英語学習で目指すべき姿と目指してはいけない姿とは?【社会人からの英語学習[2]】

 


 

ほとんどの人が何かしらの目的があって英語を勉強し始めるはず。目標を設定しなければ、学習を継続することが難しいからだ。では、どのような目標を持って学習に取り組むと良いのだろうか? 現役の英会話講師である前田拓也さんに目指すべき目標と目指すべきではない目標の両方を教えてもらった。

「目標とする人」を見つけることも学習意欲を継続できる

皆さん、英語を勉強するときにどのような目標を持って取り組んでいますか? 単純に勉強しようと思っても、目標を持たずに英語の学習をしても、学習した先が明確でなければ継続することは難しいでしょう。「会社でTOEIC®が必要」など、最初から目標がある人以外が目指すと良いゴールを提案したいと思います。

私が英語を勉強する目標として掲げていたのは、「憧れている人のマネをする」ということです。特に、私が英語学習をする上で目標としていたのは、YouTuberのバイリンガールちかさんと女優の忽那しおりさんです。

二人とも幼少期を海外で過ごしていたので、ネイティブレベルで英語を話せます。英語を話せて当たり前と言えば当たり前なのですが、私自身としては「日本人が英語を上手く話せているギャップ」に惹かれました。そして、YouTubeやテレビで見たのをキッカケに、二人が話していた英語を所々メモしてマネしながら発声する練習をしました。

練習している内に「今日はメモした10フレーズを暗記する」や「メモしたフレーズをアウトプットする」などの方法を習慣にしていました。そのようなトレーニングをしていけば、一歩ずつ目標とする人に近づけますし、ワンフレーズでも同じことが言えるようになると英語が“学習”ではなく、“楽習”のような感覚に変化してきます。

TOEIC®などの語学検定試験で英語力を数値化することも一つの目標やモチベーションになりますが、私は「憧れの人のマネをする」という数値化できない感覚的な目標でも良いと思っています。特に私のように座学が嫌いな人にとっては良いかもしれませんね(笑)。

目標とする人物を作り、その人物が使っているフレーズを真似する

最終的にどれくらいの英語力を目指すといいのか

それでは、最終的なゴールとしてどこを目指すと良いのでしょう。結論から言ってしまうと、目標は人それぞれ違うので、「どれくらいの英語力を目指せばいいのか」という明確な答えはありません。

逆に目指すべきではない目標を挙げるのならば、「完璧な英語を求めない」ということです。英語講師をやっている中で、稀に「英語の文法や発音を完璧にすることが目標」という人がいるのですが、「あなたの日本語は完璧ですか?」と聞くと、大概の人が「いいえ」と答えます。

極端なことを言ってしまうと、語学は気持ちを伝えるためのツールであって、完璧じゃなくても相手に伝わればいいのです。ですが、英語を学習していく中で、いつしか「相手に自分の気持ちを伝える」という本質を忘れてしまい、文法や発音を気にしすぎる人が多くなっていると感じます。

日本語のネイティブの私たちでさえ、完璧な日本語じゃなくても日々の生活や仕事ができるということは、同じく英語が完璧じゃなくても海外で生活や仕事ができてしまうということになります。「完璧な英語を目指す必要はない」ことに気がつくと、英語に対するメンタルブロックが外れて、今までよりも気軽に楽しく英語を勉強できるでしょう。

英語を勉強する上で、「目標とする人を見つけてマネをする」と「完璧な英語を目指さない」という2つを意識して日々の学習に取り組めば、英語を窮屈に学習することなく継続できるのではないかと思います。