コンパクトなのでスキマ時間に使えてとても便利。
1000本ノックと言っても、1000問あるわけではありませんが、この問題集を繰り返せば出題頻度の高い問題の練習が可能です。正し難易度はやや高めです。単語に発音記号が記載されている点も評価が高いです。
はじめに
祥伝社から毎年発行している『千本ノック」シリーズ、今年からサイズを変えることにしました。これまでは文庫サイズでしたが、これからは新書の大きさに近い、小B6というサイズです。この変化に伴って、「千本ノック」シリーズを初めて英語コーナーで目にした、という人もいらっしゃるかもしれません。
このシリーズは今年で11年目。緑本として親しまれていた前作3冊を入れると14年間で16冊出しています。
1ページに1問だけ。めくると答えと解説が載っている、という形式で基本問題、頻出問題、難問が次々に出てきます。文字通り、TOEICテストの千本ノックです。
実際に使っている人たちから、「似た問題が実際のテストに本当によく出るのでびっくりした」「2ページ単位で完結するのでスキマ時間に最適」「英文が本番のテストより長いのでパート5だけでなくパート7の練習にもなる」といった評価をいただいています。「TOEIC勉強本の定番」といってくださる人も。
TOEICテストを受験するビジネスパーソンはできるだけ短時間で必要な点数を出すべき。そしてビジネスライティングや英会話の勉強に進んでほしいと願っている私には、とても嬉しい言葉です。
しかし、同時に残念に思っていることもありました。
文庫という小さいサイズのために、解説文の文字数がどうしても限られてしまう、ということです。
今回、サイズが少し大きくなったことで、解説文が長くなりました。
なぜ、他の選択肢ではなくてこれが正解なのか。どこがポイントなのか。これまでよりも、わかりやすくなっていると思います。これまで何回と述べてきたことですが、2年前の改変以降、TOEICテストはかなり難しくなりました。また、パート5の4割以上が語彙・イディオムの問題で、しかも語彙問題では、ビジネス関連の英文で多用される語彙の出題が増えています。
しかし、それはビジネス英語を身につけたい人、将来仕事で英語を使う人にとっては、とてもいい変化だと思います。ノウハウだけでどうにかなるテストではなく、真の英語力をつけなければ太刀打ちできないテストになったのですから。最近のTOEICテストで高得点をとるためには、「真の英語力をつけること」と「最近のTOEIC特有の問題の解法に慣れること」、この両方が必要になっています。
解説文が長くなったことで、幅広い見地からの説明もできるようになりました。解説を熟読していただくことで、英語の筋肉がついてきます。問題そのものは、毎回のTOEICテストを受験している私が肌で感じている出題傾向の変化を反映させています。つまり、この1冊を繰り返し解くことで、「真の英語力」「最近のTOEICテスト・パート5での特有の問題の解法に慣れること」、この2つが同時に実現できると確信しています。
さあ、早速第1問から解いていきましょう!
2018年10月中村澄子
受講生の声をお届けします!
本書の著者である中村澄子先生は、雑誌「プレジデント」で「信頼できる講師」「信頼できる教室」第1位に選ばれたこともある、TOEICのカリスマ講師です。
東京・八重洲で開催しているTOEIC教室「すみれ塾」は、TOEIC受験生の中で「短期間でスコアアップさせる」という評価を得ており、関東近県はもとより、名古屋や京都から新幹線・夜行バスで通っている受講生もいます。
すみれ塾受講生たちの生の声をご紹介します。皆さんの英語学習の参考にしてください。(編集部)
●先生のおかげで290点アップ!!
2018年1月開始の教室に参加。参加前は485点でした。教室開始2週間後の1月の公開テストで+190点の675点(L360、R315)となった時は嬉しかったです。さらにその後点数を上げ、教室終了直後の4月の公開テストで775点(L405、R370)を出すことができ、開始前の点数+290点となりました。教材は公式問題集と中村先生の著書のみで学習しました。会社でやりたい仕事があり、そのためには730点取得が必須でした。(東京都・損害保険会社・38歳)
●やはり『千本ノック』は効果あり!
私の会社ではが730点なければ昇格の土俵にすら上がれません。そこで、2018年6月開始の教室に参加。9月のテストで740点(L420、R320)を達成。実は勉強を始める前はRが200点なの。ったです。Rが課題と考え、先生のプリントと『千本ノック!」のブルーと緑を3回転くらいやりました。Rばかりやってしを勉強しないとLが落ちると先生がおっしゃっていたので、毎日必ず12時間の勉強は続けました。(東京都・公認会計士・36歳)
●900点超えできた理由
2018年3月のテストで935点(L475、R460)を出すことができました。参加直前の1月のテストは810点(L430、R380)でした。短期間での目標スコア達成は、やはり厳選された教材と中村先生のきめ細かいご指導の賜物です。出産を機にいったん仕事から離れ、現在非正規での就業です。転職を目指し、絶対に900点以上を取りたいと思って参加。次のステップに向けて頑張ります。(東京都・事務職・48歳)
●『千本ノック!」4冊を10回繰り返した
ついに、2018年9月のテストで830点を達成しました。2018年3月に590点で参加。苦手なリーディングパートが最近ぐっと上がったのは、『千本ノック!」4冊の徹底理解のおかげだと考えています。4冊共に、10回は繰り返したと思います。中村先生の「短期間で勝負しないといけない」という教えを胸に、本当に死に物狂いで努力しました。教室の参加は2回目でしたが、1回目の参加は、教室参加だけで満足してしまい、するべき努力をしていませんでした。それがスコアアップに繋がらなかった要因です。800点をとった途端に海外業務にかかわることができ、キャリアアップの扉が開いた瞬間が見えた感じです。(東京都・製薬会社・40歳)
●320点アップ!ひたすら解いた問題集は
2017年10月、大学4年生の時に教室に参加。2018年1月の公開テストで740点(L400、R340)をとることができました。教室参加後3か月で320点上げることができました。先生のおっしゃった通り、リスニングの勉強を2時間ずつ授業が終わってからも続け、「千本ノック」も「ピンク、青、緑」の3冊をひたすら繰り返し解いてテストに臨んだところ、自分の予想以上に点数がのびました。(東京都・銀行員・22歳)
●京都から通って本当によかった
2017年10月開始の教室に参加。2018年1月の公開テストで870点(L470、R400)が出ました。これまで、先生の「千本ノック!」シリーズを使って勉強させていただいてはいたのですが、やはり直接先生のお話が聞けて、心構えから実際の勉強法まで熱心にご指導いただけたのは全く違いました。私は京都在住で、東京まで通うのは金銭的にも体力的にも大変ではあった。のですが、あの時、決心して良かったと思っています。(京都府・主婦、休職中・42歳)
●405点→785点。340点アップ!
2018年1月のテストで785点を取ることが出来ました。教室を終えた直後の2017年9月から毎月テストを受け、毎回50点から100点程度伸びていた感じでした。ちなみに、大学1年時に受けたテストは405点でした。ここまで点数を伸ばすことができたのは教室に通い、中村先生から教えていただいた勉強を続けていたからです。外資の大手IT企業に無事内定しました。(神奈川県・大学生・21歳)
●リスニングが2カ月半で100点以上伸びた
2018年3月開始の教室に参加。クラス終了後2018年6月に文けた社内のIPテストで、880点(L445、R435)とることができました。改変後で受けた直近のテストは735点(L330、R405)だったので、2カ月半でリスニングが100点以上伸びたことになります。今回は人生史上で最も英語を勉強しました。やったことは先生の言われた通り、公式問題集を繰り返しやっただけなのに、驚きです。(東京都・総合商社・35歳)
●たった1カ月で700点超え、最終的に800点超えで人生が変わった。
参加前(2016年9月)は480点(L220、R260)でしたが、教室参加後1カ月で700点超え、終了半年後には社内I840点(LA40、R400)になりました。高得点をとったおかげで2018年4月に海外の学会に参加させてもらえ、5月からはグローバル開発専門の部署に異動になり、現在は最先端の薬の開発にも携わっており、現在は毎日英語を使って業務をしています。すべてのきっかけになったのがすみれ塾でした。(東京都、製薬会社・33歳)
●『千本ノック』を精読して点数アップ!
4年前のTOEICテストで645点(L375、R270)を取って以降、勉強をストップしていました。2018年6月開始の教室に参加。9月のIPテストで780点(L395、R385)を取ることができました。特に効いたのは、先生から教わった「パート7はパート5の文章の連続。だから『千本ノック!』シリーズをひたすらやれば効果がある」でした。お言葉通り、『千本ノック!」を単に解くだけでなく、精読をやりました。それを繰り返すうちに、戻り読みがなくなってきました。おかげでパート7だけでなくR全体が読みやすくなり点数を伸ばすことができました。(神奈川県・システムエンジニア・31歳)
●最前列で授業を受けて目標達成
大学4年生だった2017年4月開始の教室に参加。毎回1番前に座って受講しました。2018年1月のテストで860点を取ることができました。2017年3月に初めてテストを受けた時は615点でした。監査法人では英語ができるかどうかでアサインしてもらえるプロジェクトが大きく変わると聞き、入社までに850点を釣ることが目標でした。目標点を達成できとても嬉しいです。(東京都・監査法人・25歳)
●夫婦揃ってTOEIC800点達成
妻は中村先生の教えを忠実に守り、教室参加後わずか2カ月で会社で必須とされる800点を達成していたのですが、ようやく私も2018年1月のテストで800点を出すことができました。755点をピークに伸び悩み、650点~750点前後を行き来していたのですが、中村先生の教えにしたがい原点に立ち返り、Lに注力しパート3と4を毎日練習、パート5~7は『千本ノック」シリーズ3冊、公式問題集3冊を徹底的にやり抜きました。感謝の気持ちでいっぱいです。PS:12月に待望の第一子が誕生しました!(東京・製薬会社・34歳の夫婦)
Contents
はじめに
受講生の声をお届けします!
この本の使い方
1まずは肩慣らしの28問
column①
読むだけでスコアアップ私はこうして高得点をゲットしました
『千本ノック」を肌身離さず持ち歩く。教室の復習は翌日までに!
2じわっと熱くなってきた28問
column②
読むだけでスコアアップ私はこうして高得点をゲットしました
教材は少数精鋭。ひたすら繰り返す!
3熱いのが、気持ちいい28問
column③
読むだけでスコアアップ私はこうして高得点をゲットしました
本番で集中力が切れないために
4真っ赤に燃えてる28問
column④
読むだけでスコアアップ私はこうして高得点をゲットしました
就職活動で高く評価された理由
5限界突破だ!29問
column⑤
読むだけでスコアアップ私はこうして高得点をゲットしました
高校生も正しい方法を実践すれば高得点が可能
パート6対策炎の16問
column⑥
読むだけでスコアアップすみれ塾の「異変」から考える
企業英語の変化
INDEX
読者限定!音声ダウンロードできます
編集協力 岩崎清華/土井内真紀/A to Z English/マーク・トフルマイア
ブックデザイン 井上篤
※本書の発音記号は、主に『ジーニアス英和辞典』(大修館書店)を参考にしています。
この本の使い方
奇数ページ
TOEICテストを毎回受験している著者が、最新の出題傾向を踏まえて作成しました。さまざまな難易度の問題が次々と出てくる、TOEICテストの「千本ノック」です。最後までついてきてください。
チェック欄……できたら○、できなかったら×をつけましょう。
繰り返し学習に便利です。
単語の意味……おさえておきたい重要単語に、
発音記号と和訳がついています。
偶数ページ
難易度……★で表現しました。
★……絶対に正解したい基本的な問題です。
★★……かなりやさしい問題です。
★★★……標準的な難しさの問題です。
★★★★……かなり難しい問題です。
★★★★★……超難問です。
解説
間違えやすいポイントやTOEICのトリックについて、詳しく説明しています。文法知識の整理に最適です。
訳
標準的な日本語訳を示しています。
英語の筋トレ
各問題の重要ポイントを、短くまとめています。
知識の整理に最適です。ここだけ読んでも力がつきます。
索引
巻末にあります。チェック欄付きなので、頻出単語の復習