TOEFLライティングセクションの出題形式について

【そもそもアカデミック・ライティングスキルとは?】

「Writing」セクションでは、以下のようなことを念頭に置かれ作られています。それは英語で書くことが必要とされるすべての学術的な状況において、自分の考えを明確で整理された方法で提示できなければなりません。このセクションでは学術的な設定を英語で書く能力を測定します。

多くの場合、生徒は授業で学んでいることについての論文またはエッセイ回答を書く必要があります。 そのためには、講義で聞いた情報と教科書やその他の資料で読んだ情報を組み合わせる必要があります。 このタイプのライティングは、統合ライティング)と呼ばれます。 このタイプのライティングでは、以下のことをしなければなりません。
・聞いて読んだことを書き留めておき、書く前にそれらを使って情報を整理します。
・原資料の情報を正確に要約、言い換え、引用する
・聞いた情報が読んだ情報とどのように関連しているかについて書く

例えば、学術コースでは、学生は、授業で教授によって表された観点と、割り当てられた読み物の著者によって表された観点とを比較対照するよう求められるかもしれません。 対象を説明するために、生徒はそれぞれの情報源から情報をうまく引き出す必要があります。

また学生は自分の意見を表明しそれを補強するエッセイも書く必要があります。 独立したライティングとして知られているこのタイプのライティングでは、学生は自分の知識と経験に基づいて意見を述べ、それを補強します。例えば、学生は議論があるエッセイを書くように求められるかもしれません。 学生は自分の立場をサポートするために過去の個人的な経験を使います。

あらゆる種類の文章において、以下のことが役立ちます。

・一つの主要なアイデアとそれを補足するいくつかの重要なポイントを認識する。
・エッセイをまとめる方法を計画する(例えば、アウトラインで)
・理由、例、および詳細を使用してエッセイを作成する
・整理された方法で情報を表現するを結びつけ、読者がアイディアの流れを理解するのを助けるために効果的なリンクワード(移行句)を使う
・効果的な表現のために様々な文法と語彙を使う
・文法と語彙を正確に使う。 慣用表現を適切に使用する
・つづり、句読点、およびレイアウトの規則に従います。

【Writing Sectionの概要】

ライティングセクションの合計時間は50分です。 受験者は、2つの作文課題に対する回答を書きます(下記の表を参照)。 回答はコンピュータに入力されETSに送信され、そこで認定評価者と自動採点システムの両方によって採点されます。

【Writing Sectionの質問形式】

タスク1: Integrated Writing (リーディング→リスニング→ライティングの順)

・応答時間:20分

受験者は学術的なトピックについて、約250〜300語の短いテキスト(読む時間、3分)を読みます。
・リーディングパッセージでメモをとることができます。
・その後の講義中に、読み上げの文章が画面から消えます。受験者が文章を書き始めると再び表示され、作業中に参照できるようになります。
・受験者は、話者が同じトピックについて別の観点から話し合うのを聞きます。リスニングパッセージの長さは約250〜320語です(リスニング時間、約2分)。
・リスニングパッセージは、リーディングパッセージでなされたポイントに関する追加情報を提供します。受験者はリスニングパッセージについてメモを取ることができます。
・受験者は、リスニングパッセージで作られた重要な点について、関連する英語の散文で要約を書き、これらが読解パッセージのキーポイントとどのように関連するかを説明します。推奨される回答の長さは150〜225語です。ただし、提示されたタスクに対応するものであれば、それ以上書いてもペナルティはありません。

タスク2: Independent Writing (問題を読みライティングのみ)

・応答時間:30分

・受験者は、問題についての意見を述べ、説明し、支持する(補強する)エッセイを書きます。 効果的なエッセイには通常最低300語が含まれます。 しかし、もっと書いたとしてもペナルティはありません。。
・受験者は、単に個人の好みや選択を列挙するのではなく、意見や選択を支持(補強)しなければなりません。
典型的なエッセイの質問は、次のような文で始まります。
– 次の主張に賛成ですか、反対ですか。 この2つのポジションのどちらに賛成ですか、賛成ですか?あなたの答えを支持(補強)するために理由と具体的な詳細を使ってください。
– 「A」を信じる人もいますし、「B」を信じている人もいます。 理由と具体的な詳細を教えてください。