無料unlimited – 5つの音声変化がわかれば英語はみるみる聞き取れる

リスニングスキルが劇的に

5つの音声変化ルール+問題で10日間で、TOEIC®のListening Testで、8~9割は聞き取れるくらいを目安のリスニングを養います。言葉が自然に話される際に元々の発音が変化してしまうことのルール化を目指すことに焦点をあてており、実際にこれを覚えて聞くことでリスニング力がより上がっていると感じることができるでしょう。

はじめに

なぜネイティブの英語が 聞き取れないのでしょう?
「リスニングがなかなかできるようにならない」 「英語が呪文のように聞こえる」
―そうお悩みの方も多いのでは?

私たち日本人が、ネイティブスピーカーの話す英語を聞き取れないのに は、実はとても簡単な理由があります。
それは、「ネイティブはふだん、教科書通りには発音していない」とい うこと。私たちが学校で正しいと習う音と、実際にネイティブが会話をするときに発音する音はそもそも違うんです。 「違ったら聞き取れるわけないじゃないか!」と思いますよね。
では、なぜそんなことが起こるのでしょうか?

実はネイティブはふだん、自然に英語を話す際には、言いやすいよう にちょっと「省エネ」で発音しているんです。
ひんばん
これは、私たちが話す日本語でも頻繁に起こっている現象です。 例えば、「水族館」という言葉を自然に発音してみてください。
みなさんおそらく「すいぞっかん」のような発音になっていると思います。 本来であれば「すいぞくかん」ですが、「く」を発音するのが大変なので、 「っ」になってしまっているんですね。
このような現象が、ネイティブが話す英語でも起こっています。
だから、聞けないのはあたりまえ。
例えば、”get it on” なら、「ゲット・イット・オン」ではなく「ゲリロン」 のように発音されます。
あなたに聞き取りの才能がないわけではありません。ただ、「ゲリロン」 のような、実際に発音されている音を知らないだけなのです。
5つのルールで 英語は絶対に聞き取れる!
このように、言葉が自然に話される際に元々の発音が変化してしまうこと を「音声変化」といいます。

でも、無数にある英単語のつながりについて、それぞれの実際の自然 な発音を、1つずつ覚えていくのはもちろんほぼ不可能です。
ですがご安心ください。この音声変化には、一定の傾向、法則性が あります。
そのルールを覚えてしまえば、リスニングのときにそれを応用することに よって、あなたにも、たくさんの音が聞こえてくるようになります。

自分が想定している英語の音と、実際のネイティブの発音とのギャップ がなくなり、思っているのと同じ音が聞こえてくるので、英語が格段に聞 き取れるようになります。
しかもこの音声変化のルール、覚えるべきはたったの5つ! それが1連結 2同化 3ら行化4脱落 5弱形です。

学校ではあまり教えてくれない、この発音のルール。 本書では、このネイティブの音のルールをドリル形式で集中的に学べる ようにしました。
「5つのルールをマスターして、時短でリスニングカをアップさせましょう!

英語が話せるようになる”ために リスニングをトレーニングすべき科学的理由とは?
「英語を話せるようになりたい」――あなたは、おそらくそう考えて本書を手にとってくださったのだと思います。
では、「英語を話せる」というのは、具体的に何を意味しているのでしょうか。

「英語を話せる人」というのを頭の中にイメージしてみてください。 その人は実際に英語を「話せる」だけではなく、「聞く」ことだってできるはずですよね。読み書きができる年齢の人を思い描いていたとしたら、当然「読む」ことも「書く」こともできると想像するのではないでしょうか。
「英語を話せる」というのは、一般的にはこれらの4技能すべてが使いこなせる、ということを表しているのです。

ところが、実際に英語学習をするという局面になると、 「英語を話せるようになりたい!」→「英会話の練習をしよう」 というふうに考えてしまうのもまた、一般的な現象です。

ですが、英語を話せるようになりたいのであれば、まずはリスニング力をアップさせることがとても大切であり、効率的です。

大量のインプット+少量のアウトプット
第二言語習得研究 においては、言語習得を成功させるためには「大 量のインプットと少量のアウトプット」のバランスが重要であるというのが通説です。
言語習得というのは、基本的にはインプットしているとき、つまりリー ディングやリスニングによってその言語を取り込んでいるときに起こるものです。

アウトプットは、そのインプットした言語知識が相手に通じるものに なっているかを検証したり、自分の知識の不足に気づくために行う、という機能であるともされています。
上級者であればあるほど、アウトプットの比率は高めていくとよいの ですが、たとえ上級者であっても、学習時のインプットとアウトプットの好ましい比率は7:3くらいではないかと言っている研究者もいるくらいです。
つまり、話す練習というアウトプットにばかり偏ると、科学的にはまったく効果的とは言えないのです。
それなのに巷では「話す量が大事だ!」とか「英語はネイティブに習わないと」などといったあまり本質的ではないことにばかり目が向けられているように思います。

効率よく英語学習を進めていくためには、下記のような順序でできる ようにしていくのが近道だと言われています。

大人の方であれば、基本的な語彙や文法は最初に意識的に学習してしまう。そのあとで、リーディングとリスニングという受容スキル(言語 を理解するスキル)を鍛え、理解できる英語が増えてきた段階で、スピーキングやライティングといった産出スキル(文を作り出して発するスキ ル)のトレーニングも一部取り入れていく、というイメージです。

文法の知識については、中学校から高校1年生くらいまでで習う基本的な英文法でかまいません。そういった知識に不安があり、基本的なレベルの英文を「読んでも理解できない」という方は、本書に取り組む前に基礎文法の学習をざっと行っていただくことをおすすめします。

知識面はある程度クリアしているが、あまりリスニングができないな、と思っていらっしゃる方であれば、いきなり会話メインのトレーニングを行うよりも、先にリスニングに特化したトレーニングを行って、英語をある程度聞き取れる状態を作っておくことをおすすめします。

一概には言えませんが、TOEIC®のListening Testで、8~9割は聞き取れるくらいを目安にするといいのではないでしょうか。聞き取れる英語の量 が増えるわけですから、その後のインプット学習の効率を高めることができ、言語習得が加速するはずです。 もちろん、ネイティブと英会話の練習をしようというときにも、相手の言っていることをリスニングできなければ話すこともできません。あらかじめリスニングカを高めてから臨むと英会話レッスンの効率もアップするでしょう。

いずれにしても、より効率よく英語力を伸ばしたいと思われるのであれば、リスニングスキルは軽視すべきではありません。
本書は、ENGLISH COMPANYでパーソナルトレーナーが提供し いるリスニングトレーニングの一部を、自習でも取り組めるようにまとめたものです。
個人差はもちろんありますが、本書で扱っているような内容を理解し たうえで発音のトレーニングを継続することで、大半の受講生の方が、1カ月程度で大幅に聞き取れる英語が増え、効果を実感できるだけでな く、TOEIC®のスコアなどでも目に見えて効果が出ています。

ですから、本書で行う 10日間のトレーニングは、リスニングトレー ニングのスタートダッシュだと思ってください。10日間でも英語の聞こえ方がかなり変化して、聞こえやすくなりますから、その後の学習効 率が格段に上がります。

“第二三卷在習得研究 第二言語習得研究とは、人が母語以外の言語を習得していくメカニズムや、そ の効果的な習得方法について研究する学問で、1960年代頃から発達してきま した。言語学、心理学、脳科学など、あらゆる分野から言語習得のメカニズム を科学的に解明しようとしています。

StudyHacker ENGLISH COMPANY (著)
出版社: マイナビ出版 (2020/3/20)、出典:出版社HP

目次

Day 0 なぜネイティブの英語が聞き取れないのでしょう?
本書の使い方
英語が話せるようになる”ためにリスーングをトレーニングすべき科学的理由とは?
英語学習をハックする – 私たち ENGLISH COMPANY がめざすもの一

Day 1 連結 Linking 単語同士がつながって発音される
Episode 「すごいサラダ」ってどんなサラダ?.
音声変化ルール 01 連結 Linking…
Practice
Dictation
Learn more! もっとやってみましょう

Day 2 同化 Assimilation隣り合う音に影響を受けて、違う音に変化する
Episode ナイストゥーミーチュー!
音声変化ルール 02 同化 Assimilation
Practice
Dictation
Learn more! もっとやってみましょう

Day 3 ら行化 Flapping /t/ や/d/ が 「ら行」 のような音で発音される
Episode「レリゴー」の謎
音声変化ルール 03 ら行化 Flapping.
Practice
Dictation
Learn more! もっとやってみましょう

Day 4 脱落 その1 Elision あるべき音が発音されない、あるいは聞こえにくくなる
Episode 「ある」はずなのに「聞こえない」!?
音声変化ルール 04 脱落 その1 Elision
Practice 練習
Dictation
Learn more! もっとやってみましょう

Day 5 脱落 その2 Elision あるべき音が発音されない、あるいは聞こえにくくなる
音声変化ルール 04 脱落 その2 Elision.
Practice 練習
Dictation
Learn more! もっとやってみましょう

Day 6 弱形 その1 Weak Form 弱く短く発音される
Episode ひとつの単語にふたつの読み方
音声変化ルール 05 弱形 その1 Weak Form 弱く短く発音される
Practice 練習
Dictation
Learn more! もっとやってみましょう

Day7 弱形 その2 Weak Form弱く短く発音される
音声変化ルール 05 弱形 その2 Weak Form 弱く短く発音される.
Practice
Dictation
Learn more! もっとやってみましょう

Day 8 総合問題1 131
答えと解説

Day 9 総合問題2 141
答えと解説

Day 10 総合問題3 151
答えと解説

巻末付録 英語の正しい発音のしかたを学ぼう
おわりに

Column 英語学習のヒント
1-「英語が聞き取れない」3つの理由
2- – 海外ドラマでリスニング学習効果あるの?
3-チャンクリーディングで英語を頭から理解できる!
4-音読って何がいいの?
5- 音読の効果を最大限に高める方法
6-シャドーイングは超高密度のリスニング学習法
7-大人になってから英語を学ぶメリット前編
8 – 大人になってから英語を学ぶメリット後編

StudyHacker ENGLISH COMPANY (著)
出版社: マイナビ出版 (2020/3/20)、出典:出版社HP

本書の使い方

この本は、英語の5つの音声変化について解説を読んでいただき、 実際にリスニングをして、書き取るトレーニング (ディクテーション)を行い、最終的に音声にあわせて発音練習を行う形式となっています。 そのため、学習を始めるにあたって、下記のものをご用意ください。

●パソコンやタブレット、スマートフォンなどのデバイス
●音声についてはP15の「音声ファイルの聞き方」を参照してください。
●筆記用具・ディクテーションで英語を書き取るために必要となります。
●イヤフォン・・・音声を聞く際に、必要な方はご用意ください。

本書の全体の構成

本書は Day 1 から Day 10 までの10日間で取り組む内容になっています。
1日につき1時間程度をとってトレーニングしていきましょう。 Day 1 ~Day 7 までは音声変化のルールを学び、そのルールを定着させるためにリスニングやディクテーションのトレーニングをしていきます。 Day 8 ~ Day 10ではレベルアップした総合問題に取り組んでいただきます。
「詳しくは以下の「各 Day の構成」をご覧ください。
最後に巻末付録がついています。発音記号やその発音方法、 日本語話者にとってわかりづらい音の区別のしかたなどを掲載しています。
発音のしかたがわかる動画もありますのでチェックしてくださいね。

各Dayの構成
Day 1 ~ Day 7 は以下のような構成です。

Episode
実はみなさんの身近にもある英語の音声 変化や、リスニングの失敗談など、英語の音声変化にまつわるエピソードを集めまし た。学習のウォームアップとして、リラックスしてお読みください。

音声変化のルール説明
「音声変化の名前と、そのルールについて 説明します。各 Day につき 1 つのルールを 紹介していますが、Day 4と5、Day 6と7 は1つのルールを2日に分けて紹介していま す。どういう時に音声変化が起こり、それは どういった音になるのか。それをきちんと理解 することが、後のトレーニングをより効果的な ものにします。音声もありますので、聞きながら理解を深めてください。

Practice(練習)
STEP 1STEP 2 は、音声変化がどこで 起きてどのような発音になるのかを予想し、音 声を聞いて確認するステップです。音声変化 のルールを思い出しながら進めてください。
STEP 3では、音声に続いてリピート練習 をします。英語を目で追いながら音声の真似を しましょう。
続くSTEP 4では、オーバーラッピングを実施します。オーバーラッピングの効果 や正しいやり方については P26を参照してください。
リスニング力をアップさせるためには、このSTEP 3とSTEP4がとても大切です。 なぜなら、聞いているだけではリスニング力を上げることはできないからです。音声 変化を再現しながら自分でもスムーズに発音できるようになるまで、必ず繰り返し練 習してください。

Dictation(ディクテーション)
ディクテーションとは、聞き取った言葉を書き取るトレーニン グのことです。これを行うことで自分が聞き取れない箇所が はっきりとわかり、リスニングにおける弱点をクリアにすること ができます。音声は何度聞いてもかまいませんので、なるべく聞き取れた音をすべて書き出してみてください。
書き取りが終わったら、次ページの「答えと解説」を確認 し、答え合わせを行ってください。ここでは、音声変化が起きる箇所とその理由を説明しています。自分が聞き取れなかった部分が、なぜ聞き 取れなかったのか、実際はどのような音になっていたかを読んで理解しましょう。

TRAINING(1~3)
1つ前の Dictation の英文を使用します。音声変化を再現 しながら音声に続いてリピート発音し、その後オーバーラッピン グ(詳しくは P26 参照)を実施しましょう。必ず、音声変化 が再現できるようになるまで発音練習を繰り返してください。繰り返しますが、書き取るだけではなく、自分で音声変化を再現 して発音できるようになることが、リスニングカアップにつながります。

Learn more! もっとやってみましょう。
もっと練習したい人のために、さらに10 題ディクテーション 問題をご用意しました。 Day が終わるごとにそのまま取り組んでもらってもいいですし、Day7まで終わってから、2周目で取り組んでもらってもかまいません。
レベルアップした問題もありますよ。トレーニングの成果を出 しましょう! 「答え合わせまで終わったら、ここでもリピートやオーバーラッピ ングを行うとさらに効果的です。

Day 8~ Day 10(総合問題)
Day 8~ Day 10 は総合問題です。Day 7までに身につけた音声変化のルー ルを活用し、ディクテーション問題に取り組みましょう。ここでも同様に、答え合わせまで終わったらリピート→ オーバーラッピングで発音を練習してください。
Day 10 の総合問題は長めのパッセージになっていて、穴 埋め形式でリスニングカをチェックします(右図)。リスニングした際、全体としては内容を理解できても、細部までは聞き取れていないということはよくあります。音声変化が起きている箇所 が聞き取れていない場合、そのルールのページに戻って練習 し直してもいいですね。 Day 10ではリピートやオーバーラッピングに加えて、さらに レベルアップしたトレーニングとして、シャドーイングにも挑戦していただきます。

※本書では、国際音声記号(IPA)の簡略表記に伴い、発音記号はスラッシュで囲み示しています。

音声ファイルの 聞き方
本書で解説する英語トレーニングに必要な音声ファイルは、以下の2種類の方法で提供しています。
1 サポートサイトから一括してダウンロードして聞く方法
2 サポートサイトにアップしている音声を再生する方法

本文中で、QRコードが掲載されている、音声変化ルール、Practice、Dictation、 TRAINING、Learn more! もっとやってみましょう、総合問題 の各項目で使用する音声ファイルは、お使いのパソコンもしくはスマートフォンなどにダウンロードして聞いていただくか、各音声ファイルを公開しているページにアクセスして聞いてください。

ダウンロードおよび配信の仕方については、以下のサポートサイトでご確認ください。
サポートサイトのURL
https://book.mynavi.jp/9784839971915/
※ダウンロードして音声を聞く方へ 音声ファイルは ZIP 形式というファイルに圧縮して提供されていますので、ファイル の解凍作業が必要になります。お使いの環境によっては ZIPファイルの解凍ソフトのインストールなどが必要になります。ご自身の自己責任の範疇において、ご利用ください。

英語学習をハックする – 私たち ENGLISH COMPANY が めざすもの –
近年、さまざまな領域において、「科学的」というキーワードが流行 しています。
書店でも、そのようなタイトルの書籍を目にすることが増えました。 より健康的な食事や、どのように質の高い睡眠を得るか、効果的な 筋トレの方法、ストレスへの対処法、はたまたより良い人間関係などに いたるまで、「科学的に、より合理的なアプローチを」 というニーズが 高まっているようです。

また、「時短」という言葉も、最近ではいろいろな物事に対して、ご <一般的に使われるようになってきました。
仕事やプライベートの時間をいかに効率よく活用するかといった時間 術などの本も、よく売れているようです。
情報化が進んだことで、短い時間でいかに高いパフォーマンスを発 揮できるか、ということが個人にとっても重要になり、多くの人がエビデ ンスに基づいた、より効率の良い方法を探し求めているのだと感じます。

本書を手に取ってくださっているみなさんは、きっと英語のリスニン グが苦手で、どうにかしたい! と思っていらっしゃるのですよね。
もし、本書のタイトルに惹かれたということであれば、なるべく短い時間で手っ取り早くできるようになりたい、と思っていらっしゃるのでしょう。
私たち株式会社スタディーハッカーは、StudyHacker ENGLISH COMPANY という英語のパーソナルジムを運営しています。
そこでは、第二言語習得研究など英語教育に関連する領域の科学 的な知見を応用し、パーソナルトレーナーが短い時間で効率よくみなさんの英語力を向上させるお手伝いをしています。
2015 年に1拠点目をオープンして以来、多くの方にご受講いただき、2020年現在では19拠点にまで増えました。 私たちも、これほど大きな反響をいただけたことに正直驚きました。 同時に、英語学習に科学的なアプローチを用いることに、これだけ 多くの方にご賛同いただけたことをうれしく思いました。

私たちの会社はもともと、京都の小さな大学受験予備校からスタート しています。
2010年の創業当初から、Study Smart(スマートに学習しよう) という理念を掲げ、第二言語習得研究に基づく効果的な英語学習法を試行錯誤しながら作りあげてきました。

英語の偏差値を短期間で大幅にアップさせて、京都大学や医学部、 難関私大に合格させるなどの実績を多数上げることができました。
ここでの英語指導のノウハウをもとに、今度は社会人の方の英語学習のお手伝いをしたいと始めたのが、ENGLISH COMPANYなのです。

創業した頃は特に、教育というものに「合理的」とか「効率化」 という言葉を用いることに対して好感を持たない人も多くいました。
「努力」や「長い時間をかけて頑張る」といったことこそに価値が あり、「効率化」などというのは「楽をする」とか「ズルをする」こと だといったふうにとらえられてしまう――
こと教育の分野では、 こうした状況がいまだに多かれ少なかれ見られるようです。

ですが、ENGLISH COMPANYにいらっしゃる受講生の方々は、ビジネスで英語がどうしても必要だというビジネスパーソンが大半です。 みなさん、仕事、家事、育児などに忙しい毎日の中、なんとか英語 を学習する時間を捻出しようと日々奮闘されています。
ですから私たちは、その限られた貴重な時間をいかに効率のよい形で使っていただくかを常に考えたいと思っています。

仕事や筋トレと同じように、英語学習だって時短でできれば、そのほうが良いはずです。そのぶん親しい人と過ごしたり、趣味など好きなことをして過ごしたりすることができれば、こんなに素晴らしいことはな いと思います。

こうした理念がより広くみなさんに伝わることを願って、創業 10 年目 の2019年には、社名を「株式会社恵学社」から「株式会社スタディー ハッカー」に変更しました。
より多くのみなさんに、「学習をハック」してもらって、喜んでもらい たい。そう考えています。
英語学習に終わりはありません。でも、この10日間が、みなさん の英語学習が大きく変わるきっかけになれば幸いです。

Day 1
* Linking 単語同士がつながって発音される

StudyHacker ENGLISH COMPANY (著)
出版社: マイナビ出版 (2020/3/20)、出典:出版社HP