はじめて受けるTOEIC(R)L&Rテスト全パート完全攻略

要点が絞ってあって使いやすい!

「実力アップ学習法」のコラムは、うーんなるほど、と思わされる内容です。
単元ごとに要点が短くまとめてあるので、テンポよくしっかり学習できます。
リーディングセクションの音声がネットでダウンロードできるのはポイント高いです。

小石 裕子  (著)
出版社: アルク (2018/3/7)、出典:出版社HP

・本書は紙書籍版のデータをそのまま電子書籍化したため、一部、電子書籍には不適切な表現、および不要な情報を含んでいる場合がありますがご了承ください。

・本電子書籍にはCD-ROMは付属しておりません。CD-ROMの音声は以下URLから無料でダウンロードできます。詳しくはWebページ内の説明をご確認ください。
音声ダウンロード用サイト: アルクダウンロードセンターhttps://www.alc.co.jp/di

※音声ダウンロードはPC・スマートフォンアプリ「語学のオトモALCO(アルコ)」(無料)対応です。
※アルクのメールアドレスIDをお持ちの方が対象です。

<音声の入手方法>

1)ダウンロードセンターにアクセスする PCでダウンロードする場合:アルク ダウンロードセンター(https://www.alc.co.jp/dl/)にアクセスする。 スマートフォン上でダウンロードする場合:スマートフォンアプリ「語学のオトモALCO(アルコ)」(無料)をApp StoreもしくはGoogle Playよりダウンロードの上、ダウンロードセンターにアクセスする。

2)アルクのメールアドレスIDでログインする。
※お持ちでない方はhttps://www.alc.co.jp/dl/より登録の上、ご利用ください。

3)コンテンツを選択する。 PCもしくは、アプリ(ダウンロードセンターボタンをクリック)より電子書籍版「はじめて受ける®️L&Rテスト全パート完全攻略」を選択。コンテンツのダウンロード画面が表示されます。
※本書奥付に記載のPCコードをご準備いただくと便利です。
※コンテンツのダウンロード画面に表示されているダウンロードボタンを押してください。ファイルは一部のPDFを除き圧縮(zip形式)されています。

4)コンテンツをダウンロードする。
<パソコンでダウンロードする場合>
ダウンロード後、圧縮ファイルは解凍ソフト(Lhaplusなど)で解凍の上ご利用ください。

<スマートフォンアプリ「語学のオトモALCO(アルコ)」でダウンロードする場合>
ダウンロード後、アプリ内で自動的に解凍され所定のフォルダに格納されます(PDFファイルは「ALCO」でご利用いただけません)。

◆PC上でダウンロードした音声ファイルについて PCにダウンロードした圧縮ファイルを解凍ソフトで展開の上、iTunesなどの音声再生ソフトで取り込んでご利用ください。音声再生ソフトでのファイル取り込み方法や携帯音楽プレーヤーでの利用方法については、ソフトやプレーヤーに付属するマニュアルでご確認ください。 (2018年3月1日時点の情報。今後詳細が変更になる可能性があります)

はじめに

何から始めたらよいのか? 私の職場ではたくさんのTOEIC初心者の方との出会いがあり、「何から始めたらよいか」「どの本で勉強したらよいか」とよく聞かれます。皆さんのスタート地点での基礎力と目標スコア、勉強に充てられる時間によってさまざまなアドバイスをしていますが、基本は次の通りです。

1. 問題形式を知り、2. 攻略法を学び、3. 練習問題でTOEIC力をアップすると同時に、4.語彙を増やし、5. リスニング力、読解力を伸ばして、英語力自体の底上げを図ること。

この一冊で必要な学習を網羅
本書は、上記1~5を全て可能にするTOEICの総合学習指南書です。目標や勉強に充てられる時間に合わせて、最低限の押さえ所だけの学習から、必要十分な学習、さらには、豊富なダウンロード特典も駆使した踏み込んだ学習まで実現できるよう設計してあります。

使い倒すと必ず力が付く
最初から満点スコアを目指す必要もないし、最初から本書を隅々までマスターしなければと気負う必要もありません。例えば、本書の「攻略問題」だけをささっと確認後、一度TOEICを受けて自分の弱点に見当を付けてみてはいかがでしょうか。その後、本書にじっくり取り組み、語彙を増やし、「実力UP勉強法」を実行するなどして、本書を使い倒していただくと、必ず力が付きます。

皆さんが本書を使って、TOEICレースの良いスタートを切り、目指すゴールを達成されることを祈っています。

小石裕子

小石 裕子  (著)
出版社: アルク (2018/3/7)、出典:出版社HP

contents

はじめに
本書の構成と使い方
TOEIC®テストの概要

Part1 写真描写問題
テスト形式
特徴と攻略法
600点攻略問題
730点以上攻略問題
頻出表現50
実践問題
Part 1&2 聞き取り注意ポイント

Part2 応答問題
テスト形式
特徴と攻略法
600点攻略問題
730点以上攻略問題
頻出語彙50
頻出慣用表現と応答例
実践問題
実力UP勉強法 Part1&2編

Part3 会話問題
テスト形式
特徴と攻略法
スムーズな「先読み」
設問文の「イッキ見」
「図表問題」対策
600点攻略問題
730点以上攻略問題
頻出語彙50
実践問題
実力UP勉強法 語彙編

Part4 説明文問題
テスト形式
特徴と攻略法
600点攻略問題
730点以上攻略問題
頻出語彙50
実践問題
実力UP勉強法 Part3&4編

Part5 短文穴埋め問題
テスト形式
特徴と攻略法
600点攻略問題
730点以上攻略問題
頻出表現50
実践問題
実力UP勉強法 英文法編

Part6 長文穴埋め問題
テスト形式
特徴と攻略法
600点攻略問題
730点以上攻略問題
頻出表現50
実践問題
無料ダウンロード特典について

Part7 長文読解問題
テスト形式
特徴と攻略法
600点攻略問題
730点以上攻略問題
頻出語彙50
実践問題
実力UP勉強法 読解編
解答用紙 攻略問題・実践問題用
解答用紙 完全模試用

完全模試 解答と解説

別冊 完全模試
完全模試 解答一覧

小石 裕子  (著)
出版社: アルク (2018/3/7)、出典:出版社HP

本書の構成と使い方

本書は、大きく以下の①~③で構成されています。
①パート別攻略
②実力UP勉強法
③完全模試

①テスト形式と出題傾向に応じた攻略法を学ぶ
パート別にテスト形式を把握し、問題の特徴とその攻略法を押さえたら、目標スコア別に攻略問題を解いてください。問題の具体的な解法を示す「鉄則」も強い味方になるはずです。その後、「頻出語彙・表現」で単語力を強化し、実践問題で攻略法の定着を図りましょう。

②英語力自体を底上げする
受験までに時間がない場合は「①パート別攻略法」を身に付けることに専心すべきですが、時間に余裕のある方、弱点を克服したい方は、パートに応じた「実力UP勉強法」に取り組み、試験対策だけに終わらない本物の英語力を身に付ける練習に取り組んでください。

③模試を解いて本番に備える
TOEICは2時間に及ぶ過酷なテストです。本番前に模試を経験しておくのと、しておかないのとでは、雲泥の差。時間配分の練習はもちろんのこと、テスト音声に耳を慣らしたり、マークの仕方を練習したりすることもできます。ぜひ、本番前に挑戦してください。

①パート別攻略 テスト形式と出題傾向に応じた攻略法を学ぶ
各パートは以下の順番で取り組んでください。パートによっては、下記以外に特別な攻略コーナーも用意してあります。

テスト形式
各パートの問題形式と本番での解答の流れをつかんでください。

特徴と攻略法
問題の特徴やよく出題される種類の設問を確認し、その攻略法を習得してください。

攻略問題
まず、確実に600点をクリアするための問題を攻略します。高得点を狙う場合は730点以上の攻略問題にも挑戦してください。解説中の「鉄則」は問題を解くための具体的な解法テクニックです。

頻出語彙・表現50
各パートの攻略には語彙・表現力強化が必須です。頻出の単語や表現をリスト化しましたので、しっかり覚えましょう。

実践問題
攻略法、および鉄則の定着度を確認しましょう。間違えた問題は、その原因を「鉄則」を参照しながら確認してください。

本書の構成と使い方
②実力UP勉強法 英語力自体を底上げする
あなたの弱点や強化したいパートや技能別に、本物の英語力を養うための勉強法やトレーニングを紹介します。テクニックだけに頼らない英語力のアップに取り組んでください。

(1)Part1&2編
(2)語彙
(3)Part3&4編
(4)英文法編
(5)読解編

③完全模試(別冊)) 模試を解いて本番に備える
巻末の別冊は本番と同じ200問から成る完全模試です。取り外して、本番同様2時間かけて挑戦してください。「解答と解説」は本書のp.233から始まります。解説には各問題の解法を示す鉄則が記されているので、間違えた問題は本書の当該ページに戻って復習をしてください。

学習スケジュールのヒント
あなたの目標や使える時間に合わせて、以下の活用例を参考に、学習計画を立ててみてはいかがでしょうか。

●数日しか時間のない方
①パート別攻略の苦手パートだけ/ ③完全模試(別冊)だけ、

●1週間くらいしかない方
①パート別攻略の600点攻略問題だけ/ ①バート別攻略の苦手パート+③完全模試(別冊)

●2週間くらいは使える方
①パート別攻略+③完全模試(別冊)および復習

●長期的な計画が立てられる方
①パート攻略+②実力UP勉強法+③完全模試(別冊)および復習

付属のCD-ROMについて
本書の学習用音声は付属のCD-ROMに収録されています。付属のCD-ROMは音声CDではありません。パソコンで再生するか、パソコンからスマートフォンなどに取り込んで再生してください。音楽用のCDプレーヤーでは再生できませんのでお気を付けください。また、アルクのサイトからパソコンやスマートフォンへのダウンロードも可能です。詳しくは下記を参照してください。

音声を聞く際は、本書各ページにある、このアイコンのトラック番号のファイルを呼び出してください。
英文音声は、本番同様、アメリカ、イギリス、カナダ、オーストラリアの4カ国の発音で収録されています。

無料特典と学習音声のダウンロード方法
本書の特典コンテンツと本書の学習音声(CD-ROMと同内容)を、パソコンやスマートフォンに無料でダウンロードできます。

●PCの場合
以下のURLから本書の商品コードで検索してください。
アルクのダウンロードセンター https://www.alc.co.jp/dl/

●スマホの場合 語学のオトモALCO【無料】
アルクが無料提供する語学学習用アプリで、Android、iOSに対応しています。再生スピードの変更や、数秒の巻き戻し・早送りなど、便利な機能を活用してください。

abceed analytics【無料】
スマートフォン用の自動採点・分析アプリで、Android、iOSに対応しています。本書の問題をマークシートで回答、採点できます。再生スピードの変更も可能です。ご利用の際は、スマートフォンに以下からアプリをダウンロードしてください。https://www.globeejapan.com/ ※上記サービスの中は予告なく変更する場合があります。

TOEIC®テストの概要

TOEIC®とは?|
TOEIC(Test of English for International Communication)は、英語によるコミュニケーション能力を測るテストです。アメリカの非営利テスト開発機関ETSによって開発・制作されています(TOEFLも同機関が制作)。一般向けの公開テストと、企業・学校などの団体向けのIPテストがあります。受験者はビジネスパーソンと大学生が大半を占めます。企業の昇進条件や大学の入試・単位認定にも活用されています。

TOEIC®L&Rテストの特徴
TOEIC®L&R (Listening & Reading)テストはリスニングとリーディングの2つのセクションから成り、100問ずつ計200問をマークシート方式で解答します(詳細は次ページ)。テスト結果は合否ではなく、10~990点までの5点刻みのスコアで評価されます。英語力に変化がなければ毎回同じスコアが出るように設計されています。

受験者は日本と韓国が最も多く、日本での2016年の受験者数は約250万人(公開+IP)、公開テストの平均スコア(16年10月~17年9月)は約580点。

テストの構成
リスニングとリーディングの2つのセクションから構成されています。 リーディングセクションのPART7は時間をかけて読めば解ける問題が多いので、PART5と6をできる限り早く解いて、PART7に可能な限りたくさん時間を確保することが大変重要です。

試験を受けるには? いつ受験できるか?
公開テストは年10回。2月と8月以外の各月に1回ずつ実施されています。地域によってはもっと少ない回数の所もあるので、公式サイト(http://www.toeic.or.jp)でご自分の地域の実施日を確認してください。

どこで受験できるか?
全国約80都市で実施されています。回によっては希望の都市で実施されないこともあります。試験会場は、最寄りの大学などで行われることが多いですが、指定することはできません。申し込みが遅くなると、自宅から遠い場所になることもあるので、早めの申し込みをお勧めします。

申し込み方法は?
公開テストは、インターネットかコンビニエンスストアで申し込みます。

●インターネット TOEIC公式サイト http://www.toeic.or.jp
上記サイトのL&Rテストの申し込みページから行います。初めて申し込む場合は、会員登録(無料)が必要です。受験料(5725円税込み)の支払いはクレジットカードや、コンビニエンスストア、楽天ペイから選べます。

●コンビニエンスストア
セブン-イレブン、ファミリーマート、ローソン、ミニストップの店内にある情報端末から行います。 受験票は試験日の約2週間前に送られてきます。
※申し込み方法や受験に関する詳細は上記公式サイトへ

試験前日までの流れと注意点

試験約1カ月前:申し込み締め切り
申し込みの受け付けは試験日の約2カ月前から始まります。希望する受験日に合わせて、締め切り間際ではなく、早めの申し込みをするようお勧めします。一度申し込みが完了すると、試験日の変更やキャンセルはできないので、注意してください。

試験約2週間前:受験票到着
受験票には、受験番号、試験会場(会場名、所在地、地図)の記載があります。会場の所在地と当日の行き方や所要時間は必ず事前に確認しておきましょう。また、受験票に貼る証明写真は、受験票の指示に従って、早めに準備しておきましょう。

試験前日までにやっておくこと
1. 試験会場の確認(交通手段や所要時間など)
2. 当日の持ち物チェック

受験票
受験票には署名をし、証明写真を添付しておく

写真付の本人確認書類 (有効期限内の)運転免許証、学生証、社員証、パスポート、個人番号カード、住民基本台帳カードなど

筆記用具
HBの鉛筆(またはシャープペンシル)、消しゴム

腕時計(腕時計以外の時計、ウェアラブル端末はNG)

試験当日の流れと注意点
試験当日は、余裕を持って試験会場に到着し、平常心で受験できるように心掛けましょう。

11:45~12:30 会場受付
試験会場の入り口に、受験する部屋や教室の案内が受験番号ごとに貼り出されています。受け付けは受験する部屋の入口で行われます。受験票と本人確認書類の確認の後、入室します。自分の受験番号が書かれたカードの置いてある所があなたの席です。(黒板にも席順の案内があります)

~12:30 着席~準備
机には「TOEIC®Listening & Reading公開テスト受験のしおり」と解答用紙(マークシート)が置いてあります。受験票、鉛筆(シャープペンシル)、消しゴム、腕時計を準備して、解答用紙の「A面」に受験番号、氏名等を記入し、アンケートにも回答しておきましょう。

12:35~12:50 事前説明(アナウンス)
12:35になると試験官が受験案内を始めます。続いて、CDの音声による受験時の注意事項が日本語で流れます。この時にリスニング試験の音声チェックが行われます。音声が聞きづらい場合は手を挙げて試験官に知らせましょう。席を前に移動させるなどの対応をしてくれます。

12:50ごろ 本人確認→問題用紙配布
試験官が写真の添付してある受験票Bを回収しつつ、再度本人確認を行います。全員の確認が終わると、問題用紙が配られます。問題用紙の表紙に受験番号と氏名を記入して試験開始の合図を待ちます。問題用紙はシールで封がされており、試験開始までは開封してはいけません。

13:00ごろ 試験開始
試験開始時刻は会場によって異なります(13:01開始もあり得る)。問題用紙を開く指示が流れたら側面の封を切ります。リスニングセクションのディレクションが流れ始めたら、試験開始です。リスニングセクションは約45分間です。

13:45ごろ リスニング終了、リーディング開始
リスニングセクション終了後、すぐにリーディングセクションに取り組みます。試験官からの合図はありません。試験時間は75分間です。

15:00ごろ リーディングセクション終了
「筆記用具を置いてください」という試験官の指示で試験終了です。試験官が問題用紙と解答用紙を回収します。回収後、枚数の確認があり、問題なければ試験終了です。

テスト結果の通知
試験の約1カ月後 : Official Score Certificate(公式認定証)到着テストのスコアや項目別正答率などが掲載された「公式認定証」が郵送されてきます。インターネット申し込みの場合は、申込時に「テスト結果インターネット表示」を「利用する」にチェックを入れておくと、公式認定証発送日の約1週間前にウェブサイトでスコアが確認できます。

受験の心構え

一、周りに気を取られず、自分だけの世界に集中する 他の受験者のページをめくる音、せきや鼻水をすする音……気になりだしたら集中できません。普段と同じ環境で取り組めることは少ないと覚悟して、少々の逆境にはめげないタフなマインドで臨みましょう。

一、時間が足りそうになくても焦らず平常心を保つ リーディングセクションは時間との闘い。焦れば焦るほど、文字が頭をすり抜けて少しも内容が入ってこなかったり、ミスをおかしたりしがちです。目標スコアに合わせて、取り組む問題を絞って(難問を捨てて)、落ち着いて解き、正解率を高めましょう。

小石 裕子  (著)
出版社: アルク (2018/3/7)、出典:出版社HP