10万組の親子が学んだ 子どもの英語「超効率」勉強法

 


 

親が手間をかけずで大丈夫!

子どもは教えずとも日本語を使いこなすことができるようになります。それと同じように英語を身につけることができます。本書は、音声をかけ流して暗唱や素読をするだけのとても楽な学習法で英語が身につく学習法を紹介しています。親が教える必要がないので、忙しい家庭でも実践できます。

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あなたと同じやり方で、子どもに英語を教えますか?
それで、本当に身につきますか?
子どもは、言葉を身につける天才です。大人よりもはるかに優秀です。
赤ちゃんは特別な教育を受けなくても、だいたい2歳までには日本語をしゃべれるようになります。
同じように、英語を身につけることはできないのでしょうか。
それが、できるんです。
ネイティブ以上に英語を使いこなすことすら可能です。
早く始めれば始めるほど有利ですが、小学生の間であれば、やり方をアレンジすることで、誰でも英語は身につけられます。
英検準1級だって夢ではありません。
この本では、とても合理的な英語の勉強法をお伝えします。
言語学や脳科学では至極まっとうである、と裏付けられた方法です。
私はこれまでに10万人以上のお子さんに、この勉強法を実践してきました。
おかげさまで、英語以外の他の教科の成績も上がる、と親御さんからも喜ばれています。
親が付きっ切りで教える必要がないため、共働きのご家庭にはとくにお勧めです。
その勉強法を『子どもの英語「超効率」勉強法』と名づけました。

0-0 子どもの英語「超効率」勉強法とは

本書の勉強法を実践した体験者(親)の声

パイロットになる夢をかなえるために、英語を学び続けて英検1級を取りたいと言っています(笑)。
子どもが間もなく幼稚園入園という時期に、毎日CDをかけ流すだけだったら、忙しい我が家でも簡単に取り組めるのでは、という軽い気持ちで始めました。1週間ほどたった頃、教材で紹介されているpicture bookの文章を子どもが突然ペラペラと話し出したのを聞き、耳を疑いました。
幼稚園の年中になり、英検5、4級、年長になってから3級にも合格しました。小2で準2級に挑戦したところ、全体で9割、スピーキングは満点。子どもと手を取り合って喜びました。
(子どもが小2で英検準2級合格・Tさん)

うちの娘は小2のときに英検5級に初挑戦しました。「ここわからな~い」と聞かれても日本語に訳さないで教えるようにしていました。過去問を3年分やらせましたがサラッと答え合わせしたら、正解の文章を音読しておしまい。それで合格できました。
その後、4級は3回落ちましたが船津先生の勉強法を細々と続けたら、ある日突然、英文を読むスピードが上がり、4回目は無事に合格しました。
(子どもが小5で英検4級合格・Hさん)
他のお子さんと比較して焦る必要はない、と気づかされました。

英会話を習っていなくても英語で言いたいことがちゃんと言える子に育ってくれました。
息子がこの勉強法に出会ったのは幼稚園の年長さんになるときです。絵本を使った音声のかけ流しとオンラインレッスンを組み合わせたものでした。サラッとした取り組みでしたが、コツコツ続けていました。
英検デビューは小1の冬、4級から。2年の夏に3級、冬に準2級と順調に合格しました。2級合格までには3年のブランクがありましたが、読書は毎日続けていました。2級の英作文対策のおかげもあって、発信力も身につけたようです。
(子どもが小5で英検2級合格・Tさん)

母親である私が中学から英語を始め、大学でも専攻し米国留学までしたのに、身についたとは言えませんでした。子育てでは、本書の勉強法を参考にして10年間、「小さな音で毎日のスイッチポン」を合い言葉に、音声をずっとかけ流していました。
おかげさまで子どもは留学歴などもありません が、小6で英検準1級に、中3で1級に合格しました。
夫は無関心でしたが、結果が出ると気をよくして、仕事で読まないといけない英文を子どもに渡して、秘書代わりにしていました。お互いに楽しそうでした。また、夫自身のTOEICの点数も上がり、数年間の海外勤務が発令される事態となりました。
(子どもが小6で英検準1級合格、高1でTOEIC 990点・Yさん)
日本の英語教育の効率が非常に悪いことがハッキリとわかりました。

船津 洋 (著)
出版社: かんき出版 (2019/12/4)、出典:出版社HP

はじめに

外国語、たとえば英語を身につけるにはどれくらいの時間がかかるのでしょう。
交換留学プログラムなどでホームステイする中高の留学生たちは3か月とか4か月で英語がわかるようになります。もう三十数年前のことですが、私自身も高校時代に1年間の米国での交換留学プログラムを経て英語を身につけました。

渡米当初は授業どころか、ステイ先での日常会話すらままならない状態でしたが、ある日気がつけば英語がわかるようになっていました。
この間、わずか4か月ほどです。
英語を身につけていない人にとって英語を理解するためには、どうしても日本語に訳すことがついて回りますが、実は、日本語に訳しているうちは英語を身につけたとは言えないのです。

一度英語を身につけてしまった人たちは、英語を日本語に訳さず理解しています。
言語学の世界では、言葉の理解は瞬時に行われることがわかっています。
言葉の処理は、0.2秒~0.6秒という極めて短い時間で行われています。言葉を聞いたそばから理解し、次に何がやってくるのかを予測し、雑音などで聞き取れなかった箇所も補完し、さらに曖昧な文の意味の処理までしているのです。
これは「考え」たり「訳し」たりしていたら、到底できないスピードです。
本当の意味で「英語を身につけること」は英語をいったん日本語に「訳す」のではなく、私たちにとっての日本語や、英語を身につけてしまった留学生にとっての英語のように、目や耳にするやいなや、即座にそのまま理解できることを指します。

そして、結論から言えば、そのような英語力を身につけるのは至って簡単なのです。
特に、子どもたちにとっては。ただし、そこには正しい学習方法が必要となります。従来、学校で教えられてきた英語の学習法をいくら繰り返しても、こうした直感的な英語力は獲得できません。
現に多くの大人たちが未だに英語に苦労しているのが、その証しです。英語を身につけるには、これまでの方法から一歩踏み出す必要があるのです。

そこで、重要になるキーワードが「インプット(入力)」です。
私は30年以上にわたって主に幼児から小学生の英語教育に携わり、多くのバイリンガルを育ててきました。そんな中で数年前、英語を身につけられない大多数の日本人には「何が足りないのか」を突きとめるために、一念発起して大学へ戻り、言語学を一から勉強し直すことにしました。

そして、「日本人の英語ができない理由」を探り続けた結果、1つの結論に到達しました。それは拍子抜けするほど単純なことでした。
英語ができる人とできない人の違いは「インプット」に成功しているか否かという、このたった一点に収まってしまったのです(詳しくは後ほど説明します)。
どんな技能でもマスターするには「夢中になって」情熱を注ぎ、実践に「多くの時間を費やす」のが大切であることには、どなたも異存はないでしょう。言語学でも、大量の「インプット」こそが、言語獲得の最善の方法だと考えられています。

この観点に立つと、私たちがこれまで学校で教えられてきた英語学習法は妥当と言えるのでしょうか。
学校英語では英文法や英文和訳や和文英訳にかなりの時間が割かれています。ところが、大量の英文の「インプット」となると、現在の教育システムではほとんど行われていないに等しいのです。

中学校の英語の授業は3年間で420コマにも上ります。さらに塾や宿題を考えれば、中学生は軽く1000時間も英語に費やしています。しかし、ほとんどは英語の獲得に必要となる英文の「インプット」ではなく、文法や和訳の学習に費やされているのです。
教科書に目を向けてみると、こちらも大量の入力にはほど遠いことがわかります。

一般的に使用されている中学校の教科書の「地の文」で使用される語の総数は、3年分で7000語ほどです。音読すると30分もかからない分量です。30分で読める内容に、3年間、1000時間もかけているのです。お世辞にも「大量にインプットしている」とは言えません。
もちろん初学者には文法教育が必要であることは否定しませんが、微に入り細に入りの文法項目に割く時間を、少しでも英文の「インプット」に回してくれれば、と祈るばかりです。

さらに最近では、文法教育偏重への反省からか、ただでさえ「インプット」が少ないところに英会話という「アウトプット」の要素まで入ってくるのです。それも30人いる生徒1人ひとりに先生が割ける時間を考えれば、ほとんど「インプット」にはつながっていないことは自明でしょう。
本書では、この「外国語獲得」と「インプット」の関係に関しては、さらに触れていくことになります。その前にプロローグとして、日本の英語学習における常識を「インプット」の視点から一問一答形式で、検証してみることにします。
いかに日本では、英語の「インプット」という考え方が欠けているかがおわかりいただけるでしょう。

0-1 学習よりも入力で英語は身につく
イラスト(IMA_1868.JPG)省略
私たちは日本語に限らず、あらゆる言語を身につけられるようにプログラムされて生まれてきます。特に子どもたちは言語の習得能力に優れており、小さければ小さいほど、苦労をせずに外国語を身につけることができます。
そして、繰り返しになりますが、そのためのキーワードが「インプット」なのです。
最後に1つご案内があります。
本書をご購読くださった方のために特典を用意しました。もともとは第7章「子どもの『英作文力』はこうすれば上がる!」として掲載する予定だったものです。入手方法を巻末に紹介しておきましたので、あわせてお役立ていただければ幸いです。
読者のみなさんのお子さまが、本書でお勧めする方法論を通じて「インプット」を実践され、「使える英語」を身につけることを心より願っています。

2019年1月
船津 洋
*英検は、公益財団法人 日本英語検定協会の登録商標です。
*QRコードは、株式会社デンソーウェーブの登録商標です。

船津 洋 (著)
出版社: かんき出版 (2019/12/4)、出典:出版社HP

目次

はじめに
●プロローグ 子どもの英語はなぜ身につかないのか?
Q1.英語を身につけるためには、英会話をする「場」が必要?
Q2.親が英語で話しかけるとよい?
Q3.大人になってからでも、やる気次第で英語は身につく? !
Q4.子どもに英語を好きになってもらって、楽しく学べば身につく?
Q5.多読で英語を身につけるのが正しい?
Q6.やはり文法教育は大切なのでは?
Q7.子どもの頃に覚えても忘れるからムダ?
Q8.【番外編】小さい頃に英語を学ばせると日本語がおかしくなる?
1「わかる」と「話す」はどちらが先か
2 「学習」の先に英語の「獲得」はない
3 正しい入力と適当な質、十分な量の確保が重要

第1章 英語教育を早く始めることで手に入るメリットとは
1英語を早く始めると教育費が1000万円以上も節約できる?
2英語ができると年収もキャリアもアップ!
3英語ができると就活で苦労知らず… !
4英語ができると大学受験も余裕でクリア
5英語ができると中学・高校受験にも有利
6英語ができれば年収1000万円未満の家庭でも東大進学が狙える
7親が子どもに用意する「子育ての2つのプラン」とは
8小学生で英検準2級を当面のゴールに

第2章 子どもの英語「超効率」勉強法・基本編
1英語を身につけた人は「直接法」を選んでいる
2黄金期は幼児期、このタイミングを逃さないで!
3出力ではなく入力から英語を身につける
4入力の方法~幼児は耳から、中学生以上は目から、小学生は?
5楽しくなくても、好きでなくても入力されてしまう
6言葉の処理の仕方には2種類ある
7日本人の「英語ができない本当の理由」
8ローマ字教育が英語のできない子を育てる
9ゴールを「小学生の間に英検準2級」にする意味とは
10学習開始年齢、性別、兄弟関係などで「最適な勉強法」は変わる

第3章 子どもの英語力の目安になる「英検のレベル感」とは
1英検で問われるのは「生活言語」と「学習言語」
25級から3級は「生活言語」レベルが中心である
3準2級から2級は「学習言語」への入りロール
4「学習言語」レベルの準1級とそれ以上の1級とは

第4章 幼児期から始める英語「超効率」勉強法
1一に入力、二に入力。英語音声の環境を作ろう
2かけ流しの質と内容とは~家庭内英会話、歌、絵本、単語
3子どもの英語勉強で避けた方がいいこと
教材コーナー① 教材の選び方
4仮語彙から語彙へと脳に定着させていく
教材コーナー② フラッシュカード
5出力の不安をどう解決するか
6絵本の暗唱で読解力を育てて英検準2級を目指す
教材コーナー③ 絵本

第5章 小学校低学年から始める英語「超効率」勉強法
1倍速学習と暗唱がキーワード
2倍速学習のすごい効果
3倍速学習の進め方
4自律学習のススメ
5約束・履行のスパイラルで育つ自律の心

第6章 小学校中学年以上から始める英語「超効率」勉強法
1フォニックスと英文素読
2幼児から中学生まで、素読で「ワンランク上の英語力」を
3英語の素読の進め方
教材コーナー④ 素読教材
参考文献リスト
編集協力 竹下 祐治
カバーデザイン 井上 新八
本文デザイン・図版作成・イラスト 齋藤 稔 (ジーラム)
本文DTP・野中 賢 (システムタンク)

船津 洋 (著)
出版社: かんき出版 (2019/12/4)、出典:出版社HP