TOEICテストスピーキング/ライティング総合対策

 


 

初めての1冊! – スコアがあがるトレーニング方を公開

英語のリスニングとリーディングはできるのに、スピーキングやライティングといった英語で発信する力が弱い人が日本人には多いです。本書は仕事をするときに必要な英語力を身につけることができるテキストです。この一冊で、TOEIC S&Wテストの対策も完璧にすることができます。

浅場 眞紀子 (著), トニー・クック (著)
出版社: 旺文社 (2016/5/25)、出典:出版社HP

はじめに

世界を取り巻く環境の変化に伴い、日本でもグローバルな発信力を個人に求める傾向が高まってきました。これにより,多くのテストが4技能に対応するようになり、大学等船でも発信力が求められ始めていますが,死傷力の具体 的に何を指すのかが明らかになっているとは一般には言い難く,対策が難しい 状況が続いています。英語での発信力をある程度持つと評価された人であって も、文法は完璧だが流暢さに欠ける人、文法の間違いは多いが流暢に話せる 人,流暢だが同じ内容を繰り返してしまい説得力に欠ける人など様々です。

最も効果的なスピーキング,ライティングの学習方法は,それらのスキルの 評価方法を熟知した教師が個々の学習者の弱点に応じてアドバイスをして改善していくことですが、そういった機会を個人で得ることは簡単ではありません。本書では、個人でもスピーキング,ライティングのスキルを伸ばせるよう、著者が企業研修、大学・専門学校の講義を通して学習者の皆さんに伝えてきたことをできるだけわかりやすい形でご紹介します。

SWテストの利点

TOEICテストスピーキング/ライティング(以下SWテスト)が優れたテストだと考える理由はいくつかあります。まず、設問が段階的に負荷の高いものへと進んでいくことです。SWテストに沿ってトレーニングをすることで,無理なく必要な基本スキルを身につけられるでしょう。2つ目は、「聞く十話す」や「読む+書く」「読む+聞く+話す」など,実際のビジネスに近い複合型の設問が多いことです。

さらに、時間のプレッシャーがあることもよい点です。発話スピードが遅いために話に割り込まれたり、相手の発話を止めて意見を言いたいのにタイミングを逃してしまったりした苦い経験がありませんか。ビジネスでは、内容はもちろんですが流暢さと適切なスピードも必要です。

本書が目指すところ

本書はSWテストのスコアを伸ばすことが第1の目的ですが,さらにテストの対策を通して発信力を基本から鍛えることも目標としています。この本が定義する「発信力」は「情報」+「英語力」+「機能」〉です。

「情報」とは自分の伝えたい内容で、具体的な情報,意見や感想,提案,質問などを含みます。また,発信をするのに必要な情報を聞き取ったり読み取ったりすることや、相手が理解しやすい形に伝えたい内容を整理することも含みます。

「英語力」とは、自分の伝えたい情報を正確に伝える語彙,構文,発音などを指します。
「機能」は目的・状況に適したスムーズな発信を助けるもので,定型表現であったり,発話全体の型だったりします。この本では、「動作」「様子」「理由」「提案」「質問」「意見」の6つの機能を取り上げます。

「情報」「英語力」「機能」という3つの歯車は、しっかり噛み合っていることが必要です。「情報」を持っていても「英語力」がなければ発信できませんし、どれほど「英語力」があっても「情報」がなければ発信することができません。「情報」と「英語力」をつなげて発信できたとしても,それがその状況や目的にふさわしくないものだと効果的な発信とは言えないでしょう。

「知っている英語」から「使える英語」を目指してトレーニングしていきましょう!

浅場真紀子

浅場 眞紀子 (著), トニー・クック (著)
出版社: 旺文社 (2016/5/25)、出典:出版社HP

目次

INDEX
はじめに
TOEIC テストスピーキング/ライティングとは
本書の使い方
音声ダウンロードについて
セルフチェック
さまざまな学習法

設問別攻略法:Speaking Test
Speaking Test の構成と評価ポイント
Q1-2 音読問題
Q3 写真描写問題
SW テスト受験の際のアドバイス1
Q4-6 応答問題
SW テスト体験記1
Q7-9 提示された情報に基づく応答問題
SW テスト受験の際のアドバイス2
Q10 解決策を提案する問題
SW テスト体験記2
Q11 意見を述べる問題
Q10, 11 の解答アイディア集

編集:山田弘美、植田恵
編集協力:株式会社シー・レップス,鹿島由紀子,Michael Joyce, Sarah Matsumoto
装丁・本文デザイン:牧野剛士
組版:幸和印刷株式会社
録音:ユニバ合同会社(Greg Dale, Ann Stater)

設問別攻略法:Writing Test
Writing Test の構成と評価ポイント
Q1-5 写真描写問題
would のさまざまな使い方
名詞としても動詞としても使える語
Q6-7 Eメール作成問題
Q8意見を記述する問題

模擬テスト
Speaking Test
Writing Test
模擬テストの解答例と訳・解説

発信力強化トレーニング
Day 1 文法
Day 2 スピーキングカの強化方法
Day 3 タイピング速度を上げる方法
Day4 ファンクショントレーニング1
Day 5 ファンクショントレーニング2
評価の指標

TOEIC テスト スピーキング/ライティングとは

TOEIC テストスピーキング/ライティングとは、スピーキングとライティングという英語での発信力を直接的に測定・評価する必要性の高まりに応え,TOEICテストを開発・制作する非営利テスト開発機関であるEducational Testing Service (ETS:米国ニュー ジャージー州プリンストン)が開発しました。
●公式サイト(http://www.ibc-global.org)から申し込みます。試験会場に用意されたパソコンを使って受験します。メモを取ることはできません。
●試験は年24回、日曜の午前・午後に1回ずつ開催されています。
●2016年1月より、スピーキングテストのみの受験も可能となりました。

お問い合わせ先
(一財)国際ビジネスコミュニケーション協会
IIBC試験運営センター
〒100-0014 東京都千代田区永田町 2-14-2 山王グランドビル
電話:03-5521-6033
ファックス:03-3581-4783 (土・日・祝日・年末年始を除く10:00~17:00)
名古屋事業所
電話:052-220-0286
大阪事業所
電話:06-6258-0224
※このページの情報は2018年2月現在のものです。最新の情報は公式サイトをください。

内容 問題数 解答時間
音読問題 2 各問45秒
アナウンスや広告など,短い英 文を音読する
写真描写問題 1 45秒 写真を見て内容を説明する
応答問題 3 15秒または30秒 身近な問題についてのインタビューに答えるなどの設定で, 設問に答える
または、電話での会話で,設問 に答える
提示された情報に
基づく応答問題
3 15秒または30秒 提示された資料や文書(スケ 15秒または30秒、
ジュールなど)に基づいて,設問に答える
解決策を提案する
問題
1 60秒 メッセージ,または会議などを 聞き、その内容を
確認したうえ で、問題の解決策を提案する
意見を述べる問題 1 60秒 あるテーマについて自分の意見 とその理由を述べる

 

内容 設問数 解答時間
写真描写問題 5 5問で8分 与えられた2つの語(句)を使
い写真の内容に合う1文を作成 する
Eメール作成問題 2 各問10分 20~50 語程度のEメールを読
み、 返信のメールを作成する
意見を記述する問題 1 30分 提示されたテーマについて、
自分の意見を理由あるいは例とと もに記述する。
浅場 眞紀子 (著), トニー・クック (著)
出版社: 旺文社 (2016/5/25)、出典:出版社HP

本書の使い方

セルフチェック(p.11~)設問別攻略法に入る前に,自分の環境や実力をチェックしましょう。これからの学習の参考にしてください。

設問別攻略法
(Speaking Test : p.18~/Writing Test : p. 128~)
設問パターン別の攻略法です。最初に試験形式を押さえ,3つのトレーニングを行います。

[問題形式をチェック! ] 例題と,1「こんなシーンで役立 つ!」2「スコアアップのヒント!」で,その設問のイメージをつかみます。
3「これを意識しよう!」で、具体的に注意したい点を知り,トレーニングにつなげます。
4「テスト攻略のテクニック」では試験で使えるテクニックをチェックしましょう。 [トレーニングで実力をつける] 説明を読み、学習内容が身についたかトレーニング問題で確認しましょう。

このマークがついているところは、自分で答えを言ってみるところです。必ず、声に出して答えを言って、録音をしましょう。

[練習問題] 最後に練習問題を解き,SWテストの形式で実力を確認します。

模擬テスト
(問題 p. 184~/解答 p. 196~)
試験形式にあわせた模擬テストです。

発信力強化トレーニング
(p.208~)
発信力を総合的に底上げするためのトレーニングです。以下の構成になっています。
Day 1 文法
Day 2 スピーキングカの強化方法
Day 3タイピング速度を上げる方法
Day 4 ファンクショントレーニング1
Day 5 ファンクショントレーニング2

評価の指標 (p.234~)
本書全体で使えるチェック表です。練習問題や模擬テストの自分の解答をチェックする際に用いましょう。

音声ダウンロードについて

本書に掲載されている音声は、以下のサイトから無料でダウンロードしていただけます。

ダウンロード方法
1パソコンからインターネットで専用サイトにアクセス
http://www.obunsha.co.jp/service/sw/
2 パスワードを入力
画面の指示に従い、下記パスワードを入力して「ログイン」ボタンをクリックしてください。
(※すべて半角アルファベット小文字)
3聞きたい音声をダウンロード
ダウンロードしたい音声ファイルの「ダウンロード」ボタンをクリックし,ダウンロードしてください。
※ 詳細は実際のサイト上の説明をご参照ください。
4 ファイルを解凍して,オーディオプレイヤーで再生音声ファイルはZIP形式にまとめられた形でダウンロードされますので、解凍後、デジタルオーディオプレイヤーなどでご活用ください。
※ デジタルオーディオプレイヤーへの音声ファイル転送方法は、各製品の取扱説明書やヘルプをご参照ください。
音声はMP3 ファイル形式となっています。音声の再生にはMP3を再生できる機器が別途必要です。
ご使用機器,音声再生ソフト等に関する技術的なご質問は、ハードメーカーもしくはソフトメーカーにお願いいたします。
本サービスは予告なく終了されることがあります。
スマートフォンからはダウンロードできません。パソコンで音声ファイルをダウンロードしてから機器に転送してください。

セルフチェック

1 英語環境チェック!
設問別攻略法に入る前に、自分の英語環境,スピーキングカ,ライティングカを 簡単にチェックしましょう。
1. 英語が好きだ
好き
その気持ちを大事にして,学習を始めましょう。
どちらでもない
英語に触れる時間を増やしましょう。人は時間をより多くかけたものを好きになると言われています。
嫌い
短期・中期の目標を具体的に定めましょう。また,毎日 「英語ってけっこうおもしろい」とつぶやいてみましょう。

2. TOEIC (LR)のスコア
850点以上
持っている知識を「使える」能力に変換していきましょう。あなたの知識を 100% 運用できたらSW テストでも高得 点が狙えます。
600点以上 850点未満
LRの学習を続けながら, SWテストに向けて発信のトレー ニングを行いましょう。
1600点未満
まずは LRで600点以上を取ることを目指して文法や語彙 の知識を増やしましょう。

3. 英語を読んだり聞いたりする機会
頻繁にある
アウトプットするためにはインプットが大切です。そのまま英語に触れる機会を継続しましょう。
あまりない
英語の「正しい感覚」を身につけていくためにはある程度の英語の量にさらされる必要があります。ニュース,会話, メール,論文などを積極的に聞いたり読んだりしてください。インプットがないとアウトプットもできません。

4. 英語を話したり書いたりする機会
頻繁にある
「これはいいな」と思える表現を出会う度に記録しておくようにすると、表現が増えていきます。
ほとんどない。
英語を声に出したり、パソコンで英文を打ったりすることに慣れる必要があります。音読練習をしたり、フリーのソフトでタイピングの練習をしたりしましょう。

セルフチェック スピーキングチェック!
以下の設問に対して準備時間なしで30秒間話してみましょう。自分の発話は必ず録音します。
Why are you considering taking the TOEIC Speaking and Writing test?
(なぜ TOEIC テストスピーキング/ライティングを受験しようと思っていますか。)

自分の発話の録音が終わったら、再生しながら話したとおりに書き出しましょう。言いよどんで止まってしまったところは「~」などを入れ,言い直しや言い間違いも一言一句そのまま書き取ります。

自分の解答について,以下の点をチェックしましょう。
1. 話した量
30秒間話すことができた
ほかの話題でも話し続けられるように,具体例や理由をストックしておきましょう。
30秒間話せなかった
理由や具体例などを言うことで,話にボリュームを出すことができます。30秒程度ならどんな話題でも話し続けられるようになりましょう。

2. 文法
文法の間違いはなかった
構文のバリエーションを増やし,引き続き 正しい文法でアウトプットする練習をしま しょう。
文法を考えて何度か止まってしまった
「発信力強化トレーニング」の Day1 (文 法)を読んだり、設問別攻略法や模擬テス トの解答例を音読したりして,スピーキン グで使える文法を身につけましょう。

3.語彙力
語彙を考えて話が止まることはなかった
設問別攻略法で出てくる解答例から新しい語彙や表現をピックアップして使いこなせる表現を増やしていきましょう。
語彙を考えて何度か止まってしまった
1つのトピックを話すために必要な関連する単語をグループにまとめて覚えましょう。また,日本語の直訳ではなく、簡単な英語で自分のアイディアを表現できるようにしましょう。

セルフチェック3 ライティングチェック!
以下の質問に対し,自分の答えを10分間で書いてみましょう。Wordなどのワープロソフトを利用して,キーボードで入力してください。分量は100語以上を目指しましょう。

Please describe one of your friends whom you respect most.
(あなたの一番尊敬する友人の1人について詳しく描写してください。)

自分の解答について,以下の点をチェックしましょう。
1. 準備
構成を考えてから書き始めた
SW テスト受験の際も,あわてずに構成をしっかり考えてから書き始めましょう。
構成を考える前に書き始めた
構成を考えずにすぐに書き始めると途中で論旨が乱れがちで、危険です。まとまったライティングをする時はライティングの全体時間の1割程度を使ってしっかりと構成を考えたほうが結果迷わずにすみ、時間の短縮になるでしょう。

2. 書いた量
100語以上書けた
どんな話題がきても大丈夫なようにストックを作っておきましょう。
100語に達しなかった。
書きたいことがなくなったために100語に達しなかった場合は、「具体的なエピソードを入れる」ようにしましょう。文字を入力する速度が遅かったために100語に達しなかった場合は、手元にあるテキストを写してタイピングの練習をしましょう。

3. 文法
文法のミスはなかった
正しい文法を意識しながら,自信を持って使える構文のバリエーションを増やしていきましょう。
文法ミスが複数
文中に主語・動詞があり,人称,単数・複数,時制, 態などが一致しているかをしっかり確認しましょう。さらに目的語がある場合,主語と目的語が動詞を挟んで適切な関係かどうかもチェックするくせをつけましょう。

4. 語彙力
さまざまな表現を使えた
不安に思いながら使った表現はありませんでしたか。それぞれの使い方をチェックしておきましょう。
同じ表現・単語を繰り返し使ってしまった
ライティングでは語彙のバリエーションも評価の対象 となります。長めのエッセイなどでは、意識しないと 同じ表現を繰り返し使ってしまいがちです。普段から 自分のよく使う語彙や表現の同義語を調べてストックしておくことをお勧めします。

さまざまな学習法
本書の構成は、SWテストの形式に則った「設問別攻略法」「模擬テスト」と,
るための「発信力強化トレーニング」に分かれます。「設問別攻略法」総合力を高めるための「発信力強化トレーニング」と「模擬テスト」でSW テストの形式を把握した後に「発信力強化トレーニング」
切ることもできますし、「発信力強化トレーニング」の後で「設問別攻略法」「模擬テスト」に戻ることもできます。さらに,スピーキングとライティングを横断して似た設問を一緒にマスターしていく方法もあります。

パターン1
初めての受験で直前1週間!まずは設問別対策をマスターする!
簡単なものから順番にチェックしていき、1週間後の試験を目指します。スピーキングで最も難しいQ10は最後に回し、実際にやってみててこずるようであれば形式だけの確認にとどめ、模擬テストに進みます。「発信力強化トレーニング」は余裕があったら行いましょう。

内容 学習の目標 学習範囲
1日目 写真描写をマスターする SQ3,WQ1-5
2日目 音読をする SQ1-2
3日目 自分のことを話す SQ4-6
4日目 簡単なメールを書く WQ6-7
5日目 定型パターンを知って対応する SQ7-9
6日目 自分の意見を論理的にまとめる SQ11, WQ8
7日目 提案の仕方を知る+総復習
SQ10,模擬テスト

パターン2
1カ月前から準備! SWテスト対策と同時に発信力を強化する!
パターン1と同様に簡単なものから克服し、同時に「発信力強化トレーニング」も組み込むことで発信力も強化します。3週目はやや量が多いように思えるかもしれませんが、どれも「自分の行動や自分の考え・意見」などについて発信が求められる問題ですので、SQ4~6から段階的に中身を充実させていく方向でトレーニングを行いましょう。

内容 学習の目標 学習範囲
1週目 音読と写真描写で基礎を押さえる
SQ1-2, Sa3, wQ1-5, Day 1, Day 2
2週目 電話・メールの定型表現とアイディアを組み合わせる。 SQ7-9, WQ6-7, Day 3
3週目 自分の身近なことや自分の意見を話す
SQ4-6, SQ11, WQ8, Day 4, Day 5
4週目 提案の仕方を知る+総復習 SQ10, Day 5, 模擬テスト

設問別攻略法 Speaking Test
Speaking Test の構成と評価ポイント
Q1-2 音読問題
Q3 写真描写問題
Q4-6応答問題
Q7-9 提示された情報に基づく応答問題
Q10解決策を提案する問題
Q11 意見を述べる問題

浅場 眞紀子 (著), トニー・クック (著)
出版社: 旺文社 (2016/5/25)、出典:出版社HP