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解くだけでコツがわかる
パート3はよく出る問題が分かる設問タイプ別攻略法、パート4はストーリー展開が分かるトークタイプ別攻略法の解説となっています。対話形式での解説のため、正解への道筋を理解しやすい構成です。また、巻末にあるミニ模試によって学習の仕上げをし、弱点のタイプを把握できるようになっています。
はじめに
ここは、知る人ぞ知る、小さなTOEIC対策スクール。全15回の短期集中ゼミが始まろうとしている。
3人の受講生が雑談をしている教室に、主宰者のヒロが入り、教壇に立った…。
さぁ、始めよう。ん? ヤス、なんで一番後ろに座ってるの?
別にいいじゃないですか。無駄に広いこの部屋を有効活用しているんです。
ま、いいけど。では、今回の講師を紹介する。Jay先生、中に入って。
こんにちは。Jayです。ジャイではなく、ジェイです。よろしく。
今回のゼミは、このJay先生が担当だからね。うちの主任講師だよ。
え、主任講師はユウ先生ですよね?
ユウ先生はパート2&1の主任なんだよ。
よく分からないなぁ。
気にするな。Jay先生はパート3&4の主任講師。たまに寒いギャグを言うけど、ちゃんと笑うように。いいね? では、Jay先生からゼミについて説明してもらおう。
早速だけど、パート3とパート4についてどう思う、ヤス?
初めの方はまだいいのですが、音声が長くなるにつれてついていけなくなることがあります。
多くの受験者が持つ悩みだね。どうすればついていけるようになるかな。
単語を全部知っていて、頭の中で素早く訳すことができれば…。
リーディングだったらそれも可能だけど、リスニングだと聞きながら訳すことができたら、既に同時通訳レベルだよ。TOEICで求められている力を超えてしまう。マイは?
読めば分かるのですが、聞くと分からないことがあります。
うん、それもよくある悩みだね。では、どんな力を磨けばいいんだろうか。
そりゃあ、英語力ですよ。
確かに読んでも分からない場合は英語力の不足だけど、読めば分かるんだったら、英語力はあるよね。ダイ、それ以外に何が必要かな。
…
難しいよね。TOEICに「英語力」はもちろん必要だけど、英語力だけでスコアは上
がらないんだ。
え…?
英語力以外に「情報処理能力」と「対策力」が必要なんだ。情報処理能力は「ストーリー展開を理解する力」や「設問と選択肢を素早く読む力」などのこと、対策力は「出題パターンに沿った解答力」や「時間配分」などのことだね。
それをゼミで身に付けるってことですね。
そう。一言で言うと、パターンを理解することが大切なんだ。この本では、パート3は設問タイプ別に学習をするよ。そうすることで、設問タイプに応じた聞き方ができるようになる。
なるほど。パート4は違うんですか?
パート4は、トーク(音声)のタイプ別なんだ。留守番電話やアナウンスなど、タイプによって、話の展開の仕方が違うからね。
形は違いますが、どちらもパターンで学習するんですね。
その通り。設問タイプの得意・不得意は、TOEICスコアシートの「項目別正答率」を見れば一目瞭然だから、自分自身の弱点を確認しながら対策ができるよ。それでは、1回目のゼミを始めよう!
登場人物紹介
Jay
TOEIC対策専門の講師。ヒロの主宰するスクールを手伝いながらTOEICテストを受験し続け、出題傾向を分析している。大学生と会社員を対象に、受験者の目標に合わせた指導を行う。受講者のやる気を出させ、大幅なスコアアップをかなえるのが得意。
マイ
証券会社勤務、30代。大学は英文学科を卒業し、英語力には自信があったがTOEICのスコアは700点台後半で伸び悩んでおり、最高は795点。海外企業と直接取引する部門への異動を希望している。そのために900点突破と、実用的な英語の運用能力の獲得を目標にまい進中。何事も堅実にこなす性格で、TOEICの試験対策はかなりしてきたが、実は英語を話すことに抵抗があり、そのことがコンプレックスになっている。
ヤス
衣料品販売店勤務、20代。海外からのお客さまと接する機会が多く、英語を使うチャンスはそれなりにあるが、定型的なやりとりに終始する。就職活動のときに受けたTOEICテストでは470点、その後580点までスコアを伸ばしている。お調子者で、当たって砕けろ精神の持ち主。バックパック旅行も好きだが、語学力よりも身ぶり手ぶり&気合で乗り切るタイプ。TOEICはゲームみたいで好き。目標は、海外出張の資格が得られる730点。
ダイ
メーカー勤務、40代。英語とは無縁の仕事のはずが、会社の方針で全社員がTOEIC470点を取得しないと昇格できないことになった。この前初めて受けたテストでは380点。目標とのギャップにがくぜんとして、ヒロのスクールに駆け込んだ。自分の職分を忠実に守り、成果も出している、いわゆるニッポンの企業戦士。会社で義務付けられるまでTOEICの存在を知らなかったが、これから子どもにかかるお金を考えて、昇給・昇格を目指している。
目次
はじめに
目次
本書の使い方
TOEIC®L&Rテストの概要
特典ダウンロードコンテンツのご案内
マークシート
さいごに
あとがき
Part3
第1回ゼミ Part3の取り組み方
第2回ゼミ 概要に関する問題(場所・話題・職業)
第3回ゼミ 詳細に関する問題①(依頼・提案・申し出)
第4回ゼミ 詳細に関する問題②(問題・懸念事項)
第5回ゼミ 詳細に関する問題③(次の行動)
第6回ゼミ 非定型の設問(Where/When/What/How)
第7回ゼミ 理由・意図に関する設問
第8回ゼミ 図表に関する設問
Part4
第9回ゼミ Part4の取り組み方
第10回ゼミ 電話メッセージ
第11回ゼミ アナウンス(イベント・公共)
第12回ゼミ 広告・宣伝
第13回ゼミ スピーチ(ツアー・紹介・あいさつ)
第14回ゼミ ニュース
第15回ゼミ 会議
ミニ模試
ミニ模試1 【問題】
ミニ模試1 【解答・解説】
ミニ模試2 【問題】
ミニ模試2 【解答・解説】
弱点問題タイプ診断
本書の使い方
本書では、TOEIC®L&Rテストのパート3と4の攻略に必要な知識やテクニックを15回のゼミで学びます。仕上げにミニ模試が用意されているので、力試しもできます。
講義
各ゼミの学習テーマに基づいて、早く確実に正解を得るための方法を講義(ゼミ)形式で学習します。パート3では設問のタイプ別に、パート4ではトークのタイプ別に各ゼミが構成されていて、自分が苦手な種類の問題を集中的に学習できるようになっています。
問題タイプ
ゼミで扱う問題で問われている英語力を知る目安として、L2、L4、L5の「問題タイプ」が入っています。巻末の「ミニ模試」の結果と併せて弱点対策に活用しましょう。
例題
講義で学習した典型的なタイプの問題を中心に例題にチャレンジします。講義の内容をきちんと理解しているかどうか、この例題で確認しましょう。正解できなかったらもう一度講義に戻って復習しましょう。
トレーニング
ゼミで扱う問題に要求される英語力を、本番の試験とは異なる出題形式で試し、問題を解くためのコツや考え方を身に付けます。
トレーニングのナレーターの国籍は男性がアメリカ人、女性がカナダ人です。
練習問題
各ゼミの仕上げでは、本番の試験と同じ形式の練習問題に挑戦します。講義で学習したテーマの問題を中心に、3セット分、解いてみましょう。一通り問題を解いた後はゼミ生中継付きの「解答・解説」ページ(次ページ参照)をよく読んで、間違えた問題を復習してください。
ミニ模試と弱点問題タイプ診断
最後の「ミニ模試」ではパート3とパート4の、合わせて69問の模擬試験(2回分)にチャレンジします。「解答・解説」を確認した後は、続く「弱点問題タイプ診断」でミニ模試の結果に基づいてL2、L4、L5の正答率を表すグラフを作成しましょう。本書の登場人物、マイ、ヤス、ダイへの学習アドバイスを参考にしながら、自分はどのタイプの問題が弱いのか、これからどんな学習をしたら効果的なのか、弱点把握と学習対策に役立てましょう。
解答・解説の構成
本書の解答・解説ページには次のような要素があります。復習にお役立てください。
CD-ROMの収録内容
本書にはCD-ROMが1枚付属しています。CD-ROMを使用する箇所には以下のようなマークが記されているので、必要なトラックを呼び出して学習してください。
例:005(CD-ROMのトラック5)
CD-ROM
IMG_1396.PNGイラスト
【CD-ROMの使い方】
●CD-ROMに収録されている音声は、パソコンや携帯音楽プレーヤーなどで再生が可能なMP3ファイル形式です。一般的な音楽専用CDプレーヤーでは再生できないので、ご注意ください。
●CD-ROMをパソコンのCD/DVDドライブに入れ、iTunesなどでファイルを取り込んでご利用ください。その手順はCD-ROM内のReadMe.txtで説明しています。携帯音楽プレーヤーでの利用法やiTunes以外の再生ソフトを使った取り込み方法については、ソフトおよびプレーヤーに付属するマニュアルでご確認ください。
TOEIC®︎L&Rテストの概要
ここでは、TOEIC®L&Rテストの概要を確認。
テストの特徴や出題形式、スコアが示すコミュニケーション能力の目安などを知っておきましょう。
TOEIC®L&Rテストとは?
TOEICとは、Test of English for International Communicationの略で、英語を母国語としない人を対象にした、英語によるコミュニケーション能力を測定するためのテストです。アメリカにある非営利機関、ETS(Educational Testing Service)によって開発・制作されており、各国で実施され、日本では年間約200万人以上が受験しています。TOEIC®L&Rテストは「聞く」「読む」力を測るテストで、L&RはListening and Readingの略称です。
TOEIC®︎L&Rテストの特徴
①テスト結果は合否でなく、10〜990点のスコアで示されます。
②受験者の能力に変化がない限り、何度受験してもスコアが一定に保たれます。
③リスニングとリーディングの2つのセクションに分かれ、英語コミュニケーション能力が総合的に評価されます。
④テストは英文のみで構成されています。
⑤受験級のような区分はなく、受験者の英語レベルに関係なく同じ問題に取り組みます。
TOEIC®︎L&Rテストの利用
①個人での受験が可能。それぞれの英語レベルに合わせた目標が設定できます。
②企業・団体・学校が次のような目的で採用しています。
・人員採用や海外部門要員の選定
・昇進・昇格の要件
・目標スコアを設定した英語研修
・推薦入試の基準
・英語課程の単位認定
TOEIC®︎L&Rテストの構成
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最新のTOEICテストの情報は、以下のサイトでご確認ください。
http://www.alc.co.jp/tg/toeic_first/
TOEIC®︎L&Rテストのスコアとコミュニケーション能力レベル
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TOEIC®︎L&Rテストの申し込みについて
申し込み方法や受験に関する詳細は、TOEIC公式サイト:http://www.toeic.or.jp/を参照してください。
「問題タイプ」とは?
本書に収録された各ゼミおよびミニ模試の問題はすべて、L2、L4、L5のいずれかの問題タイプを表す「記号」が付けられています。リスニングセクションのそれぞれの問題タイプが測る力と対応するパートは次の通りです。
※「問題タイプ」は、受験者に送られる「公式認定証」に掲載されている「項目別正答率」を参考に作成しました。
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