イチローの引退、マリナーズの公式HPではどう伝えていたか?【海外トレンド】

イチローの引退、マリナーズはどう報じていた?

海外の情報は受け身の状態でいるとなかなか入ってこないものです。でも、いざ海外のサイトやSNSを覗いても、英文を読むのは労力が必要なことです。また、英語初心者からすると、自分の和訳が合っているか不安な面もあるでしょう。この記事では、アメリカやイギリス、カナダで話題になっている物や言葉、人物のSNSのつぶやきなどの英文と和訳、重要単語を載せていきます。

今回のトレンドは、元プロ野球選手・イチローの引退。日本のスポーツ界で絶大な人気を誇るイチローはアメリカでも高く評価され、テレビや新聞で大きく報道されました。では、イチローの引退報道を所属先のマリナーズはどのように伝えていたでしょうか? さっそく、英文・和訳を見てみましょう。

TOKYO — For a man who never wanted to quit playing baseball, there can be no perfect ending. But Ichiro Suzuki might have come as close as possible to finding the right exit to a brilliant career when he announced Thursday that he’s retiring from the game after playing one last time with the Mariners in a 5-4, 12-inning win vs. the A’s in his home country of Japan.

The 45-year-old gathered himself for a final hurrah in front of a sold-out Tokyo Dome crowd that cheered his every move and then bid farewell to baseball and his Japanese fans in a touching tribute that brought goosebumps to an entire nation and tears to the 45-year-old’s eyes.

“For me, it doesn’t get better than tonight,” Ichiro said through translator Allen Turner, surrounded by teammates as he did an impromptu press conference in the bullpen adjacent to the team’s clubhouse in the Tokyo Dome.

【日本語訳】

東京—いかなる時も野球を辞めたくなかった男にとっては、完璧な終わり方などありません。しかし、鈴木一朗が故郷である日本で、木曜日のマリナーズが延長12回裏、5対4で勝利した試合を最後に引退すると発表したとき、素晴らしいキャリアを終えるにあたって、最も正しい去り際に限りなく近づけたのではないだろうか。その答えは彼の故郷である日本にあります。

その45歳の男は、彼の行動ひとつひとつに歓声を送る満員の東京ドームの人々の前で、最後の声援に応えるために自分を奮い立たせ、感動的な言葉で野球を日本のファンにお別れをし、全国民に鳥肌を、そして彼自身の目に涙をもたらした。

「私にとって今夜ほど素晴らしいことはありません」イチローはチームメイトに囲まれながら、クラブハウスに隣接している東京ドームのブルペンで緊急記者会見を行った際に、通訳であるアレンターナーを通じてそう言った。

訳と照らし合わせて読む (1〜3文ごとに訳が書かれています)
TOKYO — For a man who never wanted to quit playing baseball, there can be no perfect ending. But Ichiro Suzuki might have come as close as possible to finding the right exit to a brilliant career when he announced Thursday that he’s retiring from the game after playing one last time with the Mariners in a 5-4, 12-inning win vs. the A’s in his home country of Japan.

東京—いかなる時も野球を辞めたくなかった男にとっては、完璧な終わり方などありません。しかし、鈴木一朗が故郷である日本で、木曜日のマリナーズが延長12回裏、5対4で勝利した試合を最後に引退すると発表したとき、素晴らしいキャリアを終えるにあたって、最も正しい去り際に限りなく近づけたのではないだろうか。その答えは彼の故郷である日本にあります。

The 45-year-old gathered himself for a final hurrah in front of a sold-out Tokyo Dome crowd that cheered his every move and then bid farewell to baseball and his Japanese fans in a touching tribute that brought goosebumps to an entire nation and tears to the 45-year-old’s eyes.

その45歳の男は、彼の行動ひとつひとつに歓声を送る満員の東京ドームの人々の前で、最後の声援に応えるために自分を奮い立たせ、感動的な言葉で野球を日本のファンにお別れをし、全国民に鳥肌を、そして彼自身の目に涙をもたらした。

“For me, it doesn’t get better than tonight,” Ichiro said through translator Allen Turner, surrounded by teammates as he did an impromptu press conference in the bullpen adjacent to the team’s clubhouse in the Tokyo Dome.

「私にとって今夜ほど素晴らしいことはありません」イチローはチームメイトに囲まれながら、クラブハウスに隣接している東京ドームのブルペンで緊急記者会見を行った際に、通訳であるアレンターナーを通じてそう言った。

今回の文は153語で構成されています。イチローの引退会見をライブで見ていた人も多いと思いますが、英語で読むとまた違った側面から見ることができたのではないかと感じます。一部を抜粋したものなので、続きが気になる人は公式ページを見てください。

【重要単語・用語】

gather:〜を集める
hurrah:万歳
farewell:お別れ
goosebumps:鳥肌
conference:会議