最短ルートでTOEIC®600点を達成するには? 必要な要素を考えてみた

TOEIC®L&R初心者の第一関門となるスコアが600点です。平均よりも少し上のスコアなので、初受験でも達成できるようになりたいところです。ここでは、600点を突破するための学習方法について解説していきます。

短期間で基礎英語を仕上げることを目指す

TOEIC®を初めて受ける人や英語初学者の目標となるスコアが600点です。TOEIC®受験者の平均スコアが580点なので、600点は平均より少し上くらいのスコアです。600点を目指す人が取り組むべきことは、英語の基礎力をつけることでしょう。基本的な単語と高校までの範囲の文法、リスニング力を身につけることができれば、英語が苦手な人でも十分に達成可能なスコアが600点だと考えてください。

また、3〜4ヶ月くらいの短期間で達成できるように計画を立てることも重要です。基礎学習は退屈で面白くないと感じる人が多いと思います。ですので、基礎学習という退屈な段階を早めに切り上げて、次のステップに移ることが学習の継続にも繋がります。とは言え、3〜4ヶ月で基礎を仕上げるのは楽にできることではありません。当然ですが、毎日学習することが必要です。

「短期間で仕上げる」、「毎日学習する」の二つを理解したら、次に考えるのは学習時間の確保です。社会人の場合は休日ならともかく、普段は仕事があるためにまとまった時間を確保することが難しいのではないかと思います。そこで必要なマインドが、15〜30分くらいのスキマ時間を作ることです。

大抵の人の場合は、通勤時間や休憩時間、就寝前などがスキマ時間に当てはまるのではないかでしょうか。スキマ時間を4つほど作ることができれば、合計で1〜2時間の学習時間になります。そして、通勤は単語、休憩時間では文法、寝る前はリスニングなど学習内容をパターン化してしまえば、ルーティンワークの一つとして学習する習慣を身につけることができます。

TOEIC®600点を目指すのであれば、毎日1〜2時間程度の学習時間を確保したい

ここまでは学習期間と学習時間の二つを説明してきました。この次に必要なことは学習教材です。600点を取得するために必要な教材は単語帳と文法書、公式問題集の3冊です。単語帳はTOEIC®対策用で初級〜中級者向けの書籍を購入すると良いと思います。中には、600点を取得する人に向けたものも存在します。まずは基礎レベルの単語帳を仕上げてしまいましょう。

文法書については、高校文法のやり直し教材を選択しましょう。TOEIC®の文法問題には細かい文法知識は不要です。ですので、基礎を身につけるだけであれば、やり直し教材一冊のみで充分です。TOEIC®用の知識は問題集などを解いて身につけていけば良いのです。少なくとも600点を取るのであれば、分厚い参考書は必要ありません。

単語帳も文法書もそうですが、必ず書店にて実物を手に取ってから買うようにしてください。実際に目で見ることで、自分の学習スタイルや理解しやすさが最適か判断できます。ネットで高評価=自分に合っているとは限りません。文法書は載っている範囲が決まっており、各書籍によって内容が大きく変わるということがないので、わかりやすさを重視した方が良いでしょう。教材選びでは背伸びしないことも重要なのです。

単語帳と文法書の他に必要なのが公式問題集です。公式問題集はリスニングの音声もリーディングの傾向も本番と同じなのでトレーニングに最適です。公式問題集を活用して覚えた単語と文法をアウトプットしていきましょう。リーディングに関しては、スピードよりも正確さを重視して下さい。600点が目標であれば、最後まで解き切る必要性はありません。リスニングは何回も繰り返してスピードに慣れることが大切です。何回も繰り返し解いていく中で、問題の傾向と音声の速度はつかめるので、反復が重要なのです。

このように、単語、文法、リスニングの3つを毎日1〜2時間学習し、3〜4ヶ月の短期間で仕上げるようにすれば600点を達成できるでしょう。兎にも角にも、今日から学習すると決意を固めてください。600点の学習方法は下記リンクにてTOEIC®910点を保持する市川基寿さんが解説しています。