ニュージーランドで稼げる仕事や就業しやすい業種とは?
日本とワーキングホリデーの協定を結んでいる国は16ヶ国存在し、アイルランド、イギリス、オーストラリア、カナダ、ニュージーランドなど長期滞在がしやすい国があります。その中でもニュージーランドは日本での社会人生活に疲れ、大自然の中でリフレッシュしたいと考えている人に人気のある国です。
とは言え、ワーホリを取得したとしても、資金的に余程の余裕がない限りは滞在先で仕事を探すと思います。そこで気になるのが、ニュージーランドで稼げる仕事は何かということでしょう。やはり、現地に住んだとしても、資金がカツカツで働いてばかりというのはもったいないと思います。結論を言うと、ニュージーランドで一番稼げる仕事はファームやフルーツピッキングなどの季節労働です。
なぜ、この仕事が稼げるのかと言うと、ニュージーランドは世界有数の農業国であり、季節労働は歩合給の場合が多いからです。時給1,500円+(量×単価)で給与計算されることが多く、手際の良い人であれば時給換算で2,000〜3,000円も十分可能です。
しかし、季節労働であるため、3ヶ月くらいの短期間では一気に稼ぐことができますが、作物のシーズンが終わってしまうと仕事もなくなってしまいます。また、仕事中は黙々と作業を進めるため、英語を使って仕事をしたい人向けではありません。
次にニュージーランドで就業しやすい仕事について説明します。日本人がニュージーランドで就きやすい仕事は、日本食のレストランとギフトショップです。英語が上手く話すことできなくても大丈夫な場合が多いですし、日本人のアイデンティティを活かすことができるからです。日本食のレストランでは賄いメシがついていることもあるため、食費を節約できるメリットもあります。
一方、これらの職場で働くことにもデメリットがあります。それは、英語を使うチャンスが少なかったり、技術職などに比べて賃金が低かったり、接客業特有のストレスがあったりすることです。
また、ハウスキーパーの仕事も英語を使用する頻度が高くありません。ニュージーランドではハウスキーパーの求人が多く掲載されています。仕事を得ることは非常に簡単なのですが、清掃メインの仕事のためホテルの客や他の従業員と話す機会や時間がないため英語力の向上が見込める仕事ではありません。
では、比較的英語を使う機会が多い仕事は何でしょう。ニュージーランドでは小売店や宿泊施設のスタッフだと英語を使用するチャンスが多いです。当然、接客業は人と接する仕事なので、英語で話す時間も多くなりますし、同僚とも英語で話すので英語の向上を目指す人には適しています。
ここまでニュージーランドの仕事事情について伝えてきましたが、現地で仕事を選ぶポイントは人ごとに異なると思います。とにかくお金を稼ぎたい人、何でもいいからすぐ仕事に就きたい人、英語力が伸ばせる仕事をしたい人など、自分が仕事に対して期待するポイントを考慮して職種を選ぶと期待通りの成果を得られると思います。
北九州市立大学外国語学部英米学科を卒業。学生時代は英会話カフェの立ち上げから運営まで携わる。外資系企業のIKEAや九州最大手塾英進館の英語講師、オンライン英会話のレアジョブでの勤務を経験。現在はワーキングホリデーを取得し、ニュージーランドのクイーンズタウンに在住。現地のホテルで仕事をしつつ、日本人の英語学習者に向けてオンラインの英語学習コーチングサービスを提供中。