中学レベルの英単語でネイティブとペラペラ話せる本

 


 

ネイティブはこう考えて話している

最近では外国で生活をしたり、日本でも外国人と触れ合う機会が増えたりして英語を使う場面が増えてきています。しかし、日本人でネイティブスピーカー対等に話をすることができる人は多くありません。本書は、ネイティブスピーカーにより通じる英語の話し方を分かりやすくしています。今まで気づかなかった英語の間違いに気づくことができます。

ニック・ウィリアムソン (著)
出版社: ダイヤモンド社 (2010/3/11)、出典:出版社HP

はじめに

私たちは今とてもおもしろい時代に生きています。何千年もの間、接点がなく別の道を歩んできた人たちが交流できる時代です。飛行機に乗れば数時間でどこにでも行けるため、「世界が狭くなった」と言われていますが、一人の人間として考えればむしろ世界は広くなりました。かつては絶対体験できなかったことが今できるのです。

このおもしろい時代を100%活かし、自分の「ワールド・シェア」を広げるには、外国語、それも、世界で最も使われている言語である英語を覚えるのが一番効果的でしょう。しかし、どんなことでもそうですが、正しい「方法」と「覚え方」が大切です。

会話をする場面でどれだけ簡単に考えられるかがこの本のテーマです。ネイティブと同じように英語を意識するためのトレーニングです。不思議なことに、そしてうれしいことに、ネイティブに近い英語のほうが簡単なのです。日本語にこだわってしまう「日本語英語」のほうが難しいのです。学者の論文や専門的な分野などでは難しい単語も使われますが、日常的な会話では中学レベルの単語しか必要ありません。簡単な単語だけでどれだけ言えるかが勝負です。

ぼくが日本語を覚え始めたときの勉強方法は、みなさんが英語を学習するときと同じように文法中心でした。簡単な文を作るのにもた~くさんの文法項目を考えていました。ところが、それをやめて「型」や「かたまり」で意識するようになった日からは、いきなりすごく簡単に話せるようになったのです。そのコツをぜひみなさんとも分かち合いたいのです。

たとえば、「行きたくなければ行かなくてもいいよ」という簡単で日常的な文を作るのに、
①「行く」の「く」を「き」に置き換えて「たい」を付ける→「行きたい」
②「行きたい」の「い」をとって「くない」を付ける→「行きたくない」
③「行きたくない」の「い」をとって「ければ」を付ける→「行きたくなければ」

そして、
④「行く」の「く」を「か」に置き換えて「ない」を付ける→「行かない」
⑤「行かない」の「い」をとって「くて」を付ける→「行かなくて」
⑥「行かなくて」に「もいい」を付ける→「行かなくてもいい」
のように、たくさんの文法項目を考えなければならないのです。どんなに頭のいい人でも、そんなことを考えながら会話することはできません。

でも、
~たくなければなくてもいい
と「型」で覚えれば、すごく簡単にいろいろなことが言えるようになります。日本語のネイティブであるみなさんの思考回路に近いのはどっちらでしょう?やはり「型」のほうですよね?だれも文法を考えながら話していません。

「~たくなければ」には、「行き」「言い」「飲み」という形の動詞が入ります。「~なくてもいい」には「行か」「言わ」「飲ま」が入ります。これを英語にたとえると、ある言い回しには「原形」が続いて、ある言い回しには「動詞のing」が続くという考え方になります。「なぜ原形?」「なぜing?」がわからなくても、「これには原形だ」「これにはingだ」と覚えればいいのです。わざわざ難しくするのはやめましょう。

この本では、ネイティブが話している感覚に合わせて英語を分析しています。
Chapter1では「短英文」が簡単に作れるコツを覚えます。
Chapter2ではその「短英文」にwhat whereなどの疑問詞を付けて名詞節も簡単にできるコツをつかみます。
Chapter3では「置き換えの術」を身に付けて、元々知っている文や簡単な短英文をいろんな文にできるコツを学びます。
そして、Chapter4では、簡単な文の最後にいろいろと付け加えられる「奇跡の応用法」を覚えます。
この4つのポイントさえ抑えれば、どんな英語でも簡単に言えるようになります。そして、ネイティブと同じ思考回路で、同じ感覚で、英語を意識することができるようになるのです。

2010年2月ニック・ウィリアムソン

ニック・ウィリアムソン (著)
出版社: ダイヤモンド社 (2010/3/11)、出典:出版社HP

目次

中学レベルの英単語でネイティブとペラペラ話せる本
はじめに
目次
CHAPTER1英語で最も重視されるもの:時制とやさしい単語
(1)日本語英語から離れる
「日本語英語」には2つの特徴がある
時制の間違いが一番多い
難しい単語を使いすぎている
単語力を上げる必要はあまりない
英語と日本語はコミュニケーションの方法が違う
日本語は英語ほど時制にこだわらない
英語は日本語ほど単語の使い分けにこだわらない

nowは「比較している」ときに使う
「ever=今まで」ではない
alwaysはいつも「いつも」ではない

(2)4つの時制
時制さえ合っていれば、あとはアバウトな感じで!
基礎的な時制はたったの4つ
現在形
進行形
過去形
未来形
表現パターン1〈現在形/肯定文〉
表現パターン2〈現在形/否定文〉
表現パターン3〈現在形/疑問文〉
表現パターン4〈進行形/肯定文〉
表現パターン5〈進行形/否定文〉
表現パターン6〈進行形/疑問文〉
表現パターン7〈過去形/肯定文〉
表現パターン8〈過去形/否定文〉
表現パターン9〈過去形/疑問文〉
表現パターン10〈未来形/肯定文〉
表現パターン11〈未来形/否定文〉
表現パターン12〈未来形/疑問文〉

(3)少し複雑な文を作る
文頭に2~3語付け足すだけ
表現パターン13〈I’m glad+文〉
表現パターン14〈It’s too bad+文〉
表現パターン15〈I can’t believe+文〉
表現パターン16〈I’m worried+文〉
表現パターン17〈It’s not like+文〉
表現パターン18〈No wonder+文〉
表現パターン19〈There’s no way+文〉
未来のことを現在形で表す
表現パターン20〈I hope+文〉
表現パターン21〈What if+文〉
COLUMN疑問文だけど疑問文の形をとらない文

CHAPTER2WH名詞節で表現の幅を広げる
(1)簡単で英語らしいWH名詞節
WH名詞節とは
めちゃくちゃ使われるWH名詞節
名詞節はむしろ英語を簡単にしてくれる
疑問詞を使うけど疑問文ではない
(2)ちょっとの工夫でさらに応用
時制の意識が大切
最後に前置詞が付く用法
toを使った超簡単なタイプ
節で「~かどうか」を表す
表現パターン22〈That’s + WH名詞節〉
表現パターン23〈That’s not + WH名詞節〉
表現パターン25〈tell+人+WH名詞節〉
表現パターン26〈ask+人+WH名詞節〉
表現パターン27〈Guess +WH名詞節〉
表現パターン28〈I wonder +WH名詞節〉
表現パターン29〈know+ WH名詞節〉
表現パターン30〈remember+ WH名詞〉
表現パターン31〈find out+ WH名詞節〉
表現パターン32〈figure out+ WH名詞節〉
表現パターン33〈It depends on+ WH名詞節〉
表現パターン34〈think about+ WH名詞〉
COLUMN関係代名詞

ニック・ウィリアムソン (著)
出版社: ダイヤモンド社 (2010/3/11)、出典:出版社HP