TOEFLリスニングセクションの出題形式について

アカデミック・リスニングスキルとは?

Listeningセクションでは、英語で口語を理解する能力を測ります。そもそも留学の場では、講義や会話を聞くことができなければなりません。大学・大学院への留学などアカデミックな場面を想定したものがTOEFLアカデミックリスニングとなります。アカデミックリスニングについては以下の通りです。

・主要なアイデアやポイント、アイデアに関連するポイントを理解する(全てを理解する必要はありません)
・スピーカーの態度と確信度を認識する
・スピーカーの発言の機能または目的を認識する
・提示された情報の構成をつかむ
・提示されたアイデア内での関係を理解する(比較・対比、原因・結果、プロセス内のステップ)
・資料に基づいて推論をして結論を出す
・会話や講義中の情報の関連性をつなぐ
・講義や会話における話題の変化を認識し、講義の結論を認識する

Listening Sectionの概要

リスニングの題材には、学術講演やスピーチなど長目の会話が出されます。リスニング中にポイントをメモすることができます。メモした素材を使いながら、設問に答えることができます。

・4〜6回の講義が流れる。各講義は3〜5分で約500〜750語で構成されている
・2〜3回の会話文は、各会話が約3分間流れ、12〜25回の会話がされる
・講義ごとに6つの質問が出題される
・会話ごとに5つの質問が出題される
・リスニングセクション全体で60〜90分の試験時間

Listening Sectionの質問形式

アカデミックレクチャー(大学での講義タイプ)

TOEFL®テストの講義は、教室で行われるリスニングとスピーキングを反映しています。いくつかの講義では、教授が学生によるコメントとともに会話を行います。他の講義では、教授は質問をすることによって生徒を討論に参加させることもあります。講義に付随する写真は、単独なのか複数人が話すかどうかを判断するのに役立ちます。

会話タイプ(キャンパスでの会話パターン)

TOEFL®テストに関する会話は、教授または教育助手とのオフィスミーティング、大学スタッフからの情報提供などが行われます。オフィス会話の内容は、一般に学術的なテーマや進路の要件に関連しています。情報提供は、住宅の支払いや授業の登録、図書館での情報の要求など学校生活以外での活動についての会話があります。コンピューターの画面に表示される写真は、設定やスピーカーの役割を想像するのに役立ちます。

リスニングの問題形式

リスニング音声が再生された後、提示されたテーマについての設問に答えます。選択肢が表示される前に各設問を見たり聞いたりします。

・リスニングセクションには4つの質問形式がある
・4つの選択肢の中から正しい1つを選択する多肢選択問題
・複数の正解を選ぶ多肢選択問題
・出来事と段階を順序づける問題
・カテゴリに一致させたり、セル内にチェックマークをつけたり必要がある質問

メモを取ることは許可されていますが、テスト終了後は情報保安性のためにメモ用紙が回収されます。多項選択式の質問は、話者の態度や確信度、目的の理解度を測定します。これらの問題では、声のトーンや合図を聞き、トピックに対してスピーカーがどのように感じるかを判断する必要があります。いくつかの設問では、講義や会話の一部が再生されます。

Educational Testing Service(著)
出版社:McGraw-Hill Education;5版(2017/12/13)、出典:amazon.co.jp