ITエンジニアも英語の時代!? エンジニア用の英語書籍を紹介

時間のないITエンジニアでも英語をマスターできる

ITエンジニアに英語力が必要か疑問に思う人もいると思いますが、最新技術は海外から日本に入ってくるケースが多く、英語が理解できるのならば、いち早く最新情報を手に入れられます。また、英語を話すことができれば、待遇の良い海外や外資系の企業で働くことも可能です。このようにキャリアアップを目指すのであれば、ITエンジニアといっても、英語力は必要になります。

しかし、ITエンジニアは残業が多いことで有名な業種で、なかなか学習時間を確保することができません。もし、基本から学習するとなると、効率よく勉強しても勉強時間が必要となります。ですので、ここではフレーズを覚えてしまうという方法をご紹介します。フレーズを覚えるだけなら、時間がなくても大丈夫ですし、すぐに現場で使うことができます。編集部がチョイスしたエンジニアのためのフレーズテキストをご紹介します。

「ITエンジニアのための場面別英会話&キーフレーズ」(ナツメ社)

細谷竜一(著)、大須賀正之(著)、浅川佐知子(著)
出版社:ナツメ社(2017/11/13)、出典:amazon.co.jp

エンジニアが現場で使う英語フレーズや会話例を収録しています。先ほど述べたとおり、シーン別に想定される会話例やフレーズを覚えてしまえば、少ない時間でも仕事の中で英語を使うことができます。全体的に専門用語以外の難しい単語や文法を使っていないので、英語が苦手という人でもなんとか理解できます。また、音声データをダウンロードできるので、耳で覚えることも可能です。すぐに覚えて、すぐに使いたい人に向いている書籍です。

「ITエンジニアが覚えておきたい英語動詞30」(秀和システム)

板垣 政樹(著)
出版社:秀和システム(2016/3/9)、出典:amazon.co.jp

エンジニアの現場で使える動詞について載っています。難しい動詞は一切なく、doやhave、getなどの英語の基本的な動詞で会話をする術を教えてくれます。これらの基本的な動詞について適切なイメージが持てれば、簡単な単語だけでも会話をすることが可能です。英語を難しく考えず、基本的な動詞の使い方さえ覚えてしまえば、簡単な会話ができるようになります。フレーズを暗記するのではなく、様々な場面に応用したい人に向いているテキストです。

「デスマーチに追われるIT技術者が勉強せずに英語力を身につけてキャリアアップした方法」(秀和システム)

デスマーチとも呼ばれるエンジニアの過酷な労働環境下でも、英語力を身につけられるという本書では、エンジニアが使用するフレーズや単語ではなく、勉強方法がメインで書かれています。著者の鈴木信貴氏はITエンジニアとして、システム開発やソフトウェアの開発現場に携わってきた人です。鈴木氏は英語版の漫画を読む、YouTubeで英語の動画を見たりするなど普段の生活に英語を取り入れることを推奨しています。本書は、勉強する環境を整えたいという人に向いていると思います。

「現場で困らない! ITエンジニアのための英語リーディング」(翔泳社)

西野 竜太郎(著)
出版社:翔泳社(2017/8/7)、出典:amazon.co.jp

英語学習の中でも、特にリーディングに重点を置いたテキストです。仕事で英文を読む機会が多い人に適していると思います。リーディングがメインなので、単語などは少なく、代わりに英文の構成などが多く収録されています。英文でのドキュメントやメールの読み方など、1人で行うことができるようになれます。

長労働や労働環境などが注目されているIT業界ですが、学習の方法や目的を明確にすれば、適した書籍を選択することができ、効率よく学習することができます。仕事を終えてから学習するのは、なかなか難しいですが、英語は継続力です。どういう目的で英語を学びたいか理由はそれぞれでしょうが、マイナスになることはないので、まずは書籍を手にとって行動することをおすすめします。