TOEIC BRIDGE Testはじめてでも150点突破

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直前20日間でも大幅アップ

TOEIC BRIDGEテストは、学生や英語初級者に向け開発されたテストで、TOEICを受験する前の力試しにも使えるテストです。本書では、学校で習う英語ではカバーできない部分の知識を習得することができます。テキストをやり込めば確実に150点を取れるでしょう。

早川幸治 (著)
出版社: ナツメ社 (2016/7/11)、出典:出版社HP

はじめに

「TOEIC Bridge っていうのを受けなきゃいけないんだけど、何 をしたらいいのかな……」
そんな悩みから本書を手にしていただきありがとうございます。 お金や時間の投資につながるその選択が「正解だった!」と安心 していただけるように、学習の流れを工夫して作成しました。学 習にはコツがあります。記憶力が悪くても、意志が弱くても、関係ありません。

突然ですが、何かが上達した経験ってありますか? スポーツでも楽器でも、カラオケでも料理でも、ゲームでも自転車の運転で も、ジャンルは何でもいいので思い出してみてください。上達の過程で、どんなことをしたでしょうか。 カラオケでいえば、何度も聞いて、歌詞を確認して、何度も口ずさんで、そして歌詞を見ずに本番で歌えるようになります。

インプット→反復練習→本番

上達させたものの種類にかかわらず、この手順を踏んだはずです。

話は変わりますが、私はずっと英語が苦手でした。高校2年生のときに英検4級を受けました。中学校2年生レベルの4級ですら書いてあることがわからず「不合格」でした。その後、ひょんなことから英語学習を始めました。

当時の自分自身の経験や、高校や大学、企業における指導経験から、上達法はすべて同じだと確信しました。「英語学習だから特別な才能が必要」なんてことはありません。上達の過程は全部おん なじ。先の【インプット→反復練習→本番】の手順どおり学習すれば、確実に得点アップできます。

本書はこの上達の流れを踏んだ学習ステップとなっています。初めから100%の理解は求めなくても大丈夫です。「少しずつ、でも確実に」が成功のカギです。それでは、TOEIC Bridge 150点突破を目指して、学習を始めましょう!

早川幸治(Jay)

早川幸治 (著)
出版社: ナツメ社 (2016/7/11)、出典:出版社HP

Contents

はじめに
本書の特長と使い方
TOEIC Bridge テストとは
試験の申し込みと当日の流れ
TOEIC Bridge テストに必要な3つの力
学習プランと学習のコツ

Part1リスニング写真描写問題
Part別学習法
1日目 人物の描写
2日目 物の描写

Part 2 リスニング 応答問題
Part別学習法
3日目 WH疑問文
4日目 Yes/No疑問文&選択疑問文
5日目 依頼・提案
6日目 報告・確認
悩み解決コラム① 単語力アップ術

Part 3 リスニング会話問題
Part 別学習法
7日目 会話の概要
8日目 会話の詳細
9日目トークの概要
10日目 トークの詳細
悩み解決コラム②リスニング徹底トレーニング

Part 4 リーディング文法・語彙問題
Part別学習法
11日目 品詞
12日目 動詞
13日目 代名詞&関係代名詞
14日目 接続詞&前置詞
15日目 語彙問題

Part5 リーディング 読解問題
Part別学習法
16日目 フォーム系文書
17日目 箇条書きのある文書
18日目 短めの文書
19日目 長めの文書
20日目 模擬試験

別冊
Part 3、5 問題文訳
模擬試験解答・解説
覚えておこう! 基本単語集

早川幸治 (著)
出版社: ナツメ社 (2016/7/11)、出典:出版社HP

本書の特長と使い方

本書は、TOEIC Bridgeテストを受ける人が、TOEICテストへ移行する目安となる150点を取るための学習をサポートするための問題集です。
20日で一通りの学習が終えられるような構成になっています。20日間、学習を 続けると、習慣になります。19日目までを終えたら20日目の模擬試験に挑戦して、また最初から本書を使って学習を繰り返してもいいでしょう。
本番であわてずに問題を解く力を身につけられる、3ステップで構成しています。 テストのパートごとに、特徴をおさえながら勉強を進めましょう。

STEP 1
問題の特徴をとらえ、例題を使って問題の解き方を学ぶ。

リスニングパートは赤色、リーディングパートはグレーになっています。
1日ずつ、問題の特徴ごとに学べる構成です。
学習した日付を書いておくことができます。
この日取り上げる問題の特徴を記しています。
サンプル問題を使って、解説を進めていきます。
CDのトラック番号を表示しています。
大事なところは色をつけて目立たせています。

STEP 2 解き方を身につけるためのトレーニングに挑戦する。

左ページにあるトレーニングに取り組みましょう。 リスニング問題の場合は、 表示されているCDのトラッ ク番号の音声を聞きます。 本書のCDは、アメリカ、 イギリス、オーストラリア の発音で収録しています。

STEP3 問題がきちんと解けるようになったか、力だめしをする。

出題形式に沿った問題で、 この日の力だめしをしま す。できなかったところは、 解説に戻ってしっかりおさ らいしましょう。
Jay先生からのアドバイス やはげましの言葉を参考に して、学習を続けましょう!

模擬試驗
巻末に、1回分の模擬試験がついています。時間を計りながら挑戦してみましょ う。実際の試験同様、書き込めるマークシートもついています。
別冊
7~10日目の音声問題文とその訳、16~19日目の問題文訳、模擬試験の解答と、ポ イント解説を掲載しています。また、本書の1~20日目で取り上げたTOIEC Bridgeテストによく出る単語をまとめた英単語集も掲載しています。問題のなかには、 単語の意味を知らなければ解けない問題もあります。ぜひ、活用してください。

TOEIC Bridgeテストとは

Bridge とは?

TOEIC Bridge テストは、英語を使った基礎的なコミュニケーションがどのくら いできるかを測るためのテストです。Bridgeの名が示すとおり、TOEICテスト への架け橋として、TOEICテストよりも「やさしく」「日常的で身近な」英語を 使っています。また、時間もTOEICテストより短い1時間となっています。 まだ英語学習を始めて日の浅い人や、英語を使う機会が少なく自信がないという、 初・中級者が、基礎的な英語能力を確かめるのに最適なのです。さらに学習を続 けて、TOEICテストへとステップアップしていくことができます。

構成は?

TOEIC Bridgeテストには、リスニングパートが3つ、リーディングパートが2 つあります。リスニングパートでは、ナレーションや会話を聞いて、設問に答え ます。音声はいずれも1度ずつしか放送されず、また問題用紙に印刷されていま せん。リーディングパートでは、問題用紙に印刷された問題文を読んで、設問に 答えます。いずれも多肢選択のマークシート方式です。 次の表を見てください。

リスニングセクション(25分・50問)

Part 1 写真描写問題(15問)
1枚の写真を見ながら4つの短い説明文を聞きます。写真をもっとも的確に描写しているものを選びます。
Part2 応答問題(20問)
1つの質問と、それに対する3つの回答を聞きます。質問に対してもっとも適切なものを選びます。
Part 3 会話問題(15問)
2往復程度の会話や、短い説明文を聞きます。問題用紙に印刷されている質問と回答を読んで、もっとも適切なものを選びます。

リーディングセクション(35分・50問)

Part 4 文法・語彙問題(30問)
空所のある不完全な文章が印刷されています。空所に合う語彙を4つの選択肢から選びます。
Part 5 読解問題(20問)
様々な文章が印刷されています。それを読み、質問文にもっとも合う解答を4つの選択肢から選びます。

試験の申し込みと当日の流れ

試験日、場所、申し込み方法は?(公開テスト)
TOEIC Bridge テストは、年4回(3月、6月、9月、11月)、全国13都市(札幌・ 宮城・埼玉・千葉・東京・神奈川・名古屋・京都・大阪・兵庫・岡山・広島・福 岡)で実施されます。学校や公共機関などが試験会場となります。申し込みをすると、試験日の2週間前を目安に、試験会場が記された受験票が送られてきます。 TOEIC Bridge テストへの申し込みは、インターネットからのみ、行えます。 インターネット申し込みの画面から、必要事項を入力したり受験料 (4,320円〈税 込・2016年6月現在〉)を支払う方法を選んだりします。
●申し込みURL
http://www.toeic.or.jp/bridge/

申し込みは、試験日の約1か月前に締め切られますので、公式サイトで確認しましょう。

試験当日は?
試験当日は、指定された会場に時間までに到着します。交通機関が遅れたり駅から会場まで道に迷ったりすることを考慮に入れ、余裕をもって出かけましょう。
●持ち物リスト
・受験票
・本人確認書類(顔写真のついているもの。運転免許証、学生証、社員証、パスポートなど)
・筆記用具(試験の際、机の上に出しておけるのは、HBの鉛筆またはシャープ ペンシルと、プラスチック消しゴムだけ)
・腕時計(試験中見えるところに時計はない。携帯電話やスマートフォンは電源 を切ってかばんにしまわなければならない)

その他、会場の冷房が効いていて寒い場合もあるので、羽織るものやひざ掛けが 必要な人は適宜、準備しましょう。

●タイムテーブル

10:00~10:30
試験会場に入る。どの教室で受験するのか、受験番号と掲示 板に張り出されている教室案内を照合して入室する。 机の上に置かれているカードに受験番号が記されているとこ ろに座り、準備する。
解答用紙(マークシート)に、受験番号や名前、所属や受給 回数などに関する簡単なアンケートに答える欄があるので、 それをマークして待つ。
※トイレ休憩が取れるのはこの時間まで。

10:30~11:00
試験官による試験案内、本人確認(試験官が、本人と本人確 認ができるものについている顔写真とを1人ずつ、確認して まわる)がなされる。
また、試験官の合図があれば、HBの鉛筆またはシャープペ ンシルと、プラスチック消しゴム以外のもの(ペンケース、 参考書等)はかばんの中にしまう。
リスニングテストのサンプルが流れ、会場内で音声が聞き取 りづらいことがないか、確認する。不都合があれば、このと きに申し出ること。

11:00~11:25
リスニングセクション開始。音声は一度しか流れないので、集中して聞く。

11:25~12:00
リーディングセクション開始。試験終了時刻のアナウンスは ないので、自分で時間配分をする。

12:00~12:10
合図とともに問題用紙を閉じ、筆記用具を置く。試験官が解答用紙、問題用紙を回収し、不正な持ち出しがないか、数を確認する。合図があれば、試験終了。退室できる。


採点方法
TOEIC Bridgeテストは、英語能力を合否ではなくスコアで表示します。
スコアは、リスニングセクション (10~90点)、リーディングセクション (10 ~90点)の各セクションスコアと、トータルスコア (20~180点)からなりま す。スコアは2点刻みです。
また、弱点を知り英語能力向上に役立てるために、5分野3段階のサブ・スコア が提示されます。

カテゴリー 内容
Functions
(言葉のはたらき)
どのような目的と意図(例:何かの申し出・要求・時間を伝える・指示・情報収集など)で英語が使用されているのかを理解できる。
Listening Strategies
(聞く技術)
英語を聞いて、必要な情報を聞き取る、話の要旨をつかむ、内容を推測する、アクセント・発音・時制などを正しく聞き分けることができる。
Reading Strategies
(読む技術)
英語を読んで、必要な情報を読み取る、さっと読んで意味をつかむ、話の要旨を見極める、内容を推測する、文章内の構造が理解できる。
Vocabulary
(語彙)
日常生活、嗜好、趣味、娯楽、旅行、健康、簡単な商取引などに関する単語や語句、及び文脈における意味を把握できる。
Grammar
(文法)
文法を理解し、用法も把握している。

これらのテスト結果は公式認定証に記載され、テストの実施日から35日以内に 受験者宛てに発送されます。

早川幸治 (著)
出版社: ナツメ社 (2016/7/11)、出典:出版社HP

TOEIC Bridge テストに必要な3つのカ

何事においても成功するかどうかは「本気度」と「準備の質」によって決まります。ここでは、TOEIC Bridge テストの対策をするうえで磨くべき3つの力につ いて確認しておきましょう。

1. 英語力
英語のテストですから、英語力が必要なのは当たり前ですね。ここでは、単語力 や文法力、英語の音を聞き取る力、英文を理解する力などを英語力と呼びます。 今ある知識を基礎に、さらに知識を増やしていきましょう!

2. 情報処理能力
英語力は「知識」ですが、情報処理能力は「スキル」です。TOEIC Bridgeテス トは知識を測る問題もありますが、スキルを測る問題も多くあります。そのため、 英語を英語のまま理解する力やスピーディーな処理能力が問われています。知識 をスキルに高めることで確実にスコアは上がっていきます。本書を通して、頭で 理解するだけではなく、身体で覚えることでスキルアップしましょう!

3.対策力
スポーツにも相手に応じた対策があるように、テストにも対策があります。英語 力が上がっても、TOEIC Bridge テストで求められていない能力であればスコア は上がりませんし、スコアが上がらなければ学習の成果は評価されません。本書 で無駄のない対策を行いましょう!

TOEIC Bridgeテストのあと、TOEICテストに挑戦する人もいるでしょう。TOElC テストはさらに難易度が高くなりますが、必要な3つの力は全く同じです。本気の取り組みで、準備の質を高めながら、目標スコア達成に向けて学習をスタート しましょう!

学習プランと学習のコツ

旅行をするときには、しっかりと電車や飛行機の時間までプランを立てますね。そうすることで、限られた時間の中で最大限楽しめるだけでなく、何時の電車に乗れば、何時にどこに着けるか、何時にはどこにいるか、という全体像を把握す ることができます。

でも、学習をするときにはあまりプランを立てずにスタートしてしまうのではな いでしょうか。「時間ができたら勉強しよう」という気持ちでは、どんどん後回 しになってしまいます。せっかく本書を手にしたのに、気づいたときには本棚の 飾りになっているなんて悲しいですよね。「あのときのやる気はどこにいってし まったんだ!」って。

そうならないためにも、まずは学習プランを立てましょう。学習プランとは、こ れからの学習の道順を決めることです。旅行でいえば、その日に「どこまで行く のか」を決めることです。プランのない旅行も時には楽しいですが、どこに行き つくかはわかりません。目標スコアを確実に達成するためにも、正しい道順で、 着実に進めていきましょう。学習プランを立てるときのポイントは、「ムリなく、 でも継続できるものであること」です。

学習を進めるコツ

「結果の出る勉強」と「結果の出ない勉強」があります。結果の出ない勉強とは、 やみくもに問題を解いて答えを確認するだけ、というもの。問題を解くことは、 現在地のチェック、つまり実力チェックです。健康診断を受けても健康にならな いように、問題を解くだけでは力はつきません。勉強した気にはなれるのですが、 何も英語力が変わらないのです。 効果的な学習とは、次のステップで進んでいきます。

問題解答(現在地チェック)→学習(知識習得)→トレーニング(スキル向上)→問題解答(現在地チェック) [繰り返し]

問題を解くことで現在地がわかります。その後、解説や英文・日本語訳を確認し、知らない単語や話の展開を確認し知識を増やします。しかし、これだけでは、「知っている」だけで終わってしまうため、「できる」という状態まで高める必要があります。そのために、今解いた問題を使って、聞く力や読む力を磨きます。リスニングセクションであればCDを使ってリピートをしたり、表現を身につけるために音読したり。リーディングセクションであれば、全文を意味を取りながらしっかり読むことで、スピードや話の展開を理解する力を高めることができます。

効果的な学習

本書では、Part 1 ~Part 5まで順番に取り組みパート別対策をした後、最務に模擬試験で仕上げるという20日間の学習プランを組んでいます。しかし、得音・不得意なパートがはっきりしている場合は、学習の順番を変えていただいてもOK です。TOEIC Bridge テストは知識を測るパートとスキルを測るパートに分かれ ていますので、まずは知識を測るパートから対策をするということもできます。

●学習プランA(オーソドックス型)
Part 1写真描写問題 → Part 2応答問題 → Part 3会話問題→ Part 4文法・語彙問題 → Part 5読解問題 → 模擬試験
●学習プランB (知識→スキル型)
Part1写真描写問題 → Part 4文法・語彙問題 → Part2応答問題 → Part 3会話問題 Part 5読解問題→模擬試験

学習を記録しよう!(サンプル問題、Check!、力だめし!の正答数を記録しよう)
図表省略

Part 1 リスニング
写真描写問題

Part別学習法
1日目 人物の描写
2日目 物の描写

早川幸治 (著)
出版社: ナツメ社 (2016/7/11)、出典:出版社HP