各セクションは、8つのユニットから構成されており、まずは、それぞれのセクションでの戦略を示し、そこからタイプごとに問題を解き、演習を行なっていきます。問題の難易度は実際の試験よりもやさしめで、演習を繰り返すことにより、より難易度の高い問題を溶けるようになることを目指しています。
はじめに
IELTSは世界140カ国以上で英語能力評価に採用されている、英語4技能を測定するテストです。IELTSに出題される英文と問題は難易度が高く、その試験の難しさから、従来は市販のテキストも英語のみで書かれたものや、本番レベルの模擬試験だけを解かせる難解なものがほとんどでした。
多くの受験者から「IELTSの試験形式を理解して、受験の手続きをすることだけに準備時間を費やしてしまい、実際の試験では思うように実力を発揮できなかった」という声をよく聞きます。
本書は、現場での声を反映したいと考える IELTS のスペシャリスト達が集まり、企画会議を重ね、 それぞれの意見を集約した成果です。実際のIELTS の難易度をサンプルアンサーで保持したまま、学習者にやさしいテキストにするため、「IELTSドリル」という画期的な形式を採用しています。
本書では、リーディング、リスニングはその性質から、実際の試験よりも短めでやさしめのパッセージやスクリプトを使ったドリルをいくつも繰り返すことで難易度の高い英文の理解の助けになることを想定しています。スピーキング、ライティングは解答に至るプロセスを重視して作られています。
4人の専門家が執筆にあたり、リーディング、リスニングのドリルと解説、全体の監修は松本が、リー ディング、リスニングの英文作成はアランが、スピーキング、ライティングのドリルと解説は浜田が、スピーキング、ライティングの英文作成はダンが、それぞれ担当しております。
まず、バンドスコア 6.0 あたりを目指す方はドリルをコピーして何度も記入しながらコツコツと学習を進めるとよいでしょう。そして、バンド6.5 以上を目指す方は本文を読んでからドリルの内容を確認して理解できたと思ったら、すぐに模擬試験に挑戦してみてもよいでしょう。
本書がみなさんの IELTS受験と英語力の向上にお役に立てれば、幸いです。 多くの方が学習を続け、目標達成されることを心よりお祈りしています。
2017年4月 松本恵美子
目次
目次
はじめに
本書の構成と使い方
IELTSとは?
Listening 8のドリル
リスニング解答のための10の戦略
Unit 1 SECTION 1 Form Completion
図表を完成させる問題
Unit 2 SECTION 2 に出る Labelling a Diagram
図表を完成させる問題(図面)
Unit 3 SECTION 4に出る Sentence Completion
文を完成させる問題
Unit 4 SECTION 3 に出る Multiple-choice Questions
多項選択式の問題
Unit 5 SECTION 2 に出る Table Completion
表を完成させる問題
Unit 6 SECTION 1 に出る Short-answer Questions
短く答える問題
Unit 7 SECTION 3 に出る Flow-chart Completion
フローチャートを完成させる問題
Unit 8 SECTION 4 に出る Note Completion
メモを完成させる問題
LISTENING Column
Reading 8 のドリル
リーディング解答のための10の戦略
Unit 1 Multiple-choice Questions
多項選択式の問題
Unit 2 Matching Headings
見出しを選ぶ問題
Unit 3 True/False/Not Given
正誤問題
Unit 4 Summary Completion
サマリーを完成する問題
Unit 5 Short-answer Questions
短く答える問題
Unit 6 Matching Information
情報を一致させるマッチング問題
Unit 7 Sentence Completion
文を完成させる問題
Unit 8 Diagram Label Completion
図表を完成させる問題
READING Column
Writing 8 のドリル
ライティング解答のための10の戦略
Unit 1 TASK 1 Line Graph
グラフの内容を分析し、特徴を要約する問題
Unit 2 TASK 1 Bar Chart
棒グラフの内容を分析し、特徴を要約する問題
Unit 3 TASK 1 Pie Chart
円グラフの内容を分析し、特徴を要約する問題
Unit 4 TASK 1 Process Diagram
ダイアグラム
Unit 5 TASK 2 Basic Structure of an Essay
エッセイの基本構造
Unit 6 TASK 2 Essay Type 2
Type2の答え方(パラグラフ別)(空欄記入)
Unit 7 TASK 2 Essay Type 3
Type3 の答え方 パラグラフ別)(空欄記入)
Unit 8 TASK 2 Essay Type 4
Type4 の答え方 (パラグラフ別)(空欄記入)
WRITING Column
Speaking 8 ドリル
スピーキング解答のための10の戦略
Unit 1 Topics: Food and Cooking
パート別考え方のアイディア
Unit 2 Topic: News Media
News Media 返答の作り方
Unit 3 Topics: Money and Finance
Money and Finance 返答の作り方
Unit 4 Topics: Family and Relationships
Family and Relationships 返答の作り方
Unit 5 Topic: Fashion
Fashion 返答の作り方
Unit 6 Topic: Environment
Environment 返答の作り方
Unit 7 Topics: Education and Learning
Education and Learning 返答の作り方
Unit 8 Topics: Sports and Fitness
Sports and Fitness 返答の作り方
SPEAKING Column
別冊
付属CDと同内容の「音声ファイル」が無料でダウンロードできます!
1. PC・スマートフォンで音声ダウンロード用のサイトにアクセスします。
QRコード読み取りアプリを起動し下のQRコードを読み取ってください。
QRコードが読み取れない方はブラウザから
「http://audiobook.jp/exchange/sanshusha」にアクセスしてください。
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※URLは「www」等の文字を含めず、正確にご入力ください。
2. 表示されたページから、audiobook.jpへの会員登録ページに進みます。
※音声のダウンロードには、audiobook.jpへの会員登録(無料)が必要です。
※既にアカウントをお持ちの方はログインしてください。
3. 会員登録後1のページに再度アクセスし、シリアルコードを入力して「送信」をクリックします。
4. 「ライブラリに追加」のボタンをクリックします。
5. スマートフォンの場合はアプリ「audiobook.jp」を
インストールしてご利用ください。
PCの場合は、「ライブラリ」から音声ファイルをダウンロードしてご利用ください。
<ご注意>
・ダウンロードには、audiobook.jpへの会員登録(無料)が必要です。
・PCからでも、iPhoneやAndroidのスマートフォンからでも音声を再生いただけます。 ・
音声は何度でもダウンロード・再生いただくことができます。
・書籍に表示されているURL以外からアクセスされますと、音声をご利用いただけません。
。URLの入力間違いにご注意ください。
・ダウンロードについてのお問い合わせ先:info@febe.jp(受付時間:平日の10~20時)
本書の構成と使い方
LISTENING
リスニングで問われることの多い設問タイプ8つを取り上げています。ドリル形式でひと
つひと つの設問タイプに慣れていきましょう!
A 見出しにある設問タイプが、形式としてどのような問題かを知るために簡単な設問の説明と設問例を取り上げています。
B この設問の答えを導くにあたって、設問の理解度を順々に深めていくためのドリルが3~4つあります。
C 最後のドリルの問題では、音声をもう一度聞き直し、改めて設問を解いてみましょう。設問を解き終えたら、スクリプトで音声全文を確認し、正解を確認します。スクリプトは6.0 程度向けに作成しています。
D スクリプト全文の日本語訳です。
E スクリプトや設問で出てきた IELTS に特に必要だと思われるボキャブラリーと、設問の日本語訳、ドリルの解答を掲載しています。
READING
リーディングで問われることの多い設問タイプ8つを取り上げています。ドリル形式でひとつひとつの設問タイプに慣れていきましょう!
F見出しにある設問タイプが、形式としてどのような問題かを知るために簡単な設問の説明と設問例を取り上げています。
Gこの設問の答えを導くにあたって、設問の理解度を順々に深めていくためのドリルが3~4つあります。パッセージ全文もここに掲載しています。スクリプトは6.0程度向けに作成しています。
H パッセージ全文の日本語訳です。
Iパッセージで出てきた IELTSに特に必要だと思われるボキャブラリーです。 設問の日本語訳と各問題の正解と解説、場合によっては設問にでてきている重要なボキャブラリーを掲載しています。最後にドリルの解答があります。
WRITING
ライティングで問われることの多い設問タイプ8つを取り上げています。ドリル形式でひとつひとつの設問タイプに慣れていきましょう!
K見出しにある設問タイプが、形式としてどのような問題かを知るために簡単な設問の説明と設問例を取り上げています。
L この設問の答えを導くにあたって、設問の理解度を順々に深めていくためのドリルが続きます。
M パラグラフの書き方をまとめています(ページによっては、ここもドリル形式にしています)。
Nモデルアンサーの全文です。日本人の視点から書かれたネイティブレベルのモデルアンサーです。英語はネイティブが書いているためネイティブレベルの英語になっていますが、内容は日本人の視点を意識 して書かれたものなので日本人受験者にはそのまま使える英文が満載です。モデルアンサーは6.0~6.5レベルです。
O モデルアンサーで出てきた使える表現を身につけるためのドリルです。これはユニットによってある場合とない場合があります。
P モデルアンサーの日本語訳です。
Q モデルアンサーで出てきた IELTS に必要なボキャブラリーとドリルの解答です。
SPEAKING
スピーキングで問われることの多いテーマ8つを取り上げています。ドリル形式でひとつひとつのテーマに慣れていきましょう!
R テーマごとにPART 1~3まで、質問とそのモデルアンサーの音声が収録されています。 その音声のスクリプトが質問ごとにドリルと一緒にスクリプトとして掲載されていますの で音声を聴いて、スクリ プトを確認しながらドリルを解いていきましょう。
ただ質問とモ デルアンサードリルを解くことで理解度が深まり、実際の試験で聞かれたときに自分の言 葉で答えられるようになる でしょう。
ライティング同様、英語はネイティブが書いている ためネイティブレベルの英語になっていますが、内容は日本人の視点を意識して作られた ものなので日本人受験者にはそのまま使える英文が満 載です。モデルアンサーは6.0~6.5 レベルです。
IELTS とは?
IELTSの特徴と強み
コミュニケーションが英語で行われている世界中の地域で、勉学や就職を目指す人の英語
能力を測る試験制度です。
6つの大きな特徴
① 世界 140カ国で270万人を超える人が受験(2015年)
② 世界の大学以上の高等教育機関入学の能力判断基準
③ 移住判断基準
④ 世界で働くための判断基準
⑤ 公平性:文化的偏りを排除しすべての受験者に公平
北米、英国、豪、ニュージーランドの英語を平等に採用
⑥ 米国でも TOEFLに代わるものとして認定
(1) 英語力証明のグローバル・スタンダード・テスト
International English Language Testing System (IELTS: アイエルツ)は、海外留学・研修のために英語力を証明する際に広く採用されています。また、イギリス、オーストラリア、カナダ、ニュー ジーランドなどへの海外移住申請に最適なテストです。
(2) 145ヶ国、合計9,000 機関が認定
①イギリス、オーストラリア、ニュージーランド、カナダ:ほぼすべての高等教育機関で認定
②EU:約2000の教育機関で認定
③アメリカ: TOEFLに代わる試験としてアイビー・リーグ8大学を含む3,000以上の高等教育機関が入学審査に採用
④日本:
1.文部科学省がグローバルな人材育成を推進するため、財政支援すると指定した大学のうち、約20 校で一部入試要件として採用(「グローバル 30」採択全校 13 大学を含む)
2. 約 60 の大学で総合的な英語力判断測定のために IELTSを採用 (東京大学、京都大学、国際基督教大学等)
(3) 運営組織
ブリティッシュ・カウンシル、IDP: IELTS オーストラリア、ケンブリッジ大学英語検定機構の共同 運営
日本では(1)公益財団法人日本英語検定協会と(2)イギリスの公的国際交流機関ブリティッシュ・ カウンシルの共同運営
(4) 受験者数
①世界:年間受験者数 270万人以上 (2015年)、2009年からの7年間で 120万人の増加
②日本:年間受験者数 31,000人(2014年)、過去5年で約4倍増
試験実施都市:全国18都市(2015年度)
(5)受験対象者 : 16歳以上
テストタイプ
「アカデミック・モジュール」と「ジェネラル・モジュール」の2種類があります。[モジ
ュール (module): 測定基準]
(1) アカデミック・モジュール
受験生の英語力が、英語で授業を行う大学や大学院に入学できるレベルに達しているかどうかを評価する。
(2) ジェネラル・トレーニング・モジュール
・英語圏で学業以外の研修を考えている方向け
・イギリス、オーストラリア、カナダ、ニュージーランドへの移住申請をする方向け。この2つのタイプのテストでは、リスニングとスピーキングは共通の問題が出題されますが、リーディン グとライティングでは出題内容が異なります。どちらのモジュールを受験するかは出願先にご確認ください。本書は、アカデミック・モジュールの出題内容にそって構成されています。
アカデミック・モジュールのテスト構成
テストは、リスニング、リーディング、ライティング、スピーキングの4 セクションで構成されており、4つすべてのテストを受験することで成績証明書が発行されます。
総合的な英語能力の測定
① 筆記試験: リスニング、リーディング、ライティング
② 1対1の面接試験:スピーキング
(1) リスニング、リーディング、ライティングは同日に行われる(各セクション間に休息時間はない)。
(2) スピーキングは世界的な規定により、筆記試験の前後6日以内に行われる。
・東京/大阪:筆記試験とスピーキングを同日に行う日程と別の日に行う日程の2つがある
・東京/大阪以外の都市:通常、筆記試験とスピーキングを同日に行う
詳しくは「アイエルツ日本版受験者向け情報」でご確認ください。
スピーキング:「1対1」の面接試験
① 試験を行う資格を持ち、訓練された試験官と「1対1」で行われる
② 「1対1」: コンピューターで記録された合図に反応して話すよりも、より現実的な行為
・成果が判断できる一大学、企業、経営者が受験者の英語コミュニケーション能力をより正確に判断できる
グローバルな性格
IELTS の試験問題は、国際性に重きを置いて作成されています。リスニングでは、イギリ
ス、オーストラリア、ニュージーランド、カナダ、アメリカなどのネイティブスピーカー
が登場します。すべてのパートにおいて、各国の標準英語による解答が認められています
。したがって、イギリス式、アメリカ式のいずれのつづりも正解とされます。
IELTSとは?
アカデミック・モジュール 4 セクションの概要
リスニング(筆記)
▶︎時間:30 分(解答時間) + 10 分(答えを書き写す時間)
▶︎設問数: 全40問
選択問題、組み合わせ問題、計画・地図・図表の分類、用紙・メモ・表・フローチャートの穴埋め、要約・文章完成、記述式問題
▶︎4セクション:
①日常生活における2人の人物による会話
②日常生活におけるモノローグ(語り手は1人)
③教育現場における複数者(最大4人)の会話
④学術テーマに関するモノローグ(語り手は1人)
▶︎採点方法: 40点満点でバンドスコア(1.0~9.0)に換算 (正答1問につき1点)
測定される英語力:
①要点や特定情報を聞き取る力
②話者の意図・姿勢を理解する力
③目的を理解する力
④議論の展開を追う力
↓
リーディング(筆記)
▶︎時間:60分
▶︎設問数: 全40問
選択問題、成語問題、組み合わせ問題、見出し・主語の選択、文章・要約・メモ・表・フ
ローチャート・図表の穴埋め、記述式問題
▶︎3パッセージ:
①3つの長文(あわせて2,150~2,750語)
②書籍、専門誌、雑誌、新聞などからの抜粋で、学術的なトピックについて一般者向けに
書かれたもの
(専門用語には簡単な解説がある)
▶︎採点方法: 40点満点でバンドスコア(1.0~9.0)に換算 (正答 1問につき1点)
測定される英語力:
①文章の要点や趣旨をつかむ力
②言外の意味を見つけ出す力
③議論の展開についていく力
↓
ライティング(筆記)
▶︎時間:60分
▶︎課題数: 全2問
▶︎2セクション: Task 1(グラフ、表、図形などを分析し、自分の言葉で表現する。ダイア
グラムは家庭や、手順を説明する、最低150語)
Task2(提示された見解、問題について根拠や具体例を挙げて意見を述べる、最低250語で
書く)
▶︎採点方法: Task 2はTask1よりも高配点
4つの評価基準:
①質問に適切に答えているか
②一貫性
③語彙力
④文法力
↓
スピーキング(面接)
▶︎時間:11〜14 分
▶︎課題数: 全3パート:
▶︎3パート:
Part 1(自己紹介と日常生活に関する質問、4~5分)
Part2(スピーチ:試験官からトピックと話すべきポイントが書かれたカードが渡され、それ
にもとづき話す。合計3~4分)
Part3 (ディスカッション:Part2のトピックをさらに発展させた質問が試験官からなされ、
より深く自分の考えを述べる)
▶︎採点方法:4つの評価基準
①流暢さと一貫性
②語彙力
③文法力
④発音で採点され、バンドスコア (1.0 ~9.0) に換算される。
▶︎採点方法:
測定される英語力:①流暢さと一貫性②語彙力③広範囲な文法力/正確な文法力④発音 採点方法とバンドスコア テスト結果は 1.0から9.0 までの 0.5刻みのバンドスコアで示され、合格、不合格はありま せん。 成績証明書 (Test Report Form: TRF) には、各セクションのバンドスコアと総合評 価としてのオー バーオール・バンドスコア (Overall Band Score) が示されます。
オンライ ン申し込みの方は筆記 試験 13日後 19時からオンライン結果閲覧システムで試験結果を知 ることができます。成績証明書も13日後に発行、郵送されます。 入学・受入条件は機関によって異なり、特定のパートでの最低得点ラインを設けていると ころもあります。一般的に、大学はオーバーオール・バンド・スコア6.0から6.5を入学基 準としています が、個々の大学により異なるので出願先に確認が必要です。 各セクションのバンドスコアの判定基準
9 | Expert user エキスパートユーザー |
十分に英語を駆使する能力を有している。適切、正確かつ流暢で、完全な理解力もある。 |
8 | Very good user 非常に優秀なユーザー |
時折、非体系的な不正確さや不適切さがみられるものの、十分に英語を駆使する能力を有している。慣れない状況においては、誤解が生ずることもありえる。込み入った議論に,うまく対応できる。 |
7 | Good user 優秀なユーザー |
時折,不正確さや不適切さがみられ,また状況によっては誤解が生ずる可能性もあるが、英語を駆使する能力を有している。複雑な言語も概してうまく扱っており、詳細な論理を理解している。 |
6 | Competent user 有能なユーザー |
不正確さ、不適切さ,および誤解がいくらか見られるものの,概して効果的に英語を駆使する能力を有している。特に、慣れた状況においては、かなり複雑な言語を使いこなすことができる。 |
5 | Modest user 中程度のユーザー |
部分的に英語を駆使する能力を有しており、大概の状況において全体的な意味をつかむことができる。ただし、多くの間違いを犯すことも予想される。自身の分野においては、基本的なコミュニ ¥ケーションを行うことができる。 |
4 | Limited user 限定的なユーザー |
慣れた状況においてのみ、基本的能力を発揮できる。理解力、表現力の問題が頻繁にみられる。複雑な言語は使用できない。 |
3 | Extremely limited user 非常に限定的なユーザー |
非常に慣れた状況において一般的な意味のみを伝え、理解することができる。コミュニケーションが頻繁に途絶える。 |
2 | Intermittent user 一時的なユーザー |
確実なコミュニケーションを行うことは不可能。慣れた状況下で、その場の必要性に対処するため、きわめて基本的な情報を単語の羅列や短い定型句を用いて伝えることしかできない。英語による会話,および文章を理解するのに非常に苦労する。 |
1 | Non-user 非ユーザー |
いくつかの単語を羅列して用いることしかできず,基本的に英語を使用する能力を有していない。 |
IELTS Eld?
[各セクションの採点基準]
1. リスニングとリーディングのバンドスコア/40 点満点中の得点目安
リスニング | |
バンドスコア | 得点 |
5.0 | 16 |
6.0 | 23 |
7.0 | 30 |
8.0 | 35 |
リーディング | |
バンドスコア | 得点 |
5.0 | 15 |
6.0 | 23 |
7.0 | 30 |
8.0 | 35 |
2. ライティングとスピーキングの採点基準と全体に占める割合
ライティング | |
採点基準 | 割合 |
・Task 1: achievement(完成度) ・Task 2: response (適切な返答) | 25% |
一貫性 | 25% |
語彙力 | 25% |
広範囲な文法力/正確な文法力 | 25% |
スピーキング | |
採点基準 | 割合 |
流暢さと一貫性 | 25% |
語彙力 | 25% |
広範囲な文法力/正確な文法力 | 25% |
発音 | 25% |
.5」に近い方に切り上げまたは切り下げます。
*L(リスニング)/R(リーディング)/ W(ライティング) / S(スピーキング)
切り上げ例 | 切り下げ例 |
①L(6.0)/R(6.5)/W(5.5)/S(7.0) [バンドスコア合計] 6.0+6.5+5.5 +7.0=25 [総合バンドスコア] 25÷4=6.25→6.5 | ①L(6.5)/R(6.0)/W(5.5)/S(6.5) [バンドスコア合計] 6.5+6.0+5.5 +6.5=24.5 [総合バンドスコア] 24.5÷4=6.125→6.0 |
②L(4.0)/R(3.5)/W(4.0)/S(4.0) [バンドスコア合計] 4.0+3.5+4.0 +4.0=15.5 [総合バンドスコア] 15.5 ÷4=3.875→4.0 | ②L(5.0)/R(6.5)/W(5.0)/S(6.0) [バンドスコア合計] 5.0+6.5+5.0+6.0=22.5 [総合バンドスコア] 22.5÷4=5.625→5.5 |
申し込みからテスト当日まで
・申し込み方法
アイエルツのウェブサイト(www.eiken.or.jp/ielts)にて受付
・申し込み締切
試験日5週間前の金曜日 午後5時
※木曜日実施の試験に関しては、締切日は試験日5週間前の水曜日午後5時
・受験会場(都市名)
札幌、仙台、埼玉、東京、横浜、松本、金沢、名古屋、京都、大阪、神戸、岡山、広島、
福岡
・試験日程
年間最大48回
・受験料
1人あたり 25,380 円(税込)(2016年4月現在。 以降変更になる場合あり)
・支払方法
①クレジットカード(JCB・MASTER・NICOS・VISA)
②コンビニ(ローソン・ファミリーマート・ミニストップ・セイコーマート)
③郵便局ATM
・申し込み時の注意点
試験日まで有効期限内のパスポートが必要。他の身分証明書(免許証など)では受験不可。
・最新情報
①日本英語検定協会の IELTS ホームページ
②ブリティシュ・カウンシル(日本)の IELTS ホームページ
③ IELTS 公式ホームページ
・テスト当日
①家を出る前の確認事項
・受験申し込みの際に使用したパスポート | 不必要な貴重品 |
・黒鉛筆とカバーを外した消しゴム | |
・透明なボトルに入った水(ラベルは外す) |
②テスト会場で
▶︎荷物置き場に持ち物を置く
▶︎室内に時計が用意されているので腕時計の持込みは禁止、荷物と一緒に置く
▶︎受付で本人確認と持ち物チェックが行われる
▶︎受付終了後、指紋登録と成績証明書用の写真撮影。係員の誘導に従う
▶︎試験を実施する部屋に掲示されている座席表で、自分の席を確認する
▶︎試験の行われる部屋へ入室する前に、必ず手洗いを済ませる。トイレ休憩なし一旦入室すると、リーディングが始まるまで退室不可
▶︎入室し、机の上のラベルでご自身の席を確認して着席する。自分の番号を覚えておく
とよ
▶︎二度目のパスポートチェック
IELTS とは?
再受験
再受験の制約はありません。準備が整えば次の試験に臨むことが可能です(平均3ヶ月の学習期間は必要)。
特別措置
すべての受験者の英語能力を公平かつ正確に評価するため、IELTS では学習障害、聴覚障 害、視覚 障害を持つ受験者への特別措置が用意されています。点字受験など特別な試験問 題を必要とする場合は、希望受験日の3ヵ月前までにテストセンターに連絡が必要です。 試験時間の延長など事務手続きのみで対応できる場合は、受験日の6週間前までにテスト センターに連絡してください。詳細については、テストセンターにお問い合わせください。
インターネットでの申し込みの流れ
IELTS の試験申し込みページで行います。IELTS ID を取得しておくと便利です。
ログインする
↓
受験者情報を入力する
↓
受験地・モジュール・受験日を選択する
↓
確認する
↓決済する(クレジットカード一括払い、コンビニ、郵便局 ATM のいずれか)
受験登録完了のメール受信
↓
本人確認書類(申請時に使用したパスポートのコピー)を事務局に送付する