TOEIC730点を取る! 最短期間で取得可能な参考書一覧

TOEIC®L&Rで730点を取得することを目標とする人は多いのではないでしょうか。730点以上を保有していれば、就職・転職のときや昇進などで有利になります。また、国際事業部など海外とやりとりする上での最低ラインの点数でもあります。ここでは、730点を取得するために必要な要素を解説していきます。

基礎固めが完了していることが前提条件

TOEIC®L&Rでの730点というスコアは上級者への入り口であり、多くの受験者が目標としている点数なのではないかと思います。社会人にとっては転職や昇進の目安であり、英語を使った仕事ができるボーダーラインでもあります。

一見、取得することが難しいスコアと思われがちですが、適切な勉強スケジュールと学習素材を組み合わせれば、短期間での取得も不可能ではありません。英語の基礎ができている人(TOEICで500〜600点くらい)ならば3ヶ月あれば達成可能です。

730点を取得する上で大切なことの一つが単語力です。基礎単語が身についている場合は、TOEIC®対策用の単語帳に取り組むと良いと思います。TOEIC®に特化した単語帳の中でオススメするのが『TOEIC®L&R TEST 出る単特急 金のフレーズ』です。スコア別に覚えるべき単語が載っているので、730点までに収録されている単語は全て覚えてください。

また、単語帳は毎日欠かさずに手に取るようにしましょう。覚えるときは、目でスペルを、耳で音を、口で発音を覚えることを意識してください。そして、1日あたり300〜400語を目安に繰り返して記憶に定着させます。何周も繰り返すことで、徐々に覚えることができます。

TEX加藤(著)
出版社:朝日新聞出版(2017/1/6)、出典:amazon.co.jp

単語と並んで暗記が必要なのが文法です。高校生までの基礎文法が身についている人は、パート5の問題集に取り組むと一気にスコアを伸ばすことが期待できます。TOEIC®に出てくる文法の範囲は一定なため、問題集でトレーニングをすれば、すぐにスコアに反映されます。

ここでオススメする教材は『TOEIC®L&Rテスト 文法問題 でる1000問』です。文法の出題範囲の解説と練習問題を含んでおり、セット問題も13セット収録されているので、一冊でインプットとアウトプットの両方ができます。セット問題を解くときは時間を測ることも忘れないようにすると、徐々に解くスピードがついてきます。また、上述した金のフレーズと著者が同じなので、出てくる単語も似たようなものが多いです。時間を測りつつ、1日に1セットを取り組むことを目標にしましょう。

TEX加藤(著)
出版社:アスク;第2版(2017/6/10)、出典:amazon.co.jp

単語、文法と並んでリスニングの対策にも取り組みましょう。リスニング教材に関しては、『公式TOEIC Listening & Reading 問題集5』を活用すると良いと思います。最新の公式問題集であれば最近の傾向に準拠していますし、リスニング音声が本番と同じスピーカーなので、アクセントやイントネーションに対して違和感なく本番に挑めるでしょう。また、最近のリスニングの難易度は以前よりも大幅に高くなっています。もはや評判が良くても古い教材では対応ができなくなってきています。これも公式問題集を選ぶべき理由の一つです。

活用法としては、パート1・2はディクテーション、パート3・4はシャドーイングを中心にトレーニングを進めると良いと思います。公式問題集は何周してもし過ぎることはありません。スクリプトと出てくる単語を覚えてしまうくらい聴き込むことをオススメします。リスニングは毎日取り組むことが大切です。最新の公式問題集はリーディングパートの音源もダウンロードができるので、より多くの文章を聞き込むことが可能です。

公式問題集ではリーディングセクションもトレーニングできます。730点を目指すのであれば、リーディングパートを全問解く必要はありません。ですので、速読よりも精読することを心がけるようにしましょう。正答率を高めることで充分に達成可能です。

実は、ここまでオススメした『TOEIC®L&R TEST 出る単特急 金のフレーズ』『TOEIC®L&Rテスト 文法問題 でる1000問』『公式TOEIC Listening & Reading 問題集5』という教材の組み合わせは、アマゾンでよく一緒に購入されている商品の組み合わせでもあります。多くの受験者が選んでいる教材ですので、まだTOEIC®に慣れていない人は先駆者たちを信頼しても良いのではないかと思います。

Educational Testing(著)
出版社:国際ビジネスコミュニケーション協会(2019/6/21)、出典:amazon.co.jp