英会話カフェは1時間、約1000円でできるプチ留学だった
「語学試験の合格」、「仕事で海外とのやり取り」、「旅行のとき英語で会話をするため」と英語を学習する目的は人それぞれあります。その中でも、英語で会話をするためにスピーキング力を伸ばしたいという人が多いと思います。しかし、スピーキング力を上げようとしても、国内では外国人と会話をする機会が多くはありません。外国人と英会話をする方法には、オンライン英会話や英会話スクールがありますが、今注目されているのが英会話カフェです。
英会話カフェとは、コーヒーなどの飲み物を飲みつつ、1人の外国人スタッフに対して複数の日本人が会話をする形式の喫茶店です。基本的にカリキュラムなどがなく、フリートークがメインで、英会話スクールと比べてカジュアルです。また、オンライン英会話だと1回あたりのレッスン時間が大体30分と短いですが、英会話カフェは1時間以上いることができます。料金も1時間あたり1000円〜1500円と比較的安価なのが特徴です。
しかし、「フリートークだと話題がないかもしれない」や「初心者にはハードルが高いのでは?」と考えている人もいることでしょう。そこで、これから英会話カフェに行ってみたいけど、二の足を踏んでいる人が思う素朴な疑問に答えるため、実際に英会話カフェに取材をしてきました。
英語カフェの特徴とは? どんな人が来るのか聞いた
取材に答えてくれたのは、千葉県流山市にある「セントラルパークカフェ」の管理主任者である竹下さん。竹下さん自身、カナダへ3年間の留学を経験とのこと。ここでは、カフェの他に旅行関連の業務も扱っているそうだ。
編集部:最近、英会話カフェをあちこちで見かけるようになりました。英語の学習方法の選択肢の1つになりましたが、英会話カフェにはどのような人が来ることが多いですか?
竹下さん:色々な人が来ますが、英会話カフェってスピーキング重視なので、これから留学やワーキングホリデーに行く方や海外経験がある方、学校の先生なども来ることがあります。日本だと外国人と英語で会話をする機会が少ないので、外国人と話すことに慣れる目的で来店される方が多いですね。中・高、大学の先生も英語を話す機会がないみたいで、結構来られます。
編集部:学校の先生は意外ですね。普段から英語を使っているので、話せるイメージがありました。様々な方が来店されていますが、お客さんの年齢層や性別はどのような感じになっていますか?
竹下さん:お客様の年齢層は幅広いです。例えば、英会話カフェの早い時間帯は年配の方が多く、夕方や遅い時間は学生や社会人が中心に来られます。男女比でいうと、女性の方が多いように感じます。友達と一緒に来る方は少なく、個人で来られる方がほとんどです。
編集部:来店される方の英語のレベルはどのくらいの人が多いですか?
竹下さん:基本ができている人が多いです。もちろん、英語初心者もいますが、話せる人が多いです。喋ることができるけれど、喋る機会がない人がほとんどです。
編集部:ある程度のレベルで英語ができる人が多いとなると、初心者の方が会話に参加するのは難しいように感じます。店独自に取り組んでいることなど何かありますか?
竹下さん:初心者の方がフリーテーブルに入ると会話に入れないことがあるので、1対1で話せるスペースを設けています。また、スタッフもアメリカ、イタリア、
最後に10分くらい体験させて頂きました。約2年ぶりに英語で話しましたが、スタッフが話を引き出してくれるので、久しぶりでも簡単にコミュニケーションを取ることができました。ですので、あまり話せない人や久しぶりに英語を使う人にとっても利用しやすいと思います。カフェもコーヒーを豆から挽いている本格派。英会話を目的にしている人、生きた英語を身につけたい人は、英会話カフェで“プチ留学”をしてみてはいかがでしょうか。
取材協力/セントラルパークカフェ
場所/千葉県流山市前平井62 セントラルルオウ1F(Tel:04-7157-8008)