英単語の効果的な覚え方とは? エビングハウスの忘却曲線を理解しよう

 


 

基礎英語に取り組んでいる人の中には、英単語で苦戦している人も多いだろう。しかし、基礎英単語が身についていなければ、リスニングやリーディングに繋げることはできない。単語の暗記に躓いている人のために、元大手オンライン英会話スクールに勤務していた中野大河さんに単語帳の効果的な使い方を教えてもらった。

英単語の基礎固めには速読英単語がオススメ

英語の基盤となる英単語が覚えられず悩んでいる人も多いのではないでしょうか。もし、基礎英単語で躓いているのであれば、『速読英単語』に取り組むことをオススメします。速読英単語だけで英語の基礎固めをすることができ、英語上級者を目指す土台となります。そこで、速読英単語をまるまる1冊覚えられる効果的な学習方法を解説していきます。

速読英単語とは、英語の例文の中に複数の重要単語が収録されているタイプの単語帳で、1冊で約1,900語(関連語を含めると約3,100語)を覚えることができます。学習の進め方としては、1日1パッセージ(約200語)を読むのと英文の音源を聴き、毎日続けて約50日で1周すると良いでしょう。2〜3周すれば語彙力や長文読解力、リスニング力が向上します。

続いて学習方法を説明していきます。まずはパッセージの音源を何回か聞いて、内容を理解できるかチャレンジしましょう。その後にスクリプト(音声の書き起こし)を見て、聞き取れなかった箇所の確認をします。そして再度、音声を聞き直します。知らなかった単語や表現があれば覚える時間も確保します。覚える方法は自分が覚えやすい方法で構いません。英単語の学習は1時間ほどで完結させることが望ましいです。各パッセージのストーリーは面白いものが多いので飽きづらく、毎日学習を続けられると思います。

ここまで速読英単語を使い、1日・1パッセージを学習し続けて50日で1周するイメージができたと思います。ここで英単語を暗記する上で大切な「エビングハウスの忘却曲線」という理論を説明します。エビングハウスの忘却曲線とは、意味を持たない文字列や英単語のような音節を記憶して、時間の経過と記憶力の比例を数値化したものです。理論上は、1時間後に56%、1日後には67%、6日後には75%を忘れるという結果が出ています。

ちなみに31日後には覚えたことの79%を忘れてしまいます。つまり、速読英単語を使った学習法では50日で1周するため、初日に覚えた単語は途中で復習しなければ、50日後には80%以上を忘れてしまうということになります。

せっかく覚えた単語を忘れないようにするため、スキマ時間を使って単語を復習することが必要です。速読英単語は、前半に例文・後半に単語と構造が分冊になっています。ですので、普段から後半部分を持ち歩いて空き時間に確認するという習慣を身につければ、単語を定期的に復習することができます。

速読英単語には入門編必修編上級編と3種類が存在します。幅広いレベルに対応しているので、書店などで手に取ってどれが自分のレベルに合っているか確認しましょう。各本2〜3周(100〜150日間)学習すれば、英語の地盤固めができます。地盤が固まったら、次に進めるべきことは応用力。TOEIC®でいうとパート4のリスニングを聞き取ることやパート6以降の長文読解でリーディング力を鍛えるのも良いでしょう。そのためには、まずは基礎固めをしっかりとする必要があります。