どちらを受けるべきか? TOEFLとIELTSの違いを知ろう

 


 

TOEFLとIELTSでは何がどう違うのか?

海外の大学や大学院に進学する際、英語スキルを証明する手段としてTOEFLまたはIELTSのスコアの提出を義務付けています。TOEFL iBTとIELTS Academicはどこがどのように違うのか知っているでしょうか? ここでは、両者の違いをまとめてみました。

1.試験の発音とアクセント

TOEFL

ほとんどが北米(アメリカ・カナダ)でのアクセントです。

IELTS

多くの国々でのアクセントが出ます。

2.Reading Section

TOEFL

試験時間は60〜100分。TOEFLのReadingセクションでは、4〜6つ程度の学術関連の文章(各難易度は同じ)を読んで、問題の選択肢を選択する形式です。問題では、包括的な文章の理解や主要なトピック、語彙・推論、修辞的な装置とスタイルを問われます。

IELTS

試験時間は3つの文章を各20分で解く。文章の難易度は、徐々に易しめから難しめになっていきます。問題は、学術系の教科書や新聞、雑誌(すべて学術英語形式)から出題されます。IELTSでは、出題される質問のタイプが約15種類あります。これらには短文や多肢選択、見出しとの一致、真偽の判断、要約の完成、情報の検索などがあります。

3.Listening Section

TOEFL

試験時間は40〜60分。キャンパス内での会話と講義を場面とした問題が出されます。また、リスニング中はメモを取ることが可能です。2〜3回の長い会話と4〜6回の講義形式の問題が出されます。出てくるトピックは大学生活に関連しています(学生と教授間の研究、学生が司書に資料の場所を尋ねる会話など)。すべての問題は多肢選択なのが特徴です。重要な詳細、推論や語彙について問われます。会話や講義は非常に自然な英語で行われ、ネイティブの英語で頻繁に使われる「um」や「I mean」、「well」などfiller(つなぎ言葉)の単語が含まれます。

IELTS

試験時間は30分間。大きく分けて4つのリスニングセクションがあります。1つ目は「ビジネス・行政などの会話」で、誰かが何かを申請したり、情報を求めたり、と手続き関連の会話が流れます。2つ目は、ある種の情報提供をする講義です。3つ目は学術的な文脈での会話が出され、4つ目のセクションは学術講演です。設問の種類は、要約や表の記入、複数選択、図や絵のラベル付け、情報の分類などがあります。最初にテストの小冊子に解答を書き、後で解答用紙に記入することになります。

4.Speaking Section

TOEFL

試験時間は約20分、ヘッドフォンとマイクを身に着けてコンピュータの前に座って行います。大学に関連した質問が6種類出され、PCに向かって解答をスピーキングします。スピーキングの音声は録音され、試験官によって評価・点数化されます。6種類の内、2つが会話のトピックであり、平準な内容の意見を必要とし、身近なことの説明が求められます(住んでいる町、過去に受けた先生など)。他の4つの内、2つが文章と会話の情報を要約する問題です。賛成・反対など自身の意見も聞かれる可能性があります。残りの2つは短い会話の情報を要約をするタイプの問題です。

IELTS

試験時間は12〜15分で、他のセクションと同じ日でも別の日でも行うことができます。TOEFLとは異なり、試験官と対面式で行われ、3つのパートから成り立っています。パート1は、簡単な紹介や会話と一般的な話題についての質問です。パート2は、議題と質問が記載されたカードを受け取ります。受け取ったカードに書かれたトピックについて1〜2分以内で話す必要があります。最後のパートでは、面接官がパート2の質問の解答を深掘りした質問を出してきます。

5.Writing Section

TOEFL

試験時間は50分で2つの質問をパソコンに打ち込む形式です。最初は「Integrated task」という分野で、短い文章(約300語)を読んでから同等のトピックの講義を2分程度のリスニングを聞きます。また、リスニング中はメモを取ることが可能です。読み聞きしたトピックの質問に150〜225語で答えます。2つ目は、300〜350語で記述するエッセイです。エッセイでは、問題に関する自身の考えとその理由を書く必要があります。

IELTS

試験時間は1時間で行われます。PCに入力するタイプではなく手書きで答えます。問題には、Task1とTask2があります。Task1では、提示されている情報があり、グラフや表、図などを使って説明する必要があります。解答の目安は約150語です。Task2では、トピックに関する主張または議論について問われます。必要な語数の目安は250語です。Task2には40分程度費やすことを意識すると良いでしょう。

どちらを受験するべき?

ここまでは、両者の試験内容の比較をしてきました。得意・苦手な試験形式があるとは思いますが、これらの資格は留学するために必要なものなので大学が指定している方を受験するべきです。大まかな傾向としては、アメリカ・カナダの学校ではTOEFL、イギリスの学校はIELTSとなっております。イギリスの学校はTOEFLも受け付けていることが多いので、選択肢を広げたい場合にはTOEFLを受験することをオススメします。

ただし、アメリカの学校は前年の12月で出願を締め切るので、規定スコアが間に合わずに受験できないとなった場合には、合格者数が募集人数に達するまで応募可能なイギリスの学校を目指すと思います。そのような場合は、TOEFLではなくIELTSを受験することをオススメします。

イギリスの学校のほとんどはIELTSに対応していますし、スコアが微妙に足りていない場合でも条件付きで合格をくれる可能性もあります。ですので、多少スコアが条件に達していなくとも出願してしまうのが良いでしょう。場合によっては、スコアの提出を先延ばしにしてくれることもあります。

また、早めに規定のスコアを取得してしまうに越したことはありませんが、各テストには有効期限が存在しますので注意してください。