【CD付】TOEIC L&Rテスト 730点奪取の方法 (目標スコア奪取シリーズ 3)

730点を取るための「深める」ポイント

730点というのは、仕事上の英語能力に問題があるかないかを判断する重要なラインとなります。しかし、600点を超えたらTOEICのスコアが思うように伸びなくなってきた、という悩みを抱えている人は多くいることでしょう。本書は730点を目指すために必要な知識をまとめた教材です。

はじめに

一般的に「730」というと中途半端だと感じる数字ですが,TOEIC L&R730 点となると,私は1つの大きな区切りだと感じています。TOEIC 専門塾「英語屋」で多くの社会人学習者の皆さんと接してきましたが,600点台の方と 730点超の方の差は、英語を使う「土台の盤石さ」だと感じているからです。

私個人の話をすれば、ウン十年前に米国の大学に留学したのですが,そのときの実力は TOEIC L&R730点くらいだったはず(当時 TOEIC L&R はマイナーだったので受けていませんでした)。苦労はするけれど,英語で大学の授 業についていけるくらいの実力,それが730 点のイメージです。もちろんまだ英語が自由自在に使えるわけではありません。しかし,英語で情報収集し, 英語で発信し、英語で反論する…そんなことができるスタート地点が 730 点 です。

どうせ目指すなら、そんな730点ホルダーを目指しませんか。瞬間風速的にとりあえずクリアするだけの目標にするのではなく、文法,語彙,リスニング、読解とバランスよく力をつけ、その気になればさらに上を目指せる、そんなしっかりした土台を築いておきませんか。そんな野望にお応えすべく心血を注いだのがこの1冊です。今までの知識を整理し,それを一段深く掘り下げ、ぐらぐらしている土台があればそれをきっちり固めてから次に進む。そのための道しるべとなる書籍です。構想から1年以上,編集の山田弘美さんの手をお借りして丁寧に書き進めた1冊,どうぞボロボロになるまでおそばに置いてやってくださいね。

古澤弘美

もくじ

TOEIC® L&R テストについて
本書の使い方
付属 CD について
はじめに

緊急開催!! 奪取シリーズ著者座談会 “このシリーズは私たちの集大成になる!”
UNIT (1) Part 1(写真描写問題)
練習問題
COLUMN

UNIT 2
Part 2(応答問題)
練習問題

UNIT 3Part 2(応答問題)
練習問題
COLUMN

UNIT 4. Port 3(会話問題) & Part 4(說明文問題)
練習問題

UNIT 5. Part3(会話問題)& Part 4(說明文問題)
練習問題

UNIT 6 Part3(会話問題) & Part 4(說明文問題) 3
練習問題
COLUMN

UNIT (7) Part 5(短文穴埋問題)
練習問題
COLUMN

UNIT (8) Part 5(短文穴埋的問題)
練習問題

UNIT 9
Part6(長文穴埋め問題)
練習問題
COLUMN

UNIT 10
Part7(読解問題) 1 練習問題

UNIT 11Part7(読解問題) 2
練習問題
COLUMN

UNIT 12Part7(読解問題) 3
練習問題

FINAL TEST
解答一覽
解答用紙(マークシート)
解答・解說

編集:山田弘美 編集協力:株式会社メディアビーコン,鹿島由紀子, Sarah Matsumoto 問題作成協力:口了求一下,株式会社CPI Japan 装工了 /:相儒敏德(Raners) 本文以:伊藤幸惠,尾美代 本文(p.11~10) 写真:鈴木英隆一 本文イラスト:村林タカノブ 錄音:工二/(合同会社(Josh Keller, An Storer (以上,米),Christiane Brew (英), loin Gibb (加),Guy Perryman(豪)、大武美由美 (日))

古澤弘美 (著)
出版社: 旺文社 (2019/2/20)、出典:出版社HP

TOEIC® L&Rテストについて

TOEIC L&R テストとは?

●アメリカで作成されている世界共通のテスト
TOEIC (Test of English for International Communication)とは、英語によるコ ミュニケーション能力を測定する世界共通のテスト。このテストは、アメリカに ある非営利のテスト開発機関である ETS (Educational Testing Service)によって 開発・制作されています。TOEIC® L&R テスト (TOEIC Listening and Reading Test)では「聞く」「読む」という2つの英語力を測定します。
●10~990点までのスコアで評価
受験者の能力は合格・不合格ではなく、10~990 点の5点刻みのスコアで評価されるのが特徴です。
●解答はマークシート方式
解答方法は、正解だと思う選択肢番号を塗りつぶすマークシート方式。解答を記述させる問題はありません。

TOEIC L&R テストの構成

●Listening セクション, Reading セクションを合わせて全200問 TOEIC L&R テストは以下のように、Listening と Readingの2つのセクションで構成されています。約2時間で200問に解答し、途中休憩はありません。

Listening
Part 1 写真描写問題 6問
Part 2 応答問題 25問
Part 3 会話問題 39問
Part 4 説明文問題 30問
Reading
Part 5 短文穴埋め問題 30問
Part 6 長文穴埋め問題 16問
Part 7
説明問題
1つの文書 29問
複数の文書 25問

受験スケジュール

公開テストは、原則として年 10 回実施されます。ただし、受験地によって異なるので,事前に確認が必要です。
受驗料
5,725円(税込) ※リピート受験割引対象者は 5,092円(税込)
受験申込
公開テストは以下の方法で申し込みができます。申込方法によって申込期間が異なるので注意してください。
1インターネット… 公式サイトから申し込みができます。
2コンビニ端末…… 店頭に設置されている情報端末を操作し、ガイダンスに従って申込手続を行います。

出問い合わせ先:一般財団法人 国際ビジネスコミュニケーション協会
IBC 試験運営センター
〒100-0014 東京都千代田区永田町 2-14-2 山王グランドビル
電話:03-5521-6033/FAX:03-3581-4783
(土・日・祝日・年末年始を除く 10:00~17:00)
名古屋事業所
電話:052-220-0286
(土・日・祝日・年末年始を除く10:00~17:00)
大阪事業所
電話:06-6258-0224
(土・日・祝日・年末年始を除く10:00~17:00)
公式サイト
https://www.iibc-global.org

※本書の情報は2018年12月現在のものです。詳細や変更は実施団体のホームページなどでご確認ください。

本書の使い方

730点奪取のポイント
730 点を奪取するためのポイントを確認します。実力をつけるために, TOEIC L&R 形式以外の TRAINING が入っている UNIT もあります。

練習問題,
730点奪取のポイントをしっかり身につけることができたか,問題を解いて確かめ ましょう。

COLUMN
本書では主に「730 点」を奪取するためのポイントをまとめていますが,ここではさ らに上のスコアを目指す方に向けたメッセージをまとめています。

FINAL TEST
本冊での全ての学習が終わったら、別冊の FINAL TEST を解いてみましょう。問題 数は100問で,実際の TOEIC L&Rテストの半分です。

付属CDについて
付属の CD には CD100で示された箇所の音声が収録されています。以下の収録内 容一覧とともに,CD 番号・トラック番号を確認の上,音声をご利用ください。

収録内容
トラック番号
UNIT 1 1~26
UNIT 2 27~45
UNIT 3 46~61
UNIT 4 62~69
UNIT 5 70~77
UNIT 6 78~83
Part 1 1~3
Part 2 4~16
Part 3 17~24
Part 4 25~30

DISC 1(収録時間約 54 分)
本冊のリスニング問題などの音声が収録されています。

古澤弘美 (著)
出版社: 旺文社 (2019/2/20)、出典:出版社HP

緊急開催!! 奪取シリーズ著者座談会

“このシリーズは私たちの集大成になる!”
著者紹介:写真右から
濱崎潤之輔先生: 1470点奪取。著者。大学・企業でTOEIC L&R対策の講師を務める。
八島晶先生:600点奪取。著者。現役サラリーマンながら、TOEIC L&Rセミナーも開催。
古澤弘美先生:「730点奪取」著者。TOEIC 専門塾「英語屋」主宰。
藤枝暁生先生:7860点奪取」著者。TOEIC L&R 100回以上の連続受験を継続中。

今回,同時刊行となった「目標スコア奪取シリーズ」の 著者4人は全員,990点を取得していますが、今でも, 毎回のように TOEIC L&R を受験しています。 日々 TOEIC L&Rの研究にいそしむ4人に集まっていただき、「470点」 「600点」,「730点」, 「860点」、 それぞれの書籍の違いについて,また,本書「730点奪 取」の著者である古澤弘美先生から本書の特長について、 お話をいただきました。

各スコアベストマッチの執筆陣
編集部(以下、編):今回,『奪取シリーズ』 を4冊同時刊行するにあたって,470 点,600点,730点,860点、4つの スコアを目標に設定しました。まずは, 各スコアを執筆する際に、どういう読者 像を描いていたか,聞かせていただけ ますか。

470 点執筆・濱崎潤之輔先生(以下,演 崎):学生でも社会人でも,これから初めてTOEIC L&Rを受ける人向けに執筆しました。470点を目標とする人は, TOEIC L&Rを受けなければならない状 況になったものの、英語は大学受験以 来勉強しておらず,そのときもあまり得 意ではなかったという人が多いです。「英 語では主語の次に動詞がくる」といった英語学習者にとっては「当たり前のこと」を理解していない人も多いです。本書は,そんな人でも無理なく学習が進められることを意識しました。 僕はいろんな人を対象にTOEIC L&R対策の指導を行っていますが、一番接 することが多いのは大学1,2年生です。 この8年ほど、週に約15時間,初めてTOEIC L&Rを受験する学生を対象に指導してきたので、僕は初級者の弱点を熟知しています。『470点奪取」は, その経験を存分に生かした本です。 600 点執筆・八島晶先生(以下,八島): 600点がどういうスコアかというと、 般的には就職活動のために最低限持っ ておきたい点数です。社会人でも,企業の人事が求めているスコアで最も多い のが 600点です。会社や部門によっては 730点やさらに上のスコアが必要と されますが,会社が社員の底上げをしたいと考えている場合,まず求められるのが600点だということです。社会人でも、初めて受験して470点以下だった 人も多いと思います。段階的に勉強する ならまずは目標470点からスタートするべきですが,企業では,短期間で必要なスコアを取ることが求められます。そのため、『600点奪取』は「短期で効率 的にスコアアップする」を目標に書いています。

僕が企業向けの TOEIC L&Rセミナー で講師をする際には、参加者にさまざまな問題を解いてもらい,それを分析し、 参加者のスコアに合わせて組み立てたト レーニングをやってもらい・・・・・・というやり方をしています。『600点奪取』にも、これまでの”マニアックな分析と検証 結果を踏まえての解説やトレーニングを たくさん盛り込みました。ですからこの本は,600点を取る人に向けた,現時点での僕の集大成と言えます。 730 点執筆・古澤弘美先生(以下,古 澤): 『730点奪取』は、600点を超え ていて、さらに上を目指す人を想定しています。このレベルの人は、リスニング も短い文ならある程度聞けたり、文法 も最低限度のことは知っていたりします。 でも、私の主宰する英語塾に通ってくるこのレベルの生徒さんたちからは、「ここ まで勉強したのに,TOEIC L&Rは知ら ない問題がたくさん出てきて最後まで解 けない」という声をよく聞きます。TOEIC L&Rは,初心者向けの問題から超難問 まで幅広く出題される試験ですので,これは当然といえば当然です。生徒さんに は「焦ることなく、徐々に守備範囲を広げましょう」と伝えています。この段階では、今までに学んだ語彙やルールをもう一歩深め、確実に自分のものにすること がおすすめです。より難しいものに挑戦するのはその後です。600点を超えてからこそ基礎固めが必要であることをイメージして、この730 点を執筆しました。

私の英語塾では、新形式に変わって から,それまで苦しまなかったパートで苦しんでいる人を見てきました。その中で,生徒さんたちの反応によって教え方 やトレーニングを変えてきました。その 結果を『730点奪取』の中に盛り込みました。730点だけでなく、さらに上も目指せると思っています。 860点執筆・藤枝暁生先生(以下,藤 枝):英語の基礎は身に付けていて,ある程度のレベルには達しているけれど, 700点台後半~800点台前半でスコアが止まってしまっている人をターゲットに しています。700点~800点台を取れている人は、自分の勉強法を改めて見つめ直していないことが多いんです。だ から『860点奪取』はぶつかっている 壁の正体,つまり弱点を知ってもらうの が役割だと思いました。勉強法の違いに気付いてもらい、伸び悩んでいる点を 知ってもらった上で、壁を乗り越えるためにはどのようにトレーニングしていけばよいかを提案しています。

僕は何年も前から学習会を開催しているんですが,集まってくる学習者たちで 圧倒的に多いのが,800点~900点 を目指している人たちです。大体1回に 30人~50人くらいが集まる学習会を 200回以上開催してきたので,そのあたりのスコアの人たちが抱える弱点は熟知 しています。そういう意味で,『860点 奪取』の執筆に,僕がベストマッチだと思います。

目標スコア奪取に欠かせない、勉強時間の確保

古澤:私の塾の生徒さん,特に社会人 の人たちが悩んでいるのは、勉強時間の作り方です。何かアドバイスいただけますか。
藤枝:通勤時間の有効活用ですね。リスニングなら、土日など休みの日にスク リプトを読んでおいて,通勤時間に音声を聞くと効果的です。
濱崎:社会人だと、家に帰って勉強はしづらいし,意欲もない。だから僕も1時 間半ほどあった通勤時間を利用していました。電車の中で模試を片手に持って、 もう片方の手でスマートフォンに解答を 入力するという勉強法を「立ち模試」と名付けてやっていました。スマホのサイズが大きくなって片手で持てなくなって からは、付箋にAとかBとか解答を書 いています。今もやっていますよ。

藤枝:あとは昼休みですよね。最初は 食事に誘われますが,何度も断っていれ ば,そのうち誘われなくなりますよ(笑)。 あ、藤枝さんは TOEIC L&Rなのねって。
濱﨑:昼休みでリスニングが100問解 けますね。スコアが欲しかったらそれくらいやらないと。
八島:僕の場合は,隙間時間だけでは 足りなくて、生活を変えないと990点 は取れなかったですね。大好きな本や 新聞を読むのをやめたり、プライベートの時間の使い方を根本から変えまし た。まぁ僕は、仕方なくではなくTOEIC L&Rに惚れ込んで自らそうしたわけなの で、あんまり他の方の参考にはならないですね(笑)。
藤枝:僕は行く居酒屋が変わりました。 暗いところはダメ,うるさいところもダメ ですね。明るくて、静かで勉強できる ところに行くようになりました。そこで, 「400問解くまで帰らないぞ」などと決めて勉強していました。

「知っている」からこその基礎固めを!

編:『TOEIC L&R テスト 730 点奪取の方法』の特長に ついて,お話いただけますか。
古澤:既に 600 点を超えている方の多くは TOEIC L&Rに関 する知識をある程度持っている分,感覚や慣れで解いてしまっているところがあるように思います。そのおかげで素早く解けるのですが、逆に陥りやすいミスもあります。この本では,そ のようなミスを防ぐために、知識を整理し,しっかり固めるためのトレーニングを提供しています。知識の広がりを「横幅」 と「奥行き」に分けるなら、「奥行き」を意識した本と言えばいいでしょうか。横に広げてより難しいことをやりたくなるの は分かるけど,その前に、今の知識をさらに深めて、それか ら次に進みましょう,というスタンスで書きました。

編:この本には,Part 1, Part 2などに,TOEIC L&R 形式以外の TRAINING が多く盛り込まれていますね。ポイ ントを挙げていただけますか。
古澤:TOEIC L&R形式ではない問題に取り組むと,自分の 実力がより明らかになるんですよね。例えば,Part 1 の写真 をいろんな切り口から描写してみる練習に取り組むと、どんな 語句が自分には足りないか,結構はっきり分かると思います。 また、Part 2は本来,3択から正解を1つ選ぶ問題ですが, TRAININGでは,選択肢を5つ用意し正解の数を伝えず,正 しいものを全て選ぶ問題を用意しています。ここで、Part 2 に出てくる間接的な答えのあらゆるパターンに触れていただき,苦手なパターンを洗い出す狙いです。
編:Part 2の選択肢をたくさん出す TRAININGは,730 点を目指す読者にとっては若干負荷が高いようにも思えたの ですが、あえてそうしているということですか。
古澤:そうですね。最初から正解が全部選べなくてもいいんです。出題されるパターンを知り、自分が正解だと認識でき ないパターンに気づければ,今後 Part 2で「正解がない!」 と嘆かなくなると思いますよ。

編:では,最初に TRAINING が解けなくても,そんなにがっかりする必要はないのでしょうか。
古澤:うまく失敗するためのツールが TRAINING ですからね。 がっかりしたり、落ち込んでしまうのはもったいない! 解いてみて、間違って、解説を読んで納得する。そういうふうに使っていただければ,単に説明を読んでいるより頭に残るのでは ないかなぁと思います。
編:実際に塾で行われていることをベースにして TRAINING を考えたとお聞きしていますが,他に実際に教えているときの工夫を盛り込んでいますか。
古澤:生徒さんから,「長文のこの部分がなぜこう訳されるのかが分からない」という声をいただくことが多いので、塾で使用する教材ではかたまりごとの直訳を並べるようにしていま す。後ろから戻ってきれいに訳す癖がついている方には,英語の語順のまま理解することに慣れてもらうことが重要だと考 えています。そうしないと, リスニングでも長文読解でも処理 が間に合いませんから。ただ,書籍の限られたスペースでは, 前から訳すことにこだわりすぎると文書全体で何を言っている のかが分からなくなる部分がありました。そこで,日本語として意味が分かりやすいことを優先し,可能な範囲で英語の語 順になるように意識しています。
編:最後に,730点奪取を目指す読者の方にメッセージをお願いします。
古澤:塾で教えていて、実は 600 点を超えてなお,基礎固めが必要な方が結構いらっしゃることを実感しています。「なんとなく4択 (3択)では選べる」という方は少し角度を変えて問われると、正解を選べなくなるので、スコアの上下が激しくなる傾向があり、なかなか次のスコアレベルに進めません。そういった方が,本当の実力をつけて、次に進む準備を するそのようなイメージで本書を執筆しました。絞り込んだ 範囲の知識の理解を、より一層深めるトレーニングを提供する内容になっています。本書で確実な力をつけて、730B 奪取してくださいね!

UNIT 1
Part1 (写真描写問題)

古澤弘美 (著)
出版社: 旺文社 (2019/2/20)、出典:出版社HP