進行形と現在形の違いとは? ポイントは動作の時間幅【TOEIC®から学ぶ基礎英文法(18)】

「〜しているところ」という動作の進行中を表現するのが現在進行形である。基礎英文法であり、TOEIC®のパート1で頻出の表現だ。進行形の表現を理解していない人は、パート1のイラスト問題で違和感を覚えるだろう。「ブラスト英語学院」を運営しつつ、自身も英検1級とTOEIC®満点を保持する中野太郎氏に進行形の基本を解説してもらった。

現在進行形は現在のことを表現できる

現在進行形は、「今~しているところ」という状態を「be動詞+ing」という形で表現します。例えば、「今、手を洗っている」という状態を表現するときは「I am washing my hand now.」となります。現在進行形の作り方は、中学・高校で何回も学ぶ部分なので、すでに知っているかと思います。

ここで大切なのが、現在形との使い分けです。名前に“現在”とついているため、現在形を「現在のこと」と間違えて覚えている人が多いです。例えば、「今、レストランに向かっている」と言う日本語を英語にするときに「I go to the restraint now.」という英文を作る人がいますが、間違っています。

なぜなら、現在形を使って「今、起こっていること」を誰かに話そうとするとき、“現在”という時間は0秒で過ぎるので、現在形の文章を一瞬で言い切らないといけません。そのような事態を回避するために、“現在進行中”のことを表現する「現在進行形」が存在するのです。このように、現在進行形では「今、している状態」を表現するのです。そのため、「今、レストランに向かっている」と相手に説明するときには、「I am going to the restaurant now.」という文章になります。

また、現在進行形の特徴としては未来形を表現することが可能です。「be going to」を使えば、確定している未来について表現することができます。ここでは省きますが、未来形「will」との区別も押さえておきましょう。それでは、下記の例文を見てください。

【例文1】
I’m going to meet Mike at the bar tomorrow. (明日マイクに会いに行きます)

例文の場合は、「明日マイクに会いに行く」ことが確定しています。このような確定している未来に関して、「be going to」という現在進行形で表すことができます。

加えて現在進行形では、現在以外の時制での行為も表現できます。そもそも進行形は、ある時点での動作の継続を表す方法なので、「過去」や「未来」などの時制内でも使用することが可能です。過去の場合は「was/were+ing」、未来の場合は「will be+ing」を使って、それぞれ表現します。

【例文2】
過去進行形:I was playing tennis at that time. (私はその時テニスをしていた)
未来進行形:I will be meeting you there. (私はそこであなたを待っています)

現在進行形は、TOEIC®リーディングセクションでは、あまり出てきません。しかし、リスニングのパート1(写真描写問題)の選択肢では頻出です。例えば、女性が街で歩いている写真なら、「She is walking on the street.」の選択肢が出てくるでしょう。一方で、現在形との違いについての知識も必要になります。

例えば、「車が街に停まっていた」という文章の場合、「The car has been parked on the street.」と現在形を使用します。理由は、車は駐車している状態が過去から続いており(現在完了形の要素)、現在も同じ状態が継続している(現在進行形の要素)ので、2つの要素をくっつけて「現在完了進行形」となるからです。もし、車の中で誰かが車を操作している状態が写真になっている場合は、「The man is parking his car on the street.」と、現在進行形になります。

主に進行形は、TOEIC®のリスニングセクションで必要な知識です。また、実際に海外に行ったときに、会話の中での時制を間違えてしまうと、意味合いが変わってしまうため注意が必要です。現在進行形を覚えるときは、現在形との区別、未来形「will」との違いも含めて理解すると良いでしょう。

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