大学入試問題集 関正生の英文法ポラリス[1 標準レベル]

[標準]センター160点、英検準2級~2級、TOEIC400点レベル。

ボリュームがあるネクストステージなどをされていて、もう少しレベルに特化したい方にちょうど良い1冊になっております。入試英語の基礎&得点源となるところをどれだけ徹底的にやるかでその後の積み重ねにも影響を与えます。

はじめに

「ポラリス」とは?
北極星は常にその位置を変えず、1年を通して常に光り輝きます。昔の旅人にとっては、方角を知るための大切な道標でした。
大学受験の英語、特に英文法に関しては、基礎問題から難問までを1冊に収録した問題集が広く使われていますが、その膨大な情報の中で途方に暮れている受験生もたくさんいます。
そういった受験生に、この本がどこへ進むべきかを教えてくれる、旅人の道を照らし出してくれる北極星のような存在になればという願いを込めて、タイトルには「北極星」という意味の「ポラリス(Polaris)」を使いました。

「志望校レベルの問題」だけをやろう!!
この本では、志望校のレベルに合った問題だけを演習していきます。従来の問題集では、まだ基礎ができていない受験生には、どう考えても無駄な問題(志望校にまったく必要のない難しい問題)もたくさんあるので、やり通すのはかなり難しいと思いますし、何よりも挫折しやすいのです。
逆に基礎が完成している受験生にとっては、簡単すぎて英語の感覚が鈍ってしまうような問題がたくさん混ざっているとも言えます。
では、標準レベルの普通の受験生にとってはどうでしょうか?簡単すぎる問題と難しすぎる問題の両方が含まれていることになり、効率よく勉強ができるかどうかは甚だ疑問があります。

これは、時間が限られた受験生にとっては大変重要です。自分が今、英語力を上げるために必要な問題がどれだかわからないまま、とりあえずたくさんの問題に取り組むのは、効率的な勉強ではありませんし、何よりも苦痛をともないます。そこで、各レベルに必要な問題をきちんと分析して集めたのがこの本です。
各レベルの特徴
「志望校レベルの問題」とは、まさに本書の掲載問題そのものなのですが、ここでその一部をポイントだけ挙げてみます(詳しい解説は本編で行いますので、今はわからないことは流してOKです)。
レベル1(センター試験・日東駒専など)での問題の特徴
頻出パターン1
「未来の仮定法should」は、ここ数年「倒置の形(Should you~)」でしか出ていません。shouldの公式を覚えるだけでは無意味で、倒置のパターンまで完璧にしてはじめて点数になります。
頻出パターン2
関係詞の判別には、自動詞と他動詞の区別が必要ですが、これに関して問われるのは実は簡単な動詞ばかりで、「visit. spend. enjoyが他動詞」という知識が重要です。この3つの動詞の出題率は群を抜いています。
頻出パターン3「待たせる」という表現はよく出ますが、狙われるのはwaitの使い方です。’x)keep you waitedではなく、O)keep you waitingが正解です。waitが自動詞という知識が問われます。
このように、「志望校レベルの問題だけ、かつ実際に出る問題だけを解く」という大きな柱に加えて、「丸暗記に頼らない解説、演習書なのに詳しい解説」で、みなさんの合格への道がハッキリと照らし出されるはずです。
最後に、この本が世に出るきっかけを与えてくださった株式会社KADOKAWAの皆様に感謝します。特に、細田朋幸編集長とは、常に「ポラリス」のコンセプトから、デザインなど細部にいたるまで、様々な意見を交換させていただき、修正を何度も加え、大変なご尽力を頂いております。本当にどうもありがとうございました。
関正生

関 正生 (著)
出版社: KADOKAWA (2017/7/22)、出典:出版社HP

本書の特長

「実際に出る」問題
最新2年分の問題(約2500問)を分析後、今後も出そうな問題を厳選しました。さらに、過去22年分の全国の入試問題のデータベース(約4万問)の中から、最新の問題より、語彙レベル・選択肢の並び方が、より適切な場合に限り、年度をさかのぼって入れ替えを行いました。
また、採用した問題はすべて実際に出た入試問題そのままです。形式の統一のための修正や、英文自体が不自然な箇所は直しましたが、選択肢を取り替えるなどは一切しておりません。演習書の場合、生の問題に意義があるからです。

「単元別」だから弱点が見つかりやすい
本書は「演習用教材」ですがランダム配列ではなく、「単元別」の構成にしました。問題集の役目はみなさんの点数を出すことではなく、「問題を解きながら文法理解を深めること(=実力をつけること)」や「弱点発見→その克服」です。単元別のほうが知識を整理しやすく関連事項も確認しやすいので、学習効率が上がるはずです。

新傾向の問題を的確に判断
この本の著者は、TOEICテストの対策本や、企業でのビジネス英語の教材作成も行っています。ですから、一見イレギュラーと思える問題が出題された場合も、それが単なる奇問なのか、はたまた(TOEICテストやビジネス英語の影響で)出題が増えていくのかを的確に判断して、問題を採用しています。

大学の偏差値にとらわれない問題選定
本シリーズ3冊は「目標大学別」にしていますが、たとえば早稲田・慶応レベルの大学でも基礎的な問題を出すことがよくあるので、その場合はこのレベルで扱いました。大学名だけで問題を分類するのではなく、間題そのものの質から判断しました。

問題の重複
従来の問題集は、超頻出問題もマイナーな問題も、どれも同じように1問ずつ配列されています。しかしこの本では、頻出問題・重要問題は、4択だけでなく、整序や正誤など形式をかえて採用しました。復習は大事ですが、ただ同じ問題を眺めるのは苦痛ですから、重要な問題は別の形式の問題を解きながら「発展的に復習できる」仕組みにしました。

見栄えより重要度
各単元で問題数が揃っていたほうが、見た目は整理されるのですが、実情としては、単元ごとに必要な問題数は異なります。この本では、見栄えよりも、現実の出題率と問題の重要度で、数にとらわれず、必要な分だけ採用しました。

•音声素材をつけずに効率重視
最近は英語の問題集には、どの分野であれ音声素材が付属することが多いのですが、文法問題までに音声をつける必要はないでしょう。その時間を、文法の学習に割くほうが効率的です。文法はリスニングと同時に学習できるほど甘いものではありません。
「ポラリス」のコンセプトは「原点回帰・正しい方向へ進む」ということです。長文の勉強では音声の存在は必要なので、『関正生の英語長文ポラリス』には音声をつけましたが、文法問題の英文までを聞くことは、勉強がブレると判断しました。

全体像と各レベルの詳細
シリーズ全体像
本シリーズ3冊は、問題の重複は一切ありません。英語の要点は同じ ですから、各単元の最初にある要点解説や、ポイントが同じ問題はありま すが、問題自体はすべて異なるものです。
また、3冊とも単元(目次)はほぼ全部同じです(レベル2と3のみ Chapter 6の語法がありますが)。ですから、ある単元を克服したい場合、異なるレベルを使って、その単元だけを集中的にこなすことで、効率よく 弱点克服ができます。
各レベルの詳細

図表1
レベル 目標大学 傾向
標準レベル センター試験レベル・日東駒専など 定番の問題ばかりが出ます。たまに出る応用・発展問題は合否に関係 なく、いかに「基礎的な問題」を正解するかで合否が決まります。センター試験(筆記)160点、英検準2級~2級、TOEIC400点レベル。
応用レベル センター試験完成~GMARCH・関関同立/ 地方国公立大学(一部、英語の難しい大学を除く) 難しい問題に意識がいってしまいがちなのですが、まずは定番の問題で正解すること。そして、定番の問題をほんの少しひねって、ちょっとだけ難しくした問題(結局は定番問題)で正解することで合格ラインに達します。 センター試験(筆記) 180点、英検2級、TOEIC540点レベル。
発展レベル 立教・青学・同志社~早慶上智・旧帝大難関国立大学レベル 定番問題・ちょっとしたひっかけも完璧に解きつつ、「さらに細かい知識」と「文法書に載っていないもの」が問われることがあります。この場合、明らかに受験レベルを逸脱して解ける必要のない問題もありますが、多くの問題は、文法事項の成り立ち・背景を「理解」していれば、そこからの類推で解けます。逆に「丸暗記」していては対応しきれないわけです。また、TOEICテストやビジネス英語で使う表現も最近はたくさん出ています(もちろん、本文で詳しく解説していますので、特別な対策は不要です)。センター試験(筆記) 200点、英検準1級、TOEIC670点レベル。
関 正生 (著)
出版社: KADOKAWA (2017/7/22)、出典:出版社HP

目次

CONTENTS
はじめに
本書の特長
全体像と各レベルの詳細
本書の使い方
Chapter1動詞関連
時制(1)
時制(2)
助動詞(1)
助動詞(2)
饭定法(1)
饭定法(2)
受動態
Chapter2準動詞
不定詞(1)
不定詞(2)
動名詞(1)
動名詞(2)
分詞(1)
分詞(2)
Chapter3構造系
関係詞(1)
関係詞(2)
比較(1)
比較(2)
疑問
否定
倒置・強調構文·語順
Chapter4品詞系
前置詞
接続詞
冠詞・名詞
代名詞
形容詞
副詞 :
Chapter5文型
第1~第3文型の語法
第4文型の語法
第5文型語法(1)
第5文型語法(2)

関 正生 (著)
出版社: KADOKAWA (2017/7/22)、出典:出版社HP