IELTS必須英単語4400

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IELTS単語熟語の決定版!

本書は、IELTS対策のための単語帳です。始めにIELTSの概要を説明し、そこから、各セクションの問題形式などを紹介しています。その後、英単語と英熟語を記載しています。単語は難易度ごとに4グループに分けており、必ず覚えるべき基礎レベルのGroup AからOverall 7.5以上を目指す方向けのGroupDまであります。単語は、類似表現なども併記されており、まとめて覚えることに役立ちます。

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はじめに

筆者が代表を務める LINGO L.L.C. (1998年設立)で,従来のTOEFL講座に加えて,IELTS 対策講座を初開講したのが 2004年の春,当時はまだ IELTSの試験会場は都内でも飯田橋の東京理科大の一カ所だけだったと記憶しています。従って, レベル別の対策講座を開講していた学校も, ブリティッシュカウンシルとLINGO L.L.C.の2校だけだったようです。その後,IELTSは、英検(日本英語検定協会) を中心とする各関係者の尽力により,留学希望者間での認知度も上がり,ここ数年の受験者数の増加には驚異的なものがあります。

従って本書の目指すところは,このように増え続けるIELTS 受験者のための実践的な英語運用力養成です。特に本書では, LINGO L.L.C.の 10年以上に及ぶレベ ル別IELTS対策講座を通して蓄積された知識・技術・経験を基に,≪聞く・読む・ 書く・話す≫の英語4技能習得に奏功する単語・熟語を 4400 余網羅しました。

本書を作るにあたり,実践的な単語・熟語集として,より深く,正確に現行のIELTSに対応するために,今おそらく日本国内で最も IELTS の内容と出題傾向,そして教授法を研究している LINGO の IELTS 主任講師小玉英央に,本書に深くかかわってもらうことを要請しました。具体的には,収録単語熟語の選別や例文作成, IELTS 本試験絡みの重要コメントなどを主に彼に担当してもらいました。最近はLINGO の受講生が,一開催で 30 名程度 IELTS 本試験を受験しますが,その教え子たちに混じって,小玉先生も定期的に本試験を受験し,出題傾向と難易度をくま なく確認して教案や教材に活かしています。その経験とこだわりの深さが本書の 至るところに活かされています。例えば,各単語・熟語の語義や用法の記憶定着を確実なものとするために,同じ単語でも意味・用法が違えば敢えて別々に掲載し, 記憶の混同を避けていますし,付記としての「コメント」で注意を促しています。

また英語のアウトプット(Writing / Speaking)能力とインプット(Listening / Reading)能力の両方の養成を意識し,紙面と録音では英語フレーズと和訳の順序 を入れ替えるなどして,学習者の「使い勝手」と「成果」の連動を強く意識しました。 ぜひ,「本書の効果的な使い方」や「演習を通しての語彙の増強」にしっかり目を通してから,本書を使い切ってください。その先には必ず「実り多き留学」が見えてくると確信しております。

2016年5月 黄金週間の或る夜半に
林 功

林 功 (著), 小玉 英央 (著)
出版社: ベレ出版 (2016/5/25)、出典:出版社HP

目次

IELTS 必須英単語 4400[目次] IELTS 概要
1.本書について
2.本書の効果的な使い方
3. 演習を通しての語彙の増強
4. IELTS について
・IELTS とは
• Academic Module と General Module
・IELTS for UKVI について
・テストのスコア
・日本でのテスト日程と申し込み
・テスト当日の流れ
5.各セクションの問題形式
• Academic Module
Listening…..013 Reading……013 Writing….013 Speaking……014
• General Module
Reading……014 Writing……014
IELTS 必須英単語

GroupA……015 Group B……051 GroupC……167 Group D……269
IELTS 必須英熟語
索引

●音声のダウンロード方法

林 功 (著), 小玉 英央 (著)
出版社: ベレ出版 (2016/5/25)、出典:出版社HP

IELTS概要

1. 本書について
・本書の特徴
本書には過去問を中心に抽出した IELTS 頻出の単語・熟語が収録されています。単 語は
難易度ごとに 4グループに分けてあります。
・単語の分類
Group A:IELTS の受験者全員が覚えるべき基礎単語です。スペリングや使い方まで覚えま
しょう。
Group B:Overall 5.5 ~ 6.0 を目指す人もここまでは必須です。
Group C:Overall 6.5 ~ 7.5 を目指す人はここまで覚えてください。
Group D:さらに上を目指す人のための単語です。
・単語レイアウト

・熟語レイアウト

凡例
名: 名詞 動: 動詞 形:形容詞 副:副詞 助:助動詞 前:前置詞
関副:関係副詞 連結:連結詞

* IELTS での出題例やその単語にまつわる注意事項やコメントがあります。
各セクションに関連するコメントは次の記号で表します。
L: Listening R: Reading W1 : Writing Task1 W2 : Writing Task2
S: Speaking [英]:イギリス英語 [米]:アメリカ英語 ⇔:反義語

*赤シートを使うと見出し語から語義や同義語を, 英語フレーズからフレーズの和訳をテス
トできます。

・収録音声について本書の単語・熟語はすべて, 「見出し語」→「フレーズの和訳」→「英語フレーズ」という順に収録されています。単に語義を覚えるだけではなく, アウトプット(Writing と Speaking)にも使える語彙を増やすことを目的としています。

2.本書の効果的な使い方
次の方法でインプット(Listening と Reading)だけでなく, アウトプット(Writing とSpeaking)でも使える力をつけることを目指してください。効率よく, しかも確実に全4 セクションに対応する技能を身につけるためには, ただ本を眺めているだけではダメで す。目はもちろん, 耳やロや手を使う練習を組み合わせて覚えていきましょう。

<まずはインプット用に>
1. ペースの決定
覚えるべきページ数と期限から逆算して, 1週間に何ページ覚えるかを決めます。例えば,3 カ月(約 13 週間)で Group A から Group B (150 ページ)を覚える場合, 1 週 間に 12 ページ(144 個)を覚えることになります。

2. 語義を知っている単語を消す
1週間の始めに, その週に覚えるべきすべての単語・熟語の見出し語を見て,語義が 分かるかどうかをテストします。意味を知っていたものは鉛筆で見出し語の左側 にチェックマークを入れていきます。

3. 平日は朝晩,全範囲に触れる
平日5日間は毎日,朝晩の2回は1週間に覚えるべき全範囲の単語・熟語に触れる ようにしましょう。次の練習をバランスよく組み合わせてください。電車の中など隙間時 間にやることができます。初日に消したものはあまり見る必要はなく,印が付いていないものを中心に取り組んでください。
・本を見て… 「見出し語」から「語義」が分かるかの確認
・本を見て…. 「英語フレーズ」から「フレーズの和訳」が分かるかの確認
・本を見て…. 「語義」から「同義語」が分かるかの確認
※赤シートで隠すと同義語の頭文字だけが見えるのでヒントとなります。
・音声を聞いて… 「語義」や「英語フレーズ」のリピート
※電車内であれば, 心の中で
・音声を聞いて… 「フレーズの和訳」から「英語フレーズ」を言う練習

4. 週末は平日にはできない練習を
平日は無理でも週末には机に向かって勉強できる時間が取れるという方も多いはずです。
週末は上記練習の他, 次の練習をしてください。
・音声を聞いて… 「語義」や「英語フレーズ」を声を出してリピート
・音声を聞いて… 「語義」を聞いて, スペリングの書き取り練習

5. 再度テストして正解したものを消す
1週間の最後に全範囲のテストを行います。見出し語を見て,語義と同義語が出てくる かのテストです。語義が分かったら見出し語の左側に, 同義語が分かったら同義語の 右にチェックマークを書き込むとよいでしょう。ここで見出し語の語義はすべてチェックが入ることを目指します。入らなかったものは翌週の範囲にプラスします。

6.その後も1週間に1度は全てチェック
次週には次の範囲に移りますが,前の範囲に全く触れないのでは時間とともに忘れてし まいます。1週間に1度は、今までに覚えてきたすべての単語・熟語で見出し語を見て語義が分かるかどうかを確認してください。

<アウトプット用に>
Writing や Speaking で使うには語義からその単語・熟語が出てくるだけでは不十分です。使い方まで覚えなければなりません。そのためには, 本書のフレーズを丸ごと覚 えて使うようにしましょう。アウトプット用に使える単語・熟語を増やすには, 次の練習 をしてください。特に熟語は Speaking で使えると高評価です。

・本を見て… 「フレーズの和訳」から「英語フレーズ」を言う練習
・音声を聞いて… 「英語フレーズ」を書き取る, 声に出してリピートする練習
・音声を聞いて… 「フレーズの和訳」から「英語フレーズ」を言う練習

覚えた単語・熟語は Writing や Speaking の練習で積極的に使いましょう。

3. 演習を通しての語彙の増強
本書での学習が単語・熟語の勉強のすべてではありません。Listening, Reading, Writing,Speaking の演習問題を通して語彙の増強に努めてください。問題の中で分 からない単語や熟語に出会ったときがチャンスです。演習後に必ず自作のノートに書き留めておいてください。 次のようなノートを作ることをお勧めします。

図表1

見出し語 語義
同義語の頭文字 同義語
retain 維持する
=k =  keep

こうしておけば,語義や同義語を同時に覚えられます。
また, Writing や Speaking で使いたい単語・熟語が見つかったら, フレーズごと抜き 出してアウトプット用のノートにまとめておきましょう。

4.IELTS について
・IELTS とは International English Language Testing System の略で, イギリス, オーストラリア, ニュージーランド, カナダ, シンガポールへの留学・就労・移住希望者などを主な対象 とした英語能力判定テストです。アメリカの大学でも受け入れが広がっています。

• Academic Module Ć General Module 一般的に留学を目指す人は Academic Module を, 移住を目指す人は General Moduleを受けます。Listening と Speaking は両Module共通でReading Ć Writing のみ問題が異なります。

・IELTS for UKVI について
イギリスビザ取得を目的に IELTS を受験する場合, 通常の IELTS(日本では日本英語 検定協会から申し込む)ではなく, ブリティッシュカウンシル経由で申し込む IELTS for UKVI (UKVisas and Immigration)が必要になることがあります。イギリスの大学や大学院に Foundation Course や Presessional Course から入学する際は UKVI が 求められることが多いです。その場合, 通常の IELTS のスコアではビザ取得はできませんので注意が必要です。詳しくは,出願先の教育機関にご確認ください。イギリス以外 の国に留学する場合は通常の IELTS を使います。通常の IELTS も UKVI も問題は全く同じで,申し込みの手続きが違うだけです。

・テストのスコア
テスト結果は 1.0 ~ 9.0 まで, 0.5 刻みのバンドスコアで通知されます。4つのセクション別のスコアと Overall (OA)のスコアが成績表に記されます。一般的には大学留学 は OA5.5 ~6.5, 大学院留学は OA6.5 ~ 7.5 を出願基準としている学校が多いです。 また, セクション別の指定スコアがあると難易度が上がりますので注意してください。Overall は 4 セクションのバンドスコアの平均値から算出されます。平均点の 0.25 は 0.5に, 0.75 は 1.0 に繰上げとなります。また, 0.125 は 0.0 に 0.615 は 0.5 に繰り下 げられます。

スコアの例

図表2

Reading Writing Speaking Overall
6.5 5.0 5.0 平均 5.75→6.0
8.0 6.5 6.5 平均7.125→7.0

・日本でのテスト日程と申し込み
〈通常の IELTS〉
日本英語検定協会
http://www.eiken.or.jp/ielts/
〈KIELTS for UKVI〉
ブリティッシュカウンシル
https://www.britishcouncil.jp/exam/ielts-uk-visa-immigration
・テスト当日の流れ
Listening, Reading, Writing の 3 セクションは午前中にいっせいに行われます。
Speaking は人により集合時間が異なります。1-day なら 3 セクション終了後, 2-dayなら指定された日に設定されます。時間帯は受験票にて通知されます。
※身分証明書となるパスポートだけは絶対に持って行ってください。3 セクションの試験でも Speaking のときでも忘れると受験ができません。
<3 セクション>

図表3
8:30まで 控え室に集合
9:00 頃まで 順次, 試験教室に入室
9:15頃~ 10:00頃 Listening
10:10 頃~ 11:10 頃 Reading
11:20 頃~ 12:20 頃 Writing

12:30 頃には解散となります。集合から解散まで約4時間です。 各セクションのテストが終わると試験官が問題・解答用紙の配布や回収をする時間が あります。ただし,このときにトイレに出ることは許されません。Listening が始まってか らは Writing が終わるまでの間でトイレに行けるのは Reading と Writing の試験時間内のみとなります。自分の試験時間を削らなければなりません。

(Speaking)
試験開始 20 分前が集合時間。試験は移動なども含めて約 20 分で終わります。集合 から解散まで約 40 分です。

5. 各セクションの問題形式
IELTS は手書きの試験です。Listening と Reading はマークシートではなく, 記号も含めてすべて鉛筆で解答用紙に書き込みます。Writing や Speaking でもパソコンは使いません。Writing は鉛筆で手書きします。Speaking はネイティブ試験官との1対1 の面接試験です。

(Academic Module)
• Listening

図表4
時間 約 40 分(音声が約 30分+解答用紙に記入する時間が 10分)
問題数  40 問(10問×4 セクション)
問題形式 スペリングを書き取る問題と記号で答える選択問題がある。音声が流れ ているときは答えを問題冊子にメモしておき、最後に 10 分間が与えられ, 答えを解答用紙に写す。
採点方法 1問1点で 40 点満点をバンドスコアに変換。30 問正解で 7.0, 23 問 正解で6.0 が目安。

• Reading

図表5
時間 60分
問題数 40 問(13 ~ 14 問×3パッセージ)
問題形式 抜き出し, 選択, 段落の見出しをつけるなど多岐にわたる。リスニングと は違い, 解答用紙に答えを写す時間は別途与えられない。時間内に解 答用紙に答えを書いていく必要がある。
採点方法 1問1点で 40 点満点をバンドスコアに変換。30 問正解で 7.0, 23 問正解で6.0 が目安。

• Writing

図表6
時間 60 分(Task1 と Task2 の時間配分は自由に決められる)
問題数 Task1 と Task2 の2題
問題形式 Task1 はグラフ, 表, 地図, プロセスの中から1つが出題され,その内 容を文章で説明する。Task2 は課題に対する自分の考えを述べる。両 Task とも制限時間内で手書きする。
採点方法 4つの観点(タスク到達度・対応,一貫性, 語彙, 文法)が 25%ずつを 占める。Task2 は Task1 より配点が高い。Task1 は 150 単語, Task2 は 250 単語以上書かなければ減点となる。

• Speaking

図表7
時間 11 ~ 14 分(パートごとに制限時間が決まっている)
問題数 3 パート
問題形式 ネイティブの試験官と1対1の面接試験。Part1 は身近な話題の質疑 応答, Part2 は 2分間のスピーチ, Part3 は一般的な話題についての議論。
採点方法 4つの観点(流暢さと一貫性, 語彙, 文法, 発音)が 25%ずつを占める。

(General Module) Listening E Speaking di Academic Module E共通問題です。
• Reading

図表8
時間 60分
問題数 40 問(5 パッセージ) ※最初の4パッセージはやや短く, 各6~8問が,最後のパッセージは 長く, 約 13 問が出題される。
問題形式 抜き出し, 選択, 段落の見出しをつけるなど多岐にわたる。
採点方法 1問1点で40 点満点をバンドスコアに変換。34 問正解で 7.0, 30 問 | 正解で 6.0 が目安。

• Writing

図表9
時間 60 分(Task1 と Task2 の時間配分は自由に決められる)
問題数 Task1 と Task2 の2題
問題形式 Task1 は指定された状況に合わせて手紙を書く。 Task2 は課題に対す る自分の考えを述べる。
採点方法  4つの観点(タスク到達度・対応, 一貫性, 語彙, 文法)が 25%ずつを 占める。Task2 は Task1 より配点が高い。Task1 は 150 単語, Task2 は 250 単語以上書かなければ減点となる。

※ IELTS に関する情報は 2016年3月現在のものです。

林 功 (著), 小玉 英央 (著)
出版社: ベレ出版 (2016/5/25)、出典:出版社HP