TOEIC(R)テスト 中学英文法で600点!中学英語の「おさらい」でスコアはここまで上がる!

 


 

全てわからない前提での説明がポイント!

本書は、中学英文法に立ち返り基本をマスターして、TOEICのスコアアップを図るものです。自分には基礎力が足りない、でも何から勉強すればいいかわからないと考えている方はぜひこの1冊を手に取っていただきたいです。こちらだけではTOEIC対策には物足りない場合は、本番を想定した模試タイプの他の教材と併用することをお勧めします。

はじめに

仕事や日常生活で英語と触れる機会は多くても、学生時代に学んだ細かい文法のルールは忘れてしまっているという方は多いと思います。
そのような方は、TOEICテストを受験するに当たり「TOEIC 攻略本」のようなものを読んでも、基礎的な文法 知識がないために、せっかくの「攻略法」も身に付かず、成果が上がらない、ということが起こりがちです。

TOEICテストは、中学校で習う英文法が完全に身に付いてさえいれば、あとは語彙の補強などで解ける問題が かなりあります。このような文法項目を、基礎の基礎から体系的に学習していけば、文法問題だけでなく、リスニ ング、長文読解問題も、格段にとっつきやすくなります。

TOEICの出題形式は2016年から一部変更されましたが、この原則に変わりはありません。今回の改訂に当たっても、中学レベルの文法項目に的を絞り、すべての Part に必要な基礎力向上を目指すという基本方針はそのまま に、新形式に対応しました。
本書が、読者の皆様がTOEICの「階段」を上る助けとなることを祈っています。

小石裕子

小石 裕子 (著)
出版社: アルク; 改訂版 (2016/5/17)、出典:出版社HP

目次

はじめに
TOEICテストの概要と本書の使い方
リーディング・セクション4つの心得!!
TOEIC Part 5&6の形式と特徴
見た目で勝負!の必須項目
1 名詞と代名詞
ウォーミングアップ!
1 名詞の働きと形
2名詞の種類と名詞に付く言葉
3代名詞の形と種類
4代名詞の指すものとその他の代名詞
実践問題
「英語の心臓部」は得点源!
2動詞
ウォーミングアップ!
1述語部分を作るもの
2助動詞
3時制
4受動態
実践問題
ちょっと覚えてたくさん正解!
3形容詞と副詞
ウォーミングアップ!
1形容詞
2詞
実践問題
英文解説の原点はここ!
4 さまざまな文
ウォーミングアップ!
1否定文と疑問文
2疑問詞で始まる疑問文と間接疑問文
3その他の文
実践問題
意味の見極めで得点増!
5準動詞
ウォーミングアップ!
1不定詞と動名詞
2分詞
実践問題
出れば必ず正解できる!
6比較
ウォーミングアップ!
13つの級と比較級の表現
2最上級の表現
3同等比較の表現と比較のルール
実践問題
形とイメージで選択肢を絞る!
7 前置詞と接続詞
ウォーミングアップ!
1前置詞
2接続詞 実践問題
これが分かれば超有利!
8関係代名詞
ウォーミングアップ!
1 who と which
2 thatとwhat
実践問題
知識総動員で前進あるのみ!
9 Part 7に挑戦! 「解きやすい順」質問パターン!
1 ショートメッセージのやりとりに関する問題
2Eメールに関する問題
3複数の文書に関する問題
基礎を固めればこんなに解ける!
リーディング・セクション
ミニ模擬テスト
ミニ模擬テスト 解答と解説
1章~8章の EXERCISE 解答集
厳選技クイズ
ダウンロードコンテンツのご案内
奥付

小石 裕子 (著)
出版社: アルク; 改訂版 (2016/5/17)、出典:出版社HP

TOEICテストの概要

TOEIC とはTest of English for International Communication の略で、英語によるコミュニケーション能力を幅広く評価する世界共通の テストです。聞く・読む能力を測定するTOEICテスト、話す・書く能力を測定するTOEIC S&Wと、初・中級レベルの聞く・読む能力を 測るTOEIC Bridgeテストの3種類があります。 本書で取り上げるTOEICテストは、就職、昇進のための要求事項にする企業が多く、毎年2000万人以上が受験しています。結果が合格・ 不合格でなく、トータル10~990点の「スコア」として表示されるため、繰り返し受験して英語力の伸びを確認することができます。
→ テストの受験方法などの詳しい情報はTOEICの公式ホームページで得られます
http://www.toeic.or.jp/

TOEICテストの受験の仕方

問題は冊子で配られ、解答はマークシートに記入します。試験中にメモを取ったり、問題用紙に書き込んだりすることは禁止されており、問題用紙も最後に回収されます。
▼ TOEICテストの新出題形式
2016年5月29日実施の第210回公開テストから、問題の一部に新しい出題形式が加わりました。こちらの表は、変更後の内容を示しています。団体特別受験制度(IPテスト)は、2017年4月から変更される予定です。 変更前の各パートの問題数は、次表のようになっています。

リスニング・セクション
Part 1 10問
Part 2 30問
Part 3 30問
Part 4 30問
リーディング・セクション
Part 5 40問
Part 6 12問
Part 7 48問

TOEICテストの問題構成

問題構成は下の表の通りです。 先に始まるリスニング・セクションでは、流れてくる音声に合わせて問題を解きます。後半のリーディング・セクションでは解答する順番も時間配分も受験者が調節できます。

リスニング・セクション約45分
Part 1 写真描写問題
聞こえてくる4つの英文から写真を最も正しく描写しているものを選ぶ
6問
Part2 応答問題
聞こえてくる英文に対する適切な応答を、英文の後に流れる3つの応答文の中から選ぶ
25問
Part 3 会話問題
会話を聞き、3つの質問に対する適切な答えを4つの選択肢の中から選ぶ
39問
Part4 説明文問題」
説明文を聞き、3つの質問に対する適切な 答えを4つの選択肢の中から選ぶ
30問
リーディング・セクション 75分
Part 5 短文穴埋め問題
問題文の空所に入る適切な語句を4つの選択肢の中から選ぶ
30問
Part6 長文穴埋め問題
問題文に複数ある空所に入る適切な語句または文を4つの選択肢の中から選ぶ
16問
Part7 読解問題
Eメールや記事などの長文を読み、2~5つの質問に対する適切な答えを4つの選択肢の中から選ぶ
1つの文書→29問 複数の文書→25問

計約120分、200問のテストです。

本書で主に扱うのはPart 5、6、7です。
▼本書のねらい
本書は、TOEICのリーディング・セクションで、中学レベルの基礎的な文法知識だけを用いて解ける問題を確実に正解し、スコアをアップさせることを意図しています。また文法項目の復習は、リスニングにも有効であるため、リスニング、リーディングのトータルで600点を取得することを目標としています。
▼本書の使い方
1. リーディング・セクション全体の受験の心得と、Part 5、6の形式を知る
自分がこれから学ぶ項目がどのような形式で出題されるのか、どのような解き方を心掛けたらいいかをまず頭に入れておき、「スコアアップ」という目的意識を持ちましょう。(→こちら参照)
2.1章から8章までで、文法の基礎知識とTOEIC問題の攻略法を学ぶ
TOEICのリーディング・セクション攻略法として有効な「スピーディーな解答、時間の短縮」を実現するには、しっかりとした文法 の基礎知識が必要です。本書で学んでいく文法項目を少しでも「難しい」と感じる方は、じっくり時間をかけて、文法項目が定着するまで何度も読んで理解することを心掛けてください。
詳しい進め方はこちら→
3.9章で、Part 7の形式を知り、例題を解く
Part 7の出題形式にもなじんでおきましょう。8章までで学んだ文法知識を生かして長文を読み、問題に答えていきましょう。
4. ミニ模擬テストを、時間を計ってやってみる
答え合わせの後、不確かな個所があれば、参照ページを見て復習しましょう。
▼1章から8章までの進め方
8章までは以下のパートで構成されています。それぞれのパートの役割を確認しておきましょう。
1. ウォーミングアップ!
単語クイズです。その章で用いられる重要単語に、あらかじめなじんでおきましょう。
2. キホン
解答テクニックを身に付けるために必須の、基礎的な文法知識を学習するパートです。しっかりと覚えられるまで、何度も読みましょう。
3.TOEICではこう出る!
学習している文法項目がTOEICでどのように出題されるのかを紹介するパートです。
4.技00
学習した文法事項を基にしたTOEIC解答テクニックをまとめたパートです。ここで問題の具体的な解き方を整理しておきましょう。
実践問題
各文法項目をポイントとした、TOEIC形式の問題です。単語は難しくても、その章で学習した基礎知識と、技を用いれば解けることを実感してください。
また、上の流れの随所に出てくるEXERCISEで、基礎知識をきちんと定着させながら読み進めてください。
その他、本書で使われている記号
表メモ
その項目に関連した重要な補足事項の説明です
→ 技00 こちら
アイコンをタップするとその問題を解くための情報があるページに飛べます
品詞を表す記号
名名詞 動 動詞 形 形容詞 副 副詞 前 前置詞 接 接統詞

リーディング・セクション
4つの心得!!
1. 時間配分が命!
リーディング・セクションでは75分で3つのパート 、計100問を解かなければならず、その時間をいかに使うかがスコアアップの大き な決め手になってきます。1番の攻略法は「Part 5、6をできるだけ早く解いて、Part 7の長文になるべく多くの時間を確保する」ことです。
2.全部正解しようと思わない!
まず、目指すは600点ですから、最初から100%こなそうとする必要はありません。一般的な600点の内訳は、リスニング330点、リー ディング270点くらいなので、大ざっぱに言ってリーディングは6~7割正解すれば良いわけです。
3.やりやすい順にやる!
リーディング・セクションはどの順番で解いても(たとえばPart7の複数文書を扱う問題から解くのもアリ)良いので、分かりにくい 問題は飛ばして、時間をうまく使いましょう。
4. 基本単語は絶対覚える!
最低限の語彙力がなければ、いくら攻略法を押さえても勝ち目はありません。少なくともこの本で挙げた頻出単語は確実に押さえましょう。

本のページまたは位置No.に移動
この4つを踏まえておくと、これから学んでいくことをTOEICの本番でより効果的に生かせます!
本書が主に扱うPart5と6の出題形式を見ておきましょう。

小石 裕子 (著)
出版社: アルク; 改訂版 (2016/5/17)、出典:出版社HP

TOEIC Part 5の形式と特徴

【形式】
Part 5は、1つの文の中にある1つの空所に入る最も適切な語句を選択肢から選ぶ問題です。
During the construction work, workers are asked to park ——- cars in a different parking lot. (A) they (B) their (C) theirs (D) them
【特徴・解き方】
選択肢に、they のさまざまな形が並んでいるのは代名詞の形(格)の問題です。空所の前後だけを見ると park ——- cars となっている ので、後ろに cars を続けて「彼らの車」となる所有格の (B) their が正解です。
正解:(B)
訳建設作業の間、作業員たちは別の駐車場に彼らの車を止めるよう求められている。
Part 5はまず、選択肢から見る!
問題文は文頭から読み始めるのではなく、まず選択肢を見て問題パターンを察知し、パターンに応じて最小限の部分だけをチェックして、即効処理していくことが必須です。

前記以外の問題パターンの例
品詞の問題 [easy、easily、ease(語尾が違う単語)] (→ こちら参照)
動詞の問題 [take、takes、took、taking] (→ こちら参照)
語彙問題 [bring、run、make、drive]

TOEIC Part 6の形式と特徴
【形式】
Part 6は、長文の中にある複数の空所にそれぞれの選択肢から適切な表現を選ぶ問題です。
Questions 1 – 4 refer to the following e-mail.
To: Ms. Su Yong From: Angela Parker, The Applied Language School
Thank you for your e-mail. We would be very —— to have you join our classes for a few days from July 2. Since your company and we have had a good relationship for years, we would like to welcome you as our guest. That means you may —— any classes without paying any
2. tuition. I would just like to remind you, however, that July 4 is a big holiday in the United States (Independence Day) and there —- no classes on July 4 or July 5. ——. Anyway, whichever dates you choose, we look forward to meeting you very soon.

1. (A) happily
(B) happiness
(C) happy
(D) more happily
2. (A) attend
(B) stay (C) listen (D) change
3. (A) were
(B) is
(C) will be
(D) to be
4. (A) We advise you to take a direct flight from Inchon to New York.
(B) It might be better to come one week later to avoid the holiday, if possible.
(C) I hope this will help you understand our system better.
(D) It has been announced that the celebration will be held in the city hall this year.
【特徴・解き方】
1. 品詞の問題なので、空所の前後に注目します。 be very ——- to have の空所には、補語 → こちら参照となる形容詞 → こちら参照の(C)が入ります。
2. 動詞の語彙問題です。まず、(B) stay(滞在する)は前置詞 in や at が、(C) listen(聞く)は to がないと次の名詞に続かないので除外 できます。「クラスに参加してくれてうれしい」と言った後に「授業料を払わずにどのクラスでも —–できる」とあるので、(D)change(変更する)よりも (A) attend(参加する)が適切です。
3. 動詞の形と時制 → こちら参照)の問題です。主語が classes と複数形なので (B) is は外れます。それまでの文意から「クラスに参加するのはこれから」と分かるので、未来形の (C) will be を選びます。
4.文脈に合う文を選ぶ問題です。空所の前で「7月4日、5日は祝日で授業がない」、後で「とにかく楽しみにしている」と述べているの で、「祝日を避けてきた方がいい」という大意の(B)が最適です。
選択肢の訳
(A) インチョンからニューヨークまで直行便に乗ることを勧めます。
(B) 祝日を避けるため、可能なら渡米を1週間遅らせた方がいいかもしれません。
(C) あなたが私たちのシステムをより理解するのに、これが役立つことを願っています。
(D) 今年、祝賀会は市民会館で開催されると発表されました。
正解 1. (C) 2.(A) 3. (C) 4. (B) (問題文の訳はこちら参照)

Part 6はフワッと大意を取りながら解いていく!
Part 6では、例題の2.~4.のように文脈から推測しなければならない問題が増えていますが、1.のように空所の前後だけ見れば解ける問題 もあります。文頭からフワッと大意を取りながら読んで、時間をかけなくてもいいところは疾走し、文脈依存問題に時間を割くようにし ましょう。 Part 6の問題は大きく以下の2種類に分かれます。
●形で判断できる(空所の前後だけ見たら解けることが多い)
品詞、前置詞(in、with など)の問題 ●文脈に依存する(大意を取り、選択肢の意味から判断する) 時制(was、 is など)、接続詞(because、 but など)、代名詞の指すもの(it、they、you など)、語彙(選択肢が長いものも含む)
の問題このうち例題の4.のように長い選択肢を選ぶ文脈依存問題は、明らかにタイムパフォーマンスが悪いので、600点を目指す段階では最初か ら「解かない」ことにするのも1つの作戦です(Part 6全体で合計4間)。
訳 問題1から4は次のEメールに関するものです。
宛先:ス・ヨン様 送信者:アンジェラ・パーカー 応用言語研究所
メールをありがとうございました。7月2日から数日間、クラスに参加いただけることを非常に喜んでおります。御社と本校は長年にわたり良好な関係を維持しておりますので、ゲストとしてお迎えいたします。すなわち、どのクラスでも授業料を払わずにご参加いただけます。しかしご注意いただきたいのは、7月4日はアメリカの大きな祝日(独立記念日)のため、7月4日と5日には授業がないという ことです。祝日を避けるため、可能なら渡米を1週間遅らせた方がいいかもしれません。とにかく、どの日程を選ばれても、遠からず お会いできることを楽しみにしております。

名詞と代名詞
まず、英文の骨格に欠かせない要素となる 「名詞」と「代名詞」の基礎知識を確認して、 この項目がTOEICでいかに容易に正解できるかを 実感してください。

この章を始める前に思い出そう!
30秒 文法用語チェック
品詞…….単語の働きに応じて付いた名前
例)名詞、動詞、形容詞など
名詞……物、人の名前
例) car(車)、love(愛)、John(ジョン)など
代名詞……名詞の代わりをする言葉
例)this(これ)、i(それ)、he(彼)など

小石 裕子 (著)
出版社: アルク; 改訂版 (2016/5/17)、出典:出版社HP