3語で伝わる! 英会話【聞き流しリスニングCD付録】 (TJMOOK)

 


 

今日から使える英会話!

長い文章の英語を話していると、文法や単語を間違えて相手に勘違いさせてしまう可能性が高くなります。本書は、長い文章の意味を変えずに、短くシンプルに言い換える言葉を紹介しています。難しい文法やイディオムは出てこないため、英語が得意でなくてもすぐに覚えられるでしょう。

CONTENTS

はじめに
★3語で伝わる!英会話
★豊田エリー・Special Interview
~ペラペラでなくても伝わることが大事!~.

英文を3語に落とし込む8つのテクニック!
テク1 主語を省かない日本語で考える
テク2 平たい日本語で考える
テク3 英語の語順で考える
テク4 be動詞をなるべく使わない
テク5 中学英語の基本動詞を使いこなす
テク6 受け身形は使わない
テク7 難しい言い回しを使わない
テク8 3語で言える慣用表現をふやす

第1章 実践!3語文づくりのトレーニング
実践1 主語を省かない日本語で考える
実践2 平たい日本語で考える
実践3 英語の語順で考える
実践4 be動詞をなるべく使わない
実践5 中学英語の基本動詞を使いこなす
実践6 受け身形は使わない
実践7 難しい言い回しを使わない
実践8 3語で言える慣用表現をふやす
ハイテクニック・コラム① 主語はこうして作る
ハイテクニック・コラム② 動詞の形を変えた表現

第2章 まるっと覚えよう!
英会話力がグンと上がる3語フレーズ集

小池 直己 (著)
出版社: 宝島社 (2017/5/27)、出典:出版社HP

はじめに

伝わる英語は「短く、シャープに!」
あなたが外国人から、「好きな大都市はどこですか」と聞かれたとします。それがロンドンであることを伝える言い方として、学校英語でこんな表現を習ったと思います。

①My favorite big city is London.
この文では単語を6個使い、「私の大好きな大都市はロンドンです」と伝えています。日本語の「~は…です」の形に忠実に、be動詞を使って文を組み立てています。ところで、学校英語では、こんな言い方も教えてくれたはずです。

②I love London.
この文は①の半分のたった3語で、「私はロンドンが大好きです」と、短くシャープに伝えています。ポイントは、日本語にとらわれず、という短い主語を使い、love London「ロンドンが大好きだ」というシンプルな語句を続けていることです。これでも十分に、いやむしろ強く、あなたがロンドンを好きな気持ちが伝わります。
もう1つ例をあげましょう。故人のありし日をしのぶ会で、「彼女はすべての人に愛されていました」と英語で言いたいときの表現として、日本語に忠実な、

③She was loved by all the people.(7語)
という「受け身形」を使った表現を学んだと思います。しかし一方で、

④Everybody loved her.(3語)
「誰もが彼女を愛しました」という、短くシャープな表現も学んだはずです。ポイントは、④では、be動詞を使って作る受け身形を使っていないことと、all the peopleなんて凝った表現にはせず、everybodyという単純な単語を使って、英文づくりを省力化していることです。
学校英語は受験突破が当面の目標です。入試の英文を読んで理解するには、いろいろな言い方におかなければなりません。しかし、生の会話では、スピーディーなやり取りをしないと話が進みません。

凝った言い回しをしようと考えに考えた末、結局言葉に出せないよりも、短くシャープな表現で気楽に言葉を発し、より活発な会話を楽しめたほうが、気持ちが伝わると思いませんか。

言いたいことを「3語で伝える!」
②と④の短くシャープな英文の組み立ては、どちらも同じです。

主語 動詞 目的語
I love London.
Everybody loved her

「主語+動詞+目的語」というのは、学校英語で習った5文型のうちの第3文型にあたります。「この英文は何文型ですか」というつまらない問題をやらされた経験があるでしょう。しかし、文型の知識はそんな問題に答えるために必要なのではありません。文型とは、「この順番で単語を並べれば、まともな英文が誰にでも作れます」という『英文のトリセツ』なのです。そして、5文型の中で一番応用が利き、しかも伝わる英語を簡単に組み立てられるのが、「主語+動詞+目的語」の第3文型です。

『言いたいことを、主語+動詞+目的語の3語(第3文型)に落とし込む!』

これが、伝わる英語を最も早く言えるようになるテクニックです。もちろん、be動詞を使わなければ言えない英文もあります。目的語のあとに追加情報を付け加えないと、話が十分伝わらないこともあります。しかし、わざわざ長い英語で話したり、凝った言い回しを使えるようになる前に、まずは3語でサクッと英語を言えるようになり、その英語が相手に通じた感動を体験し、それがさらなる精進につながるという循環を作っていくことが先決です。

本誌では、言いたいことを第3文型に落とし込むためのテクニックのほかに、会話ですぐに使える3語フレーズもたくさんご紹介します。3語でできた英語の決まった言い回しをたくさん身につけることは、自分の言いたいことを3語にまとめていく癖をつけるうえでも大いに役立ちます。この本が、英語が伝わる喜びを感じ、使える英語力を身につける一助となれば幸いです。

小池直己

小池 直己 (著)
出版社: 宝島社 (2017/5/27)、出典:出版社HP

早い!確実!
限られたボキャブラリーでも英語が話せるようになる!
3語で伝わる!英会話
受験英語の癖で、英語で何かを言いたいとき、つい長い英文を組み立てようとしていませんか。3語で伝える考え方に変えるだけで、スピーディーで英語らしい会話ができるようになります。

GOODPOINT1
会話のスピード感を乱さない!言いたいことがすばやく伝わるさびしい気持ちを相手に伝えたいとき、becauseを使って
I am very lonely because you are not with me.
あなたが私と一緒にいないから、私はとてもさびしい。
では、どうにも話が遠い。こんなときは
I miss you!
あなたがいなくてさびしい!
Check!
missは「~がいなくてさびしい」という意味を1語で表す動詞。これを使って!(主語)miss(動詞)you(目的語)の順に並べればOK!

GOODPOINT2
文の組み立てに迷った末に「言えない」のが一番もったいない!
知っている単語で十分伝わる!
知り合いの近況を伝えたいとき、日本語に忠実に、
He left his previous company and joined a new one.
彼は前の会社を辞め、新しい会社に入社したよ。
だと、途中で迷って最後まで言えそうもない…。こんなときは
He changed jobs.
彼は転職したよ。
Check!
日本語は得意だから、つい長い日本文で言いたいことを組み立てがち。changeのような知っている単語を使えばこんなに簡単に言えます。

GOODPOINT3
語リズムの英語フレーズは、覚えておくだけで会話カアップ!
3語フレーズで会話が盛り上がる!
英語に限らず、会話ってノリが大事。例えば、相手の説明に大いに感銘し納得したとき、
Oh! Now I understand the reason.
ああ!今ようやく理由がわかったよ。
では野暮ったくて、感銘が伝わりません。こんなときは
That makes sense!
なるほど!
Check!
Thatは「相手の言ったこと」を指します。make senseは「道理に合っている、意味をなす」。相手への尊敬の念が伝わり、会話のノリも出ます。
次のページからさっそく始めよう!

Special Interview

ペラペラでなくても伝わることが大事!

豊田エリーさん
PROFILE
1989年生まれ。ファッション雑誌、TVドラマCMなど様々なメディアで精力的に活動中。イギリス人の父親を持ち、現在一児の母。日本育ちのため英語はペラペラではなかったが、独学の末に日常会話を楽しめるまでに。
インスタグラムhttps://www.instagram.com/ellie_toyota/
公式ブログhttp://star-studio.jp/ellie/

イギリス人の父と日本人の母を持つ豊田エリーさん。ずっと日本の学校で育ったため、英語がペラペラというわけではなく、会う人会う人に「英語話してみて」と言われて英語コンプレックスに。ひどいときは英語を話すとじんましんが出たほどという豊田さんの、英語に対する思いとは…。

ネイティブだって間違いだらけ!

私は中学1年から英語の授業を受け始めましたが、高校も含め、授業が文法に片寄りすぎかなって感じていました。生徒の本音は「英語を話せるようになりたい!」だと思いますが、学校の授業だけで、とっさに英語が口から出てくるようになるのは難しいです。
私は、父やイギリスの親戚、外国の方々と話すときは英語で気軽に話せますが、日本の方に英語を話してって言われると、緊張しちゃってうまく話せなくなります。その理由は、父などと話すときは英語の間違いを気にせず、言いたいことが伝わればいいと思えるのに、日本の人が相手だと完璧に正しい英語を話すことを期待されているようで、口が重くなってしまうんです。ネイティブ同士の会話って結構間違いがいっぱいあるんですよ!

ペラペラよりも、3語で言えることを目標に!

英会話なんて絶対ムリ!という人がいるけれど、中学、高校と英語を習ったんだから、必要な単語はもう十分知っているはずです。それを文に組み立てるのが難しいんだろうけれど、大切なのは、言いたいことが伝わりさえすればいいと考え、間違いを恐れないこと。そして、3話で短く話すようにするのは、とてもよいアフローチだと思います。3語では伝わらないことだってあるけれど、3語で伝わることだっていっぱいありますから!とりあえずの目標をそこに置くのはいい作戦ですね。外国人で、「アリガトウ!マタネ!」程度の日本語で「ボク、ニホンゴ、カンペキ!」と自慢する人がいますが、そういう気楽なノリで英会話を楽しみましょう!

エリーさんおススメの英会話が盛り上がる3語フレーズ!

本誌55ページ以降にある3語フレーズ集の中から、エリーさんおススメの、こなれたネイティブ感が出せて会話が盛り上がる、とっておきのフレーズを5つ選んでいただきました。ぜひ、使ってみてくださいね!

That is true.
たしかに!
日本語でも相手の話に「たしかに!」とあいづちを打つことがありますよね。その「たしかに!」がThat is true.です。

Neither do I.
わたしも。
Me,too,は「私も(そうだ)」。でも、「私も(そう、じゃない)」と言うときはこちらを使います。

I appreciate it.
感謝します。
普通の「感謝します」のほかに、相手の気分を害さないように丁重に断るときにも使えます!

Break a leg!
がんばって。
直訳は「脚を折れ!」ですが、舞台に出る人を励ます「がんばって!」に当たります。これからプレゼンをする人への励ましなどにも使えます。

Good for you.
さすがだねえ。
よい知らせを聞いて「やるねえ」と言うときに使うほか、自慢話を聞かされて、「さすが!」と皮肉っぽく言うときにも使えます。

今日はこのフレーズを覚えた、この文が聞き取れるようになったなど、小さな「やったー!」を積み重ねて英語の勉強を毎日の習慣にしてください!

英文を3語に落とし込む8つのテクニック!
3語(第3文型)の英語で短く言うために、8つのテクニックを身につけましょう。

テク1 主語を省かない日本語で考える
日本語では「あなたが好き」のように、主語の「誰が」をよく省きます。しかし、3語の英語は主語から始めるので、言いたい日本語の方も、一度主語をつけてみると、3語に落とし込みやすくなります。


テク2 平たい日本語で考える
日本語のボキャブラリーが豊富な私たちは、「彼女は2軒の住宅の所有者です」のような難しい言い回しも気軽に使えます。でも、それがかえってアダになり、それをそのまま英語で言おうとしがちです。平たい日本語を考えると、3語に落とし込みやすくなります。

小池 直己 (著)
出版社: 宝島社 (2017/5/27)、出典:出版社HP