超基礎からのTOEFLテスト入門

TOEFLを受けることになったが知識0ならこの本!

本書は、TOEFLの入門書です。リーディング、リスニング、ライティング、スピーキングの順で学習する構成となっており、インプットとアウトプット両方を行うこととなります。各セクションで重要なポイントを学び、問題を解いていくことで、実力を身につけることを目指します。

はじめに

本書は,これからTOEFL iBT® に向けて勉強を始めようとする皆さんが、2006年のTOEFLiBT® 開始当初から教えてきた 我々著者の授業を実際に受けているような気持ちで学習できるように作成した「TOEFL 入門書」です。

TOEFL iBT® は、 アカデミックな環境で求められる高度な英 語力を測る試験で、多くの方が「難しい」という印象を持つ と思います。市販の参考書でTOEFL iBT®のサンプル問題に 触れたり、実際に試験会場でTOEFL iBT® を受験したりした 方の中には、「今の自分の英語力だと全く太刀打ちできない」,「基礎から英語力を身につけなければならない」といった思いを抱いた方もいるかもしれません。そのような「基礎から英語力を身につけたい!」という方を対象とし,本格的に TOEFL iBT® の対策をするために必要な英語の基礎を固めることが本書の狙いです。

本書は、「リーディング→リスニング→ライティング→スピーキング」の順で学習する構成になっています。英語をoutput(ライティング&スピーキング)するには input(リーディング&リスニング)が欠かせません。inputでは「難易度の高い リーディングで基礎英語力を強化する」, 「読めないものは聞 けない」という考えから「リーディング→リスニング」の順で 学習します。さらに,4技能の中でも基礎となるリーディン グを最も厚く扱い,基礎的なものから順番に積み上げること で、無理なく、無駄なく、基礎力を伸ばすことができます。 次にoutputへ進みますが、ここでは「ライティングの学習を スピーキングに発展させることができる」という発想から、 「ライティング→スピーキング」の順に学習します。

outputに対 しては不安な思いを抱いている方が多いかもしれませんが、 実際に取り組んでみると面白い発見が多々あり、楽しさを感じられると思います。

本書を使って学習を終えた頃には、「よし!これでTOEFL iBT® 対策に本格的に取り組める!」と胸を張って言える状態になっているでしょう。そんな「自信に満ちた自分」を想像しな がら,一緒にがんばっていきましょう!

アゴス・ジャパン
岡田徹也
松園保則

アゴス・ジャパン (著)
出版社: 旺文社 (2014/7/12)、出典:出版社HP

これが,TOEFL®テストだ!」
TOEFL iBT® は、以下のような内容で構成されています。

図表1
セクション 問題数・形式 時間 スコア
リーデイング 3または4パッセージ(1パッセージ 約700語) 60または80分 0-30
・選択問題
・文を挿入する問題
・グループ分けする問題 など
リスニング 2または3会話 (1会話 約3分) 60または90分 0-30
4または6講義 (1講義 約3-5分)

休憩10分

図表2
スピーキング Independent Task (2題:Task1~2) 約20分 0-30
・話す(準備:15秒 解答:45秒)
Integrated Task (4題:Task3~6)
・読む→聞く→話す(準備:30秒 解答:60秒)
・聞く→話す (準備:20秒 解答:60秒)
ライティング Integrated Task (1題:Task1) 20分 0-30
・読む→聞く→書く (150-225語程度)
Independent Task (1題:Task2) 30分
・書く (300語程度)
合計 約4時間 0-120

●学習の進め方
本書では「リーディング→リスニング→ライティング→スピーキング」の順に学習を進めて
いきますので、前セクションでの学習が次セクションの基礎作りになります。さらに, 確
実にステップアップを実現するために最適な学習内容と分量になっています。例えば、リ
ーディングでは、センテンス→パラグラフ→実際の試験の半分程度のパッセージという流れ
で学習します。以下,各セクションの具体的な学習内容です。

▶︎リーディング
まず,文法の基礎をしっかり学習します。英文の主役と脇役が見極められれば英文が格段に
読みやすくなります。その後,「実際の試験の半分程度の長さの英文が 読める」力を養成
するための訓練を行っていきます。「読める英文が増える」こと でリーディング力が身に
ついていきます。音声を使ったトレーニングもあり,リスニングの基礎作りにもつながりま
す。また、試験中の「読み方と解き方」も体感してもらいます。

▶︎リスニング
文字と音のギャップを認識し、そのギャップに少しずつ慣れることから始めます。 その後
、音声トレーニングを交えながら「実際の試験の半分程度の長さの英文が 聞ける」力を養
成します。「聞ける英文が増える」ことでリスニングカがアップし ていきます。また,会
話問題と講義問題の重要ポイント(問われやすいポイント) を確認し、試験中の「聞き方」
も学習します。

▶︎ライティング
Independent Taskに的を絞り、「エッセイ作成に必要な土台作り」を行います。 最初にエ
ッセイの基本構造やよく見られる間違いの特徴を学習した後、「5文型」 「関係代名詞」
などの文法を基にした英文作成演習や,「人物紹介」などのテーマ に沿った文章作成演習
を行い,「アイデア出し」「具体例作成」といった演習で仕 上げます。Lesson 5以降では
、書くことが楽しく感じられる「英借文」というア プローチを紹介します。

▶︎スピーキング
Independent Taskに的を絞り,「話し方(Delivery)」の質を高めることを大きな目 的としま
す。最初にスピーキングで重視すべき項目を確認した後、「日本人が克服すべき項目」に
重点を置いて「発音」と「リズム」の強化演習を行い、Task 1の形式に 沿った演習を行い
ます。「スピーキングに自信がない」といった不安を感じる方が多 いと思いますので、自
信を持って話せるようにたくさん発声する機会を作ります。

●学習を進める上でのアドバイス

▶︎「自分用のまとめノート」を作る
本書は,我々著者の授業を実際に受けているような気持ちで学習できるように作成していま
す。授業に出たらどのように学習しますか? 重要なポイントや例文 はノートをとりますよ
ね? 同じように,授業を受けているつもりでまとめノー トを作りましょう。

▶︎「3回で卒業!」を目指す
1回で完璧を目指すあまり挫折してしまう人がいます。1回目はとりあえず最後ま でやり切
ることを心がけましょう。2回目は、1回目より少し丁寧に学習します。 その後,少し期間
をあけてから、復習がてらもう一度本書に取り組み, 「3回で卒 業!」を目指しましょう。
私たちが皆さんの学習をお手伝いします。
一緒にがんばっていきましょう!

目次

Contents
はじめに
本書の利用法
TOEFL iBT® Information
TOEFL iBT® 受験ガイド
Reading
Lesson0 英文法の超基礎
Lesson1 英文法の基礎①
Lesson2 英文法の基礎②
Lesson3 パラグラフのリーディング①
Lesson4 パラグラフのリーディング②
Lesson5 パッセージのリーディング基礎編①歴史学
Lesson6 パッセージのリーディング基礎編②天文学
Lesson7 パッセージのリーディング実践編①美術史
Lesson8 パッセージのリーディング実践編②動物行動学

Listening
Lesson1 会話のリスニングの基礎①
Lesson2 会話のリスニングの基礎②
Lesson3 会話のリスニング①教授と学生
Lesson4 会話のリスニング②学生同士
Lesson5 講義のリスニング①生物学
Lesson6 講義のリスニング②映画史

Writing
Lesson1 エッセイの基本構造
Lesson2 よくある間違いレビュー
Lesson3 構文1基本5文型&接続詞
Lesson4 構文2関係代名詞&仮定法
Lesson5 テーマ別作文○人物紹介
Lesson6 テーマ別作文2経験談
Lesson7アイデア出し
Lesson8具体例作成

Speaking
Lesson1 スピーキング・セクションで大切なこと
Lesson2 発音&リズム1基礎編
Lesson3 発音&リズム2 実践編
Lesson4 Task 1 実戦演習
リーディングパッセージの基本を知ろう!
キャンパス用語を覚えよう!

編集●岩村明子
装丁デザイン●内津剛(及川真咲デザイン事務所)
本文デザイン●尾引美代イラスト●あべかよこ
編集協力●株式会社カルチャープロ/藤田理子(株式会社ターンストーンリサーチ)
英文作成協力●Lance Morreau(アゴス・ジャパン)
ナレーション●Chris Koprowski/Greg Dale / Julia Yermakov
録音●有限会社 スタジオ ユニバーサル

アゴス・ジャパン (著)
出版社: 旺文社 (2014/7/12)、出典:出版社HP

本書の利用法

本書はTOEFL iBT® 対策の学習が基礎からできるように構成されています。

■各レッスンのページ
リーディング、リスニング、ライティング、スピーキングの4つのセクション別に学習し
ます。各レッスンとも、練習問題やトレーニングを交えながら、丁寧に進めていきます。

■巻末付録
巻末には、知っていると問題がぐんと解きやすくなる「リーディングパッセージの基本」
と「論理マーカー」,「キャンパス 用語」を付録としてまとめました。

付属CDについて
本書にはCDが1枚ついています。CD のトラック番号は21で示しています。

TOEFL iBT® Information
1. TOEFL®テストとは?
TOEFL® テスト (Test of English as a Foreign Language)とは,主に北米の大学で学ぼうと
する、英語を母語としない人を対象に実施される英語能力試験のことです。この試験は,ア
メリカの非営利教育機関である Educational Testing Service (ETS) によって運営されてい
ます。現在では世界約130か国,9,000以上の大学・教育機関 などで利用されています。ま
た,試験は主にインターネット上で受験するTOEFL TBT (Internet-Based Testing)という方
式で実施され、日本では2006年7月より導入されています。

2. TOEFL iBT®の構成
TOEFL iBT®の構成は以下のようになっています。問題数によって、解答時間(下記の時間
は各セクションの所要時間)は変化しますが、その問題数は各セクション開始時にコンピュ
ータの画面上に表示されます。

図表3
リーディング 3または4パッセージ 60または80分
リスニング 2または3会話/4または6講義 60または90分
休憩 10分
スピーキング 6題 20 分
ライティング 2題 50分

3. TOEFL iBT®のスコア
スコアの配点は,右の表のようになっています。また, 希望者には、実際のスコアが後日
ETSより送付されますが、受験日の10日後からオンラインでも確認できます。なお
、TOEFL®テストのスコアは受験日から2 年間有効とされています。

図表4
セクション 配点
リーディング 0〜30
リスニング 0〜30
スピーキング 0〜30
ライティング 0〜30
合計 0〜120

4. スコアの目安
留学先の大学大学院で必要とされるスコアのレベルは以下のとおりです。スコアはあくま
で目安です。

TOEFL iBT® 受験ガイド
※すべて2016年1月現在の情報です。最新の情報は ETS TOEFL®テスト公式ウェブサイト
(www.ets.org/toeff) でご 確認ください。

1受験申し込みにあたって
まず TOEFL® Information and Registration Bulletin(受験要綱)を入手しましょう。
TOEFL® テストの受験に関する情報が記載されています。こちらは国際教育交換協議会
(CIEE)のウェブサイトまたはETS のTOEFL®テスト公式ウェブサイトからダウンロードす
ることができます。

2受験日・受験会場
年間30~40回、土曜,日曜に試験日が設けられ、受験会場は全国各地に設定されています。
複数回受験する場合は,間に12日間空けなければなりません。受験日・受験会場の詳細は
、ETSのTOEFL®テスト公式ウェブサイト上のMy Home Page 内で確認できます。My
Home Pageとはすべての受験者が作成する必要がある個人専用 アカウントページです。

3受験料
Regular registration(試験日の7日前までの通常の申し込み)とLate registration (オンライン
は試験日の4日前まで、電話は試験日の前営業日17時までの申し込み)の2つの申し込み締
切日があり、以下のとおり締切日によって受験料が異なります。ただしLate registrationは
、空席がある場合のみ可能です。

Regular registration : US$ 230 Late registration : US$ 270
支払いは、申し込み方法により異なりますが、クレジットカード (日本円での支払いは
VISA, Master), PayPalアカウント,国際郵便為替,銀行の送金小切手のいずれか の方法にな
ります。詳細はTOEFL®テスト公式ウェブサイトをご覧ください。

4申し込み方法
オンライン,郵送,電話の3つの方法があります。オンラインと電話の場合は日本円で の申し
込みが可能です。

1 オンラインで申し込み ETS のTOEFL®テスト公式ウェブサイト上のMy Home Pageから
登録できます。試験日の7日前までRegular registration,試験日の4日前 までLate
registration受付が可能で,受験料の支払いはクレジットカードまたはPayPalアカウント。

アゴス・ジャパン (著)
出版社: 旺文社 (2014/7/12)、出典:出版社HP